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ダンジョン編
80 ゴブさんに弟子入り
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やっと最優先課題を終わらせたので、ゴブさんの所で槍の修行が出来るようになった。
正直ゴブさんの強さは尋常ではない。
なので結界をフル活用し、MPが切れたらそこでその日の修行は終了することにした。
前戦った時にチビ結界赤が一瞬で破壊されたので赤結界以下じゃお話にならない。なので使用するのは銀結界。今回は一人分でいいので1回張るのにMP80、俺の総MP的に4回しか使えない。しかし通うのに転移を使ってしまうと銀結界は3回になってしまう。
アニキと相談した結果、転移は使わず行きも帰りも歩きということに決定。
そしてオレが修行している間、アニキは4階中心に狩りをする。狙いが水ガチャからしか出ないマジックポーションだからだ。それ以外にもポーション系は沢山あったほうがいいしね。
「到着!」
「んじゃ俺はこのまま4階攻めるから、コテツは修行頑張って来い!」
「頑張るけど1時間で終わってしまうんだよなあ」
「ならゴブに教わった槍術をリザード先生で試せばいいんじゃねえか?」
「なるほど!リザード先生んとこで槍使っていいとは盲点だった!」
「ハハッ!剣の先生ではあるがアレって普通に魔物だからな」
「わかった!んじゃ一気にゴブさん1時間やるんじゃなく、ゴブ→リザ→ゴブ→リザみたいな感じで、ゴブさんに教わった槍をリザで試しながら時間かけて修行してみる」
「そうだな、それでいいだろう」
「んじゃ修行開始するぞ。アニキも水魔石集め頑張ってくれ」
「任せとけ!絶対マジックポーションGETしてやるぜ」
というわけで、それぞれ行動を開始した。
・・・・・
「たのもー!!!ゴブさんに弟子入りしに来たぞ!」
「グギャギャギャギャギャ!」
フムフム。ゴブさん語を通訳するとたぶんこんな感じだろう。
『吾輩に弟子入りだあ?お前如きが修行に耐えきれるのかのう?』
「今はまだオレは弱い!だが絶対ゴブさんを超えて見せる!」
「ギャギャギャギャッ!」
コテツ訳『ならとっとと修行の準備をしろ!吾輩も暇ではないのだ』
納得の表情で銀結界を張る。15分間じっくり先生の動きを見てやろうじゃないか。
いきなりコテツにハルバートが振り下ろされる。それを黒槍でなんとか止めた。さすがゴブ師匠、いきなり容赦無い攻撃だぜ!
最初は見ていくことに決めていたので防御に徹する。
それにしても太刀筋が本当に鋭い。じっくり見ていると美しさすら感じられる。
次第に攻撃が激しくなり、とうとう結界に一撃を入れられた。
「よし!銀結界の防御は大丈夫だな!」
これでやっと安心して修行が出来るってもんだ。
とはいえ結界が切れた瞬間攻撃くらうと本気でヤバイので、防御はしっかりやろうと心掛ける。
ゴブさんの攻撃後の構えに注目すると、上段中断下段、どの攻撃も即時可能な万能さを持つ構えだと知る。攻撃モーションに入るのが突然なので非常に次の攻撃が読みづらい。フェイントも来る。
いやーすごいな・・・ゴブさんはどこで槍を学んだのだろう?
思えばモンスターも修行してたりするんだろかね?なんて考えてたら結界が切れた。
「やべッ!」
攻撃をなんとか防御して、すかさずダッシュで部屋まで逃げた。
「ギャッ?」
「ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ」
たった15分の修行なのにむちゃくちゃ疲れた。
ゴブさんの修行はとても厳しい。リザード先生はもっと優しかったのに。
いやいや、ヌルい修行じゃすぐ強くはなれん!これくらいで丁度いいのだ。
「よしッ!次はリザード先生んとこで今見たことを復習だ!」
水筒を開けて聖水を飲み、すぐリザードマンの場所に移動。
「今日は槍だがよろしくたのむ!」
「「キシャーーーーーーーーッ!」」
先生方は武器の違いを気にしないようだ。
こっちでは結界使えないので油断しないように注意せんとな。
ゴブさんに教わった構えをする。そしてその構えから繰り出す技をトレース。
やはり構えからしっかりしてると、リザ3体を同時に相手しても対処できる。最初の修行を見るだけにしたのは正解だった。
十分復習が出来たのでリザードマン3体を倒し部屋に戻る。
聖水を飲んで水分補給。
「すごく良い感じだぞ!これを繰り返せばオレは絶対に強くなれる!」
少し休憩してからまたゴブさんの所に行き修行を再開した。
************************************************************
今日の修行がすべて終わり、部屋で休憩しているとアニキが帰ってきた。
「お?コテツ発見。修行はどうだったよ?」
「すげー疲れたけどいい修行だったぞ!」
「ほほお、良かったな。後はゴブリンを倒せるまでひたすら修行を繰り返すだけだ」
アニキも狩りで疲れたようで水筒から聖水を飲んでいる。
「MPスッカラカンだから歩きだけど、そろそろ帰ろう」
「そうだな。この部屋で寝起きしてもいいような気もするが」
その言葉にコテツは衝撃を受ける。イチイチ帰る必要まったくないじゃん!
正直ゴブさんの強さは尋常ではない。
なので結界をフル活用し、MPが切れたらそこでその日の修行は終了することにした。
前戦った時にチビ結界赤が一瞬で破壊されたので赤結界以下じゃお話にならない。なので使用するのは銀結界。今回は一人分でいいので1回張るのにMP80、俺の総MP的に4回しか使えない。しかし通うのに転移を使ってしまうと銀結界は3回になってしまう。
アニキと相談した結果、転移は使わず行きも帰りも歩きということに決定。
そしてオレが修行している間、アニキは4階中心に狩りをする。狙いが水ガチャからしか出ないマジックポーションだからだ。それ以外にもポーション系は沢山あったほうがいいしね。
「到着!」
「んじゃ俺はこのまま4階攻めるから、コテツは修行頑張って来い!」
「頑張るけど1時間で終わってしまうんだよなあ」
「ならゴブに教わった槍術をリザード先生で試せばいいんじゃねえか?」
「なるほど!リザード先生んとこで槍使っていいとは盲点だった!」
「ハハッ!剣の先生ではあるがアレって普通に魔物だからな」
「わかった!んじゃ一気にゴブさん1時間やるんじゃなく、ゴブ→リザ→ゴブ→リザみたいな感じで、ゴブさんに教わった槍をリザで試しながら時間かけて修行してみる」
「そうだな、それでいいだろう」
「んじゃ修行開始するぞ。アニキも水魔石集め頑張ってくれ」
「任せとけ!絶対マジックポーションGETしてやるぜ」
というわけで、それぞれ行動を開始した。
・・・・・
「たのもー!!!ゴブさんに弟子入りしに来たぞ!」
「グギャギャギャギャギャ!」
フムフム。ゴブさん語を通訳するとたぶんこんな感じだろう。
『吾輩に弟子入りだあ?お前如きが修行に耐えきれるのかのう?』
「今はまだオレは弱い!だが絶対ゴブさんを超えて見せる!」
「ギャギャギャギャッ!」
コテツ訳『ならとっとと修行の準備をしろ!吾輩も暇ではないのだ』
納得の表情で銀結界を張る。15分間じっくり先生の動きを見てやろうじゃないか。
いきなりコテツにハルバートが振り下ろされる。それを黒槍でなんとか止めた。さすがゴブ師匠、いきなり容赦無い攻撃だぜ!
最初は見ていくことに決めていたので防御に徹する。
それにしても太刀筋が本当に鋭い。じっくり見ていると美しさすら感じられる。
次第に攻撃が激しくなり、とうとう結界に一撃を入れられた。
「よし!銀結界の防御は大丈夫だな!」
これでやっと安心して修行が出来るってもんだ。
とはいえ結界が切れた瞬間攻撃くらうと本気でヤバイので、防御はしっかりやろうと心掛ける。
ゴブさんの攻撃後の構えに注目すると、上段中断下段、どの攻撃も即時可能な万能さを持つ構えだと知る。攻撃モーションに入るのが突然なので非常に次の攻撃が読みづらい。フェイントも来る。
いやーすごいな・・・ゴブさんはどこで槍を学んだのだろう?
思えばモンスターも修行してたりするんだろかね?なんて考えてたら結界が切れた。
「やべッ!」
攻撃をなんとか防御して、すかさずダッシュで部屋まで逃げた。
「ギャッ?」
「ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ」
たった15分の修行なのにむちゃくちゃ疲れた。
ゴブさんの修行はとても厳しい。リザード先生はもっと優しかったのに。
いやいや、ヌルい修行じゃすぐ強くはなれん!これくらいで丁度いいのだ。
「よしッ!次はリザード先生んとこで今見たことを復習だ!」
水筒を開けて聖水を飲み、すぐリザードマンの場所に移動。
「今日は槍だがよろしくたのむ!」
「「キシャーーーーーーーーッ!」」
先生方は武器の違いを気にしないようだ。
こっちでは結界使えないので油断しないように注意せんとな。
ゴブさんに教わった構えをする。そしてその構えから繰り出す技をトレース。
やはり構えからしっかりしてると、リザ3体を同時に相手しても対処できる。最初の修行を見るだけにしたのは正解だった。
十分復習が出来たのでリザードマン3体を倒し部屋に戻る。
聖水を飲んで水分補給。
「すごく良い感じだぞ!これを繰り返せばオレは絶対に強くなれる!」
少し休憩してからまたゴブさんの所に行き修行を再開した。
************************************************************
今日の修行がすべて終わり、部屋で休憩しているとアニキが帰ってきた。
「お?コテツ発見。修行はどうだったよ?」
「すげー疲れたけどいい修行だったぞ!」
「ほほお、良かったな。後はゴブリンを倒せるまでひたすら修行を繰り返すだけだ」
アニキも狩りで疲れたようで水筒から聖水を飲んでいる。
「MPスッカラカンだから歩きだけど、そろそろ帰ろう」
「そうだな。この部屋で寝起きしてもいいような気もするが」
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