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アリア編
170 清々しい目覚め
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ふと気付いた。いつの間にか横でメシを食ってたアニキがいない。
そういやずっと女学生達と話してたけど、アニキがまったく話に参加して来なかったよな。
辺りを見回すと、小さい方のテーブルで女学生数人と楽しく話していた。
・・・アニキめ、なかなかやりおるわい!
そろそろ寝るような時間になったので、みんな自分の部屋に帰って行った。
アニキのテーブルの方も解散したようだな。
「アニキの方もすげー楽しそうだったな」
「お?そっちも解散したのか。久々に女学生と会話して俺は大満足だ!」
「良かったな!こっちはなんか変な犬に懐かれたぞ」
「犬??」
「イヌ耳ついてる女がいたのでモフったら、なんか変なことになったのだ」
「ほう。やっぱりアレは本物なのか?」
「こっちでは獣人っていう人種らしい。でも話では獣人の耳や尻尾を触ると求愛行動だって言われた」
「なんだと!?コテツ今、モフったとか言ってなかったか?」
「うむ。時すでに遅しだ。むっちゃモフった」
「ハハハッ!知らんで勘違いさせてしまったわけか。まあでもイヌ耳とかおもしろいから、それはそれでアリだろ!」
「うーーーーん、でも変な女だったんだよなあ・・・」
「あーそうそう!明日魔法学校に行くぞ」
「へ?なんで?」
「土魔法の話しを聞いてたんだが、やはりどうも俺の魔法って他と違うらしくてな。魔法の先生と話しさせてもらえるよう頼んだわけよ。代わりに俺の魔法をお披露目することになってしまったが」
「へーーーー!なんかすげーおもしろそうじゃん!オレも行っていいのか?」
「いいんじゃねえか?」
「おっしゃー!んじゃ王都に帰るのはもうちょい延期だな!」
「つーかこんな素晴らしい宿屋をすぐ出て行くわけにはいかんだろ」
「わははははは!」
というわけで明日は魔法学校へ突入だ。
************************************************************
今日も清々しい目覚めだ。
なんかすげーホカホカで非常に寝心地が良かった。
ホカホカで・・・、ぬ?
ふにょん
なんだ?このやわらかい物は。
ふにょふにょ
「あんっ」
「なんだ!?なんかいるぞ!」
毛布をめくると中にイヌ耳が入っていた。
「のわああああ!!なぜお前が入ってる!?」
「朝から胸をそんなに揉むなんてエッチね!」
「ナニィ!?あのやわらかいのは胸だったのか!いや、そうじゃない!どこから入って来たのだ!?」
「普通にドアからだけど?鍵を掛けないで寝るなんて不用心よ」
「なるほど、鍵を掛け忘れていたのか」
どうも気が抜けていたようだ。入って来たのが泥棒じゃなくて良かった。
・・・いや、良かったのかこれ?
ベッドから降りて着替えようと着ぐるみに手をかける。
なんか後ろからもの凄い熱い視線が・・・。
「着替えるから出て行ってくれたまえ!」
「ダーリンって面白い恰好で寝てるのね!それ何?」
「手作りの着ぐるみだぞ。えーと確かシルバーウルフの毛皮だ」
「それ私にも作って!」
「ルナがこれを着たら、もう完全に犬になると思うんだが」
ルナが毛布から出て来た。
「どわあああああ!おい!なぜ素っ裸なんだ!?」
「私寝る時はいつも裸よ」
「あー、もうとっとと服着ろ!ってかオレはさっき生乳を揉んでいたのか!?」
「ダーリンってば朝から凄く激しかったわ」(ポッ)
「うがーーーー!圧倒的不可抗力じゃん!早く服着ろよもう!」
オレがツッコミしまくる羽目になるとは、なんて恐ろしい犬っ子なんだ!
「服着たからもうこっち向いていいよ」
「あー、もうなんだか朝からすげー疲れたぞ」
「ところでダーリンも今日学校来るんでしょ?」
「行くぞ!アニキが魔法お披露目するとか言ってたな」
「アニキって、あの白い人はお兄さんなの?」
「いや違う。そう呼んでいるだけだ。ニックネームって奴だ」
「変なニックネームねえ」
ルナがやっと部屋から出て行ってくれた。オレを疲れさせるとは本当に恐ろしい女よ・・・。
しかし目の保養だった。スレンダーなのに出るとこは出てて、顔も結構可愛い。
うむ、アレは良い物だ!もっと見とけば良かった。
・・・・・
「おいっす!アニキ」
「オハヨ。メシ食ったら今日は魔法学校だ」
「なかなか楽しみだな!学校なら土魔法のいい使い方を教えてるかもしれんね」
「俺もそこは期待している。ただコテツには無意味かもしれんな。時空魔法教えてくれるとも思えんし、火魔法ってたぶん攻撃魔法だけだろうからな」
「そうなんだよなー。それにしても今日は朝から疲れたぞ!部屋に犬っ子が侵入してやがった」
「なにィ!?鍵掛けて無かったのか?」
「そうみたい。泥棒じゃなくて良かったけど」
「まあたとえ泥棒が入ったとしても盗まれる物なんか置いてないだろ」
「まあな!でも朝目覚めた時、毛布の中に犬っ子いたら驚くぞ」
「なんだそのうらやまけしからん状況は!?」
「うーーん、ホカホカで素晴らしい目覚めだったけど変な子だからなあ・・・」
彼女が出来るのは良いことだと思うけど、もし犬っ子と結婚なんてしたら子供はみんなイヌ耳生えてるんだろか?・・・すごくいいかも。
そういやずっと女学生達と話してたけど、アニキがまったく話に参加して来なかったよな。
辺りを見回すと、小さい方のテーブルで女学生数人と楽しく話していた。
・・・アニキめ、なかなかやりおるわい!
そろそろ寝るような時間になったので、みんな自分の部屋に帰って行った。
アニキのテーブルの方も解散したようだな。
「アニキの方もすげー楽しそうだったな」
「お?そっちも解散したのか。久々に女学生と会話して俺は大満足だ!」
「良かったな!こっちはなんか変な犬に懐かれたぞ」
「犬??」
「イヌ耳ついてる女がいたのでモフったら、なんか変なことになったのだ」
「ほう。やっぱりアレは本物なのか?」
「こっちでは獣人っていう人種らしい。でも話では獣人の耳や尻尾を触ると求愛行動だって言われた」
「なんだと!?コテツ今、モフったとか言ってなかったか?」
「うむ。時すでに遅しだ。むっちゃモフった」
「ハハハッ!知らんで勘違いさせてしまったわけか。まあでもイヌ耳とかおもしろいから、それはそれでアリだろ!」
「うーーーーん、でも変な女だったんだよなあ・・・」
「あーそうそう!明日魔法学校に行くぞ」
「へ?なんで?」
「土魔法の話しを聞いてたんだが、やはりどうも俺の魔法って他と違うらしくてな。魔法の先生と話しさせてもらえるよう頼んだわけよ。代わりに俺の魔法をお披露目することになってしまったが」
「へーーーー!なんかすげーおもしろそうじゃん!オレも行っていいのか?」
「いいんじゃねえか?」
「おっしゃー!んじゃ王都に帰るのはもうちょい延期だな!」
「つーかこんな素晴らしい宿屋をすぐ出て行くわけにはいかんだろ」
「わははははは!」
というわけで明日は魔法学校へ突入だ。
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今日も清々しい目覚めだ。
なんかすげーホカホカで非常に寝心地が良かった。
ホカホカで・・・、ぬ?
ふにょん
なんだ?このやわらかい物は。
ふにょふにょ
「あんっ」
「なんだ!?なんかいるぞ!」
毛布をめくると中にイヌ耳が入っていた。
「のわああああ!!なぜお前が入ってる!?」
「朝から胸をそんなに揉むなんてエッチね!」
「ナニィ!?あのやわらかいのは胸だったのか!いや、そうじゃない!どこから入って来たのだ!?」
「普通にドアからだけど?鍵を掛けないで寝るなんて不用心よ」
「なるほど、鍵を掛け忘れていたのか」
どうも気が抜けていたようだ。入って来たのが泥棒じゃなくて良かった。
・・・いや、良かったのかこれ?
ベッドから降りて着替えようと着ぐるみに手をかける。
なんか後ろからもの凄い熱い視線が・・・。
「着替えるから出て行ってくれたまえ!」
「ダーリンって面白い恰好で寝てるのね!それ何?」
「手作りの着ぐるみだぞ。えーと確かシルバーウルフの毛皮だ」
「それ私にも作って!」
「ルナがこれを着たら、もう完全に犬になると思うんだが」
ルナが毛布から出て来た。
「どわあああああ!おい!なぜ素っ裸なんだ!?」
「私寝る時はいつも裸よ」
「あー、もうとっとと服着ろ!ってかオレはさっき生乳を揉んでいたのか!?」
「ダーリンってば朝から凄く激しかったわ」(ポッ)
「うがーーーー!圧倒的不可抗力じゃん!早く服着ろよもう!」
オレがツッコミしまくる羽目になるとは、なんて恐ろしい犬っ子なんだ!
「服着たからもうこっち向いていいよ」
「あー、もうなんだか朝からすげー疲れたぞ」
「ところでダーリンも今日学校来るんでしょ?」
「行くぞ!アニキが魔法お披露目するとか言ってたな」
「アニキって、あの白い人はお兄さんなの?」
「いや違う。そう呼んでいるだけだ。ニックネームって奴だ」
「変なニックネームねえ」
ルナがやっと部屋から出て行ってくれた。オレを疲れさせるとは本当に恐ろしい女よ・・・。
しかし目の保養だった。スレンダーなのに出るとこは出てて、顔も結構可愛い。
うむ、アレは良い物だ!もっと見とけば良かった。
・・・・・
「おいっす!アニキ」
「オハヨ。メシ食ったら今日は魔法学校だ」
「なかなか楽しみだな!学校なら土魔法のいい使い方を教えてるかもしれんね」
「俺もそこは期待している。ただコテツには無意味かもしれんな。時空魔法教えてくれるとも思えんし、火魔法ってたぶん攻撃魔法だけだろうからな」
「そうなんだよなー。それにしても今日は朝から疲れたぞ!部屋に犬っ子が侵入してやがった」
「なにィ!?鍵掛けて無かったのか?」
「そうみたい。泥棒じゃなくて良かったけど」
「まあたとえ泥棒が入ったとしても盗まれる物なんか置いてないだろ」
「まあな!でも朝目覚めた時、毛布の中に犬っ子いたら驚くぞ」
「なんだそのうらやまけしからん状況は!?」
「うーーん、ホカホカで素晴らしい目覚めだったけど変な子だからなあ・・・」
彼女が出来るのは良いことだと思うけど、もし犬っ子と結婚なんてしたら子供はみんなイヌ耳生えてるんだろか?・・・すごくいいかも。
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