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アリア編
172 特別講師
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「な、なんだこりゃあああああああ!!」
「ちょっ、いきなり壁がせり上がって来たわよ!?」
「何これ!土魔法なの?」
壁がどんどん変化して行き、数分後に城が完成する。
「「・・・・・・・・・・・・」」
「俺は夢を見ているのか?たかが数分で城が建ったように見える」
「先生!夢じゃないです。私にも城が見えるもん」
「よし、とりあえず外観はこれで良し。あとはちょっと内装をいじって完成だ。中に入るんでみんな付いて来てくれ」
両開きの扉を開き、みんなゾロゾロと中に入って行く。
「うわあ~~~~~!中もお城だ!!」
「土魔法って実は物凄い魔法なんじゃ・・・」
「いや、普通の人にこれは作れないよ!どう考えてもMPが持つわけない」
アニキが厨房、ベッド、トイレ、円卓に大量の椅子、暖炉、ソファー風の椅子、王様と王妃様の椅子、本棚、そして今回は特別製なのか階段を作り、ロフトっぽい感じに2階も作り始めた。
「よし、もう何作っていいかわからんから、こんなもんで完成としよう」
「アンタどんだけMPあんのよ・・・。もうこれ今すぐにでもここに住めるわ」
あ、サーシャじゃん!気付かなかったけど実はいたんだな。
みんな出来上がったソファーに座ったり、2階に上がって見たりと大騒ぎだ。
「ハッハッハ!本当に凄まじい魔法を見せてもらった!しかしこんな所にいきなり城が出現して理事長に怒られないだろうか心配だ。とはいえこれを消すなんてとんでもないし非常に困ったぞ」
「先生、これを壊せとは言われないと思うよ?一人の土魔法で作られた城だってちゃんと説明したら、魔法教材として生徒の目標になるから残すと思うんだ。嘘みたいな話しだけど、ここにいる全員が目撃者なんだしね」
「確かにその通りだな。とりあえずみんな満足しただろうからグラウンドに戻るぞ」
「「はーーーい!」」
グラウンドに戻って来た。
「いやー、凄いモノを見たな!お前達もこれで魔法に限界など無いって事がわかっただろう」
「でもウォーレン様の加護でアレを作る事って出来るの?」
「一人では厳しいだろうな。だが土魔法使いが10人も集まれば可能かもしれん。アレを作るのを目標として魔法の腕を磨くのは素晴らしい事だと思わんか?」
「うん!私もお城を作ってみたいわ!」
「ワタシも!」「僕も作ってみたい」「俺もやるぞ!」
うんうん。みんないい目標が出来て良かったな!
「ところでコテツくんってキヨミツとコンビ組んでるのよね?」
「ん?オレか!?まあ長いことコンビ状態ではあるけど」
「コテツくんも何か面白いこと出来る?」
「面白いことなあ~・・・」
ここでデンジャラスファイヤーを見せた所でアニキの城を見た後じゃ絶対しらけるじゃん。こんなにハードル上がった状態でオレに振るなんて酷すぎねえか!?
時空魔法だってバレるわけにいかんから転移を見せるわけにもいかんし・・・、あ!!チビ結界なら時空魔法に見えないよな?それで行くか。
ってかね、みんな期待に満ちた目でこっちを見てるんだよ。なんてやりにくいんだ!ハードルがすでにクッソ高いしアニキも困ったことをしてくれたもんだ。
「わかった。んじゃオレもおもろいの見せてやる!」
みんなの位置から10メートルほど前に行き少し精神統一。
「チビ結界赤」
チビ結界の上に乗って即ジャンプ。
「チビ結界緑」「チビ結界赤」「チビ結界青」「チビ結界赤」「チビ結界緑」
縦横無尽にジャンプしながら、どんどんチビ結界を空中に作っていく。
「チビ結界青」「チビ結界赤」「チビ結界緑」「チビ結界赤」「チビ結界青」
空中をカラフルなチビ結界まみれにして、みんなの所に戻って来た。
みんなポカーンと口を開けてチビ結界を見上げている。
「どうよ?キレイなもんだろ?」
「な、なにこれ!?意味がまったくわからない!綺麗だけども」
「・・・はっ!オ、オイ!この四角い奴は消せるのか?このままじゃ授業をするのに非常に邪魔くさい事になるんだが」
「あー、それは大丈夫。時間が経てば勝手に消えるから。青い奴なんかはそろそろ消え始めるぞ」
「これはなんの魔法なの?こんな変なの見たこと無いんですけど」
「結界だ。なんの魔法かは内緒だ。企業秘密ってヤツだ」
目の前に緑のチビ結界を出す。
「ルナ、乗ってみ」
ルナがチビ結界緑によじ登った。
「おーーーーっ!ぜんっぜん意味わかんないけど、乗れるしなんか凄いよコレ!」
「まあ使い方としては、これで敵の攻撃を防いだり視界を奪ったり足場にしたりするんだ」
アイテムボックスから金属バットを取り出す。
近くにもう一個緑のチビ結界を作り出し金属バットで殴る。
ガシャッ
そして半壊した結界をもう一発バットでぶん殴るとチビ結界は砕け散った。
「・・・とまあ見ての通り盾としても使える感じだ。赤いヤツはオレでも壊すのに苦労するくらいカッチカチだぞ」
キーンコーンカーンコーン
あ、鐘が聞こえて来たぞ?
「おっと、これで授業は終わりだ!今日は珍しい魔法が見れて面白かったな。お前達も頑張って凄い魔法を使えるように励めよ!んじゃ解散!」
こうして特別講師による謎授業はようやく終わった。いやー変に疲れたわ・・・。
「ちょっ、いきなり壁がせり上がって来たわよ!?」
「何これ!土魔法なの?」
壁がどんどん変化して行き、数分後に城が完成する。
「「・・・・・・・・・・・・」」
「俺は夢を見ているのか?たかが数分で城が建ったように見える」
「先生!夢じゃないです。私にも城が見えるもん」
「よし、とりあえず外観はこれで良し。あとはちょっと内装をいじって完成だ。中に入るんでみんな付いて来てくれ」
両開きの扉を開き、みんなゾロゾロと中に入って行く。
「うわあ~~~~~!中もお城だ!!」
「土魔法って実は物凄い魔法なんじゃ・・・」
「いや、普通の人にこれは作れないよ!どう考えてもMPが持つわけない」
アニキが厨房、ベッド、トイレ、円卓に大量の椅子、暖炉、ソファー風の椅子、王様と王妃様の椅子、本棚、そして今回は特別製なのか階段を作り、ロフトっぽい感じに2階も作り始めた。
「よし、もう何作っていいかわからんから、こんなもんで完成としよう」
「アンタどんだけMPあんのよ・・・。もうこれ今すぐにでもここに住めるわ」
あ、サーシャじゃん!気付かなかったけど実はいたんだな。
みんな出来上がったソファーに座ったり、2階に上がって見たりと大騒ぎだ。
「ハッハッハ!本当に凄まじい魔法を見せてもらった!しかしこんな所にいきなり城が出現して理事長に怒られないだろうか心配だ。とはいえこれを消すなんてとんでもないし非常に困ったぞ」
「先生、これを壊せとは言われないと思うよ?一人の土魔法で作られた城だってちゃんと説明したら、魔法教材として生徒の目標になるから残すと思うんだ。嘘みたいな話しだけど、ここにいる全員が目撃者なんだしね」
「確かにその通りだな。とりあえずみんな満足しただろうからグラウンドに戻るぞ」
「「はーーーい!」」
グラウンドに戻って来た。
「いやー、凄いモノを見たな!お前達もこれで魔法に限界など無いって事がわかっただろう」
「でもウォーレン様の加護でアレを作る事って出来るの?」
「一人では厳しいだろうな。だが土魔法使いが10人も集まれば可能かもしれん。アレを作るのを目標として魔法の腕を磨くのは素晴らしい事だと思わんか?」
「うん!私もお城を作ってみたいわ!」
「ワタシも!」「僕も作ってみたい」「俺もやるぞ!」
うんうん。みんないい目標が出来て良かったな!
「ところでコテツくんってキヨミツとコンビ組んでるのよね?」
「ん?オレか!?まあ長いことコンビ状態ではあるけど」
「コテツくんも何か面白いこと出来る?」
「面白いことなあ~・・・」
ここでデンジャラスファイヤーを見せた所でアニキの城を見た後じゃ絶対しらけるじゃん。こんなにハードル上がった状態でオレに振るなんて酷すぎねえか!?
時空魔法だってバレるわけにいかんから転移を見せるわけにもいかんし・・・、あ!!チビ結界なら時空魔法に見えないよな?それで行くか。
ってかね、みんな期待に満ちた目でこっちを見てるんだよ。なんてやりにくいんだ!ハードルがすでにクッソ高いしアニキも困ったことをしてくれたもんだ。
「わかった。んじゃオレもおもろいの見せてやる!」
みんなの位置から10メートルほど前に行き少し精神統一。
「チビ結界赤」
チビ結界の上に乗って即ジャンプ。
「チビ結界緑」「チビ結界赤」「チビ結界青」「チビ結界赤」「チビ結界緑」
縦横無尽にジャンプしながら、どんどんチビ結界を空中に作っていく。
「チビ結界青」「チビ結界赤」「チビ結界緑」「チビ結界赤」「チビ結界青」
空中をカラフルなチビ結界まみれにして、みんなの所に戻って来た。
みんなポカーンと口を開けてチビ結界を見上げている。
「どうよ?キレイなもんだろ?」
「な、なにこれ!?意味がまったくわからない!綺麗だけども」
「・・・はっ!オ、オイ!この四角い奴は消せるのか?このままじゃ授業をするのに非常に邪魔くさい事になるんだが」
「あー、それは大丈夫。時間が経てば勝手に消えるから。青い奴なんかはそろそろ消え始めるぞ」
「これはなんの魔法なの?こんな変なの見たこと無いんですけど」
「結界だ。なんの魔法かは内緒だ。企業秘密ってヤツだ」
目の前に緑のチビ結界を出す。
「ルナ、乗ってみ」
ルナがチビ結界緑によじ登った。
「おーーーーっ!ぜんっぜん意味わかんないけど、乗れるしなんか凄いよコレ!」
「まあ使い方としては、これで敵の攻撃を防いだり視界を奪ったり足場にしたりするんだ」
アイテムボックスから金属バットを取り出す。
近くにもう一個緑のチビ結界を作り出し金属バットで殴る。
ガシャッ
そして半壊した結界をもう一発バットでぶん殴るとチビ結界は砕け散った。
「・・・とまあ見ての通り盾としても使える感じだ。赤いヤツはオレでも壊すのに苦労するくらいカッチカチだぞ」
キーンコーンカーンコーン
あ、鐘が聞こえて来たぞ?
「おっと、これで授業は終わりだ!今日は珍しい魔法が見れて面白かったな。お前達も頑張って凄い魔法を使えるように励めよ!んじゃ解散!」
こうして特別講師による謎授業はようやく終わった。いやー変に疲れたわ・・・。
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