58 / 172
ブルー男爵令息グレンの真実
皆でグレンを心配していた
しおりを挟む
すべての茶碗蒸しが蒸し上がった頃、ライルがグレンを連れて家庭科室までやってきた。
「ここ来る途中で見かけたから連れてきたぜー」
「もう、ライル先輩! 1年のボクは午後も授業があるんだって言ったのに!」
ライルに肩を抱かれながら教室に入ってきたピンクブロンドの髪に水色の瞳の後輩が、ぷりぷり怒っている。
もっとも、愛らしい容貌の美少年なので、怒っても小動物が暴れているようで可愛いだけなのだが。
「グレン、昼食はもう済ませたのか? 生憎、今作ったものはちょっとした軽食になる程度のものなんだが」
一応、茶碗蒸しは3種類作るので、それで足りなかったらヨシュアらと食堂に移動して追加で食事を取る予定だった。
「はい、簡単にいつもの自家製サンドイッチで。……わ、プリンですか? ハーブ入りなんて珍しいですね」
蒸し器の中を覗き込んで、湯気の中に並ぶプリンカップを指差す。
「残念ながらスイーツじゃない。茶碗蒸しといって、具入りの塩味プディングだな」
「塩味? 想像もつかないなあ」
鍋つかみで蒸したての茶碗蒸し、一番の自信作の合わせ出汁バージョンをソーサーに載せ、スプーンを添えて渡してやる。
「あ、おいしい。これ好きな味です、カズン先輩」
一口スプーンですくって、ふうふうと息を吹きかけて冷まして食べて驚いて、また同じように熱々を一口。
柔らかな食感と、旨みの強い、だが優しい味に相好を崩している。
「初めて食べます、こんなの。どちらの地方の料理なんですか?」
「これは僕の前世でよく食されていた料理だ。大人も子供も、大抵は好きだったと記憶している」
「えっ。じゃあ、“ニホン”の料理ですか」
まじまじと、プリンカップの中の茶碗蒸しを見つめる。
「あの。これ、もし数に余裕があったら一個分けてもらえませんか。妹も食べたがると思うんで」
グレンの妹カレンも、カズンやライルと同じ、日本人を前世に持つ異世界転生者だ。魂の故郷の料理を食べさせてやりたいと思ったのだろう。
「それは構わないが、グレンはこの後まだ授業で、帰宅するのは夕方だろう? これは熱いうちに食す料理だから、冷めてしまうと味が落ちる」
「それにこの季節はまだ夏には早いとはいえ、傷みも心配ねえ」
まだ四月始まりの一学期の五月末だ。そろそろ雨季も近く、家庭科教師としてエルフィンが注意を入れた。
「あ、それなら」
と会話の外で一種類ずつ茶碗蒸しを堪能していたヨシュアが手を挙げた。
「“魔術”樹脂で、茶碗蒸しを封入してあげる。家に帰ってカレン嬢に渡すまで半日もかからないよね。そのぐらいなら状態保存の魔術込みで封入できるよ」
ひょいひょいっと、素早く素手で蒸し器の中から一種類ずつカップ三つを取り出し、作業台の上のトレーの上に横並びに並べていく。
カズンが鍋つかみを渡す間もない。手にはめるのが面倒くさくて指先に魔術で熱防御をかけたようだ。
そして、すぐ魔力を編んで、魔術で透明な樹脂に三つの茶碗蒸しを封入した。
「カレン嬢が魔力を流せばすぐ術が解けるようにしておいたよ」
「あっ、ヨシュアおまえ、カップごと封入したな!?」
はい、とブロック状になった茶碗蒸し入りの魔術樹脂をグレンに渡すヨシュア。
それを見て、カズンは頭が痛い思いをした。
「カップは学園の備品だから、明日ちゃんと返しに来てね? グレン君」
「はーい」
良い子のお返事をしながら、受け取った茶碗蒸し入り魔術樹脂を腕の中に抱え込む。
「待て待て、それ人目に晒しちゃまずいやつだろ。エルフィン先生、何か袋とかねえの?」
「あるわよー。ちょっと待ってて」
それで家庭科準備室からエルフィンが持ってきたのが、ドワーフの髭顔柄の包み紙なのだった。
「なぜドワーフ……?」
「これ、何年か前の家庭科部員たちのプレゼント交換会に使おうと思って買ったんだけどぉ。ドワーフの模様が写実的過ぎて怖いからって、誰も使ってくれなかったのよう」
エルフ柄のほうは大人気ですぐ使い切ったというから、何とも対照的である。
「その年で魔力の樹脂を作れるのも凄いけど、状態保存機能まで付与するなんて。さすがはリースト伯爵ってことかしら、ヨシュア君」
「お褒めに預かり光栄です、学園長。でも、オレなんてまだまだですよ」
「またまたあ。ヨシュア君みたいな天才がまだまだなら、他の生徒たちはどうなっちゃうのよう」
だが本当に、ヨシュア自身は特に自分の術が凄いとも何とも思ってなさそうな態度だった。
本人はまだ魔力に余力があるようだし、日常使いぐらいの感覚なのだろう。
ところで、何でカズンが調理実験に精を出しているかといえば。
「我がアルトレイ女大公家の代表料理を模索しているんだ。母が女大公に叙爵されたのはここ数年のことだし、アルトレイ家は母と僕を王族に留めておくためだけの家だから、領地もない。せめて他の貴族家と同じように家を代表する料理を開発しようかと」
父ヴァシレウス個人の資産としてなら、王族の直轄地として多少の領地と莫大な宝物や金塊がある。
だがそれをセシリアやカズンが得るとしても、ヴァシレウスの死後、相続するときになる。
何かアルトレイ家らしい特色を出そうと考えたとき、国王の兄テオドロスから提案されたのが、家の名物になる代表料理の開発だった。
「単品だけ考えればいいんだが、なかなか上手くいかなくてな。実際、客人に饗するときはコース料理のうちの一品になるから、アケロニア王国の食文化に馴染むものがいいし」
「ラーメンじゃダメなのかよ?」
「……来賓を招いての食事会に出すには、どうもな。全員にサーブするまでに麺が伸びてしまう」
「あーそりゃ確かに」
それにラーメンは、貴族家の料理というより庶民の食べ物だ。もっと格式ばった雰囲気が必要なのである。
しかし開発して学園の食堂の通常メニューに組み込まれて以来、着実にファンを増やしているのも事実だった。
たとえば、こんなふうに。
「ラーメン美味しいわよねえ。飲んだ後に食べたくなる感じで」
「おっ、学園長わかってるじゃん!」
ここでもラーメン愛好家の輪が広がりつつある。
ライルは今では週に3回は昼食にラーメンを注文している。この様子ではエルフィンもたびたび食しているに違いない。
「……着実に腹回りが育ちますよ、エルフィン先生」
「いやあああっ、それは言わないお約束!」
それとなく釘を刺すカズンなのだった。
「あー……っと、それじゃボクは昼休みも終わるので、失礼しますね。カズン先輩、ヨシュア先輩。茶碗蒸し? ありがとうございました」
軽く頭を下げて、グレンが家庭科室を出て行こうとしたのを、ヨシュアが軽く引き留めた。
「ねえ、グレン。近いうち、君のとこのブルー商会に遊びに行ってもいいかい?」
「もちろんです! 商会はボクがいなくても午後なら妹が受付にいるので、色々魔導具について聞けると思いますよ。普通に店開いてる時間帯なら先触れも要らないですから」
「了解。カレン嬢によろしくね」
再び頭を下げてグレンがその場を辞し、家庭科室を出ようとしたところで。
「ゆ、ユーグレン殿下!? すみません、ぶつかりそうになりました」
「ああ、かまわない。気をつけて」
「はい、では失礼します」
ちょうど家庭科室へやって来たユーグレン王子と教室の外で出くわしたようだ。
「やあ、遅れてすまない。何か美味いものを食わせてくれるんだって? ……ん、どうした、皆黙り込んで」
家庭科室で蒸し器を囲んでいる4人に、ユーグレンは黒い瞳を瞬かせ首を傾げた。
「いや、その、な……。グレンのことなんだが」
頷いて、カズンは蒸し器から茶碗蒸しを取り出し、ソーサーに載せてユーグレンにスプーンと一緒に差し出した。
だがその後の言葉が続かない。
「彼、まだ何か隠してると思うのですよ。ドマ伯爵令息の件で」
ヨシュアが補足する。グレンを連れてきたライルも、普段の気安い雰囲気を押し殺したように唇を噛み締めている。
「ドマ伯爵令息は多数の暴力事件に関わっていたことが判明してるの。その、ね……」
エルフィンが言い淀む。そこまで言うと、さすがにユーグレンも内容を理解する。
「ブルー男爵令息もその被害に遭っている可能性が高い、というわけか」
誰も頷かない。だが沈黙こそが答えだった。
「ここ来る途中で見かけたから連れてきたぜー」
「もう、ライル先輩! 1年のボクは午後も授業があるんだって言ったのに!」
ライルに肩を抱かれながら教室に入ってきたピンクブロンドの髪に水色の瞳の後輩が、ぷりぷり怒っている。
もっとも、愛らしい容貌の美少年なので、怒っても小動物が暴れているようで可愛いだけなのだが。
「グレン、昼食はもう済ませたのか? 生憎、今作ったものはちょっとした軽食になる程度のものなんだが」
一応、茶碗蒸しは3種類作るので、それで足りなかったらヨシュアらと食堂に移動して追加で食事を取る予定だった。
「はい、簡単にいつもの自家製サンドイッチで。……わ、プリンですか? ハーブ入りなんて珍しいですね」
蒸し器の中を覗き込んで、湯気の中に並ぶプリンカップを指差す。
「残念ながらスイーツじゃない。茶碗蒸しといって、具入りの塩味プディングだな」
「塩味? 想像もつかないなあ」
鍋つかみで蒸したての茶碗蒸し、一番の自信作の合わせ出汁バージョンをソーサーに載せ、スプーンを添えて渡してやる。
「あ、おいしい。これ好きな味です、カズン先輩」
一口スプーンですくって、ふうふうと息を吹きかけて冷まして食べて驚いて、また同じように熱々を一口。
柔らかな食感と、旨みの強い、だが優しい味に相好を崩している。
「初めて食べます、こんなの。どちらの地方の料理なんですか?」
「これは僕の前世でよく食されていた料理だ。大人も子供も、大抵は好きだったと記憶している」
「えっ。じゃあ、“ニホン”の料理ですか」
まじまじと、プリンカップの中の茶碗蒸しを見つめる。
「あの。これ、もし数に余裕があったら一個分けてもらえませんか。妹も食べたがると思うんで」
グレンの妹カレンも、カズンやライルと同じ、日本人を前世に持つ異世界転生者だ。魂の故郷の料理を食べさせてやりたいと思ったのだろう。
「それは構わないが、グレンはこの後まだ授業で、帰宅するのは夕方だろう? これは熱いうちに食す料理だから、冷めてしまうと味が落ちる」
「それにこの季節はまだ夏には早いとはいえ、傷みも心配ねえ」
まだ四月始まりの一学期の五月末だ。そろそろ雨季も近く、家庭科教師としてエルフィンが注意を入れた。
「あ、それなら」
と会話の外で一種類ずつ茶碗蒸しを堪能していたヨシュアが手を挙げた。
「“魔術”樹脂で、茶碗蒸しを封入してあげる。家に帰ってカレン嬢に渡すまで半日もかからないよね。そのぐらいなら状態保存の魔術込みで封入できるよ」
ひょいひょいっと、素早く素手で蒸し器の中から一種類ずつカップ三つを取り出し、作業台の上のトレーの上に横並びに並べていく。
カズンが鍋つかみを渡す間もない。手にはめるのが面倒くさくて指先に魔術で熱防御をかけたようだ。
そして、すぐ魔力を編んで、魔術で透明な樹脂に三つの茶碗蒸しを封入した。
「カレン嬢が魔力を流せばすぐ術が解けるようにしておいたよ」
「あっ、ヨシュアおまえ、カップごと封入したな!?」
はい、とブロック状になった茶碗蒸し入りの魔術樹脂をグレンに渡すヨシュア。
それを見て、カズンは頭が痛い思いをした。
「カップは学園の備品だから、明日ちゃんと返しに来てね? グレン君」
「はーい」
良い子のお返事をしながら、受け取った茶碗蒸し入り魔術樹脂を腕の中に抱え込む。
「待て待て、それ人目に晒しちゃまずいやつだろ。エルフィン先生、何か袋とかねえの?」
「あるわよー。ちょっと待ってて」
それで家庭科準備室からエルフィンが持ってきたのが、ドワーフの髭顔柄の包み紙なのだった。
「なぜドワーフ……?」
「これ、何年か前の家庭科部員たちのプレゼント交換会に使おうと思って買ったんだけどぉ。ドワーフの模様が写実的過ぎて怖いからって、誰も使ってくれなかったのよう」
エルフ柄のほうは大人気ですぐ使い切ったというから、何とも対照的である。
「その年で魔力の樹脂を作れるのも凄いけど、状態保存機能まで付与するなんて。さすがはリースト伯爵ってことかしら、ヨシュア君」
「お褒めに預かり光栄です、学園長。でも、オレなんてまだまだですよ」
「またまたあ。ヨシュア君みたいな天才がまだまだなら、他の生徒たちはどうなっちゃうのよう」
だが本当に、ヨシュア自身は特に自分の術が凄いとも何とも思ってなさそうな態度だった。
本人はまだ魔力に余力があるようだし、日常使いぐらいの感覚なのだろう。
ところで、何でカズンが調理実験に精を出しているかといえば。
「我がアルトレイ女大公家の代表料理を模索しているんだ。母が女大公に叙爵されたのはここ数年のことだし、アルトレイ家は母と僕を王族に留めておくためだけの家だから、領地もない。せめて他の貴族家と同じように家を代表する料理を開発しようかと」
父ヴァシレウス個人の資産としてなら、王族の直轄地として多少の領地と莫大な宝物や金塊がある。
だがそれをセシリアやカズンが得るとしても、ヴァシレウスの死後、相続するときになる。
何かアルトレイ家らしい特色を出そうと考えたとき、国王の兄テオドロスから提案されたのが、家の名物になる代表料理の開発だった。
「単品だけ考えればいいんだが、なかなか上手くいかなくてな。実際、客人に饗するときはコース料理のうちの一品になるから、アケロニア王国の食文化に馴染むものがいいし」
「ラーメンじゃダメなのかよ?」
「……来賓を招いての食事会に出すには、どうもな。全員にサーブするまでに麺が伸びてしまう」
「あーそりゃ確かに」
それにラーメンは、貴族家の料理というより庶民の食べ物だ。もっと格式ばった雰囲気が必要なのである。
しかし開発して学園の食堂の通常メニューに組み込まれて以来、着実にファンを増やしているのも事実だった。
たとえば、こんなふうに。
「ラーメン美味しいわよねえ。飲んだ後に食べたくなる感じで」
「おっ、学園長わかってるじゃん!」
ここでもラーメン愛好家の輪が広がりつつある。
ライルは今では週に3回は昼食にラーメンを注文している。この様子ではエルフィンもたびたび食しているに違いない。
「……着実に腹回りが育ちますよ、エルフィン先生」
「いやあああっ、それは言わないお約束!」
それとなく釘を刺すカズンなのだった。
「あー……っと、それじゃボクは昼休みも終わるので、失礼しますね。カズン先輩、ヨシュア先輩。茶碗蒸し? ありがとうございました」
軽く頭を下げて、グレンが家庭科室を出て行こうとしたのを、ヨシュアが軽く引き留めた。
「ねえ、グレン。近いうち、君のとこのブルー商会に遊びに行ってもいいかい?」
「もちろんです! 商会はボクがいなくても午後なら妹が受付にいるので、色々魔導具について聞けると思いますよ。普通に店開いてる時間帯なら先触れも要らないですから」
「了解。カレン嬢によろしくね」
再び頭を下げてグレンがその場を辞し、家庭科室を出ようとしたところで。
「ゆ、ユーグレン殿下!? すみません、ぶつかりそうになりました」
「ああ、かまわない。気をつけて」
「はい、では失礼します」
ちょうど家庭科室へやって来たユーグレン王子と教室の外で出くわしたようだ。
「やあ、遅れてすまない。何か美味いものを食わせてくれるんだって? ……ん、どうした、皆黙り込んで」
家庭科室で蒸し器を囲んでいる4人に、ユーグレンは黒い瞳を瞬かせ首を傾げた。
「いや、その、な……。グレンのことなんだが」
頷いて、カズンは蒸し器から茶碗蒸しを取り出し、ソーサーに載せてユーグレンにスプーンと一緒に差し出した。
だがその後の言葉が続かない。
「彼、まだ何か隠してると思うのですよ。ドマ伯爵令息の件で」
ヨシュアが補足する。グレンを連れてきたライルも、普段の気安い雰囲気を押し殺したように唇を噛み締めている。
「ドマ伯爵令息は多数の暴力事件に関わっていたことが判明してるの。その、ね……」
エルフィンが言い淀む。そこまで言うと、さすがにユーグレンも内容を理解する。
「ブルー男爵令息もその被害に遭っている可能性が高い、というわけか」
誰も頷かない。だが沈黙こそが答えだった。
22
あなたにおすすめの小説
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
天才魔導医の弟子~転生ナースの戦場カルテ~
けろ
ファンタジー
【完結済み】
仕事に生きたベテランナース、異世界で10歳の少女に!?
過労で倒れた先に待っていたのは、魔法と剣、そして規格外の医療が交差する世界だった――。
救急救命の現場で十数年。ベテラン看護師の天木弓束(あまき ゆづか)は、人手不足と激務に心身をすり減らす毎日を送っていた。仕事に全てを捧げるあまり、プライベートは二の次。周囲からの期待もプレッシャーに感じながら、それでも人の命を救うことだけを使命としていた。
しかし、ある日、謎の少女を救えなかったショックで意識を失い、目覚めた場所は……中世ヨーロッパのような異世界の路地裏!? しかも、姿は10歳の少女に若返っていた。
記憶も曖昧なまま、絶望の淵に立たされた弓束。しかし、彼女が唯一失っていなかったもの――それは、現代日本で培った高度な医療知識と技術だった。
偶然出会った獣人冒険者の重度の骨折を、その知識で的確に応急処置したことで、弓束の運命は大きく動き出す。
彼女の異質な才能を見抜いたのは、誰もがその実力を認めながらも距離を置く、孤高の天才魔導医ギルベルトだった。
「お前、弟子になれ。俺の研究の、良い材料になりそうだ」
強引な天才に拾われた弓束は、魔法が存在するこの世界の「医療」が、自分の知るものとは全く違うことに驚愕する。
「菌?感染症?何の話だ?」
滅菌の概念すらない遅れた世界で、弓束の現代知識はまさにチート級!
しかし、そんな彼女の常識をさらに覆すのが、師ギルベルトの存在だった。彼が操る、生命の根幹『魔力回路』に干渉する神業のような治療魔法。その理論は、弓束が知る医学の歴史を遥かに超越していた。
規格外の弟子と、人外の師匠。
二人の出会いは、やがて異世界の医療を根底から覆し、多くの命を救う奇跡の始まりとなる。
これは、神のいない手術室で命と向き合い続けた一人の看護師が、新たな世界で自らの知識と魔法を武器に、再び「救う」ことの意味を見つけていく物語。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる