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人前で婚約者を侮辱してはならない
傲慢かましてよろしくて?
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さて、そろそろジオライド本人にも最後通告を行うべきだろう。
その役目は、完全な第三者としてヨシュアが請け負った。
学期末テストの最終日、ヨシュアは帰宅しようとしていたラーフ公爵令息ジオライドを馬車留めへ向かう途中の中庭で待ち伏せして、声をかけ引き留めた。
「ラーフ公爵令息ジオライド君。オレはリースト伯爵ヨシュア。少し話があるんだが、いいかな」
「ん? お前はA組の……話とは何だ?」
ジオライドと取り巻きたち二人が立ち止まる。
交友関係にない学園の有名人に声をかけられ、訝しそうな様子だ。
ヨシュアは彼らを中庭の木陰、周囲から見えにくいところへ誘導した。
(うっわ、ヨシュア先輩、敬語なし!)
(そりゃ、いくら爵位が上の家の奴だからって、敬意は持てねえだろ、ジオライドの野郎じゃ)
彼らの様子を、離れたところからカズン、ライル、グレン、そして生徒会長のユーグレン王子が窺っている。
ちなみに、ヨシュアの態度は相手によって明確に使い分けられている。
自分より上位の者や、その者にとっても目上の者には丁重に。カズンやその父母、ユーグレン王子、学園の教師や講師たちへは基本的に敬語で話す。親しければ多少砕けた態度になるが、それでも丁寧語は崩さない。
ヨシュアの場合、相手の爵位や身分で差別しない方針の持ち主だったが、一度でも品位の劣る者と見なした者への態度はとことん冷たかった。
あからさまに見下した言動にこそならないが、身近にいる者たちにとってその差は明確だった。
「君に忠告に来た。トークス子爵令嬢イザベラへの態度を改め、関係の修復に努めるよう勧める」
「は?」
「聞こえなかったのか? イザベラ嬢にこれまでの暴挙を謝罪して、関係を修復するんだ」
ジオライドの青い目が不快そうに歪められる。
「意味がわからん。麗しのリースト伯爵が、何であの女の肩を持つ?」
「忠告を聞く気はなさそうだな」
ヨシュアの体表を群青色の魔力が覆った次の瞬間。
ノーモーションで金剛石の魔法剣が無数に宙に創り出されて、ジオライドたちの首や腹など急所に切っ先が向いた。
「なッ、何をするッ」
恐怖で動けず冷や汗を流すジオライドたち。
ヨシュアはおもむろにジオライドの顎に指先をかけ、じっとその瞳を覗き込んだ。
少しだけヨシュアの方が背が低いため、相手を見上げるような姿勢になる。
ヨシュアの美貌で無表情を作ると、大抵の人間には恐怖を与える。その効果をヨシュアはよく知っていた。
長い睫毛に彩られた銀色の花の咲いたアースアイは見る者の心を蕩けさせるほど美しいが、今のジオライドにそれを鑑賞するほどの余裕はないだろう。
「君はどこまで貴族の名を穢せば気が済むのかな? ラーフ公爵も愚かな息子を持って気の毒なことだ」
「なッ、伯爵家の分際で、次期公爵の私に何だその口の聞き方は!」
(あ。ヤバくないですか、あれ?)
(……社交の場で同じことを言う者がいたら、国王陛下から叱責されるだろうな)
ユーグレンが眉間に皺を寄せてコメントしていると、案の定ヨシュア本人も突っ込みを入れていた。
「へえ。そういうこと言うのか。オレはとっくに父の跡を継いで現役の伯爵家当主だけど、君はまだ一貴族の息子に過ぎないだろう? 実際、公爵位を継げるかもわからない。君こそ口の聞き方に気をつけたほうがいい」
(そうなんだよなァ。高位貴族の息子でも、現役のご当代様相手だと立場低くなること多いよな)
(爵位を持った当主の方が、爵位は下でも使える権力や財力が大きいからな。ヨシュアの場合はリースト伯爵家自体が伯爵家の中でも中堅どころだし、魔法の大家の家で、本人は希少な竜殺しの称号持ち。こう言ってはなんだが、王子の私ですら軽視できる存在ではないぞ、ヨシュアは)
惚れた弱みの分を差し引いても、アケロニア王国内における要人の一人という認識のユーグレンだった。
外野が軽口叩いている間にも、ヨシュアはジオライドを追い詰めている。
顎にかかった指先に力が入る。
少しでも動けば魔法剣が刺さるジオライドたちは動けない。
「君、イザベラ嬢にテストのカンニング協力を強要してたね。今の君は、C組に居続けるだけの実力もないんだろう?」
「なっ、なぜそれを!?」
「……少し前に、中庭で君たちのやりとりを見た。あんな人目につくところで、よくやるものだと思ったよ」
(まったくだ。勉学に励む同級生たちの努力を何だと思っているのか)
(でもカンニングってどうやらせるつもりだったんだ? イザベラとあの野郎、教室じゃ席離れてるぜ?)
(テスト用紙に記入する名前を、互いに交換するよう強要していたらしい)
(うっわ、ほんとクズ野郎)
それだとイザベラのテスト成績が下がるわけだが、ジオライドにとってはどうでもいいのだろう。
とカズンたちがひそひそ話をしている間に、ヨシュアはすぐにジオライドたちを解放したようだった。
「忠告はした。賢明に振る舞うことを期待しているよ。ラーフ公爵令息ジオライド君」
泡を食って逃げ出したジオライドたちを尻目に、悠々と微笑を浮かべてヨシュアがカズンたちの元へ戻ってきた。
「一先ず脅しをかけておきました。傲慢なお貴族様っぽくできてました?」
「バッチリだったぞヨシュア!」
親指をビシッと立てて笑顔のカズンと、格好良かったと興奮するグレン。
「しっかりゴーマンかましてました、鳥肌モノの名演技でしたよヨシュア先輩!」
「いやあ、照れるなあ」
普段のヨシュアはマイペースで、自分の親しい者たち以外は基本どうでもいいというスタンスだ。
だから、自分の身分や称号を笠に着て、他者に圧力をかけることなど滅多にない。
ヨシュアと対したジオライドの態度から、彼は公爵家の看板の下にいるだけの子供ということがわかる。
今まで甘やかされて増長していただけに、本物の実力者たるヨシュアの脅しはそれなりに効いたことだろう。
「ヨシュアが……尊い……格好、よかった……っ」
同じく事態を見守っていたユーグレンは、ヨシュアの珍しい傲慢な姿に腰砕けになっている。
彼の場合、ヨシュアの言動は全肯定する派なのだろうが。
「うちのカレンが言ってましたよ、ユーグレン殿下みたいになる人を“限界オタク”っていうらしいです」
「意味は?」
「崇拝対象が尊過ぎてもう無理だって自分の限界を超えたとき、語彙が崩壊して痛々しく見える状態だそうです」
「まんまだな」
「ああ」
「そこまで想ってもらえるなんて光栄です。ねえ、ユーグレン殿下?」
にこ、と麗しの顔に満面の笑みを浮かべてヨシュアはユーグレンにウインクした。
ああああ、と悶えて崩れ落ちたユーグレン。後ろに控えていた護衛のローレンツはもはや諦めたような顔つきで、助け起こしもしない。
ヨシュアは次いで反対側に顔を向けた。
「オレにご褒美下さいますか? カズン様」
「おまえが望むなら、喜んで」
(よし。奮発して今度、ガスター菓子店のアフタヌーンティーを奢ってやろう!)
とりあえず幼馴染みを盛大にハグしておいた。
「……で、これであのジオライドって奴、何とかなるんですか?」
結末を知りたいからと今回もカズンたちに付き合っていたグレンの疑問に、いいや、とカズンは首を振った。
「無理だろうな。あの男はとっくに詰んでいる」
「ラーフ公爵家、先行き暗いですよね。ははは、気の毒だなあ」
ラーフ公爵家の本家は、嫡男はジオライド一人のみだ。その一人息子が破滅するなら、その家はどうなるだろうか。
「まあ、落ち目まっしぐらなのは確かだよな」
「……誰か、ジオライドのステータスを知っているか?」
ふと、カズンが訊ねるが、誰も知らなかった。
「おおよその予想は付くが。知性が低い」
「そうだな、ユーグレン。僕は更に、魔力も低いのではないかと思う」
恐らくは平均値5以下ではないか。先ほど、ヨシュアの魔法剣にまったく抵抗できていなかったところからして。
「彼に“力”があれば、恐らく既にイザベラ嬢は純潔を散らされ、新たな高位貴族の婚約者とすげ替えて、とっくに学園の支配者として君臨していただろう」
「我儘に振る舞って許されていたところから、幸運値はそこそこ高かったのかも」
難なくテスト期間も終わり、明日は結果発表と一学期最後の行事として全校生徒参加のお茶会がある。
翌日の明後日から夏休みに入るから、ジオライドがイザベラに何か仕掛けるとしたら明日中のはずだった。
一同、明日は早めに登校して一度生徒会室に集まり、情報交換と密な連絡をし合うことを確認して、解散するのだった。
その役目は、完全な第三者としてヨシュアが請け負った。
学期末テストの最終日、ヨシュアは帰宅しようとしていたラーフ公爵令息ジオライドを馬車留めへ向かう途中の中庭で待ち伏せして、声をかけ引き留めた。
「ラーフ公爵令息ジオライド君。オレはリースト伯爵ヨシュア。少し話があるんだが、いいかな」
「ん? お前はA組の……話とは何だ?」
ジオライドと取り巻きたち二人が立ち止まる。
交友関係にない学園の有名人に声をかけられ、訝しそうな様子だ。
ヨシュアは彼らを中庭の木陰、周囲から見えにくいところへ誘導した。
(うっわ、ヨシュア先輩、敬語なし!)
(そりゃ、いくら爵位が上の家の奴だからって、敬意は持てねえだろ、ジオライドの野郎じゃ)
彼らの様子を、離れたところからカズン、ライル、グレン、そして生徒会長のユーグレン王子が窺っている。
ちなみに、ヨシュアの態度は相手によって明確に使い分けられている。
自分より上位の者や、その者にとっても目上の者には丁重に。カズンやその父母、ユーグレン王子、学園の教師や講師たちへは基本的に敬語で話す。親しければ多少砕けた態度になるが、それでも丁寧語は崩さない。
ヨシュアの場合、相手の爵位や身分で差別しない方針の持ち主だったが、一度でも品位の劣る者と見なした者への態度はとことん冷たかった。
あからさまに見下した言動にこそならないが、身近にいる者たちにとってその差は明確だった。
「君に忠告に来た。トークス子爵令嬢イザベラへの態度を改め、関係の修復に努めるよう勧める」
「は?」
「聞こえなかったのか? イザベラ嬢にこれまでの暴挙を謝罪して、関係を修復するんだ」
ジオライドの青い目が不快そうに歪められる。
「意味がわからん。麗しのリースト伯爵が、何であの女の肩を持つ?」
「忠告を聞く気はなさそうだな」
ヨシュアの体表を群青色の魔力が覆った次の瞬間。
ノーモーションで金剛石の魔法剣が無数に宙に創り出されて、ジオライドたちの首や腹など急所に切っ先が向いた。
「なッ、何をするッ」
恐怖で動けず冷や汗を流すジオライドたち。
ヨシュアはおもむろにジオライドの顎に指先をかけ、じっとその瞳を覗き込んだ。
少しだけヨシュアの方が背が低いため、相手を見上げるような姿勢になる。
ヨシュアの美貌で無表情を作ると、大抵の人間には恐怖を与える。その効果をヨシュアはよく知っていた。
長い睫毛に彩られた銀色の花の咲いたアースアイは見る者の心を蕩けさせるほど美しいが、今のジオライドにそれを鑑賞するほどの余裕はないだろう。
「君はどこまで貴族の名を穢せば気が済むのかな? ラーフ公爵も愚かな息子を持って気の毒なことだ」
「なッ、伯爵家の分際で、次期公爵の私に何だその口の聞き方は!」
(あ。ヤバくないですか、あれ?)
(……社交の場で同じことを言う者がいたら、国王陛下から叱責されるだろうな)
ユーグレンが眉間に皺を寄せてコメントしていると、案の定ヨシュア本人も突っ込みを入れていた。
「へえ。そういうこと言うのか。オレはとっくに父の跡を継いで現役の伯爵家当主だけど、君はまだ一貴族の息子に過ぎないだろう? 実際、公爵位を継げるかもわからない。君こそ口の聞き方に気をつけたほうがいい」
(そうなんだよなァ。高位貴族の息子でも、現役のご当代様相手だと立場低くなること多いよな)
(爵位を持った当主の方が、爵位は下でも使える権力や財力が大きいからな。ヨシュアの場合はリースト伯爵家自体が伯爵家の中でも中堅どころだし、魔法の大家の家で、本人は希少な竜殺しの称号持ち。こう言ってはなんだが、王子の私ですら軽視できる存在ではないぞ、ヨシュアは)
惚れた弱みの分を差し引いても、アケロニア王国内における要人の一人という認識のユーグレンだった。
外野が軽口叩いている間にも、ヨシュアはジオライドを追い詰めている。
顎にかかった指先に力が入る。
少しでも動けば魔法剣が刺さるジオライドたちは動けない。
「君、イザベラ嬢にテストのカンニング協力を強要してたね。今の君は、C組に居続けるだけの実力もないんだろう?」
「なっ、なぜそれを!?」
「……少し前に、中庭で君たちのやりとりを見た。あんな人目につくところで、よくやるものだと思ったよ」
(まったくだ。勉学に励む同級生たちの努力を何だと思っているのか)
(でもカンニングってどうやらせるつもりだったんだ? イザベラとあの野郎、教室じゃ席離れてるぜ?)
(テスト用紙に記入する名前を、互いに交換するよう強要していたらしい)
(うっわ、ほんとクズ野郎)
それだとイザベラのテスト成績が下がるわけだが、ジオライドにとってはどうでもいいのだろう。
とカズンたちがひそひそ話をしている間に、ヨシュアはすぐにジオライドたちを解放したようだった。
「忠告はした。賢明に振る舞うことを期待しているよ。ラーフ公爵令息ジオライド君」
泡を食って逃げ出したジオライドたちを尻目に、悠々と微笑を浮かべてヨシュアがカズンたちの元へ戻ってきた。
「一先ず脅しをかけておきました。傲慢なお貴族様っぽくできてました?」
「バッチリだったぞヨシュア!」
親指をビシッと立てて笑顔のカズンと、格好良かったと興奮するグレン。
「しっかりゴーマンかましてました、鳥肌モノの名演技でしたよヨシュア先輩!」
「いやあ、照れるなあ」
普段のヨシュアはマイペースで、自分の親しい者たち以外は基本どうでもいいというスタンスだ。
だから、自分の身分や称号を笠に着て、他者に圧力をかけることなど滅多にない。
ヨシュアと対したジオライドの態度から、彼は公爵家の看板の下にいるだけの子供ということがわかる。
今まで甘やかされて増長していただけに、本物の実力者たるヨシュアの脅しはそれなりに効いたことだろう。
「ヨシュアが……尊い……格好、よかった……っ」
同じく事態を見守っていたユーグレンは、ヨシュアの珍しい傲慢な姿に腰砕けになっている。
彼の場合、ヨシュアの言動は全肯定する派なのだろうが。
「うちのカレンが言ってましたよ、ユーグレン殿下みたいになる人を“限界オタク”っていうらしいです」
「意味は?」
「崇拝対象が尊過ぎてもう無理だって自分の限界を超えたとき、語彙が崩壊して痛々しく見える状態だそうです」
「まんまだな」
「ああ」
「そこまで想ってもらえるなんて光栄です。ねえ、ユーグレン殿下?」
にこ、と麗しの顔に満面の笑みを浮かべてヨシュアはユーグレンにウインクした。
ああああ、と悶えて崩れ落ちたユーグレン。後ろに控えていた護衛のローレンツはもはや諦めたような顔つきで、助け起こしもしない。
ヨシュアは次いで反対側に顔を向けた。
「オレにご褒美下さいますか? カズン様」
「おまえが望むなら、喜んで」
(よし。奮発して今度、ガスター菓子店のアフタヌーンティーを奢ってやろう!)
とりあえず幼馴染みを盛大にハグしておいた。
「……で、これであのジオライドって奴、何とかなるんですか?」
結末を知りたいからと今回もカズンたちに付き合っていたグレンの疑問に、いいや、とカズンは首を振った。
「無理だろうな。あの男はとっくに詰んでいる」
「ラーフ公爵家、先行き暗いですよね。ははは、気の毒だなあ」
ラーフ公爵家の本家は、嫡男はジオライド一人のみだ。その一人息子が破滅するなら、その家はどうなるだろうか。
「まあ、落ち目まっしぐらなのは確かだよな」
「……誰か、ジオライドのステータスを知っているか?」
ふと、カズンが訊ねるが、誰も知らなかった。
「おおよその予想は付くが。知性が低い」
「そうだな、ユーグレン。僕は更に、魔力も低いのではないかと思う」
恐らくは平均値5以下ではないか。先ほど、ヨシュアの魔法剣にまったく抵抗できていなかったところからして。
「彼に“力”があれば、恐らく既にイザベラ嬢は純潔を散らされ、新たな高位貴族の婚約者とすげ替えて、とっくに学園の支配者として君臨していただろう」
「我儘に振る舞って許されていたところから、幸運値はそこそこ高かったのかも」
難なくテスト期間も終わり、明日は結果発表と一学期最後の行事として全校生徒参加のお茶会がある。
翌日の明後日から夏休みに入るから、ジオライドがイザベラに何か仕掛けるとしたら明日中のはずだった。
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