コスパ厨のアラサー男、嫁の不倫とリストラを機に子供部屋おじさんになる 〜税金対策に週三でダンジョン潜ってたら脳筋女子高生とバディ組んだ話〜

ジュテーム小村

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第6話 我ながら近年稀に見る感心な無職だと思う

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 子供部屋おじさんの朝は早い。


 6時に起床し、歯磨き、洗顔、寝ぐせ直し。
 身支度を整えたらまず、通販で大量購入しておいた各種ビタミン、ミネラルのサプリとプロテインを飲む。

 夜のうちに走らせておいた自動掃除機内のゴミを捨て。
 そして夜のうちに回しておいた自動食洗器から食器類を取り出して棚に整理し。
 さらに夜のうちに回しておいた乾燥機付き自動洗濯機の中身を取り出し畳む。
 文明の利器が無職の家内の仕事を奪っていくね。いっそ畳むとこまで自動でやってくれる洗濯機とか開発されないかな。


 からの、日課の体操、軽い筋トレ。
 サプリといい、治験生活でなんか癖になっちゃったんだよね。
 以前はかなり運動不足だったが、結構関節とか柔らかくなったんじゃないかな。スクワットも結構こなせるようになった。
 本気で追い込んだりはしないけどね。体内に血流を循環させて気持ちよくなる程度でとどめてます。


 そして5分の瞑想。
 こいつも意識高い系のしゃらくさいファッションと思っていたが、やってみると気持ちがいいのです。
 治験バイトの間、希望者はインストラクターに習えたので何度か通ってみたのよ。何せあまりに暇だったから。
 エアロビクスとかボクササイズとかの体を動かす系のやつも人気だったけど、疲れるのが嫌だったから瞑想とヨガばっかやってた。

 あと施設内に祈祷室ってのがあったんだ。あまり広くない暗い空間で、方角が分かるようにしてるやつ。
 多分イスラム教徒の人とか用に作ってたんだろうけど、だれも使ってないから割としょっちゅう籠って一人で瞑想していた。
 別に何かに目覚めたわけじゃない。一日中タナカさんに話しかけられてるのがなんかしんどくて、一人になれる場所が欲しかったのです。


 そして朝食の準備をはじめる。。
 コメは予約炊飯済み。みそ汁は昨晩から水出しでとっておいた昆布とカツオの合わせだしを煮立たせる。
 日によってネギや豆腐、ワカメなど適当な具材を入れて味噌を溶かすだけの簡単なお仕事です。

 そのあたりで母さんも起きてくるので、メインのおかず類は横から指示を貰いながら準備していく。
 鮭の切り身をグリルで焼き、海苔や納豆を皿に出す。
 今日の副菜は春菊のおひたしか。
 あ、母の指導のおかげで、卵焼きが上手に焼けるようになったよ!


 3人分のお茶を入れ、配膳をすませ、鍋やらまな板やらを洗ったところでだいたい7時。
 親父も起きてきて朝食タイムだ。
 それが済むと、使用した食器を自動食洗器にかけて朝の仕事は大体終了です。
 3人前だと結構食器を使うから、一食ごとに食洗器回さないと追っつかないね。

 炊飯器が空になってたから、釜と内蓋を洗って、米を研いで昼飯の時間に合わせて予約炊飯する。

 振り返ってみるとなかなか献身的な家事手伝いだな。
 我ながら近年稀に見る感心な無職だと思う。
 仕事に比べりゃ家事の負担なんてゴミみたいなもんだな。育児アリならともかく。


 出勤する親父を見送り、俺は着替えて、親が購読している新聞をゆったりと読み始める。
 ダイニングテーブルで新聞とノートを広げて、気になった記事を書き写す・・・・。
 写経という古典的なトレーニングで、これをたくさんやると文章力が上がるんだって。ネットで見た。

 俺が文章力を上げて一体何になるのかという話だが、なんかやってみたくなっちゃったんだよね。
 暇を持て余した神々の遊びというやつだ。
 親に対する「何をやってるのかはわからないが、何かの努力をしている」というポーズを示す役割を果たしている。


 これが済んだら、さらなる奇行が始まる。
 発音練習。いわゆる、音読だ。
 なんでそんなことするかっていうと、無職生活で人と関わらなすぎて声の出し方忘れるのを防止するためだ。
 これも治験のインストラクターに教わった。
 脳の血流的にも凄くいいらしく、ボケ防止にも有効だそうだ。30歳にしてボケ防止を意識するとは。

 最初の五分はアナウンサーとかが使う発音練習用テキストの読み上げだ。赤いアメンボあいうえお、みたいな。
 意外と言えなくて驚くよ!明瞭な口調を心がけると難易度はかなり高い。
 その後、別の読み物を5分ほど読み上げる。経済系のブログが俺には合ってた。
 朗々と読み上げると気分が上がる。やってみないとわからない感覚だと思う。


 8時15分。家を出て近所のバス停へ。
 冒険者養成所行きのシャトルバスが出てるんだ。こんなとこまで自動車学校みたいだ。

 ---

「つまり、迷宮ダンジョン内の魔物モンスターは"魔素"というエネルギーを纏っているため通常の銃火器は通用しません。
 対応策として、現在の研究ではこちらも体内に"魔素"を取り込んだ冒険者が直接格闘するという方法以外の手立ては見つかっていません。
 魔素の伝導率の高い武器をもって戦うのが主流ですが、これらの武器は迷宮ダンジョンからの拾得物ドロップアイテムという方法でしか手に入らず、
 今のところ剣や槍という近接武器しか発見されていません。
 防具についても拾得物ドロップアイテムに依存しているのが現状であり、各国が銃器などへの応用を研究中で---」

 午後の座学の講義を受けつつ、午前中の模擬戦闘術の授業を思い出していた。
 疑似的な迷宮ダンジョン空間で、体内の"魔素"を活性化させて魔物モンスターの人形をただ殴るという内容だ。
 想像以上に体が俊敏に動いて驚いた。10代の頃の体のキレを彷彿とさせる。
 忘れかけていたものを思い出したような謎の感慨があったわ。


 あ、"魔素"というのは、迷宮ダンジョン内の魔物モンスターの死骸から抽出される謎エネルギーで、
 石油や原子力に代わる代替エネルギーとして現在各国の研究が進められているものです。
 俺たち冒険者候補生は、養成所の入学初日に外科手術でこれを取り込む機械を体内に埋め込みました。

 唐突になかなかいかつい設定が飛び出して面食らった方もいるだろうが、俺も結構ビビった。あ、そこまでするんだって思った。
 これはもうこういうものと受け入れるしかないので、そういうものだと思っていただければと思います。
 誰に向かって話しているんだ俺は。
 今後、魔物モンスターを倒すたびに"魔素"をこの機械に蓄積していくそうな。
 蓄積した"魔素"は自分の体に吸収させてもいいし、"ギルド"で換金してもいい。


 ちなみに昼飯は母さんが弁当を作ってくれてます。
 近所の飲食店を使用するのもムダ金だし、養成所内の売店のパンじゃ味気ない。
 この弁当も自作できれば無職としてワンランク上に行ける感があるが、まあ焦ることもないだろう。

 授業が終わり、教室から出る。
 今日の授業は3コマで、あと一つ受ければ終了だ。
 1コマ2時間で、3コマ目が終わるのが16時。あとは自由。
 はやーい。楽チーン。理想の人生!これで金貰えるんだから最高だね!


 そんなわけで教室を移動したら、意外な顔と出会った。

「あ、宇津美君!君もここにいたんだ!」

「タナカさん!?どうしてここに?」

 治験バイトで出会ったタナカさんが最前列のど真ん中の席に鎮座していた。

「えっ、ここの養成所だったんですか!?てか、富山の人だったんですね!」

「宇津美君こそ!」

 仕事と家族を失って故郷で冒険者免許を取るとか言ってたけど、まさか養成所が被るとは。
 通う時期が一緒になるのはまあ当然だけど、同郷者とは知らなんだ。
 富山だけでも4つとか養成所あるからね。なかなかにすごい偶然だ。


「いやー、知ってる人に会えて嬉しいよ!
 他の生徒はガキか無職っぽいのばっかりで不安だったからね!」

「タナカさん、あんまデカい声でそういうのは……」


 教室内の人々がどよめき立つのを感じる。やべー、この人トラブルメーカーだよ。


 冒険者候補生の客層は見事に2つに分かれていた。

 1つは若年層。高校生か大学生くらいの子たち。法律的に、16歳以上が免許取得可能だからね。
 バイト感覚で冒険者やろうって子たちだろう。リア充寄りというか、垢ぬけた子たちが多い印象だ。

 もう1つは高齢層。30代ぽいのが中心だが、50代くらいに見える人もチラホラいるな。一人すごいおじいちゃんいるけど大丈夫かしら。
 こちらはたしかに負のオーラが漂ってるね。治験の時と同じだ。
 この年で冒険者一年生始めますって集団だからね。無職や失業中の人が集中するよね。
 国も冒険者をそういう人たちの受け皿的なものにしようとしてるフシがあるから、自然なことではある。
 おじいちゃんはなんか優し気で、しゃんとしてる印象だけど。

 後者グループの何が嫌かって、全員がお互いを「こいつらヤベーな。俺は違うけど」って思ってそうな雰囲気満々なんだよな。
 ハタから見れば全員同じ無職なんだけど。
 タナカさんももちろんその一員だ。
 俺?俺はお前らとは違うよ。一緒にすんな。(天ツバ)


 両グループは当然ながら交わらない。
 若い子たちから見れば俺らは「人生終わったキモいオッサンども」だし、高齢層は彼らを「礼儀のなってないクソガキども」とみなしている。
 若い子側の考えはしゃーないと思うけどなー。自分が高校生ぐらいのときに無職のオッサンをどういう目で見てたか?って話だ。
 あの視線にさらされてると、危うく社会復帰してしまいそうになる。やだ、働きたくない。


「おいオッサン、お前今なんつったよ!ええ、オラァっ!!」

 若者の中でも特にオラついた連中がタナカさんに詰め寄ってきた。
 チャラっチャラのパリっパリな四人衆だ。体でけー。そのピアスいかつすぎんだろ。
 暴力が好きで冒険者になろうって手合いだな。人間に暴力を向けるよりは健全だと思う。

「な、な、なんだお前ら。こ、こっちは大人だぞ。年長者に対する敬意ってものを……」

「ウルせえんだよクソ親父がっ!テメーが喧嘩売ってきたんだろ!」


 当然若者たちはそんな言葉じゃ止まらない。
 しゃーない。なぜなら彼らのほうが正しいからね、

 とはいえ、暴力沙汰はまずい。
 つい周囲を見渡すが、助けが入る様子はない。
 すっとぼけた様子で顔をそらす30代勢、虚空をみつめるおじいちゃん、我関せずとテキストを読みふける女子高生(学校帰りなのか、制服だ)。

 俺が止めるしかないのか……(絶望)。
 ああ、ヤンキー怖いなあ。


「あー、ちょっと。まあまあ。この人も悪気は……」

「ああ!?んダテメえ!?」


 ひいっ。怖いよう。

「ごめんね、ごめんね、ただまあ、その……」

 しどろもどろになって言葉を探すが言い訳が見つからない。
 だってタナカさん悪気あったしなあ。
 もう職員呼んで突き出すしかないかなと思ったその時。


「まあまあまあ!君たち!そうカッカしないで!」

 教室内に明るい声が響いた。
 190cmくらいあるゴツいイケメンが、爽やかな笑顔を浮かべてヤンキーと肩を組んでいる。
 20歳くらいかな?

 流石のヤンキーもややたじろぎつつ、

「な、なんだお前!」

「ありがとうな!」

「えっ?」

「俺たちを代表して抗議してくれたんだろ!?
 そのオジさんちょっと言葉が強かったもんな。
 俺もつい流しちゃったけど、ちゃんと言葉にしたほうが相手に伝わるから、助かったよ!
 君、名前は?」

「さ、サワタリだ。」

「サワタリ君か!俺はコンドウだ!下の名前でオサムって呼んでくれ!
 サワタリ君。君、いいやつだな!でも、その辺で十分伝わったんじゃないかな?」

「お、おう」


 すげーな。完全に自分のペースに引き込んでるよ。
 ガタイもあって、ヤンキーが気おされてる。
 ありがとうから入ることで、サワタリ君が拳を下ろしやすくする配慮もある。


 そしてオサム君はタナカさんに向き直り、

「どうも、コンドウといいます。良ければオサムと呼んでください!
 先ほどはご提言ありがとうございます!
 お名前伺ってもいいでしょうか!」

「えっ、タナカだけど。ありがとうって……」

「タナカさん、宜しくお願いします!
 いやぁさっきの発言、じつは皆が思ってることだったと思うんですよ!
 ほら。折角同じ時期に養成所に入ったのに、僕ら、世代間の交流とか全然してないじゃないですか。
 もったいないと思うんですよ!人生の先輩から色々学べる貴重なチャンスなのに!
 そういう、鬱屈とした思いってみんな抱えてて、誰かが口にするのを待ってたんだと思うんですよ!」

 そうかあ?そんないいもんだったか?

「口にしないと何も始まらないですからね!
 みんなもさ、気になってることはどんどん言い合っていこうぜ。
 せっかく同じ時期に冒険者になる仲間じゃないか。この先も長い付き合いになるんだぜ!?
 元々の友達同士で固まってたんじゃ、もったいないって!」


 気づけば教室内の雰囲気は一変していた。
 ヤンキーも矛を収めて、穏やかなムードが流れている。
 隣り合って座る初対面の人間同士が、チラホラと挨拶を始めている様子さえあった。
 一人、それでも我関せずで黙々とテキストを読んでいる女子高生がいたけど。

 すごいな彼。話す内容も気が利いているが、それ以上に話し方、声の調子、外見、姿勢。
 とりあえずこいつの話を聞いてみようとさせる何かがオサム君にはある。
 強烈なリーダーシップ。俺にはない武器だなー。


「ありがとうオサム君。おかげで助かったよ」

「いえいえ、さっきは率先して止めに入ってましたよね。
 恰好よかったです。あれを見たおかげで俺も仲裁に入る勇気が持てました」

 絶対俺とか関係なく止められたでしょ君。こいついい奴かよ。


 聞いてみると、彼はこの近くの国立大学の一年生で、レスリング部に所属しているらしい。
 高校時代は主将で、インターハイにも出場したとか。
 人としての器が違うなー。30歳が19歳に思うことじゃないけどさ。


 キーンコーンカーンコーン。

 チャイムと同時に教官が入室する。色々あったが、今日はこの「迷宮ダンジョン冒険と法律」を受講すればあとは自由だ。
 終わったらダーツのできるネカフェでも行こうかな。

「つまり県の条例に基づけば、18歳未満は18時以降、21歳未満は21時以降の迷宮ダンジョン立ち入りは禁止されており、
 ただし信頼できる保護者の同伴がある場合はこの制限が……」

 ---

「合格おめでとうございます。こちらが冒険者ライセンスです。紛失には十分気を付けてください」

 早いもんで、2か月の養成期間を終えて卒業試験を突破した俺は事務員さんから免許を受け取った。
 やっと迷宮ダンジョンに入れるよ。
 ぜんっぜん入りたくないけどね。税金対策だからしゃーない。


 ああー。不労所得期間が終わってしまうんじゃぁぁぁ。


 充実した2か月だったなー。
 映画も見まくった。本も漫画も読みまくった。サウナも入りまくった。
 暇さえあれば近所の市民体育館のプールで泳いでたしなー。2時間300円とか神コスパかよ。

 家事も随分上達したぜ。特に料理。
 専業主婦歴40年の母さんの薫陶は伊達じゃない。
 トイレ掃除やフロ掃除、裁縫に至るまでお手の物よ。
 いつかは家を出て自立しなきゃだからな。生活能力を確保しとくと安心感が違うね。

 親父には、もう嫁さんを貰う気はないのかと釘を刺されたが。
 ごめん、ちょっと今は考えられない。
 そこはデリケートなんだよ。親父も察してくれて、深くは追及してこなかったが。


「よっしゃー!稼ぎまくってやるぜ!!」

 近くの若人どもが喜び叫んでいる。
 夢があって結構だね。
 俺はむしろなるべく稼がないように調整しなきゃならん。税金かかるからね。


 オサム君がムードメーカーになってくれたおかげで、同窓生も割と馴染んだ様子になっている。
 あそこで肩組んで喜んでる二人なんかもそうだ。オタクっぽい30代無職の人とオタクっぽい男子高校生で、いつも仲良くアニメ話してたな。

 サワタリ君とかはこちらと一切絡んでこなかったけど、まあそれもいい。こちらも仲良くできる気がしない。
 例の女子高生は、同世代とすら一切関わりを持とうとしてなかったな。今日も免許を受け取って、さっさと帰っていった。


 なんにせよ、これで俺も冒険者か。
 明日にでも、"ギルド"で手続きして冒険開始しないとな。
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