RELEID

mio_hiiro

文字の大きさ
1 / 1
第一章 儚く脆い何気ない日常

第一話

しおりを挟む
世界がインターネットを主軸として生活するようになった30××年、日本のとあるタワーマンションに絵を描く事を生業にしている少女がいた。
その少女は生まれつき流行り病を患っており、病弱だったが一人の幼馴染であるレイドのおかげで永らえていた。
 「リル、起きてるか?入るぞ。」
俺の名前はレイド。そしてこのサファイアブルーの髪をツインテールに結んでいる少女こそ俺の幼馴染のリルである。
「ん。レイド、見回りお疲れ様。」
そう、俺が何故見回りをしているかと言うと俺はインターネットの世界でウイルス"バグ"を探し、駆除をする、いわゆるウイルスバスターの家業を継いでいるからだ。
「リルこそ、あまり無理して描き続けるなよ。なんなら機能に頼ればいいんだから。」
 俺がそう言うとリルは何処か悲しげに「それは出来ないよ。だってお母さんから教えて貰ったたった一つの私の大切なことなんだもん。」
 「あぁ、そういえば今日おばさんの命日だな。まぁ、俺もおばさんとはよく描いてたからその気持ちは分かるよ。」
 リルのおばさんは日本がインターネットに全面的に頼っていく。という会見をした時に事故で亡くなってしまった。
それからリルは絵画を描いてる時にだけ笑みを浮かべるようになった。
 「けどさ、お前まで居なくなっちまったら俺はウイルスバスター続けられなくなっちまうよ。」
 俺がそう言うとリルは俺の頬を突きながらからかうように、
 「へぇ~、レイドは私がいないと生きてけないんだぁ~。」
 二話に続く
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

もしかして寝てる間にざまぁしました?

ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。 内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。 しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。 私、寝てる間に何かしました?

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

旧王家の血筋って、それ、敵ですよね?

章槻雅希
ファンタジー
第一王子のバルブロは婚約者が不満だった。歴代の国王は皆周辺国の王女を娶っている。なのに将来国王になる己の婚約者が国内の公爵令嬢であることを不満に思っていた。そんな時バルブロは一人の少女に出会う。彼女は旧王家の末裔だった。

処理中です...