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学校生活〜①〜
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「今日はこれで終了。解散!」
「「「「ありがとうございました。」」」」
明日から、授業開始です。
座学メインで剣術と武術の授業もあるんだって。楽しみです。
「サリーナさん!帰り道を途中までご一緒してもよろしいですか!?」
「はい!もちろんです。」
アリシアちゃんと一緒に帰り仕度をしていると、目の前に気配が…
「クロード嬢。一緒に帰ろ?」
「俺も。」
「…えーっと?」
何故かチャラ男君&イケメン君に下校のお誘いをされました。どうして?まさかのモテ期!?
「ダメです!サリーナさんは私と帰るんですから!」
「えー!?いいじゃん、別に。」
「一緒帰る。」
んー、私としては一緒に帰ってもいいけどなぁ。アリシアちゃんは嫌そうだし。
「大体、貴方達の家はどこですか?どこの管轄の施設に暮らしているの?サリーナさんは、貴方達の様な孤児が気安く話しかけて良い方じゃないのよ!」
…
……施設?
………孤児?
ちらっと、カインさんを見る。
その後、二人を見ると悲しそうな顔とぶつかった。
「家名無しというのは、孤児院で暮らしているって証拠だからな。サリーナ嬢は、そうゆうのあんま気にしないだろ?でも、世の中には怪訝する奴らが多いわけ。何せ、施設暮らしの奴は大抵醜い色だからな。」
だから、試験場所の考慮?自己紹介の時のざわめき?美しい色でも、孤児はダメなの?そんなの勝手過ぎない?
頭の中で疑問がグルグルと回ってる。どうして?なんで?なにが?ねぇ…
「思い込みってもんは、中々変える事は出来ないんだよ。醜い色の近くにいると、色が移るって迷信がある。だから、孤児はより扱いが酷くなる。この国は良い方だ。」
「じゃあ、逆は?」
「逆?」
「うん。美しい色の側にいたら、美しい色になるって考え…ないの?」
だって、色が移るって考えがあるのって醜い色の方が本来の色より勝つってことだよね?
反対に美しい色が勝つって考えの人いないのかなぁ?
「「「「逆の考え…」」」」
「そう。迷信は迷信だよ。それに、カインさん?私が色負けするとでも?(ドヤ顔)」
「あー。そりゃ、ねーわな。色移りが本当にあるなら、サリーナ嬢の側にいたら全てを染めちまうだろうし。」
「でしょ?アリシアちゃんも、醜い色だからとか孤児だからで判断しないでね。」
「サリーナさんは心まで素敵な…やはり神の使い…」
だから違ーう!!
カインさんも頷かない!
ほら、男子二人変な顔してる。
その後、私の色についてはあやふやにして、みんなで一緒に帰る事にしました。
そして孤児院を見たいと言ったら、全員に可笑しな目で見られました。解せぬ。
「孤児院見たいって…クロード嬢は変わってるって言われない?」
「うん。変。」
そりゃあ、この世界の常識とはちょっとずれてるけどさぁ…
「まぁ、大丈夫だろ。サリーナ嬢は、うちの息子をカッコイイと言った強者だからな。」
「「「息子?」」」
「ルアン・ローレル。学校一の天才にして学校一の醜い者。って言えばわかるだろ?」
「「「侮蔑のルアン…」」」
「えー!?ルーお兄様の色は綺麗だし、カッコイイのにー!!」
「「「え"っ!?」」」
「ってな訳で、サリーナ嬢は変わってんだ。」
だーかーらー!!
私は普通だってばー!!
「「「「ありがとうございました。」」」」
明日から、授業開始です。
座学メインで剣術と武術の授業もあるんだって。楽しみです。
「サリーナさん!帰り道を途中までご一緒してもよろしいですか!?」
「はい!もちろんです。」
アリシアちゃんと一緒に帰り仕度をしていると、目の前に気配が…
「クロード嬢。一緒に帰ろ?」
「俺も。」
「…えーっと?」
何故かチャラ男君&イケメン君に下校のお誘いをされました。どうして?まさかのモテ期!?
「ダメです!サリーナさんは私と帰るんですから!」
「えー!?いいじゃん、別に。」
「一緒帰る。」
んー、私としては一緒に帰ってもいいけどなぁ。アリシアちゃんは嫌そうだし。
「大体、貴方達の家はどこですか?どこの管轄の施設に暮らしているの?サリーナさんは、貴方達の様な孤児が気安く話しかけて良い方じゃないのよ!」
…
……施設?
………孤児?
ちらっと、カインさんを見る。
その後、二人を見ると悲しそうな顔とぶつかった。
「家名無しというのは、孤児院で暮らしているって証拠だからな。サリーナ嬢は、そうゆうのあんま気にしないだろ?でも、世の中には怪訝する奴らが多いわけ。何せ、施設暮らしの奴は大抵醜い色だからな。」
だから、試験場所の考慮?自己紹介の時のざわめき?美しい色でも、孤児はダメなの?そんなの勝手過ぎない?
頭の中で疑問がグルグルと回ってる。どうして?なんで?なにが?ねぇ…
「思い込みってもんは、中々変える事は出来ないんだよ。醜い色の近くにいると、色が移るって迷信がある。だから、孤児はより扱いが酷くなる。この国は良い方だ。」
「じゃあ、逆は?」
「逆?」
「うん。美しい色の側にいたら、美しい色になるって考え…ないの?」
だって、色が移るって考えがあるのって醜い色の方が本来の色より勝つってことだよね?
反対に美しい色が勝つって考えの人いないのかなぁ?
「「「「逆の考え…」」」」
「そう。迷信は迷信だよ。それに、カインさん?私が色負けするとでも?(ドヤ顔)」
「あー。そりゃ、ねーわな。色移りが本当にあるなら、サリーナ嬢の側にいたら全てを染めちまうだろうし。」
「でしょ?アリシアちゃんも、醜い色だからとか孤児だからで判断しないでね。」
「サリーナさんは心まで素敵な…やはり神の使い…」
だから違ーう!!
カインさんも頷かない!
ほら、男子二人変な顔してる。
その後、私の色についてはあやふやにして、みんなで一緒に帰る事にしました。
そして孤児院を見たいと言ったら、全員に可笑しな目で見られました。解せぬ。
「孤児院見たいって…クロード嬢は変わってるって言われない?」
「うん。変。」
そりゃあ、この世界の常識とはちょっとずれてるけどさぁ…
「まぁ、大丈夫だろ。サリーナ嬢は、うちの息子をカッコイイと言った強者だからな。」
「「「息子?」」」
「ルアン・ローレル。学校一の天才にして学校一の醜い者。って言えばわかるだろ?」
「「「侮蔑のルアン…」」」
「えー!?ルーお兄様の色は綺麗だし、カッコイイのにー!!」
「「「え"っ!?」」」
「ってな訳で、サリーナ嬢は変わってんだ。」
だーかーらー!!
私は普通だってばー!!
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