異世界転生〜色いろあって世界最強！？〜

学校生活〜②〜

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「みんな、来月運動会があるぞ！！」

「「「「「「「「「運動会？」」」」」」」」」

運動会かぁ…
そういえば、私のイメージする運動会と、この世界の運動会って同じなのかなぁ？
100m走、リレー、綱引き、障害物競走、玉入れとか？あと、家族参加なんかもあるかなぁ…？

「全員参加は50m走。他に、一人二種目参加競技を選ぶように！」

ふむふむ。50mね、短くて良かった！それ以外に二種目ってことは、合計で三種目出ないといけないのね！
先生が黒板に、種目競技を書いていく。えーと…

1.障害物
2.玉当て
3.綱渡り
4.リレー
5.借り物競走
6.コンテスト

…障害物とリレー、借り物はわかる。でも…玉当てに綱渡りって何するの？しかも、コンテストって何だろう？

わかるのもあれば、わからないというか謎なのもある。みんなは何するかわかってるのかなぁ？
周りで、何にするか喋っているのを見ると理解してるみたい…

「カインさん。」

「んっ？何だ？」

「どんな事する競技？」

「おっ？サリーナ嬢は運動会の競技わからないか？」

「うん。聞いた事？あるのもあるけど…教えて。」

まずは、障害物。話で聞く限りでは前世と対して変わらない感じです。次の玉当ては、軽いボールを各的に当てていく競技で、的によって点数が違うらしく最終得点数を競うんだって。
綱渡りは、沢山用意された綱の一本を引っ張って綱の先端部分に繋いである物を持ってゴールするって競技らしい。
リレーはそのままの内容で、借り物競走も紙に書かれているモノを…ってお馴染みのものだった。

問題は、コンテスト。
本当に何だろう？勝敗は？集計とかするの？

「コンテストは…簡単に言えば、色自慢大会の事だ。」

色、自慢、大会…って何？

「要するに、自分の色を自慢して多くの共感を得たものの勝ちってのが、コンテストだ！！」

へぇー。(遠い目)
自分の色自慢…ナルシストの大会かな？

「ちなみに、毎年大人気だからな？コンテスト。」

需要があると！？
何が楽しいの？ミス○○とか○○ボーイとか、美少女や美少年が見れるならまだしも！この世界の基準は色だもん…。しかも美しい人って、大概見た目不細工なんだよねー。

ってことは、まずコンテストは却下。他は…障害物は簡単だったら良いけど、何せ私は4歳。飛び越える障害とか無理そう。みんなと頭一つ、いや二つは違うもん。無理無理。玉当ても同じような理由でダメだね。投げても、絶対的まで届かない。リレーは足の速い人達の競技だから、これも無理。

そうなると、必然的に綱渡りと借り物競走かな。

「どれにするか決めたかぁ？紙に二種目書くように。希望の多い所は話し合ってもらうからな。」

渡された用紙に書いていく。カインさんにも反対されなかったし、大丈夫だよね？

「サリーナさんは、何を希望されました？」

「えっと、つ、綱渡りと借り物にしようかと…。アリシアちゃんは？」

「私は、障害物と借り物にしました。」

「テオ君とキラ君は？」

「俺は、玉当てとリレー。足には自信があるから！！」

「俺、綱渡りとリレー。」


おおー！アリシアちゃんとは借り物一緒！男子二人はリレー希望なんだね！！