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学校生活〜②〜

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キラ君って忍者だったの?
よーいドンでスタートしたかと思ったら、ゴールしてました。えっ?どういう事?
これぞ、止まらぬ速さってやつだね。びっくりした!!

「ただいま。」

「おかえりー!凄い速かったね!!びっくりしちゃった!!」

「んっ。まあまあ。」

まあまあ?あれで!?
一緒に走った人達もスタートとゴールにいた先生達も、もちろん応援してた私達もみんな驚くほど速かったのに…まあまあって。

「キラは足の速さってか、運動神経はかなり良いだよ!鬼ごっことかすると、捕まらないし鬼になると即終了だから面白くないって最近は誘われなくなったもんな。」

「うん。残念。」

凄い。そんなに足速かったんだ!?知らなかった…。でも、そんなに速いなら逆に本気で走ったとこ見てみたいよね。

「ねぇ、今度一緒に競争しよう!」

「……!?うん。」

「鬼ごっこもしようね!」

「うん。やる。」

やったぁ!楽しみー!!

「続いて、第1レーン… 第2レーン… 第3レーン、S組サリーナ・クロード。第4レーン…」

あっ!呼ばれた!!

「行ってきます!」

「「「行ってらっしゃい!!」」」

「気を付けて。」

「転ぶなよ?」

はーい!頑張って練習したもん。
並んだみんなは私よりも遥かに背の高い人ばかり。でも、負けないぞ!!

ちなみに私の姿は、走ってもフードが取れて髪の毛の色がバレないようにスカーフを巻いてます。ヒジャブみたいなのをして、目は大きいサングラスをかけて隠してます。うん、バッチリです!!

「よーい…」

ドンッ

ダッダッダッーー





ゴール!!

ハァハァハァ

疲れたー!
そして、結果は…なんと!!

3位でしたー!5人中3位とは中々良い成績じゃないですか!?頑張りましたー!!

「たっだいまー!頑張ったよー!!」

「「おかえりー!!」」

「お疲れさん。」

「素敵でした!頑張りましたね!!」

「ハハハッ。ありがとう、アリシアちゃん。」

みんなが出迎えてくれたけど、相変わらずアリシアちゃんだけ盲目的に褒めてくれます。照れ臭いけど、嬉しい!でも、何でも褒めるのは良くないと思うの。うん。教育上ね。
でも、今回に限っては自分でも頑張ったと思うからいいや。

あとは上級生のレースに移った為、また暇になりました。走っている場面を見たら、流石上級生。やっぱり速いですね。それに上の学年になるにつれてクラスの団結力も強いようで、応援にも力が入り大賑わいです。

応援に圧倒されていると、休んでいる1年生に先生達が熱中症にならないように水分補給を促しにやって来ました。

「特にクロードは頭に巻いてるから、余計に暑いだろう?しっかり、水分取るようにな。」

「はーい!!」

みんなで一旦休憩です。
スポーツドリンクを飲みながら、次の競技の相談をしています。この後は、玉当てです!!
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