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第18話 草を探そう
しおりを挟むと言う感じで小屋を飛び出して、俺とさっきのJKで調合するための『ツユノモドリグサ』とか言う草を探しにきてます。ナムルのじじいは……
***
「あー痛ってて、腰やっちまったわい」
「だいじょうぶ!? ナムじい」
めちゃくちゃおじいちゃんには優しいんですが、この子。
「なーに、ちょっくらゆっくりしときゃ治るわい。お前さんらが留守中はわしがしっかりと家を守っとくから安心せい。スイスイちゃんの代わりにふみふみちゃんのでも読も~とっ」
***
て言う感じで、エロ本にしか興味が行かない。サル仙人に名前を変更しとけ。
「お前さんの名前は、なんて言うんだい?」
「えっ? アタシ? 名前なんて別に名乗るほどのモノでもないわよ。サーシャ」
サーシャね。一応、『表示』しとくか。
名前:サーシャ クロニクル
種族:人族
職業:ハイドレイン皇国第四皇女
装備:賢者のマント、皇女のTシャツ、ショートレギンス、リリースロッド、太陽のイヤリング、錬金術師の紋章
固有スキル:ウインドインパクト、解放、半変態、かかと落とし、身体能力強化術[天照]、流星波動砲[烈]
やっべ。
世界的に強いわ。ナムルじじいとかの100倍は強いんじゃない?どうして、こんな子があの亀◯人と一緒に生活してるんだ?それに、ハイドレイン皇国第四皇女って……。どっかの国のお姫様なのか?闇が深そうだな、そこら辺は……。
「サーシャか、いい名前じゃないか」
「それはどーも」
冷たっ……。
どうやら、あの湖と小屋は、サンダース王国の属領ではなく、まだ未開の土地にあるらしい。なんでも、大陸の西の方なんだとか。ここら辺一帯は、森がもりもりしていて、いつか行った屋久島みたいな感じだ。そこを、一人の少女と一体のケンタウロスが歩いている。はっきり言ってかなり歪な組み合わせだと思う。俺は、自分を『表示』してみた。
名前:逃げ馬アレキサンドース
種族:不明
職業:皇女の付き人
装備:蹄鉄、鞍、イケメン顔
固有スキル:天眼、逃げ
俺の名前が酷いな。逃げ馬は仕方が無いだろう。にしても、種族はやっぱり不明なのか。それもそうだ、こんなのは普通は世界に居ない。と言うか、装備欄にイケメン顔が表示されてるんですが、この顔は装備なのか……。スキルも新しく『逃げ』を会得したらしい。意味が分からん。
俺とサーシャで、森を歩いていると、彼女が急に駄々を捏ね出した。
「足疲れたぁ~」
「ええっ。んなことを言われても……」
「だって、別にこれ誰得? 私、得しないじゃん」
「いや、そうだがな。俺は困るんだよ。一生のお願いだ。草を探してくれるのは君しか居ないんだ」
「じゃあ、乗せてよ」
「ん? 今なんて?」
「乗せて、私重く無いし、さっ、早く」
ふぅぅ。とんだマセガキだなぁっ、たく。
________________________________________
よっしゃあ!!待ってましたぁ~!これよ、これ!
「あのー乗り心地どう?」
「わかんない。けど、何か落ち着く」
この子のせいで、Mに目覚めそうな予感がする……。
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