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序
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俺はまた人を殺してしまった。相手は俺を本気で殺そうとナイフで胸を何度も刺してきた。俺は本当に死にたかった。だが死ねない、相手は血だらけの俺を見て狂ったのか自分を刺し始め動かなくなってしまった。これで何度目だろう。
俺は死ねない。産まれてから何年経ったのかもうわからない。何度も殺された。だが蘇る。その繰り返しで気が狂いそうだ。早く俺を殺してくれ。誰か俺を殺してくれと願ってたくさんの人が殺そうとしてくれた。ある時は縛られ火をつけられ焼死しようとしたがただ熱かっただけだった。ある時は手足を引っ張られ腕や足を失ったが痛みはなくすぐに生えてきた。ある時は体の原型をとどめていられないほど銃で撃たれた。しかしすぐに蘇えってしまった。多くの人がそれを見て気が狂い自殺をしてしまう。そして俺自身も狂い始め死ねないなら他の人を傷つけ俺と同じ思いをさせてやると考え始めるようになった。だが普通の人は死んでしまう。だから俺は動けなくなるまで傷つけとどめは刺さないという惨いことをし始めることにした。それにより多くの人を殺したが何度も捕まり処刑された。やっと死ねると思うがやはり死ねない。俺はどうしたらいいのか、助けてくれ、誰か、この過ちを続けないために何かいい方法を。いや、俺を殺してくれ。
俺は死ねない。産まれてから何年経ったのかもうわからない。何度も殺された。だが蘇る。その繰り返しで気が狂いそうだ。早く俺を殺してくれ。誰か俺を殺してくれと願ってたくさんの人が殺そうとしてくれた。ある時は縛られ火をつけられ焼死しようとしたがただ熱かっただけだった。ある時は手足を引っ張られ腕や足を失ったが痛みはなくすぐに生えてきた。ある時は体の原型をとどめていられないほど銃で撃たれた。しかしすぐに蘇えってしまった。多くの人がそれを見て気が狂い自殺をしてしまう。そして俺自身も狂い始め死ねないなら他の人を傷つけ俺と同じ思いをさせてやると考え始めるようになった。だが普通の人は死んでしまう。だから俺は動けなくなるまで傷つけとどめは刺さないという惨いことをし始めることにした。それにより多くの人を殺したが何度も捕まり処刑された。やっと死ねると思うがやはり死ねない。俺はどうしたらいいのか、助けてくれ、誰か、この過ちを続けないために何かいい方法を。いや、俺を殺してくれ。
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