127 / 285
七章 腹黒妖精熊事件
127. ハズレ個体
しおりを挟む
中等部に上がったマグダリーナ達には、初等部の時のように午後から帰るなんて事は、全く出来なかった。
しかもそれぞれの学科で課題があって、それをクリアしないと修了証が貰えない。
既にエステラから下級回復薬作りを習っていたレベッカは、余裕で薬草学の修了証を獲得し、一足先に中級薬草学へと進んだ。学園で習うのは中級までで、それ以上は専門機関や大学で習う内容だ。
家政科に進んだレベッカは、ナードがヴァイオレット服飾店のガラスにぺたっと貼付いて、ヴァイオレット氏の刺繍魔法や裁縫魔法を覚えてしまったので、一緒に刺繍をするという新しい趣味が増え、刺繍の課題はクリアした。
次の中級刺繍学では、壁に飾る大物刺繍に挑戦しないといけない。逆に言うと、それが出来ないと卒業できない。
「ところがですわね……限られた授業時間を使ってコツコツと縫う、この数年がかりの大作を、完成目前にして破いてしまう嫌がらせが毎年あるらしくて、先生も悩んでいらっしゃるそうなの」
進む学科が別々なので、学園内でマグダリーナ、ヴェリタス、ライアン、レベッカの四人が集まるのは、今では昼休みの食堂のみになる。
「ひでぇな。でも毎年ってことは犯人は複数なのか」
ヴェリタスにレベッカは頷いた。
「ええ、大抵は個人的な事情……婚約者を奪われた腹いせとか、逆に卒業を遅らせてその間に相手の恋人を奪ってしまうとか、そういうあれらしいんですけど、そもそも制作中の作品が置いてある教室の警備を王宮並みにしろっていうのも酷ですもの……面倒でも毎回持ち帰って自衛しかないですわよね……ナード、収納頑張ってくれます?」
レベッカがちゅっとナードの頭にキスすると、ナードは小さな手を握りしめて、くまくまぁー! と愛らしく意気込みを示した。
マグダリーナはナードの頬をつつきながら、ちょっと心配した。
「なんだかこの子、他の更生妖精熊達よりおっとりしてるっていうか、……歩き方がちょっと違うっていうか……」
正直どんくさい。
新年でも、女神の奇跡の花を取れずに、レベッカに取ってもらっていたのだ。
因みにリオやローラ、他の更生妖精熊達は、元「かっぱらい熊」の名に恥じぬ動きをみせていた。
それに他の熊に比べて、ナードだけ完全に内股でちょこちょこ歩いている。
逃げ足自慢の妖精熊だけあって、速いことは速いが、領内の更生妖精熊内では、一番走りが遅そうだった。
「リーナお姉様も気付きました? 一応エステラお姉様に診てもらいましたら、産まれた時から足の骨格に小難がある個体みたいでしたの。それでちょっと他の子より不器用みたいで……でも障害という程でもなく、健康上の問題はないそうですわ」
「そうなの? それならよかったわ」
完全にハズレ個体を引き当ててるようだが、レベッカにとってはそんなことは関係ないと理解しているので、健康に問題ないなら、良しとする事にする。
ライアンもナードを撫でる。
「お前たちが素材にならなくて済んだのは、レベッカのおかげなんだから、しっかりレベッカを護ってくれよ」
くっまー!!
ナードは元気に手を挙げて答えた。
「魔法科はどう?」
マグダリーナが聞くと、ヴェリタスは肩を竦めた。
「騎士科並に血の気の多い奴ばっかだよ。何かあったらすぐ、決闘紛いの試合に持ち込もうとするし。レベッカは魔法科に来なくて正解」
「あら、でも騎士科より女生徒も多いんですわよね?」
「一応ね。母上並に気の強い令嬢ばかりだよ。隙あらば俺にライアンを紹介しろって皆んな目を血走らせてさぁ」
マグダリーナとレベッカは揃ってヴェリタスを見た。
「え?! ライアン兄さんモテモテ?」
「どう言うことですの? そのご令嬢達、人柄は確かですの?!」
当のライアンは、苦笑いしながら妹達を宥めた。
「あの決闘騒ぎでショウネシーの名も知られてきたし、一応俺は分家してショウネシーの領貴族になるって決まってるから、条件的に悪くはないって認識じゃないかな?」
「そうそう、それな! うちももうショウネシーの領貴族になっても良いとは思うんだけどさー、一応拝名貴族とはいえ、母上の方が位が高いから、せめてショウネシーが侯爵家にならないと無理じゃん? やっぱり将来安定してる方がモテるんだなー」
(いや、多分ルタの場合は、そこらの令嬢顔負けの、シャロン叔母様似の美少女顔のせいだと思う)
そう思っているのが、マグダリーナだけでないのか、皆んな微妙な顔をしていた。
外見と話し易さで、女生徒間でのヴェリタスの立ち位置は、有望な男子生徒を紹介してくれそうな「女友達」である。
「ま、後は夏の魔獣討伐と秋の領地戦に向けて浮き足立ってるくらいかな」
少し冷めた食堂のお茶を飲みながら、ヴェリタスが言う。
「領地戦ってなに?」
聞き逃せない物騒なワードが出てきた。
マグダリーナは聞き返さずにはいられなかった。
しかもそれぞれの学科で課題があって、それをクリアしないと修了証が貰えない。
既にエステラから下級回復薬作りを習っていたレベッカは、余裕で薬草学の修了証を獲得し、一足先に中級薬草学へと進んだ。学園で習うのは中級までで、それ以上は専門機関や大学で習う内容だ。
家政科に進んだレベッカは、ナードがヴァイオレット服飾店のガラスにぺたっと貼付いて、ヴァイオレット氏の刺繍魔法や裁縫魔法を覚えてしまったので、一緒に刺繍をするという新しい趣味が増え、刺繍の課題はクリアした。
次の中級刺繍学では、壁に飾る大物刺繍に挑戦しないといけない。逆に言うと、それが出来ないと卒業できない。
「ところがですわね……限られた授業時間を使ってコツコツと縫う、この数年がかりの大作を、完成目前にして破いてしまう嫌がらせが毎年あるらしくて、先生も悩んでいらっしゃるそうなの」
進む学科が別々なので、学園内でマグダリーナ、ヴェリタス、ライアン、レベッカの四人が集まるのは、今では昼休みの食堂のみになる。
「ひでぇな。でも毎年ってことは犯人は複数なのか」
ヴェリタスにレベッカは頷いた。
「ええ、大抵は個人的な事情……婚約者を奪われた腹いせとか、逆に卒業を遅らせてその間に相手の恋人を奪ってしまうとか、そういうあれらしいんですけど、そもそも制作中の作品が置いてある教室の警備を王宮並みにしろっていうのも酷ですもの……面倒でも毎回持ち帰って自衛しかないですわよね……ナード、収納頑張ってくれます?」
レベッカがちゅっとナードの頭にキスすると、ナードは小さな手を握りしめて、くまくまぁー! と愛らしく意気込みを示した。
マグダリーナはナードの頬をつつきながら、ちょっと心配した。
「なんだかこの子、他の更生妖精熊達よりおっとりしてるっていうか、……歩き方がちょっと違うっていうか……」
正直どんくさい。
新年でも、女神の奇跡の花を取れずに、レベッカに取ってもらっていたのだ。
因みにリオやローラ、他の更生妖精熊達は、元「かっぱらい熊」の名に恥じぬ動きをみせていた。
それに他の熊に比べて、ナードだけ完全に内股でちょこちょこ歩いている。
逃げ足自慢の妖精熊だけあって、速いことは速いが、領内の更生妖精熊内では、一番走りが遅そうだった。
「リーナお姉様も気付きました? 一応エステラお姉様に診てもらいましたら、産まれた時から足の骨格に小難がある個体みたいでしたの。それでちょっと他の子より不器用みたいで……でも障害という程でもなく、健康上の問題はないそうですわ」
「そうなの? それならよかったわ」
完全にハズレ個体を引き当ててるようだが、レベッカにとってはそんなことは関係ないと理解しているので、健康に問題ないなら、良しとする事にする。
ライアンもナードを撫でる。
「お前たちが素材にならなくて済んだのは、レベッカのおかげなんだから、しっかりレベッカを護ってくれよ」
くっまー!!
ナードは元気に手を挙げて答えた。
「魔法科はどう?」
マグダリーナが聞くと、ヴェリタスは肩を竦めた。
「騎士科並に血の気の多い奴ばっかだよ。何かあったらすぐ、決闘紛いの試合に持ち込もうとするし。レベッカは魔法科に来なくて正解」
「あら、でも騎士科より女生徒も多いんですわよね?」
「一応ね。母上並に気の強い令嬢ばかりだよ。隙あらば俺にライアンを紹介しろって皆んな目を血走らせてさぁ」
マグダリーナとレベッカは揃ってヴェリタスを見た。
「え?! ライアン兄さんモテモテ?」
「どう言うことですの? そのご令嬢達、人柄は確かですの?!」
当のライアンは、苦笑いしながら妹達を宥めた。
「あの決闘騒ぎでショウネシーの名も知られてきたし、一応俺は分家してショウネシーの領貴族になるって決まってるから、条件的に悪くはないって認識じゃないかな?」
「そうそう、それな! うちももうショウネシーの領貴族になっても良いとは思うんだけどさー、一応拝名貴族とはいえ、母上の方が位が高いから、せめてショウネシーが侯爵家にならないと無理じゃん? やっぱり将来安定してる方がモテるんだなー」
(いや、多分ルタの場合は、そこらの令嬢顔負けの、シャロン叔母様似の美少女顔のせいだと思う)
そう思っているのが、マグダリーナだけでないのか、皆んな微妙な顔をしていた。
外見と話し易さで、女生徒間でのヴェリタスの立ち位置は、有望な男子生徒を紹介してくれそうな「女友達」である。
「ま、後は夏の魔獣討伐と秋の領地戦に向けて浮き足立ってるくらいかな」
少し冷めた食堂のお茶を飲みながら、ヴェリタスが言う。
「領地戦ってなに?」
聞き逃せない物騒なワードが出てきた。
マグダリーナは聞き返さずにはいられなかった。
145
あなたにおすすめの小説
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小さな貴族は色々最強!?
谷 優
ファンタジー
神様の手違いによって、別の世界の人間として生まれた清水 尊。
本来存在しない世界の異物を排除しようと見えざる者の手が働き、不運にも9歳という若さで息を引き取った。
神様はお詫びとして、記憶を持ったままの転生、そして加護を授けることを約束した。
その結果、異世界の貴族、侯爵家ウィリアム・ヴェスターとして生まれ変ることに。
転生先は優しい両親と、ちょっぴり愛の強い兄のいるとっても幸せな家庭であった。
魔法属性検査の日、ウィリアムは自分の属性に驚愕して__。
ウィリアムは、もふもふな友達と共に神様から貰った加護で皆を癒していく。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる