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九章 噂と理不尽
176. 収穫魔法
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とうとう領地戦当日がやってきた。
観戦は在校生の保護者の他に、事前に観戦を知らせている各種団体の代表者や王宮関係者、拝領貴族の一族等、想像以上の人数だった。観戦場を包囲する建物は、そのまま観戦者の宿にもなるらしい。
ショウネシー領の保護者枠には父親のダーモット、伯母のドーラとブレア夫婦。アスティン家からはシャロンがやってきている。
ダーモットに付き添って嫡子のアンソニーが。ショウネシー家の使用人としてケーレブとグレイが。
そして。
高齢のブレアの付き添いにニレルとエステラが。
アスティン家の使用人の中にエデンとルシンが紛れ込んでいた。
桃スラ団は、朝練用の運動服と運動靴に、桃色の飾り布をつけた軽装で開会に向かう。
変わったところといえば、マグダリーナが背中に団旗を背負っていることくらいだ。
開会前に会ったドロシー王女とアグネス王女に、重くないか心配されたので、実際ドロシー王女に持ってもらうと「まあ軽いわ!」と淑やかさと優雅さで名を馳せる王女が、楽しそうに旗振りをして見せて周囲を驚かせた。
学生会の規定で団旗のサイズと重さは、歩兵が一人で持って走れる程度に決められているので、そう重くは無かった。
「頑張ってね。私達は団は違いますけど、皆さんを応援してましてよ」
最後にドロシー王女はそう言うと、ドロシー王女は水色に金糸の刺繍の入ったリボンを、アグネス王女は真紅に金糸の刺繍の入ったリボンを、四人の腕に巻いてくれた。
「応援したい方に、手作りのリボンを渡すのが、昔から家政科女子の流行りでしてよ。ずっとやってみたかったんですの。夢が叶いましたわ」
ドロシーとアグネスは、楽しげにそう言った。
「ありがとうございます! 光栄です」
各々王女達に笑顔で礼を述べた。
王女達と別れた後は、ミネットも同じく桃スラ団員分のリボンをくれた。こちらは水色とたまごベージュ色の縞のリボンに、桃色のスライムの刺繍がしてあった。
◇◇◇
領地戦一日目は、競技場内に隠された五百個の魔石を集め、数を競う競技だ。
これは前代未聞の短時間で終わった。
学生会長であるエリック王子が始まりの合図を鳴らすと、各団一斉に基地から飛び出して行く。
桃スラ団は開会の挨拶の時のまま、学生会のテントの前にいた。
学生会のテントは競技場内にある。
不正はなかったの主張と安全対策の為に、明日までこの付近にいるつもりだった。
ライアンはレベッカと手を繋ぎ、ライアンとヴェリタスはマグダリーナに手の平を上にして差し出した。マグダリーナはそこへ手を添えると、ヴェリタスとレベッカが短杖をだしてお互いのそれを交差させた。
マグダリーナが魔力源、ライアンが変換器、レベッカとヴェリタスが実行係だった。
「索敵」
ヴェリタスが唱える。
そして競技場内の魔石の場所を全て掌握した。それはマグダリーナとライアンを通して、レベッカにも共有される。
レベッカは唱えた。
「収穫!!」
競技場内に隠された魔石は、輝きだすと瞬時に、四人の中心地点に「飛び込んで」きた。
これがドミニクとセレンが開発した収穫魔法である。もちろん本来の用途は農産物の収穫だ。収穫される側のサトウマンドラゴラ云く、まだまだ改良点ありとの評価だが、今回の競技には正に最適だった。
今までこの競技は、魔石を探しながら相手の団の邪魔もするサバイバル競技であった。
各団の団員達は、何が起こったのか分からず、一瞬躊躇ったものの、何事もなかったものと判断して競技を続行し始めようとした。
エリック王子が素早く学生会のテントから出てきて、競技終了の合図を行った。
ようやく各団の代表が、何事かと魔獣に乗ってやってくる。
「学生会長殿、状況を説明していただきたい」
黄色の飾り布をつけた、体格の良い男子上級生が、一番先にやってきて聞いた。
「桃色スライムが魔石を五百個集めた。よって競技終了だ」
「そんな魔法、聞いたこともない」
狼型の魔獣に乗った青い飾り布の男子生徒が疑り深くマグダリーナ達を見る。
集まったのは皆、高等部の男子生徒で背が高いうえに、魔獣に乗っている。マグダリーナは見上げて首が痛くなりそうだと思った。
「ショウネシー嬢」
エリック王子に促されて、マグダリーナは渋々説明した。
「我が領の魔法使い達が、独自に研究開発している、農産物収穫の魔法を応用しました。索敵魔法で特定した、重さ一キロ以下の物質を収穫……集める魔法です」
エリックは確認した。
「重さ一キロ以下は確かかい?」
「はい」
マグダリーナは頷いた。
「うん、彼女に嘘はない。と言うわけで、明日の競技で団旗と、個人の飾り布を一斉に収穫されると競技が成立しなくなる。明日はこの魔法を禁止とさせてもらうが、納得してもらえるか?」
「承知いたしました」
エリックは頷いた。
「理解してもらえて助かる。では今日は早いが一旦終了。明日の競技に備えてくれ」
この時、エリック王子が鑑定魔法を習得していることに、マグダリーナは気がついた。多分師はシャロン伯母様だろう。
一旦自陣に戻ってから、先程いた青の上級生が、またやってきた。
「ショウネシー嬢、先程の魔法について、もっと詳しく教えてほしい。後でアスティンに聞いても、多分理解できん」
意図がわからず、マグダリーナは首を傾げた。
「アスティンは腕は良いが、人に教えるのが下手くそで困る」
「ああ……」
マグダリーナはなんとなく納得した。
「俺の魔法は水属性だが、それだとやはり先程の収穫の魔法を会得するのは無理か?
それになんで農産物の収穫に魔法を使うなんてことに?」
あ、これ長くなるやつねと、マグダリーナは思った。
ヴェリタスとライアンも、無言で日除けを設置し始める。長くなるのだ。
「あ、いえ、属性に分類すると、収穫魔法は土と水と風の三属性の複合魔法に分類されます。でも元々人はどの属性でも使えるんです……あの、魔法……お好きなんですか?」
彼は黙って深く頷いた。
結局暗くなるまで、マグダリーナ達は魔法講座をすることになった。
観戦は在校生の保護者の他に、事前に観戦を知らせている各種団体の代表者や王宮関係者、拝領貴族の一族等、想像以上の人数だった。観戦場を包囲する建物は、そのまま観戦者の宿にもなるらしい。
ショウネシー領の保護者枠には父親のダーモット、伯母のドーラとブレア夫婦。アスティン家からはシャロンがやってきている。
ダーモットに付き添って嫡子のアンソニーが。ショウネシー家の使用人としてケーレブとグレイが。
そして。
高齢のブレアの付き添いにニレルとエステラが。
アスティン家の使用人の中にエデンとルシンが紛れ込んでいた。
桃スラ団は、朝練用の運動服と運動靴に、桃色の飾り布をつけた軽装で開会に向かう。
変わったところといえば、マグダリーナが背中に団旗を背負っていることくらいだ。
開会前に会ったドロシー王女とアグネス王女に、重くないか心配されたので、実際ドロシー王女に持ってもらうと「まあ軽いわ!」と淑やかさと優雅さで名を馳せる王女が、楽しそうに旗振りをして見せて周囲を驚かせた。
学生会の規定で団旗のサイズと重さは、歩兵が一人で持って走れる程度に決められているので、そう重くは無かった。
「頑張ってね。私達は団は違いますけど、皆さんを応援してましてよ」
最後にドロシー王女はそう言うと、ドロシー王女は水色に金糸の刺繍の入ったリボンを、アグネス王女は真紅に金糸の刺繍の入ったリボンを、四人の腕に巻いてくれた。
「応援したい方に、手作りのリボンを渡すのが、昔から家政科女子の流行りでしてよ。ずっとやってみたかったんですの。夢が叶いましたわ」
ドロシーとアグネスは、楽しげにそう言った。
「ありがとうございます! 光栄です」
各々王女達に笑顔で礼を述べた。
王女達と別れた後は、ミネットも同じく桃スラ団員分のリボンをくれた。こちらは水色とたまごベージュ色の縞のリボンに、桃色のスライムの刺繍がしてあった。
◇◇◇
領地戦一日目は、競技場内に隠された五百個の魔石を集め、数を競う競技だ。
これは前代未聞の短時間で終わった。
学生会長であるエリック王子が始まりの合図を鳴らすと、各団一斉に基地から飛び出して行く。
桃スラ団は開会の挨拶の時のまま、学生会のテントの前にいた。
学生会のテントは競技場内にある。
不正はなかったの主張と安全対策の為に、明日までこの付近にいるつもりだった。
ライアンはレベッカと手を繋ぎ、ライアンとヴェリタスはマグダリーナに手の平を上にして差し出した。マグダリーナはそこへ手を添えると、ヴェリタスとレベッカが短杖をだしてお互いのそれを交差させた。
マグダリーナが魔力源、ライアンが変換器、レベッカとヴェリタスが実行係だった。
「索敵」
ヴェリタスが唱える。
そして競技場内の魔石の場所を全て掌握した。それはマグダリーナとライアンを通して、レベッカにも共有される。
レベッカは唱えた。
「収穫!!」
競技場内に隠された魔石は、輝きだすと瞬時に、四人の中心地点に「飛び込んで」きた。
これがドミニクとセレンが開発した収穫魔法である。もちろん本来の用途は農産物の収穫だ。収穫される側のサトウマンドラゴラ云く、まだまだ改良点ありとの評価だが、今回の競技には正に最適だった。
今までこの競技は、魔石を探しながら相手の団の邪魔もするサバイバル競技であった。
各団の団員達は、何が起こったのか分からず、一瞬躊躇ったものの、何事もなかったものと判断して競技を続行し始めようとした。
エリック王子が素早く学生会のテントから出てきて、競技終了の合図を行った。
ようやく各団の代表が、何事かと魔獣に乗ってやってくる。
「学生会長殿、状況を説明していただきたい」
黄色の飾り布をつけた、体格の良い男子上級生が、一番先にやってきて聞いた。
「桃色スライムが魔石を五百個集めた。よって競技終了だ」
「そんな魔法、聞いたこともない」
狼型の魔獣に乗った青い飾り布の男子生徒が疑り深くマグダリーナ達を見る。
集まったのは皆、高等部の男子生徒で背が高いうえに、魔獣に乗っている。マグダリーナは見上げて首が痛くなりそうだと思った。
「ショウネシー嬢」
エリック王子に促されて、マグダリーナは渋々説明した。
「我が領の魔法使い達が、独自に研究開発している、農産物収穫の魔法を応用しました。索敵魔法で特定した、重さ一キロ以下の物質を収穫……集める魔法です」
エリックは確認した。
「重さ一キロ以下は確かかい?」
「はい」
マグダリーナは頷いた。
「うん、彼女に嘘はない。と言うわけで、明日の競技で団旗と、個人の飾り布を一斉に収穫されると競技が成立しなくなる。明日はこの魔法を禁止とさせてもらうが、納得してもらえるか?」
「承知いたしました」
エリックは頷いた。
「理解してもらえて助かる。では今日は早いが一旦終了。明日の競技に備えてくれ」
この時、エリック王子が鑑定魔法を習得していることに、マグダリーナは気がついた。多分師はシャロン伯母様だろう。
一旦自陣に戻ってから、先程いた青の上級生が、またやってきた。
「ショウネシー嬢、先程の魔法について、もっと詳しく教えてほしい。後でアスティンに聞いても、多分理解できん」
意図がわからず、マグダリーナは首を傾げた。
「アスティンは腕は良いが、人に教えるのが下手くそで困る」
「ああ……」
マグダリーナはなんとなく納得した。
「俺の魔法は水属性だが、それだとやはり先程の収穫の魔法を会得するのは無理か?
それになんで農産物の収穫に魔法を使うなんてことに?」
あ、これ長くなるやつねと、マグダリーナは思った。
ヴェリタスとライアンも、無言で日除けを設置し始める。長くなるのだ。
「あ、いえ、属性に分類すると、収穫魔法は土と水と風の三属性の複合魔法に分類されます。でも元々人はどの属性でも使えるんです……あの、魔法……お好きなんですか?」
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