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十一章 笛吹き
222. 誘拐
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「くそっ」
ヴェリタスは魔剣の男の攻撃を交わしながら、なるべく距離を取る。
「ふん、ハイエルフの手助けを待っても無駄だぞ。この結界は聖エルフェーラ教国と同じ、ハイエルフが入れない結界になってるからな」
魔剣の男は自身の勝利を確信しながら、ヴェリタスの心を折ろうとする。
「そーかよ」
手持ちの剣をバラバラに斬られ、ヴェリタスは風魔法をぶつけた。
男の魔剣はそれすら、斬って捨てた。
「魔法も斬るのか……」
チラリとレベッカを見る。レベッカは、ただ無心に結界に拳をぶつけていた。
グレイとアンソニーは火蛇を倒したものの、更に三体魔獣を召喚されて、手が離せない。
マグダリーナに魔狼が襲いかかるのを、アンソニーが氷魔法で仕留めた。
「お姉さま、ライアン兄さんの傷を、早く!」
「分かったわ!」
マグダリーナが再びライアンに向かって走り出した時、流民の幌馬車から声がした。
「準備できたぞ!」
魔剣の男にできた、一瞬の隙を逃さず、ライアンは風魔法と身体強化で、一気に距離を詰める。
「うぉおおおおお!!!!」
ライアンは男の喉を狙って切りつけたが、ギリギリでかわされ、浅い傷しか付けられなかった。
(待って! ライアン兄さん動かないで!!!)
ライアンの素早い動きで戦闘に入られては、マグダリーナは追いつけないし、回復魔法もかけれない。今度から動いてる相手に回復魔法をかける方法を習わないと……
マグダリーナは回復薬を取り出した。
「エア、お願い。これをライアン兄さんにかけて!」
『わかったぴゅん!』
エアは素早くライアンに向かって飛ぶ。
だが魔剣の男は、エアをも真っ二つに斬った。
青い小鳥は光の粒になって消え、回復薬は虚しく地面に落ちて溢れた。
「エア――――!!!!」
マグダリーナは叫んだ。男はライアンを殴って気絶させる。
その時、ヴェリタスが動いた。
素早く男の懐に入り、その手を翳す。
「我創世の女神に願い奉る。我と我が仲間に剣を向けるこの男が、二度と魔法が使えぬように!!」
青白い魔法の輝きが、魔剣の男を包む。
「ぐあぁぁぁ!!!! く……くそ……」
男は最後の悪あがきに、魔剣をヴェリタスの胸に突き立てた。
そして。
ヴェリタスは、マグダリーナの目の前で、ゆっくりと仰向けに倒れた。
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
マグダリーナの叫びに、レベッカが渾身の魔力を込めて、結界を殴り付けた。
ピシリと糸くずのような小さな綻びが出来る。そこから、小さな小精霊達が、涙のように流れ込んできた。
踊り子達は素早く幌馬車へと乗り込んでいく。
魔獣を討伐し終わったグレイとアンソニーも駆けてくる。
「パイパー、どれが聖属性の娘だ?」
ヴェリタスに魔法を封じられた男は、よろめきながらも立ち上がる。
もう一人の男がやってきて、ライアンを抱えた。
「やめて! 私の子を連れてかないで!!」
パイパーは男をつき飛ばす。
「どうした、パイパー。お前の子だ。お前と一緒に行くんだろう」
突き飛ばされた男は訳がわからないという顔をしている。
流れ込む小精霊たちがマグダリーナに教えてくれた。彼が来る。怒りを纏って。
その時、流民の幌馬車が光り出した。
(――あれは、まさか。転移魔法の光……?!)
「くっ……抜けん」
魔剣の男が、ヴェリタスの胸から剣を抜き取ろうとするが、びくともしない。
そして、か細い結界の綻びから、白光の槍が降り注ぎ、男を貫いた。
「やばい! おい、こいつの命が惜しかったら、妹の方も来るんだ! 直ぐにだ!」
突き飛ばされた方の男が、ライアンの首に短剣を当てる。
レベッカの肩が揺れる。
「ダメよ! 来ちゃダメ! お願い、ライアンを離して!!」
パイパーが叫ぶ。
男の目の色が、すっと冷えたものに変わり、男の短剣がパイパーの身体に吸い込まれた。
「裏切り者め……」
パイパーは倒れた。そこに、じわりと赤い水たまりが出来ていく。
男はそのまま、気と血の気を失った、青白い顔のライアンを抱えて幌馬車へ向かう。
「お兄様!!!」
レベッカは、とうとう走り出した。
ぷーくまっぷー
ナードも後を追うが、レベッカはそれを許さなかった。
「ついて来ちゃダメよナード! 来たら絶交なんだから!!!」
従魔であるナードは、主の命令に逆らえない。ぽろぽろ涙を流して、くまーくまーと鳴いた。
マグダリーナは、遠くなる二人を見て、どうしようもなく胸が苦しくなった。クレメンティーンが夢で言ってた事を思い出す。
――貴女の兄と妹を教国に取られてはいけない――
アンソニーは幌馬車に向けて魔法を放ったが、どれも幌馬車を包む光に弾き飛ばされてしまう。
「そんな……」
「トニー、タマとヴヴをお願い」
「お姉さま?!」
マグダリーナはアンソニーにタマとヴヴを渡すと、レベッカの後を追った。
「お姉さま……!!!」
「あとはお願い! 必ず助けに来て!!!」
マグダリーナは走った。マグダリーナに気づいたレベッカが驚いた顔をする。
「ライアン兄さんの妹は、私達二人よ!!」
そうやって幌馬車に乗り込んだ瞬間、幌馬車はアンソニーとグレイの目の前からかききえた。
◇◇◇
「……間に合わなかったか」
結界の隙間を無理矢理広げてやって来たのは、ルシンだった。
一緒に来たマゴーが、倒れている男とパイパーに、ほどほどの治療をしながら、捕縛する。
「……ルシン兄様」
ルシンは、アンソニーの涙をそっと拭った。
「準備が……準備が必要です。お姉さま達とお兄さまを助けに行くための……僕に力を貸して下さい」
ルシンは頷いた。
「アンソニー様、ヴェリタス様が……!!」
胸を刺されているのに、出血の無いヴェリタスを、不思議に思って調べていたグレイが声をかける。
「妖精の実……!!」
アンソニーは、ヴェリタスの胸元でキラキラ光っている木屑のようなものを見て、瞳を輝かせた。
生きている。彼はまだ生きている。
アンソニーはそっとヴェリタスの手を握った。
「起きて……! ルタ兄さん!!」
ヴェリタスは魔剣の男の攻撃を交わしながら、なるべく距離を取る。
「ふん、ハイエルフの手助けを待っても無駄だぞ。この結界は聖エルフェーラ教国と同じ、ハイエルフが入れない結界になってるからな」
魔剣の男は自身の勝利を確信しながら、ヴェリタスの心を折ろうとする。
「そーかよ」
手持ちの剣をバラバラに斬られ、ヴェリタスは風魔法をぶつけた。
男の魔剣はそれすら、斬って捨てた。
「魔法も斬るのか……」
チラリとレベッカを見る。レベッカは、ただ無心に結界に拳をぶつけていた。
グレイとアンソニーは火蛇を倒したものの、更に三体魔獣を召喚されて、手が離せない。
マグダリーナに魔狼が襲いかかるのを、アンソニーが氷魔法で仕留めた。
「お姉さま、ライアン兄さんの傷を、早く!」
「分かったわ!」
マグダリーナが再びライアンに向かって走り出した時、流民の幌馬車から声がした。
「準備できたぞ!」
魔剣の男にできた、一瞬の隙を逃さず、ライアンは風魔法と身体強化で、一気に距離を詰める。
「うぉおおおおお!!!!」
ライアンは男の喉を狙って切りつけたが、ギリギリでかわされ、浅い傷しか付けられなかった。
(待って! ライアン兄さん動かないで!!!)
ライアンの素早い動きで戦闘に入られては、マグダリーナは追いつけないし、回復魔法もかけれない。今度から動いてる相手に回復魔法をかける方法を習わないと……
マグダリーナは回復薬を取り出した。
「エア、お願い。これをライアン兄さんにかけて!」
『わかったぴゅん!』
エアは素早くライアンに向かって飛ぶ。
だが魔剣の男は、エアをも真っ二つに斬った。
青い小鳥は光の粒になって消え、回復薬は虚しく地面に落ちて溢れた。
「エア――――!!!!」
マグダリーナは叫んだ。男はライアンを殴って気絶させる。
その時、ヴェリタスが動いた。
素早く男の懐に入り、その手を翳す。
「我創世の女神に願い奉る。我と我が仲間に剣を向けるこの男が、二度と魔法が使えぬように!!」
青白い魔法の輝きが、魔剣の男を包む。
「ぐあぁぁぁ!!!! く……くそ……」
男は最後の悪あがきに、魔剣をヴェリタスの胸に突き立てた。
そして。
ヴェリタスは、マグダリーナの目の前で、ゆっくりと仰向けに倒れた。
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
マグダリーナの叫びに、レベッカが渾身の魔力を込めて、結界を殴り付けた。
ピシリと糸くずのような小さな綻びが出来る。そこから、小さな小精霊達が、涙のように流れ込んできた。
踊り子達は素早く幌馬車へと乗り込んでいく。
魔獣を討伐し終わったグレイとアンソニーも駆けてくる。
「パイパー、どれが聖属性の娘だ?」
ヴェリタスに魔法を封じられた男は、よろめきながらも立ち上がる。
もう一人の男がやってきて、ライアンを抱えた。
「やめて! 私の子を連れてかないで!!」
パイパーは男をつき飛ばす。
「どうした、パイパー。お前の子だ。お前と一緒に行くんだろう」
突き飛ばされた男は訳がわからないという顔をしている。
流れ込む小精霊たちがマグダリーナに教えてくれた。彼が来る。怒りを纏って。
その時、流民の幌馬車が光り出した。
(――あれは、まさか。転移魔法の光……?!)
「くっ……抜けん」
魔剣の男が、ヴェリタスの胸から剣を抜き取ろうとするが、びくともしない。
そして、か細い結界の綻びから、白光の槍が降り注ぎ、男を貫いた。
「やばい! おい、こいつの命が惜しかったら、妹の方も来るんだ! 直ぐにだ!」
突き飛ばされた方の男が、ライアンの首に短剣を当てる。
レベッカの肩が揺れる。
「ダメよ! 来ちゃダメ! お願い、ライアンを離して!!」
パイパーが叫ぶ。
男の目の色が、すっと冷えたものに変わり、男の短剣がパイパーの身体に吸い込まれた。
「裏切り者め……」
パイパーは倒れた。そこに、じわりと赤い水たまりが出来ていく。
男はそのまま、気と血の気を失った、青白い顔のライアンを抱えて幌馬車へ向かう。
「お兄様!!!」
レベッカは、とうとう走り出した。
ぷーくまっぷー
ナードも後を追うが、レベッカはそれを許さなかった。
「ついて来ちゃダメよナード! 来たら絶交なんだから!!!」
従魔であるナードは、主の命令に逆らえない。ぽろぽろ涙を流して、くまーくまーと鳴いた。
マグダリーナは、遠くなる二人を見て、どうしようもなく胸が苦しくなった。クレメンティーンが夢で言ってた事を思い出す。
――貴女の兄と妹を教国に取られてはいけない――
アンソニーは幌馬車に向けて魔法を放ったが、どれも幌馬車を包む光に弾き飛ばされてしまう。
「そんな……」
「トニー、タマとヴヴをお願い」
「お姉さま?!」
マグダリーナはアンソニーにタマとヴヴを渡すと、レベッカの後を追った。
「お姉さま……!!!」
「あとはお願い! 必ず助けに来て!!!」
マグダリーナは走った。マグダリーナに気づいたレベッカが驚いた顔をする。
「ライアン兄さんの妹は、私達二人よ!!」
そうやって幌馬車に乗り込んだ瞬間、幌馬車はアンソニーとグレイの目の前からかききえた。
◇◇◇
「……間に合わなかったか」
結界の隙間を無理矢理広げてやって来たのは、ルシンだった。
一緒に来たマゴーが、倒れている男とパイパーに、ほどほどの治療をしながら、捕縛する。
「……ルシン兄様」
ルシンは、アンソニーの涙をそっと拭った。
「準備が……準備が必要です。お姉さま達とお兄さまを助けに行くための……僕に力を貸して下さい」
ルシンは頷いた。
「アンソニー様、ヴェリタス様が……!!」
胸を刺されているのに、出血の無いヴェリタスを、不思議に思って調べていたグレイが声をかける。
「妖精の実……!!」
アンソニーは、ヴェリタスの胸元でキラキラ光っている木屑のようなものを見て、瞳を輝かせた。
生きている。彼はまだ生きている。
アンソニーはそっとヴェリタスの手を握った。
「起きて……! ルタ兄さん!!」
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