森羅万象(短歌)

ニャロック

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春待つ君

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川面から霧たち登り風に揺れ白き絨毯ジュウタン敷きつめて朝


ひとりの離れし君の息づかい聞こえくるかもこの静寂に


夜の闇問いかけれども答えなくただ深きふち彷徨さまよいて行く


日差し受けステンドグラス輝きぬ美しさのなか悲劇を語る
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