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第5章 戦争、休憩、戦争
065 帰国
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日が沈みかけ、もうまもなく夜になる。
オレの前には鉱山都市テパエあった。ネンズに会いにこの街に来たのが、もうずいぶん昔のことのように思える。
紆余曲折はあったものの、ようやく領地に帰ってこれたわけだ。
ルオフィキシラル領を守っていた魔王の布告は今日で切れ、明日には戦争が始まる。危ないところだったが、なんとか期限に間に合わせることができた。
「ディニッサ様、街に入らないんですか?」
デトナの声でわれに返った。
感慨にふけっている場合じゃなかったな。まだこれからやることがある。
デトナとアンゴンを促し、テパエの城門に向かう。
時間はロスするが、3人だけで先行することにしたのだ。いきなり魔物を街に寄越すと、住人がパニックを起こす危険性があるからだ。
シロで脅かしてしまった前科があるからな。街に立ち寄ったはずの、ヘルベルトが言い含めてくれているかもしれないが、それは期待しすぎなように思える。それに多少時間を無駄にしても、明日の開戦には十分に間に合う。
「止まれーい!」
街の入り口に近づくと、ドワーフたちが偉そうな態度で呼び止めてきた。
番兵たちは、ジロジロと無遠慮にオレたちを眺めてくる。
「わらわは──」
「お前ら、良い服を着ているな! ということは金も持っているな。通行料を払ってもらおうか!」
この世界では、街に入る時に入市税を取られる。だが、領主が街に入る時に税金を徴収されるというのはありえないだろう。……まあ、ディニッサは引きこもっていたから、番兵が顔を知らなくても無理はないけど。
「わらわは──」
「子供だからといって、容赦はしないぞ! さ、有り金の半分を出せ!」
有り金の半分……!?
「それから、その服と装飾品の分で……。追加で、金貨200枚といったところだな!」
吹き出しそうになった。
税率50%? しかも追加で金貨200枚だと?
入市税とは断じてそんなアホな制度ではない。有り金の半分も巻き上げていたら商人も旅人も寄り付かないゴーストタウンになるだろ。常識的に考えて……。
「誰の許可を得て、そのような無法をしておる! ブワーナンの指図か」
「なんだと? 生意気な娘め。これはこの街の代官代理を任された、ザムゾン司教のご命令である!」
ザムゾン司教……?
ああ、なんとなく名簿で見た記憶がある。ルオフィキシラル教会の、高位聖職者の一人だ。たしか、城の謁見にも来ていた……気がする。
たしかに、ルオフィキシラル教会には徴税権を与えた。あくまで村々の作物についてだけのつもりで、入市税まで扱わせるつもりはなかったが、これも職権の範囲内だと強弁はできなくもないだろう。
しかし同時に、不正は許さないともクギを刺したはずだ。それがこの有り様か。
たった一ヶ月国から離れていただけで、ここまで腐るのかよ……。
いや、オレも権力を持った教会が変質することは予想していましたよ?
でも徴税制度を導入してからでも、二ヶ月弱しかたってないんですけど!
真夏の鮮魚なみの足の早さだった。
「ザムゾンとやらのところに案内せよ!」
「お前──」
門番が持っていた槍を掴んで、その穂先を握りつぶしてやった。文句を言いかけていたドワーフは、目を見開いて驚愕している。木製の柄の部分ではなく、鉄製の刃を握りつぶしたのだ。オレが魔族だということは一目瞭然だ。
「お前、い、いや、あなたは、どなたで……!?」
「ディニッサ・ロニドゥ・ルオフィキシラル。そなたたちには聞き覚えがないかもしれぬがの! 一応、この街の領主のつもりでいる者じゃ!」
番兵たちは、口をぽかんと開けて立ち尽くした。
* * * * *
「あ、あの、ディニッサ様……」
「なんじゃ!」
「ヒィっ!」
ザムゾンのいる教会へ行く途中で、隊長らしきドワーフがおずおずと話しかけてきた。しかしオレが強く返事をすると、悲鳴をあげてうつむいてしまった。
その様子を見て、少し冷静になる。
ドワーフたちを眺めると、質素な服を着ていた。宝石をジャラジャラさせてもいないし、ザムゾンと共に汚金を貪ったという感じではない。
よく考えれば、下っ端に当たり散らしてもしかたがない。どんな命令でも、上司の指示では断りにくかろう。旅人や住人にも憎まれるだろうし、ある意味彼らは犠牲者とも言える。
「どうしたのじゃ。怒らぬゆえ、言ってみよ」
「……は、そ、その、ディニッサ様は、大勢の魔物といっしょに来るということではなかったのでしょうか」
……。
気遣いが裏目に出た。
いや違うか。シロたちと来ていたら不正を発見できなかったわけで、結果的には良い判断だったといえる。
「街の者が怯えると思ったのでな。フェンリルたちは山で待機させておる」
「ご心配なく! 住人には連絡を徹底しております!」
ドワーフが自慢気に返事をした。けれどオレは不安になった。
こいつらが連絡したのか? なんか高圧的な態度で指示してそうだ。まさか食料の強制徴収とかやってないよな……。
が、不安は的中してしまった。
歩いて行くと、広場に食べ物が山積みになっているのが見えてきたのである。
テパエは人口わずか3000ほどの街だ。おまけに山間で、農作物の生産力も低い。あんなに余剰食料があるわけがないのだ。
「姫さん……。これ、姫さんの指示ってことにされますぜ?」
アンゴンが眉をひそめた。オレと同じ懸念を抱いたらしい。
住人たちは司教が勝手にやったとは思わないだろう。オレが横暴にも食料を没収したと考えるはずだ。そしてオレが恨まれる、と。
ザムゾン司教がなぜそうしたのかはわかる。不正を働くような豚野郎ほど、得てして上にはうまく媚びへつらうものだからな。史上、この種の佞臣に騙された君主は数多い。オレは気をつけよう……。
「デトナ、シロを呼んできてほしいのじゃ。わらわが戻らなくても、そこの食料を
食べさせてしまってかまわぬ」
「……大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃ」
デトナはアンゴンをチラリと見て、不安そうにした。オレをアンゴンと二人きりにするのは気が進まない様子だ。しかしもう一度指示すると、魔法で姿を消した。
「……大丈夫ですかね?」
「やむを得ん」
デトナと同じ言葉だが、その指す意味は違う。
アンゴンは、食料を食べさせてしまうことによる統治問題を心配しているのだろう。しかし集めた食料を元に戻すのも難しい。誰がどれを出したかで揉めるのは目に見えている。
きちんと名簿でも作ってあれば話は別だが、悪徳司教がそこまでやっているとは思えない。住人には金を渡して、なんとか納得してもらうしかないだろう。まあ、その金の分け方でもモメるだろうけど……。
* * * * *
街はずれの教会にたどり着いた。
全体的にみすぼらしい、今にも倒壊しそうな古びた教会だった。
「ご苦労。そなたちは帰ってよい」
番兵たちを帰して、教会の扉を開ける。この中にザムゾン司教がいるはずだ。
入るなり、白ヒゲのドワーフが駆け寄ってきた。
「お、おお! でぃ、ディニッサ様……!」
ザムゾンだ。わずかに見覚えがあった。やはり城で謁見していたらしい。
「ディニッサ様、ディニッサ様、ディニッサ様……!」
ザムゾンは、オレの数メートル前で壁にぶつかったかのように立ち止まり、身を投げるように床にひれ伏した。
……なんかイメージと違うな。
もっと時代劇の悪代官っぽい感じできてくれないと困るんだが。これが本物の悪人の演技力というヤツなのか。すごいな。オレを崇拝しているような気配が、びんびんに醸し出されている。
「ザムゾン、なぜあのような無茶な税をかけたのじゃ。釈明してみよ」
「……っ!」
「どうしたのじゃ。何も言うことはないのか」
「でぃ、ディニッサ様、も、もう一度、もう一度、ワシの名を」
「ザムゾン……?」
「はうっ……!」
ザムゾンは這いつくばったまま、オレを見上げている。
その顔には、恍惚とした表情が浮かんでいた……。
「ざ、ザムゾン、わらわの質問に答えよ」
「み、三度。三度もワシの名を、あのディニッサ様が……!」
ザムゾンはぶるぶると震えている。その顔は紅潮し、今にも絶頂を迎えそうな雰囲気だった。
ヤバイ。
こいつは、予想と違う方向にヤバイ奴だ……!
オレの前には鉱山都市テパエあった。ネンズに会いにこの街に来たのが、もうずいぶん昔のことのように思える。
紆余曲折はあったものの、ようやく領地に帰ってこれたわけだ。
ルオフィキシラル領を守っていた魔王の布告は今日で切れ、明日には戦争が始まる。危ないところだったが、なんとか期限に間に合わせることができた。
「ディニッサ様、街に入らないんですか?」
デトナの声でわれに返った。
感慨にふけっている場合じゃなかったな。まだこれからやることがある。
デトナとアンゴンを促し、テパエの城門に向かう。
時間はロスするが、3人だけで先行することにしたのだ。いきなり魔物を街に寄越すと、住人がパニックを起こす危険性があるからだ。
シロで脅かしてしまった前科があるからな。街に立ち寄ったはずの、ヘルベルトが言い含めてくれているかもしれないが、それは期待しすぎなように思える。それに多少時間を無駄にしても、明日の開戦には十分に間に合う。
「止まれーい!」
街の入り口に近づくと、ドワーフたちが偉そうな態度で呼び止めてきた。
番兵たちは、ジロジロと無遠慮にオレたちを眺めてくる。
「わらわは──」
「お前ら、良い服を着ているな! ということは金も持っているな。通行料を払ってもらおうか!」
この世界では、街に入る時に入市税を取られる。だが、領主が街に入る時に税金を徴収されるというのはありえないだろう。……まあ、ディニッサは引きこもっていたから、番兵が顔を知らなくても無理はないけど。
「わらわは──」
「子供だからといって、容赦はしないぞ! さ、有り金の半分を出せ!」
有り金の半分……!?
「それから、その服と装飾品の分で……。追加で、金貨200枚といったところだな!」
吹き出しそうになった。
税率50%? しかも追加で金貨200枚だと?
入市税とは断じてそんなアホな制度ではない。有り金の半分も巻き上げていたら商人も旅人も寄り付かないゴーストタウンになるだろ。常識的に考えて……。
「誰の許可を得て、そのような無法をしておる! ブワーナンの指図か」
「なんだと? 生意気な娘め。これはこの街の代官代理を任された、ザムゾン司教のご命令である!」
ザムゾン司教……?
ああ、なんとなく名簿で見た記憶がある。ルオフィキシラル教会の、高位聖職者の一人だ。たしか、城の謁見にも来ていた……気がする。
たしかに、ルオフィキシラル教会には徴税権を与えた。あくまで村々の作物についてだけのつもりで、入市税まで扱わせるつもりはなかったが、これも職権の範囲内だと強弁はできなくもないだろう。
しかし同時に、不正は許さないともクギを刺したはずだ。それがこの有り様か。
たった一ヶ月国から離れていただけで、ここまで腐るのかよ……。
いや、オレも権力を持った教会が変質することは予想していましたよ?
でも徴税制度を導入してからでも、二ヶ月弱しかたってないんですけど!
真夏の鮮魚なみの足の早さだった。
「ザムゾンとやらのところに案内せよ!」
「お前──」
門番が持っていた槍を掴んで、その穂先を握りつぶしてやった。文句を言いかけていたドワーフは、目を見開いて驚愕している。木製の柄の部分ではなく、鉄製の刃を握りつぶしたのだ。オレが魔族だということは一目瞭然だ。
「お前、い、いや、あなたは、どなたで……!?」
「ディニッサ・ロニドゥ・ルオフィキシラル。そなたたちには聞き覚えがないかもしれぬがの! 一応、この街の領主のつもりでいる者じゃ!」
番兵たちは、口をぽかんと開けて立ち尽くした。
* * * * *
「あ、あの、ディニッサ様……」
「なんじゃ!」
「ヒィっ!」
ザムゾンのいる教会へ行く途中で、隊長らしきドワーフがおずおずと話しかけてきた。しかしオレが強く返事をすると、悲鳴をあげてうつむいてしまった。
その様子を見て、少し冷静になる。
ドワーフたちを眺めると、質素な服を着ていた。宝石をジャラジャラさせてもいないし、ザムゾンと共に汚金を貪ったという感じではない。
よく考えれば、下っ端に当たり散らしてもしかたがない。どんな命令でも、上司の指示では断りにくかろう。旅人や住人にも憎まれるだろうし、ある意味彼らは犠牲者とも言える。
「どうしたのじゃ。怒らぬゆえ、言ってみよ」
「……は、そ、その、ディニッサ様は、大勢の魔物といっしょに来るということではなかったのでしょうか」
……。
気遣いが裏目に出た。
いや違うか。シロたちと来ていたら不正を発見できなかったわけで、結果的には良い判断だったといえる。
「街の者が怯えると思ったのでな。フェンリルたちは山で待機させておる」
「ご心配なく! 住人には連絡を徹底しております!」
ドワーフが自慢気に返事をした。けれどオレは不安になった。
こいつらが連絡したのか? なんか高圧的な態度で指示してそうだ。まさか食料の強制徴収とかやってないよな……。
が、不安は的中してしまった。
歩いて行くと、広場に食べ物が山積みになっているのが見えてきたのである。
テパエは人口わずか3000ほどの街だ。おまけに山間で、農作物の生産力も低い。あんなに余剰食料があるわけがないのだ。
「姫さん……。これ、姫さんの指示ってことにされますぜ?」
アンゴンが眉をひそめた。オレと同じ懸念を抱いたらしい。
住人たちは司教が勝手にやったとは思わないだろう。オレが横暴にも食料を没収したと考えるはずだ。そしてオレが恨まれる、と。
ザムゾン司教がなぜそうしたのかはわかる。不正を働くような豚野郎ほど、得てして上にはうまく媚びへつらうものだからな。史上、この種の佞臣に騙された君主は数多い。オレは気をつけよう……。
「デトナ、シロを呼んできてほしいのじゃ。わらわが戻らなくても、そこの食料を
食べさせてしまってかまわぬ」
「……大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃ」
デトナはアンゴンをチラリと見て、不安そうにした。オレをアンゴンと二人きりにするのは気が進まない様子だ。しかしもう一度指示すると、魔法で姿を消した。
「……大丈夫ですかね?」
「やむを得ん」
デトナと同じ言葉だが、その指す意味は違う。
アンゴンは、食料を食べさせてしまうことによる統治問題を心配しているのだろう。しかし集めた食料を元に戻すのも難しい。誰がどれを出したかで揉めるのは目に見えている。
きちんと名簿でも作ってあれば話は別だが、悪徳司教がそこまでやっているとは思えない。住人には金を渡して、なんとか納得してもらうしかないだろう。まあ、その金の分け方でもモメるだろうけど……。
* * * * *
街はずれの教会にたどり着いた。
全体的にみすぼらしい、今にも倒壊しそうな古びた教会だった。
「ご苦労。そなたちは帰ってよい」
番兵たちを帰して、教会の扉を開ける。この中にザムゾン司教がいるはずだ。
入るなり、白ヒゲのドワーフが駆け寄ってきた。
「お、おお! でぃ、ディニッサ様……!」
ザムゾンだ。わずかに見覚えがあった。やはり城で謁見していたらしい。
「ディニッサ様、ディニッサ様、ディニッサ様……!」
ザムゾンは、オレの数メートル前で壁にぶつかったかのように立ち止まり、身を投げるように床にひれ伏した。
……なんかイメージと違うな。
もっと時代劇の悪代官っぽい感じできてくれないと困るんだが。これが本物の悪人の演技力というヤツなのか。すごいな。オレを崇拝しているような気配が、びんびんに醸し出されている。
「ザムゾン、なぜあのような無茶な税をかけたのじゃ。釈明してみよ」
「……っ!」
「どうしたのじゃ。何も言うことはないのか」
「でぃ、ディニッサ様、も、もう一度、もう一度、ワシの名を」
「ザムゾン……?」
「はうっ……!」
ザムゾンは這いつくばったまま、オレを見上げている。
その顔には、恍惚とした表情が浮かんでいた……。
「ざ、ザムゾン、わらわの質問に答えよ」
「み、三度。三度もワシの名を、あのディニッサ様が……!」
ザムゾンはぶるぶると震えている。その顔は紅潮し、今にも絶頂を迎えそうな雰囲気だった。
ヤバイ。
こいつは、予想と違う方向にヤバイ奴だ……!
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