142 / 148
番外
096 フィア1
しおりを挟む
ルオフィキシラル城の会議室に、幾人かの魔族が集まっていた。
領主代理のフィア、文官長ケネフェト、武官長クナーミーニヴ、ヴァロッゾ代官ノラン、テパエ代官ブワーナン、建設大臣ネンズの6名だ。
彼らが集まっているのは、ルオフィキシラル領の今後を決めるためだった。
本来ならそれはディニッサの役目である。だが、ディニッサ行方はようとして知れず、いつ帰ってくるかもわからないのだ。
本当に帰ってくるのだろうか……?
幾人かは、そう考えていたかもしれない。
彼らからすればディニッサは、職務を放棄していた困った主だ。
最近「人が変わったように」真面目になっていたが、また元に戻ったかと疑われてもしかたのない事であろう。
「はぁ……」
誰かがため息をつく。会議室には、重苦しい空気が流れていた。
暗い雰囲気の原因は、ディニッサの不在だけではない。追い打ちをかけるように、凶報が届けられていたのである。
──ルオフィキシラル領への侵攻を禁止した「東の魔王の布告」。
その布告は三日後に切れる。
布告が切れれば戦争になると、みな覚悟はしていた。
東のアッフェリは好戦的な性格であるし、戦争準備を整えているとの情報もあった。
もちろんルオフィキシラル領でも、できるだけの対策は立てた。
それにノランたちからすれば、アッフェリは先の戦争でやりあった因縁のある相手だ。戦うことにためらいはない。
しかし東のアッフェリだけでなく、東南のルーとラー、さらに西南のジヌーロまでがルオフィキシラル領に進行中だというのだ。
ルーとラーの領主は、ディニッサの父に仕えていた魔族だ。
先の戦争後、疎遠になってはいたが、敵対関係にあったわけではない。今回の戦争では中立の立場をとるのではないか、とフィアたちは期待していたのだ。
……結果としては、甘すぎる見立てだったわけであるが。
ルー・ラーの侵攻でさえ想定外だったのだ。ジヌーロの侵攻に至っては、寝耳に水の大事件だった。
ジヌーロは、港街ヴァロッゾの西にある小さな領地だ。
海に面した土地柄だが、良港を持たないため、経済的な豊かさはない。
ジヌーロは、近隣と平和的な関係を築くことでなんとか保たれてきた領地なのだ。
その方針が突然変わったのだから、あながちフィアたちの油断だけとも言い切れない。
むしろ、敵が来るはずがない方角まで偵察していたことを、褒めてやってもいいくらいであろう。ただ、その配慮は、悩み苦しむ期間を増やしてしまっただけ、と言えなくもないが……。
現在、ルオフィキシラル軍の魔族は18名。ディニッサがいたころよりは多少増えているものの、敵との戦力差は圧倒的なものだった。
アッフェリが120人。ルー・ラーが30人。ジヌーロが40人。
もっとも少ないルー・ラーでさえ、ルオフィキシラル軍の五割増しなのだ。まともにぶつかって勝てるはずがない。
「……まあ、なんつーか、困ったな。さすがに、なんとかなる人数じゃねえよな」
ネンズがボヤく。不敵な彼も、絶望的な兵力差に意気消沈気味だった。
他の参加者も似たり寄ったりで、元気な者はいない。
フィアはテーブルの下で、拳を握りしめた。
(姫様の留守は私が守る)
そう決意しているフィアだが、どうすればこの陰気な集団を元気づけられるのか、どうにも良い手段が思いつかないのだった。
「せめて、あのお姫様がいてくれたら……」
クナーミーニヴがぽつりとつぶやく。
その言葉を聞きつけてネンズ笑った。
「なんだクナー。おまえさんも、お姫様を頼りにしてやがったのか」
「べ、べつに頼りになどしていませんわ! ただなんとなく、そう、自領の危機に城にいないお姫様に、呆れ果てて言葉が漏れただけですの」
「ムキになることねえだろ。オレだって同じ気持ちなんだからさ」
ネンズは自分の耳を触った。
いつもはピンと張った犬耳が、今はへにゃりと力なく垂れ下がっている。
「……なんかさ。姫さんなら、なんとかしてくれるような気がすんだよなあ。いや、たった一人増えたくらいじゃ焼け石に水だって、俺もわかってるんだけどな」
「ほう。ずいぶんと信頼しているではないか。任された街を、私物化した男の言葉とは思えんが」
ノランの言葉に、一瞬気まずい空気が流れる。
代官時代のネンズの税金横領を言っているわけで、かなりきわどい話題だった。ただでさえ暗い雰囲気なのに、喧嘩にでもなったら戦争どころではない。
「……」
フィアは仲裁に入ろうか、と迷った。領主代理としては、臣下の仲を保つのも大事な仕事だと思える。しかしフィアにその手の経験は無く、うまくやれる自信がなかった。
「……ノラン様、そういう冗談はこの場にはふさわしくないと思いますの」
クナーミーニヴの発言は、ノランに言い聞かせるというより、会議の参加メンバーへ釈明という色合いが濃かった。ノランの言葉はただの冗談である、と。
フィアはノランの表情を見て、苛立ちを覚えた。
その場の空気に一番驚いていたのがノランだったのだ。どうやらノランとしては、みんなを和ませる小粋なジョークを言ったつもりだったらしい。
(……ぜんぜん和まない。むしろ場の雰囲気マイナス20点。私もそうだけれど、センスが無い人間の冗談は危険だと自覚してほしい)
「ま、まあでも、じっさい俺も後悔してるぜ。最初っから諦めるんじゃなくて、ちゃんと姫様と話しあえばよかったってな。そうすりゃきっと、もっといい状況になってたはずだ」
「それは私も同罪だな。たった一度あしらわれたくらいで見限るべきではなかった。そもそも、トゥーヌル様が亡くなられてすぐに喧しく言った私が間違っていた。ディニッサ様の気持ちが落ち着いてから話しかければ、必ずや立派な領主として目覚めてくれただろう」
ネンズとノランが語り合う。
その姿を見てフィアは思った。
(絶対無理)
フィアの知る姫様は、ネンズやノランあたりの忠言を聞く人間ではない。
ネンズたちの話が通じているのは、今の姫様が「彼」だからだ。
じつはこのことについて、フィアはいまだに混乱している。
性格が違う。行動が違う。知識が違う。けれどそれでいて、フィアから見ると本物のディニッサだとしか思えないのだ。
ディニッサがふざけて、別人のふりをしているのではないか。
フィアは、そんな疑いすら持っていた。
夢の世界で、本物のディニッサと会っているのだから、疑う余地はないはずだ。
だが奇妙なことに、フィアの感覚では2人のディニッサはその両方が本物だったのだ。
ノランの変身は瞬時に見破れたのだから、姿が同じだからといって見間違うわけはないのだが……。
なんとなしに全員が黙りこんだ。過去に思いをいたしているのか、窮地を脱する方策を考えているのか、声を上げる者はいない。
その時、音が聞こえた。会議室のドアから4回音が鳴る。
「レノアノール? 入って、いい」
フィアが喋ると同時に、小柄な女が飛び込んできた。
フィアの副官(実態は雑用係に近い)をやっているノームの少女だ。
「あの、ディニッサ様の部下になったという、魔族の方がいらっしゃいました! 外見は犬系の獣人で名前はヘルベルト、それから──」
レノアノールの言葉を最後まで聞かず、フィアは会議室を飛び出ていった。
(姫様が帰ってきた……!)
領主代理のフィア、文官長ケネフェト、武官長クナーミーニヴ、ヴァロッゾ代官ノラン、テパエ代官ブワーナン、建設大臣ネンズの6名だ。
彼らが集まっているのは、ルオフィキシラル領の今後を決めるためだった。
本来ならそれはディニッサの役目である。だが、ディニッサ行方はようとして知れず、いつ帰ってくるかもわからないのだ。
本当に帰ってくるのだろうか……?
幾人かは、そう考えていたかもしれない。
彼らからすればディニッサは、職務を放棄していた困った主だ。
最近「人が変わったように」真面目になっていたが、また元に戻ったかと疑われてもしかたのない事であろう。
「はぁ……」
誰かがため息をつく。会議室には、重苦しい空気が流れていた。
暗い雰囲気の原因は、ディニッサの不在だけではない。追い打ちをかけるように、凶報が届けられていたのである。
──ルオフィキシラル領への侵攻を禁止した「東の魔王の布告」。
その布告は三日後に切れる。
布告が切れれば戦争になると、みな覚悟はしていた。
東のアッフェリは好戦的な性格であるし、戦争準備を整えているとの情報もあった。
もちろんルオフィキシラル領でも、できるだけの対策は立てた。
それにノランたちからすれば、アッフェリは先の戦争でやりあった因縁のある相手だ。戦うことにためらいはない。
しかし東のアッフェリだけでなく、東南のルーとラー、さらに西南のジヌーロまでがルオフィキシラル領に進行中だというのだ。
ルーとラーの領主は、ディニッサの父に仕えていた魔族だ。
先の戦争後、疎遠になってはいたが、敵対関係にあったわけではない。今回の戦争では中立の立場をとるのではないか、とフィアたちは期待していたのだ。
……結果としては、甘すぎる見立てだったわけであるが。
ルー・ラーの侵攻でさえ想定外だったのだ。ジヌーロの侵攻に至っては、寝耳に水の大事件だった。
ジヌーロは、港街ヴァロッゾの西にある小さな領地だ。
海に面した土地柄だが、良港を持たないため、経済的な豊かさはない。
ジヌーロは、近隣と平和的な関係を築くことでなんとか保たれてきた領地なのだ。
その方針が突然変わったのだから、あながちフィアたちの油断だけとも言い切れない。
むしろ、敵が来るはずがない方角まで偵察していたことを、褒めてやってもいいくらいであろう。ただ、その配慮は、悩み苦しむ期間を増やしてしまっただけ、と言えなくもないが……。
現在、ルオフィキシラル軍の魔族は18名。ディニッサがいたころよりは多少増えているものの、敵との戦力差は圧倒的なものだった。
アッフェリが120人。ルー・ラーが30人。ジヌーロが40人。
もっとも少ないルー・ラーでさえ、ルオフィキシラル軍の五割増しなのだ。まともにぶつかって勝てるはずがない。
「……まあ、なんつーか、困ったな。さすがに、なんとかなる人数じゃねえよな」
ネンズがボヤく。不敵な彼も、絶望的な兵力差に意気消沈気味だった。
他の参加者も似たり寄ったりで、元気な者はいない。
フィアはテーブルの下で、拳を握りしめた。
(姫様の留守は私が守る)
そう決意しているフィアだが、どうすればこの陰気な集団を元気づけられるのか、どうにも良い手段が思いつかないのだった。
「せめて、あのお姫様がいてくれたら……」
クナーミーニヴがぽつりとつぶやく。
その言葉を聞きつけてネンズ笑った。
「なんだクナー。おまえさんも、お姫様を頼りにしてやがったのか」
「べ、べつに頼りになどしていませんわ! ただなんとなく、そう、自領の危機に城にいないお姫様に、呆れ果てて言葉が漏れただけですの」
「ムキになることねえだろ。オレだって同じ気持ちなんだからさ」
ネンズは自分の耳を触った。
いつもはピンと張った犬耳が、今はへにゃりと力なく垂れ下がっている。
「……なんかさ。姫さんなら、なんとかしてくれるような気がすんだよなあ。いや、たった一人増えたくらいじゃ焼け石に水だって、俺もわかってるんだけどな」
「ほう。ずいぶんと信頼しているではないか。任された街を、私物化した男の言葉とは思えんが」
ノランの言葉に、一瞬気まずい空気が流れる。
代官時代のネンズの税金横領を言っているわけで、かなりきわどい話題だった。ただでさえ暗い雰囲気なのに、喧嘩にでもなったら戦争どころではない。
「……」
フィアは仲裁に入ろうか、と迷った。領主代理としては、臣下の仲を保つのも大事な仕事だと思える。しかしフィアにその手の経験は無く、うまくやれる自信がなかった。
「……ノラン様、そういう冗談はこの場にはふさわしくないと思いますの」
クナーミーニヴの発言は、ノランに言い聞かせるというより、会議の参加メンバーへ釈明という色合いが濃かった。ノランの言葉はただの冗談である、と。
フィアはノランの表情を見て、苛立ちを覚えた。
その場の空気に一番驚いていたのがノランだったのだ。どうやらノランとしては、みんなを和ませる小粋なジョークを言ったつもりだったらしい。
(……ぜんぜん和まない。むしろ場の雰囲気マイナス20点。私もそうだけれど、センスが無い人間の冗談は危険だと自覚してほしい)
「ま、まあでも、じっさい俺も後悔してるぜ。最初っから諦めるんじゃなくて、ちゃんと姫様と話しあえばよかったってな。そうすりゃきっと、もっといい状況になってたはずだ」
「それは私も同罪だな。たった一度あしらわれたくらいで見限るべきではなかった。そもそも、トゥーヌル様が亡くなられてすぐに喧しく言った私が間違っていた。ディニッサ様の気持ちが落ち着いてから話しかければ、必ずや立派な領主として目覚めてくれただろう」
ネンズとノランが語り合う。
その姿を見てフィアは思った。
(絶対無理)
フィアの知る姫様は、ネンズやノランあたりの忠言を聞く人間ではない。
ネンズたちの話が通じているのは、今の姫様が「彼」だからだ。
じつはこのことについて、フィアはいまだに混乱している。
性格が違う。行動が違う。知識が違う。けれどそれでいて、フィアから見ると本物のディニッサだとしか思えないのだ。
ディニッサがふざけて、別人のふりをしているのではないか。
フィアは、そんな疑いすら持っていた。
夢の世界で、本物のディニッサと会っているのだから、疑う余地はないはずだ。
だが奇妙なことに、フィアの感覚では2人のディニッサはその両方が本物だったのだ。
ノランの変身は瞬時に見破れたのだから、姿が同じだからといって見間違うわけはないのだが……。
なんとなしに全員が黙りこんだ。過去に思いをいたしているのか、窮地を脱する方策を考えているのか、声を上げる者はいない。
その時、音が聞こえた。会議室のドアから4回音が鳴る。
「レノアノール? 入って、いい」
フィアが喋ると同時に、小柄な女が飛び込んできた。
フィアの副官(実態は雑用係に近い)をやっているノームの少女だ。
「あの、ディニッサ様の部下になったという、魔族の方がいらっしゃいました! 外見は犬系の獣人で名前はヘルベルト、それから──」
レノアノールの言葉を最後まで聞かず、フィアは会議室を飛び出ていった。
(姫様が帰ってきた……!)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
魔法使いが無双する異世界に転移した魔法の使えない俺ですが、陰陽術とか武術とか魔法以外のことは大抵できるのでなんとか死なずにやっていけそうです
忠行
ファンタジー
魔法使いが無双するファンタジー世界に転移した魔法の使えない俺ですが、陰陽術とか武術とか忍術とか魔法以外のことは大抵できるのでなんとか死なずにやっていけそうです。むしろ前の世界よりもイケてる感じ?
Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる