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番外
101 ザテナフ1
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クノ・ヴェニスロの街周辺地域は、ディニッサとザテナフの合意により、ルオフィキシラル領から独立して、クノ・ヴェニスロ領となった。
言うなればザテナフは、代官から領主へと出世したわけだが、特に変わることもなく以前と同じ生活を続けていた。彼が暮らしているのも、ルオフィキシラル時代と変わらぬ簡素な代官屋敷で、新築や改築の予定はない。
その領主館に、ルオフィキシラル領からの使者が来ていた。
三つ目の魔族、ノランである。
* * * * *
ザテナフは今、領主館の私室でノランと対峙していた。
一見、親しいものに見せる厚遇のようにも思われるが、じつはそうではない。他領の正式な使者を、真っ先に私的な場に連れてくるのは、礼を失した行為だと言える。
(困りましたね)
(まったくだ。愚者というのは想像を越える)
ザテナフは、牛と羊2つの頭を持つ魔族だ。双方に意思があり、言葉をかわさず意見交換ができる。その二人ともが目の前のノランに困惑していた。
ノランは誇り高い魔族だ。ゆえに、こちらの無礼に激怒すると予想していたのだ。
交渉において、先に怒ったら負けだ。もちろん、意識して怒ってみせるのなら話は別だが。
ザテナフとしては、ノランが怒って──できれば席を立って帰ってくれるのが理想だった。
だがその期待は完全に外れた。
どうもノランは、自分が失礼な対応をされているということに、気がついていないようなのだ。これでは怒るもなにもない。ずっと武官一筋だったノランなら仕方のないこともしれないが、しかしそんな男が交渉役に選ばれるというのは失笑ものだろう。
だからと言って、今私は無礼を働いているのですよ、などと説明するわけにはいかない。
ノランが勝手に怒って帰ってくれる分には、あとで言い訳がたつ。
同じ魔王に仕えていた者と、旧交を温めたかったのだ、と。しかし意識して無礼な行為をしたと言われるのは、いろいろ問題がある。
クノ・ヴェニスロはルオフィキシラル領だった。
当然、ルオフィキシラル教徒が多くいる。農業・畜産業と、土地に居つく産業が多い地域のため、昔ながらの信者が領民の過半数を占めているのだ。
あからさまにルオフィキシラル領と──というよりはディニッサと──敵対の意志を見せると領地の統御が難しくなる。配下の魔族も、大半が先代の魔王に仕えていた者なのだから、どういう動きをとるかわからない。
ディニッサと敵対するのは下策だ。
……かと言って協力もできないのだ。
ノランの口上はまだ聞いていないが、何を欲しているのかは言われなくてもわかる。
今度の戦争の援軍を求めているはずだ。もしも違う要件なら、ルオフィキシラル領の面々の正気を疑うところだ。
援軍は出せない。
すでにそうザテナフは結論付けていた。
──じつのところ、少し前までザテナフはディニッサと共に戦うつもりだった。
ディニッサと戦うことになるであろう、東のアッフェリは野心家だ。ルオフィキシラル領が陥落したら、次はクノ・ヴェニスロが狙われる公算が高い。
その点、ディニッサとはすでに不戦条約を結んでいる。
両者のどちらかを選ぶなら、断然ディニッサ側だ。
ザテナフが力を貸せば、アッフェリと良い勝負ができるだろう。しかも両者が同盟を結んだと聞けば、ルー・ラー領も味方につく可能性が高い。そうなれば八割方こちらの勝ちだ。
そう、ザテナフはディニッサと連合してアッフェリに当たることを望んでいたのである。
しかし外交政策上、こちらから協力してやると言い出すことはできない。あくまでディニッサ側の要請で、仕方なく腰を上げるという形にする必要があるのだ。
ザテナフはルオフィキシラル領の使者が来るのを、ずっと待っていたのである。
しかし戦争が近付いているというのに、なかなか声がかからない。残りの期日が3週間になっても2週間になっても、まるで音沙汰がないのだ。
ザテナフは焦った。彼の知るディニッサなら、とっくに連絡があって然るべきだった。
あるいはルー・ラーとの同盟がなったかとも思ったが、それらしい気配もないのだ。
──クノ・ヴェニスロは交通の要衝だ。多くの商人が街を通る。
それらの情報を検討するうちに、ザテナフはおそろしいことに気づいた。
二ヶ月ほど前、急にディニッサが表舞台にあらわれた。
フェンリルを従え、テパエとヴァロッゾを取り戻し、数々の領地改革をなした。
特に稲刈り機を使った農業改革などは、ザテナフも目を見張る物で、貰い受けた稲刈り機は大いに活躍している。
しかしそれが一月前ほどから変わった。
あれだけ各地に出向いていたディニッサが、人前に姿をあらわさなくなり、ルオフィキシラル領の内政も滞り始めた。
ディニッサは領地経営に「飽きて」しまったのではないか?
ルオフィキシラル領の状態は、変わったというより正確には戻ったというべきものだ。
ディニッサが政務を放り出して城に引きこもった。そう考えると今の変化にもうなずけるのである。領地経営など楽しいものではないし、ディニッサくらいの子供なら飽きてしまっても不思議ではない。
しかしだからと言って許せるものではない。
期待が大きかった分、ザテナフの憤りも大きかった。ザテナフとしては、最終的にルオフィキシラル領に復帰することすら検討していたのだ。
彼は領地を持つ貴族になりたかったわけではない。領民のために、それが最善だと思われたからそうしたまでのことだ。もしもディニッサが優秀で、領民のことを思う領主になってくれるなら、その下につくことに否やはなかった。
けれど結果はこうだ。
ディニッサは領地を放り出した。それどころか、ルオフィキシラル領にいるのかどうかも極めて怪しい。
ディニッサの配下と言えば、フェンリルが有名だ。
よくディニッサに懐いていたし、ディニッサも可愛がっていた。
しかしそのフェンリルが、ルオフィキシラル城にいないことは確実だ。莫大な食物を消費するために、食料の移動でいるのかどうかはすぐわかるのだ。とするとディニッサは、フェンリルとともに領外に遊びにいってしまったという予想が成り立つ。
感情的には否定したい予測だったが、状況からするとそれ以外のことは考え難い。
魔族は病気にならないのだから、姿を表さない理由はディニッサの意志であるとしか思えないのだ。
ザテナフは憤りとともに深い失望も感じていた。
これほどの失望は、トゥーヌルが戦死したと聞いた時以来だろう。
「ザテナフ殿、私がここに参ったのは──」
「そう言えば、ノラン殿は今どのような役職におつきでしたか」
ノランの言葉を遮り、ザテナフは質問した。
べつにノランの地位を知らないわけではない。ノランがヴァロッゾの代官をやっていることは、すでに聞いている。
ザテナフが言いたかったのは、代官が交渉に来るのはおかしいのではないか、それからどうしてディニッサ本人が来ないのだ、ということだった。
普通領主本人が他領に赴くことはめったにない。しかしディニッサのフットワークは軽く、重要な会談では常に本人が来ていた。そういう相手だからこそ、ザテナフも協力しようと思ったのだが……。
「現在私は、ヴァロッゾ代官を拝命している」
ノランは言葉通りに受け取って答えたが、今度は驚きはしない。
(はてさて、どうやって断りましょうか)
(残念だが、ハッキリ言わねば伝わらんぞ、この男には。婉曲表現は無意味だ)
──こうして、ルオフィキシラル領とクノ・ヴェニスロ領の秘密裏の会談が始まった。
言うなればザテナフは、代官から領主へと出世したわけだが、特に変わることもなく以前と同じ生活を続けていた。彼が暮らしているのも、ルオフィキシラル時代と変わらぬ簡素な代官屋敷で、新築や改築の予定はない。
その領主館に、ルオフィキシラル領からの使者が来ていた。
三つ目の魔族、ノランである。
* * * * *
ザテナフは今、領主館の私室でノランと対峙していた。
一見、親しいものに見せる厚遇のようにも思われるが、じつはそうではない。他領の正式な使者を、真っ先に私的な場に連れてくるのは、礼を失した行為だと言える。
(困りましたね)
(まったくだ。愚者というのは想像を越える)
ザテナフは、牛と羊2つの頭を持つ魔族だ。双方に意思があり、言葉をかわさず意見交換ができる。その二人ともが目の前のノランに困惑していた。
ノランは誇り高い魔族だ。ゆえに、こちらの無礼に激怒すると予想していたのだ。
交渉において、先に怒ったら負けだ。もちろん、意識して怒ってみせるのなら話は別だが。
ザテナフとしては、ノランが怒って──できれば席を立って帰ってくれるのが理想だった。
だがその期待は完全に外れた。
どうもノランは、自分が失礼な対応をされているということに、気がついていないようなのだ。これでは怒るもなにもない。ずっと武官一筋だったノランなら仕方のないこともしれないが、しかしそんな男が交渉役に選ばれるというのは失笑ものだろう。
だからと言って、今私は無礼を働いているのですよ、などと説明するわけにはいかない。
ノランが勝手に怒って帰ってくれる分には、あとで言い訳がたつ。
同じ魔王に仕えていた者と、旧交を温めたかったのだ、と。しかし意識して無礼な行為をしたと言われるのは、いろいろ問題がある。
クノ・ヴェニスロはルオフィキシラル領だった。
当然、ルオフィキシラル教徒が多くいる。農業・畜産業と、土地に居つく産業が多い地域のため、昔ながらの信者が領民の過半数を占めているのだ。
あからさまにルオフィキシラル領と──というよりはディニッサと──敵対の意志を見せると領地の統御が難しくなる。配下の魔族も、大半が先代の魔王に仕えていた者なのだから、どういう動きをとるかわからない。
ディニッサと敵対するのは下策だ。
……かと言って協力もできないのだ。
ノランの口上はまだ聞いていないが、何を欲しているのかは言われなくてもわかる。
今度の戦争の援軍を求めているはずだ。もしも違う要件なら、ルオフィキシラル領の面々の正気を疑うところだ。
援軍は出せない。
すでにそうザテナフは結論付けていた。
──じつのところ、少し前までザテナフはディニッサと共に戦うつもりだった。
ディニッサと戦うことになるであろう、東のアッフェリは野心家だ。ルオフィキシラル領が陥落したら、次はクノ・ヴェニスロが狙われる公算が高い。
その点、ディニッサとはすでに不戦条約を結んでいる。
両者のどちらかを選ぶなら、断然ディニッサ側だ。
ザテナフが力を貸せば、アッフェリと良い勝負ができるだろう。しかも両者が同盟を結んだと聞けば、ルー・ラー領も味方につく可能性が高い。そうなれば八割方こちらの勝ちだ。
そう、ザテナフはディニッサと連合してアッフェリに当たることを望んでいたのである。
しかし外交政策上、こちらから協力してやると言い出すことはできない。あくまでディニッサ側の要請で、仕方なく腰を上げるという形にする必要があるのだ。
ザテナフはルオフィキシラル領の使者が来るのを、ずっと待っていたのである。
しかし戦争が近付いているというのに、なかなか声がかからない。残りの期日が3週間になっても2週間になっても、まるで音沙汰がないのだ。
ザテナフは焦った。彼の知るディニッサなら、とっくに連絡があって然るべきだった。
あるいはルー・ラーとの同盟がなったかとも思ったが、それらしい気配もないのだ。
──クノ・ヴェニスロは交通の要衝だ。多くの商人が街を通る。
それらの情報を検討するうちに、ザテナフはおそろしいことに気づいた。
二ヶ月ほど前、急にディニッサが表舞台にあらわれた。
フェンリルを従え、テパエとヴァロッゾを取り戻し、数々の領地改革をなした。
特に稲刈り機を使った農業改革などは、ザテナフも目を見張る物で、貰い受けた稲刈り機は大いに活躍している。
しかしそれが一月前ほどから変わった。
あれだけ各地に出向いていたディニッサが、人前に姿をあらわさなくなり、ルオフィキシラル領の内政も滞り始めた。
ディニッサは領地経営に「飽きて」しまったのではないか?
ルオフィキシラル領の状態は、変わったというより正確には戻ったというべきものだ。
ディニッサが政務を放り出して城に引きこもった。そう考えると今の変化にもうなずけるのである。領地経営など楽しいものではないし、ディニッサくらいの子供なら飽きてしまっても不思議ではない。
しかしだからと言って許せるものではない。
期待が大きかった分、ザテナフの憤りも大きかった。ザテナフとしては、最終的にルオフィキシラル領に復帰することすら検討していたのだ。
彼は領地を持つ貴族になりたかったわけではない。領民のために、それが最善だと思われたからそうしたまでのことだ。もしもディニッサが優秀で、領民のことを思う領主になってくれるなら、その下につくことに否やはなかった。
けれど結果はこうだ。
ディニッサは領地を放り出した。それどころか、ルオフィキシラル領にいるのかどうかも極めて怪しい。
ディニッサの配下と言えば、フェンリルが有名だ。
よくディニッサに懐いていたし、ディニッサも可愛がっていた。
しかしそのフェンリルが、ルオフィキシラル城にいないことは確実だ。莫大な食物を消費するために、食料の移動でいるのかどうかはすぐわかるのだ。とするとディニッサは、フェンリルとともに領外に遊びにいってしまったという予想が成り立つ。
感情的には否定したい予測だったが、状況からするとそれ以外のことは考え難い。
魔族は病気にならないのだから、姿を表さない理由はディニッサの意志であるとしか思えないのだ。
ザテナフは憤りとともに深い失望も感じていた。
これほどの失望は、トゥーヌルが戦死したと聞いた時以来だろう。
「ザテナフ殿、私がここに参ったのは──」
「そう言えば、ノラン殿は今どのような役職におつきでしたか」
ノランの言葉を遮り、ザテナフは質問した。
べつにノランの地位を知らないわけではない。ノランがヴァロッゾの代官をやっていることは、すでに聞いている。
ザテナフが言いたかったのは、代官が交渉に来るのはおかしいのではないか、それからどうしてディニッサ本人が来ないのだ、ということだった。
普通領主本人が他領に赴くことはめったにない。しかしディニッサのフットワークは軽く、重要な会談では常に本人が来ていた。そういう相手だからこそ、ザテナフも協力しようと思ったのだが……。
「現在私は、ヴァロッゾ代官を拝命している」
ノランは言葉通りに受け取って答えたが、今度は驚きはしない。
(はてさて、どうやって断りましょうか)
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