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第12章 月の鎌
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「……」
足を止めた月読は、ゆっくりと後ろを振り返る。
打ち捨てたはずの娘は生まれたての獣のように震え、それでも腕に力をこめ、自らもう一度身を起こそうとしていた。
(――……なぜ、この娘がそれを知っている?)
それを問うように従者を見遣れば、その顔もまた驚きと不安とに満ちた眼差しで娘を見ていた。これが話したようではなかった。もちろん、日嗣であるはずもない。
……その日嗣にまとわりつく罪禍の物語は、高天原はもちろん、おそらく淡島でも禁忌として避けて遠ざけられるべき話の一つだった。
今となってはむしろ時が経ち過ぎて、忘却の彼方へ押しやられようともしている話ではあるが……その当の本人である日嗣がずるずると今日まで引きずるものだから、姉を含む一部の神々からはその忘却を慶び、切に望まれている話。
それをなぜ、こちらに来てから日も浅く、塵にまで貶めたはずの娘が知っているのか……。
月読は怪訝そうに眉をひそめると、神依の元に向かい問う。
「……お前が……なぜそれを? あの僕でなければ……猿彦か、伍名か」
「……違います」
「ではどこで、誰から聞いた?」
「聞いてない……」
聞いたのではなく――
「……視た、のです」
「……あり得ぬ」
「本当です……、でも……、それでも、わたしは……」
「……」
「……とめられなかった。悲しくて……怖かったけど。今もそれは……変わらないけど」
「……」
「それでも……〝お母さん〟が教えてくれたから。……あなたのお父さんが……あなたが、知らないものを……お母さんは、……うえッ……」
そこまで言いかけ、神依は目眩に目をつむり、酒と胃液の混ざったような水を吐き出す。
「――神依様!」
「控えろ、禊」
それを見た禊が慌てて立ち上がり駆け寄ろうとするが、それは正気に戻ったかのように生気を宿す神の言葉と突き出された鞘に阻まれた。
代わりに神は自らその傍らにひざまずくと刀を捨て、自身の衣が汚れるのも構わぬようにその袖で神依の口元をぬぐい、割れ物を扱うかのようにその身を抱く。そして褥に運ぶとそこに鎮座していた脇息を蹴り飛ばし、真の主としてその小さな体を中央にそっと下ろした。
「月読……様……?」
神依はその神の豹変ぶりに驚き、自らの意思でようやくその神の姿を真っ正面に捉える。
そうして視線を交わした神は、その名にふさわしいような……漆黒の闇を照らす光のように穏やかな笑みを称え、まるで恋い慕う妹にするように神依の頬を優しく抱き身をかぶせた。
「……お前は、真の巫女であったのだな」
「……?」
「……日嗣が欲したあれは、確かにお前より数段美しい女神であった。だが……花の女神とは、笑わせる。名も容姿も、女とは恐ろしいな。そも、なぜ花と巌の女神が姉妹になりえるのだ。……教えてやろう、あれは火の女神だ」
「え……」
「あれはたしかに桜の名を戴き、それにふさわしい姿をしていた。しかし爛漫に、繚乱に咲き乱れるは何も花ばかりではない。燃え上がる炎もまた、火の粉という花弁を散らし桜雲のように山を彩る。……わかるな?」
「まさか……か、火山の神様……?」
「そう。ゆえにあれは火の中で子を生んだのだ。しかし日嗣は稲穂の神だぞ――合うわけがなかろう。それは姿に惑わされ、魂を見抜けなかった日嗣の咎だ。そして今も見抜けずにあるからこそ、山ではなく偽りの産屋の炎にまかれ自らの魂を焼いておる。
……だが火山はまた、美しく清らかな水を生み出す。それがようやく、ようやくこの淡島に流れ着いた。餓えた日嗣自身が求め、引き上げた。これを運命と呼ばずに何と呼ぶ」
「あなたも……そうなのですか?」
神依は、今度こそ……その神の魂に日嗣と似たものを見つけ、正面からその瞳を見据えた。日嗣と同じ、孤独の光を宿す瞳。
問えば月読はなお優しく神依を抱き、その髪に、額に、まぶたに唇を捧げ、心を紡ぐ。
「……ああ、そうだ。私に与えられ私が司するあの月の光かて、望月と新月という死生の環を廻るというのに……ともに生まれた姉上でさえ、父を慕い死の穢れを嫌って常若の生を望み、私を心から理解してくださらない」
「……」
「さりとて私は弟のように異能にはなりきれず、ゆえに私は高天原にありながら神々の誰とも並び立てない。またこの殻は、巫女の欲は煽れど心を依せられることはない」
「……それでも……あなたのお母様も、今はとてもお美しい姿になって……あなたを、見守っているはずです。だから……ひとりぼっちじゃない」
「……神依……」
「……!」
名を呼ばれ戦慄するのは初めてだった。また初めてその神に名を呼ばれ、それが何を意味するか理解した神依は――その恐ろしくも美しい男神をただじっと見上げ、その先の言葉を待つ。
「……気が変わった」
「え……?」
「あれがお前を高天原に召し上げたら、一夜で寝取って万年の夜を私の腕の中で愛で尽くしてやろう。戸を閉め窓を埋め、昼も夜もない常夜の宮で、お前は永久に私の姿を映す海となれ。月満ちる夜に珊瑚が命を産むように、私の子を身籠るといい。その証と悦楽を、今からその身に刻んでやる」
月読は心底愉しそうに笑うと、足裏を舐め指をしゃぶり、一度は自らの肉鞘に近づき、灰にまみれ、嘔吐までしたその唇に自らの唇を重ねた。
「ンッ……あ、んぅっ……」
そして唇だけでは足りず、自らの重みをかけ身体全体で神依を甘く束縛し、口内を味わう。
枯れた喉や乾いた舌を潤すように唾液をまぶし、その巫女が生み出す甘い吐息を貪り……。
それを体内で感じるたびに月読の身は熱を帯び、今度こそ雄の証をたぎらせていく。
「お前の肉の花をむしれぬのが、本当に口惜しい」
「……」
「しかしあれも一応身内ゆえ、手を掛けてやらねば仕方ない。……いいか、よう胸に留めおけ」
「……?」
「私はしょせん、ただの呼び水に過ぎぬ。……月はいずれ巡り、熱き太陽を呼ぶだろう。しかしその日がなければあらゆる命は生まれず、育たぬ。お前と日嗣の恋の芽もだ」
「それ、は……」
「魂に水霊の印を刻まれ、その殻を禊に満たされた水の娘よ。しかしその日の苛烈さに、干上がるでないぞ。そしてその日輪の如く大輪の花となって、再び私の前に姿を現すといい」
月読は神依の言葉を待たず、もう一度くちづけを求める。
そして今も内に媚薬を残し男を誘うように色づく肌に、円やかな乳房の上で煽るように膨らむ二つの花芽に、蜜をこぼし男を誘う花弁に指を這わし、その芳香があふれ出す瞬間――
――その存在を誇示するかのように自身の朱印を刻むべく、一度は打ったはずのやわらかな頬に、唇を落とした。
足を止めた月読は、ゆっくりと後ろを振り返る。
打ち捨てたはずの娘は生まれたての獣のように震え、それでも腕に力をこめ、自らもう一度身を起こそうとしていた。
(――……なぜ、この娘がそれを知っている?)
それを問うように従者を見遣れば、その顔もまた驚きと不安とに満ちた眼差しで娘を見ていた。これが話したようではなかった。もちろん、日嗣であるはずもない。
……その日嗣にまとわりつく罪禍の物語は、高天原はもちろん、おそらく淡島でも禁忌として避けて遠ざけられるべき話の一つだった。
今となってはむしろ時が経ち過ぎて、忘却の彼方へ押しやられようともしている話ではあるが……その当の本人である日嗣がずるずると今日まで引きずるものだから、姉を含む一部の神々からはその忘却を慶び、切に望まれている話。
それをなぜ、こちらに来てから日も浅く、塵にまで貶めたはずの娘が知っているのか……。
月読は怪訝そうに眉をひそめると、神依の元に向かい問う。
「……お前が……なぜそれを? あの僕でなければ……猿彦か、伍名か」
「……違います」
「ではどこで、誰から聞いた?」
「聞いてない……」
聞いたのではなく――
「……視た、のです」
「……あり得ぬ」
「本当です……、でも……、それでも、わたしは……」
「……」
「……とめられなかった。悲しくて……怖かったけど。今もそれは……変わらないけど」
「……」
「それでも……〝お母さん〟が教えてくれたから。……あなたのお父さんが……あなたが、知らないものを……お母さんは、……うえッ……」
そこまで言いかけ、神依は目眩に目をつむり、酒と胃液の混ざったような水を吐き出す。
「――神依様!」
「控えろ、禊」
それを見た禊が慌てて立ち上がり駆け寄ろうとするが、それは正気に戻ったかのように生気を宿す神の言葉と突き出された鞘に阻まれた。
代わりに神は自らその傍らにひざまずくと刀を捨て、自身の衣が汚れるのも構わぬようにその袖で神依の口元をぬぐい、割れ物を扱うかのようにその身を抱く。そして褥に運ぶとそこに鎮座していた脇息を蹴り飛ばし、真の主としてその小さな体を中央にそっと下ろした。
「月読……様……?」
神依はその神の豹変ぶりに驚き、自らの意思でようやくその神の姿を真っ正面に捉える。
そうして視線を交わした神は、その名にふさわしいような……漆黒の闇を照らす光のように穏やかな笑みを称え、まるで恋い慕う妹にするように神依の頬を優しく抱き身をかぶせた。
「……お前は、真の巫女であったのだな」
「……?」
「……日嗣が欲したあれは、確かにお前より数段美しい女神であった。だが……花の女神とは、笑わせる。名も容姿も、女とは恐ろしいな。そも、なぜ花と巌の女神が姉妹になりえるのだ。……教えてやろう、あれは火の女神だ」
「え……」
「あれはたしかに桜の名を戴き、それにふさわしい姿をしていた。しかし爛漫に、繚乱に咲き乱れるは何も花ばかりではない。燃え上がる炎もまた、火の粉という花弁を散らし桜雲のように山を彩る。……わかるな?」
「まさか……か、火山の神様……?」
「そう。ゆえにあれは火の中で子を生んだのだ。しかし日嗣は稲穂の神だぞ――合うわけがなかろう。それは姿に惑わされ、魂を見抜けなかった日嗣の咎だ。そして今も見抜けずにあるからこそ、山ではなく偽りの産屋の炎にまかれ自らの魂を焼いておる。
……だが火山はまた、美しく清らかな水を生み出す。それがようやく、ようやくこの淡島に流れ着いた。餓えた日嗣自身が求め、引き上げた。これを運命と呼ばずに何と呼ぶ」
「あなたも……そうなのですか?」
神依は、今度こそ……その神の魂に日嗣と似たものを見つけ、正面からその瞳を見据えた。日嗣と同じ、孤独の光を宿す瞳。
問えば月読はなお優しく神依を抱き、その髪に、額に、まぶたに唇を捧げ、心を紡ぐ。
「……ああ、そうだ。私に与えられ私が司するあの月の光かて、望月と新月という死生の環を廻るというのに……ともに生まれた姉上でさえ、父を慕い死の穢れを嫌って常若の生を望み、私を心から理解してくださらない」
「……」
「さりとて私は弟のように異能にはなりきれず、ゆえに私は高天原にありながら神々の誰とも並び立てない。またこの殻は、巫女の欲は煽れど心を依せられることはない」
「……それでも……あなたのお母様も、今はとてもお美しい姿になって……あなたを、見守っているはずです。だから……ひとりぼっちじゃない」
「……神依……」
「……!」
名を呼ばれ戦慄するのは初めてだった。また初めてその神に名を呼ばれ、それが何を意味するか理解した神依は――その恐ろしくも美しい男神をただじっと見上げ、その先の言葉を待つ。
「……気が変わった」
「え……?」
「あれがお前を高天原に召し上げたら、一夜で寝取って万年の夜を私の腕の中で愛で尽くしてやろう。戸を閉め窓を埋め、昼も夜もない常夜の宮で、お前は永久に私の姿を映す海となれ。月満ちる夜に珊瑚が命を産むように、私の子を身籠るといい。その証と悦楽を、今からその身に刻んでやる」
月読は心底愉しそうに笑うと、足裏を舐め指をしゃぶり、一度は自らの肉鞘に近づき、灰にまみれ、嘔吐までしたその唇に自らの唇を重ねた。
「ンッ……あ、んぅっ……」
そして唇だけでは足りず、自らの重みをかけ身体全体で神依を甘く束縛し、口内を味わう。
枯れた喉や乾いた舌を潤すように唾液をまぶし、その巫女が生み出す甘い吐息を貪り……。
それを体内で感じるたびに月読の身は熱を帯び、今度こそ雄の証をたぎらせていく。
「お前の肉の花をむしれぬのが、本当に口惜しい」
「……」
「しかしあれも一応身内ゆえ、手を掛けてやらねば仕方ない。……いいか、よう胸に留めおけ」
「……?」
「私はしょせん、ただの呼び水に過ぎぬ。……月はいずれ巡り、熱き太陽を呼ぶだろう。しかしその日がなければあらゆる命は生まれず、育たぬ。お前と日嗣の恋の芽もだ」
「それ、は……」
「魂に水霊の印を刻まれ、その殻を禊に満たされた水の娘よ。しかしその日の苛烈さに、干上がるでないぞ。そしてその日輪の如く大輪の花となって、再び私の前に姿を現すといい」
月読は神依の言葉を待たず、もう一度くちづけを求める。
そして今も内に媚薬を残し男を誘うように色づく肌に、円やかな乳房の上で煽るように膨らむ二つの花芽に、蜜をこぼし男を誘う花弁に指を這わし、その芳香があふれ出す瞬間――
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