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京都支店
すべき事
しおりを挟む悠香が工場に篭りきりになって4日が過ぎた。
あってはならない事だが何か手違いがあったとかで、切り出した部品が欠陥品であったらしい。
その辺の原因究明は調査中だし、今後の対策についても現場と大学側と話を詰めている。
今回の長期出張の期限は1ヶ月。
残り1週間をきった状況での、この突発事態を何とか収めるべく、悠香は現場で自ら先頭に立って奔走している。
本来なら今週中に試作品が概ね組み上がり、来週から調整を兼ねてデータを取り始める予定だったのに。
この遅れが今後プロジェクトにどう左右するかは、正直まだわからない。
しかし「遅れ」を「遅れ」としないよう、現在悠香達現場は休憩も取らずに奮闘しているのだ。
僻む訳ではないが、現場に出ても俺にはできる事など何1つない。
ならば、俺は俺のすべき事に全力を尽くさなければ。
「現場をサポートしきってみせる」
それが方法は違えど悠香と共に戦う術であり、俺にできる唯一の事なのだから。
~智視点~
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