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戦争の兆し
初老の訴え
しおりを挟むある国のある村のある酒場そこは普段男達で賑わい陽気な音楽が溢れている。しかし今夜はやけに静かだった。もちろんいつものように満席だった。でも誰も喋らなかった。いや、一人の初老だけが喋っていた。全員がその一人の話に耳を傾けていた。元騎士の傷だらけの初老の話を…
「戦前には誰もが言った…奴らは弱いと…誰もが思った…支配は簡単だと…30年前我らの世界ともう一つの世界が一つとなる「天世の変」が起こった。いや起こしたのだ…欲にまみれた哀れな国々が…新たな領土獲得のため各国は連携し神々が作りし異世界の鍵「ギンヌンガ・ガップ」の扉を開き異世界を植民地にしようと軍勢を送りこんだ…がそれは間違いだった…最初の3日は優勢だったがそれ以降は状況報告さえ無くなった…奴らは強すぎる…なにせあの最強を誇った帝国の海洋艦隊や王朝の騎兵隊ですら歯が立たなかった。報復のために上陸してきた異世界軍を迎え討つためわしら騎士団は大陸連合守備軍として派遣されたのだが戦場につくと目を疑った…奴ら異世界軍には見たこともないバケモノばかりだった…轟音を唸らせる天空の竜…火を噴く鉄の像…馬も無いのに走る馬車…帆もなく突き進む巨大な船…今でも鮮明に覚えている…あれは戦争ではない…一方的な虐殺だ…驚くことに3つの国がわずか一週間で滅びてしまった…だが異世界軍は内輪揉めにより大陸の奥深くまで進攻することはなかった…そして今!…大陸には覇者がいない!大きく荒れるぞ!!これまでに無い戦乱が訪れる!!この大陸だけではない!!異世界も!!海の最果てのギシリアも!!全て戦いにまきこまれるぞ!!ラグナロクは目の前だ!!帝国に連邦!王朝にカシ国!ギシリア!列強がいつ倒れてもおかしくない!!戦え!生き残りたくば戦え!…平和という言葉はこの世には似合わない!!」
酒場の男達は初老が話終えても黙っていた。いくら酒を飲んでも酔うことがなかったからだ。
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