6 / 94
放課後もいつもと違う
しおりを挟む
プリントを回収していく。
僕は男子の、凛花が女子のを回収しているのだが凛花はすごい話しかけられてる。
一方僕は全く話しかけられない。陰キャだからね。
人見知りがなければ一人位は友達が出来てもおかしくないんだけどな。
そう思いつつプリントを回収し終えると丁度凛花の方も終わったらしい。
話してはいたが話に来るついでに皆が持っていっていたから早かったのだろう。
てか、今さらだが何で僕なんだ?
今日のことで本当に僕のことが好きなのかはわからないが本気なのはわかった。
しかし、僕はそれに応えることは出来ない。
その事情を話しても納得してもらえるとは思えないが・・・・・・
◆
「どっちが職員室入る?」
「どっちでも」
こういうときはやりたくなくても中立のような立ち振舞いをするべきである。
「そっか。じゃあ、私が行ってくる」
「じゃあ、はい」
持っていたプリントを手渡す。
それを受け取り職員室に向かい始める凛花についていく。
さすがに任せきりも良くない。
せめて手前までは行くべきだとそう考えたからだ。
コンコンコン
「失礼します。一年一組立花です。プリントを提出しに来ました」
綺麗な礼と共に職員室に入っていく凛花。
そこにいるのはまさに優等生。本当に何故僕に告白してきたのか不思議でしかない。
「失礼しました」
振り向いてまたもや綺麗な礼をしている。
毎回満点な礼を出来るって相当気を使っていないと出来る芸当ではない。
「じゃあ、図書室行こっか」
「いや、帰んなくて良いの?」
「だって今日木曜日だし」
木曜日・・・・・・あ、定休日か。
家の店は毎週木曜日が休みである。
理由は・・・・・・・・・帰ったら分かるから今はやめとこう。
「でも、別に図書室来なくても」
「今日は親に迎えお願いしてないから待たないといけないんだよね」
これは初めからこうするつもりだったな。
抵抗はやめ図書室に向かう。
◆
図書室に入るとそこには既に数人の読書部が本を読んでいた。
読書部が全員集まれば図書室が人で溢れかえってしまうためある制度がある。
それは読書時間の貯金制度。1日30分というのが基本だがそれ以上読んでいる生徒はその余分に読んだ時間を違う日に持ち越すことが出来る。
貯めた30分を使うごとに1日休むことが出来る。
そのため都合が良い日にここで読書をし、その日貯めた分で休む。それを繰り返している生徒が多い。
僕は貴史を待つという目的から毎日来ているためその貯金はものすごくなっているはずだ。
といってもわざわざ計算してないため何日分貯まっているのかは知らない。
こういう読書を長時間することで自由に休みがとれるというのも読書部が人気な理由である。
他にも土日に部活がないなどの理由もあるが。
毎日来ているため僕の定位置が確立し、そこには誰も座らなくなった。
そこは部屋の角の席。
そこまで特別な席ではないが居心地が良く他の席に移る理由もないためいつもここに座って読書している。
今日も同じようにそこに座り、鞄から本を一冊取り出す。
ここでは先程まで読んでいた本とは異なる本を読む。
こういうのは気分次第だ。
その本を開くが隣の席をこちらに動かし凛花がそこに座ったため読む前に小声で話しかける。
「ちょっと近くないか?」
「そんなことないよ。早く読み始めて」
どうしようも出来ないと諦め本を読み始める。すると凛花が僕の右腕と体の間の空いたスペースに左手を入れ込み、その状態のまま本を開き読み始めた。
ばれないようにそっと右腕を動かし脱出を試みるが凛花に止められる。
それを数分おきに行いながら時は過ぎていき帰る時間になるまで僚太は脱出出来ず腕を組んだままだったという。
僕は男子の、凛花が女子のを回収しているのだが凛花はすごい話しかけられてる。
一方僕は全く話しかけられない。陰キャだからね。
人見知りがなければ一人位は友達が出来てもおかしくないんだけどな。
そう思いつつプリントを回収し終えると丁度凛花の方も終わったらしい。
話してはいたが話に来るついでに皆が持っていっていたから早かったのだろう。
てか、今さらだが何で僕なんだ?
今日のことで本当に僕のことが好きなのかはわからないが本気なのはわかった。
しかし、僕はそれに応えることは出来ない。
その事情を話しても納得してもらえるとは思えないが・・・・・・
◆
「どっちが職員室入る?」
「どっちでも」
こういうときはやりたくなくても中立のような立ち振舞いをするべきである。
「そっか。じゃあ、私が行ってくる」
「じゃあ、はい」
持っていたプリントを手渡す。
それを受け取り職員室に向かい始める凛花についていく。
さすがに任せきりも良くない。
せめて手前までは行くべきだとそう考えたからだ。
コンコンコン
「失礼します。一年一組立花です。プリントを提出しに来ました」
綺麗な礼と共に職員室に入っていく凛花。
そこにいるのはまさに優等生。本当に何故僕に告白してきたのか不思議でしかない。
「失礼しました」
振り向いてまたもや綺麗な礼をしている。
毎回満点な礼を出来るって相当気を使っていないと出来る芸当ではない。
「じゃあ、図書室行こっか」
「いや、帰んなくて良いの?」
「だって今日木曜日だし」
木曜日・・・・・・あ、定休日か。
家の店は毎週木曜日が休みである。
理由は・・・・・・・・・帰ったら分かるから今はやめとこう。
「でも、別に図書室来なくても」
「今日は親に迎えお願いしてないから待たないといけないんだよね」
これは初めからこうするつもりだったな。
抵抗はやめ図書室に向かう。
◆
図書室に入るとそこには既に数人の読書部が本を読んでいた。
読書部が全員集まれば図書室が人で溢れかえってしまうためある制度がある。
それは読書時間の貯金制度。1日30分というのが基本だがそれ以上読んでいる生徒はその余分に読んだ時間を違う日に持ち越すことが出来る。
貯めた30分を使うごとに1日休むことが出来る。
そのため都合が良い日にここで読書をし、その日貯めた分で休む。それを繰り返している生徒が多い。
僕は貴史を待つという目的から毎日来ているためその貯金はものすごくなっているはずだ。
といってもわざわざ計算してないため何日分貯まっているのかは知らない。
こういう読書を長時間することで自由に休みがとれるというのも読書部が人気な理由である。
他にも土日に部活がないなどの理由もあるが。
毎日来ているため僕の定位置が確立し、そこには誰も座らなくなった。
そこは部屋の角の席。
そこまで特別な席ではないが居心地が良く他の席に移る理由もないためいつもここに座って読書している。
今日も同じようにそこに座り、鞄から本を一冊取り出す。
ここでは先程まで読んでいた本とは異なる本を読む。
こういうのは気分次第だ。
その本を開くが隣の席をこちらに動かし凛花がそこに座ったため読む前に小声で話しかける。
「ちょっと近くないか?」
「そんなことないよ。早く読み始めて」
どうしようも出来ないと諦め本を読み始める。すると凛花が僕の右腕と体の間の空いたスペースに左手を入れ込み、その状態のまま本を開き読み始めた。
ばれないようにそっと右腕を動かし脱出を試みるが凛花に止められる。
それを数分おきに行いながら時は過ぎていき帰る時間になるまで僚太は脱出出来ず腕を組んだままだったという。
0
あなたにおすすめの小説
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
美人生徒会長は、俺の料理の虜です!~二人きりで過ごす美味しい時間~
root-M
青春
高校一年生の三ツ瀬豪は、入学早々ぼっちになってしまい、昼休みは空き教室で一人寂しく弁当を食べる日々を過ごしていた。
そんなある日、豪の前に目を見張るほどの美人生徒が現れる。彼女は、生徒会長の巴あきら。豪のぼっちを察したあきらは、「一緒に昼食を食べよう」と豪を生徒会室へ誘う。
すると、あきらは豪の手作り弁当に強い興味を示し、卵焼きを食べたことで豪の料理にハマってしまう。一方の豪も、自分の料理を絶賛してもらえたことが嬉しくて仕方ない。
それから二人は、毎日生徒会室でお昼ご飯を食べながら、互いのことを語り合い、ゆっくり親交を深めていく。家庭の味に飢えているあきらは、豪の作るおかずを実に幸せそうに食べてくれるのだった。
やがて、あきらの要求はどんどん過激(?)になっていく。「わたしにもお弁当を作って欲しい」「お弁当以外の料理も食べてみたい」「ゴウくんのおうちに行ってもいい?」
美人生徒会長の頼み、断れるわけがない!
でも、この生徒会、なにかちょっとおかしいような……。
※時代設定は2018年頃。お米も卵も今よりずっと安価です。
※他のサイトにも投稿しています。
イラスト:siroma様
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる