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5章 薄氷の上
14話 約束(前)
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「そうそう。グッて入って、クッて止める。うまいうまい」
倫の字の2画目が書けた。
まだ2画目だ。緊張して、手がうまく動かない。
すぐ後ろでトモミチが密着しているのだから当然だ。
――どうしよう、間が持たない。何か話すべきだろうか。
(僕から……?)
僕が話題の提供なんてできるわけない。
何を話すんだ?
彼が先ほどまで習字で書いていた「好物」のことを聞く?
けど、味覚を失っている彼にその話題を振るのはそれこそデリカシーがない。
他に何かないのか……?
「……と、トモミチは」
「ん?」
「トモミチはその……何か、趣味とか、好きなことはないのか」
――この質問は、先日彼が僕に投げかけてきたものだ。
僕にしてはいい話題づくりができたんじゃないか?
僕は無趣味だから「そんなものない」と返してしまったが、トモミチなら……。
「んー、趣味、好きなこと、なあ……」
予想と裏腹に、トモミチは言い淀んでしまった。
「昼、レミと玉遊びをしていたじゃないか。あれは?」
内心慌てながら話題を振ると、トモミチは息だけで「フフッ」と笑った。
耳に息がかかってくすぐったい。
「な、なんだ」
「いや、〝玉遊び〟てキミ。〝サッカー〟言うてや。怒られんでぇ」
「誰に」
「サッカーの神」
「そんな神がいるのか」
「おるよ。そう呼ばれてる人が何人か」
「……そうか」
「………………」
「……トモミチ?」
後ろから声がしなくなったので、思わず振り向いて名前を呼ぶ。
目が合うと、トモミチは目を伏せて「ごめん」と笑った。
「レミ君とサッカーしてるときに話してたこと、思い出しててん」
「レミ? また何か」
「ちがうちがう。レミ君な、早く大人になりたいんやて」
「大人に?」
「『そうなんや』って言うたら、『うん!』って目ぇキラキラさせて、『だって大人って自由でしょ』って」
「…………」
「『せやで』とか相槌打っといたらよかったのに、黙ってしもてさ……」
――「大人は自由だろう」という言葉に、何も返せない。
トモミチは自由ではなかったのか。
何かに心を縛られていたのだろうか――。
「……し、仕方がない」
「え?」
「僕も大人だ。でも、全然自由じゃない。大人は自由――そう言われたら、きっと何も返せない。それどころか、『そんなことはない』なんて言ってしまうかもしれない」
そう言いながら書き進め、「倫」の字を完成させた。
やはり、お手本通りにはいかない。
「次、〝理〟の字を書くから」
「うん」
「どの辺りから書けばいい」
「ここらへんやな」
トモミチが指で「理」の書き始めを指し示してくれた。
そこに筆を置き、1画目を書く。
――今さらながら、なぜ「りんり」という単語が「トモミチ」になるのだろう。
日本という国の文字はどうにも不可解だ……。
「さっきの話やけど」
「レミの話か?」
「いや、その前の。何が好きかー とかの話」
「何か思い出したのか」
「うん。オレな、博物館とか美術館とか、そういうとこ巡るの好きやってん。あと、プラネタリウムとか」
「プラ、ネタ……?」
「擬似的な星空見れて、その解説も聞かせてもらえるとこ。この世界、空も星もないし、ピンと来ぇへんかなあ」
プラネタリウムは分からないが、博物館と美術館ならニライ・カナイにもある。
少し意外だ。どちらも静かに過ごすところのように思える。
「静かなところが好きなのか」
「そー。前言うたけど、オレそんなシャベリとちゃうねん。実は寡黙やねんで」
「え?」
「え? って何よ」
「だって」
「話題の中心にならんだけで、人と喋るのんは好きやからなあ。けど基本、聞き役よ。カズの話とか、笑いながら聞いてることの方が多かったし」
「けど」と言って、トモミチは少し黙り込んでしまう。
――続きを促した方がいいだろうか。急かすのは良くないだろうか。
考えても分からないから、文字の続きを書く。
「理」の字の「おうへん」という部分が書き終わったのと同時に、トモミチがまた口を開いた。
「けどなあ、オレ、そういうのん求められてへんかって」
「なぜ?」
「オレの見た目がな。……このナリで『そういうのん好き』っつったら、絶対『え~、意外~!』言われんねん。あと、『波乗ってそうやのに~』とか。……バリバリ、山育ちやのにさ」
トモミチは顔が良くて、髪が茶色い。
今朝も聞いたが、それは彼の国では「軽い」「派手」と見られてしまう。
それゆえ、「一晩遊べそうだ」と女性が多数寄ってくる。
だが実際のトモミチは真面目で物静かだ。
それは、見た目通りの派手さを求める女性達にはそぐわなかった。
「そんなん続いて、『なんかオレ〝田舎の夜の自販機〟みたいやなー』って思うようになって」
「ジハンキ……?」
「〝ピッカー!〟光ってんねん。それにつられて蛾とか虫がめちゃめちゃ寄ってきてさ。……けどアイツらみんな、〝本体〟には1ミリも興味ない。人を虫に喩えるのは失礼やけど、正直そういう風にしか思われへん。ジムとかも行っててんけど、フツーに運動したいだけやのに必ず女の子寄ってきてさ。めんどいし疲れるしで、行くのんやめてもうた」
聞きながら、字を書いていく。
分からない単語が多いが、今はただ耳を傾けているべきだろう。
「……なんで、好きなこと好きに楽しまれへんねやろか……」
「…………」
胸がしめつけられる。
表面上は明るく振る舞っているが、トモミチの心にはいつも〝重し〟があった。
〝ありのままの自分〟を受け入れてもらえないことに、孤独を感じていた――。
「……トモミチ」
「ん?」
「全部書けた」
「ああ、そっか。うん」
後ろからトモミチの手が伸びてきて、僕が書いた「倫理」の紙を持ち上げる。
「うん。上手に書けてる」
「そう、か?」
――褒めてくれたのは嬉しいが、どう見たって下手だ。
横に置いてあるトモミチのお手本と比べると、僕のそれは落書きそのもの。
まるで僕に「倫理」が備わっていないと突きつけられているようだ。
そう考えて、内心いじけていると――。
「ロラン君」
「ん?」
「これ、もらっていい?」
「これって、この……」
――「このイタズラ書きみたいな〝倫理〟をか?」 と言いそうになるのを、すんででこらえた。
そんな風に言ったら、きっと彼にたしなめられる。
「『上手だ』と誉めているのに、それを否定するのは無礼だ」……と。
「……好きにすればいい」
「うん。ほんで……はい、これ」
「え?」
「こっちはロラン君にあげるわ。とりかえっこな」
トモミチが、お手本の紙を持って僕に渡してくる。
(とりかえっこ……)
胸の鼓動が速まる。
彼が書いた、彼自身を示す言葉と、僕が書いた彼の名前。
それがお互いの手に――小さなやりとりなのに、嬉しくてたまらない。
密かに心を躍らせながら、トモミチが書いた「倫理」の字を手に取る。
――その瞬間、彼の腕が身体に回ってきた。
「……!」
後ろから抱きしめられている――あまりのことに手から力が抜け、持っていた紙がはらりと床に落ちた。
「トモ、ミチ……?」
呼びかけるも、彼は無言のまま。
その代わりに僕を抱く手に力が込められ、なお一層身体が密着した。
肩には彼の顔が載っている。伝わってくる彼の心音は速い。
(……トモミチ……)
離れるべきかもしれない。
でも、そうする気が微塵も起きない。
ずっとこうしていてほしい。
この腕の中なら、自由を奪われていたって構わない――そんな風にすら、考えてしまっている。
倫の字の2画目が書けた。
まだ2画目だ。緊張して、手がうまく動かない。
すぐ後ろでトモミチが密着しているのだから当然だ。
――どうしよう、間が持たない。何か話すべきだろうか。
(僕から……?)
僕が話題の提供なんてできるわけない。
何を話すんだ?
彼が先ほどまで習字で書いていた「好物」のことを聞く?
けど、味覚を失っている彼にその話題を振るのはそれこそデリカシーがない。
他に何かないのか……?
「……と、トモミチは」
「ん?」
「トモミチはその……何か、趣味とか、好きなことはないのか」
――この質問は、先日彼が僕に投げかけてきたものだ。
僕にしてはいい話題づくりができたんじゃないか?
僕は無趣味だから「そんなものない」と返してしまったが、トモミチなら……。
「んー、趣味、好きなこと、なあ……」
予想と裏腹に、トモミチは言い淀んでしまった。
「昼、レミと玉遊びをしていたじゃないか。あれは?」
内心慌てながら話題を振ると、トモミチは息だけで「フフッ」と笑った。
耳に息がかかってくすぐったい。
「な、なんだ」
「いや、〝玉遊び〟てキミ。〝サッカー〟言うてや。怒られんでぇ」
「誰に」
「サッカーの神」
「そんな神がいるのか」
「おるよ。そう呼ばれてる人が何人か」
「……そうか」
「………………」
「……トモミチ?」
後ろから声がしなくなったので、思わず振り向いて名前を呼ぶ。
目が合うと、トモミチは目を伏せて「ごめん」と笑った。
「レミ君とサッカーしてるときに話してたこと、思い出しててん」
「レミ? また何か」
「ちがうちがう。レミ君な、早く大人になりたいんやて」
「大人に?」
「『そうなんや』って言うたら、『うん!』って目ぇキラキラさせて、『だって大人って自由でしょ』って」
「…………」
「『せやで』とか相槌打っといたらよかったのに、黙ってしもてさ……」
――「大人は自由だろう」という言葉に、何も返せない。
トモミチは自由ではなかったのか。
何かに心を縛られていたのだろうか――。
「……し、仕方がない」
「え?」
「僕も大人だ。でも、全然自由じゃない。大人は自由――そう言われたら、きっと何も返せない。それどころか、『そんなことはない』なんて言ってしまうかもしれない」
そう言いながら書き進め、「倫」の字を完成させた。
やはり、お手本通りにはいかない。
「次、〝理〟の字を書くから」
「うん」
「どの辺りから書けばいい」
「ここらへんやな」
トモミチが指で「理」の書き始めを指し示してくれた。
そこに筆を置き、1画目を書く。
――今さらながら、なぜ「りんり」という単語が「トモミチ」になるのだろう。
日本という国の文字はどうにも不可解だ……。
「さっきの話やけど」
「レミの話か?」
「いや、その前の。何が好きかー とかの話」
「何か思い出したのか」
「うん。オレな、博物館とか美術館とか、そういうとこ巡るの好きやってん。あと、プラネタリウムとか」
「プラ、ネタ……?」
「擬似的な星空見れて、その解説も聞かせてもらえるとこ。この世界、空も星もないし、ピンと来ぇへんかなあ」
プラネタリウムは分からないが、博物館と美術館ならニライ・カナイにもある。
少し意外だ。どちらも静かに過ごすところのように思える。
「静かなところが好きなのか」
「そー。前言うたけど、オレそんなシャベリとちゃうねん。実は寡黙やねんで」
「え?」
「え? って何よ」
「だって」
「話題の中心にならんだけで、人と喋るのんは好きやからなあ。けど基本、聞き役よ。カズの話とか、笑いながら聞いてることの方が多かったし」
「けど」と言って、トモミチは少し黙り込んでしまう。
――続きを促した方がいいだろうか。急かすのは良くないだろうか。
考えても分からないから、文字の続きを書く。
「理」の字の「おうへん」という部分が書き終わったのと同時に、トモミチがまた口を開いた。
「けどなあ、オレ、そういうのん求められてへんかって」
「なぜ?」
「オレの見た目がな。……このナリで『そういうのん好き』っつったら、絶対『え~、意外~!』言われんねん。あと、『波乗ってそうやのに~』とか。……バリバリ、山育ちやのにさ」
トモミチは顔が良くて、髪が茶色い。
今朝も聞いたが、それは彼の国では「軽い」「派手」と見られてしまう。
それゆえ、「一晩遊べそうだ」と女性が多数寄ってくる。
だが実際のトモミチは真面目で物静かだ。
それは、見た目通りの派手さを求める女性達にはそぐわなかった。
「そんなん続いて、『なんかオレ〝田舎の夜の自販機〟みたいやなー』って思うようになって」
「ジハンキ……?」
「〝ピッカー!〟光ってんねん。それにつられて蛾とか虫がめちゃめちゃ寄ってきてさ。……けどアイツらみんな、〝本体〟には1ミリも興味ない。人を虫に喩えるのは失礼やけど、正直そういう風にしか思われへん。ジムとかも行っててんけど、フツーに運動したいだけやのに必ず女の子寄ってきてさ。めんどいし疲れるしで、行くのんやめてもうた」
聞きながら、字を書いていく。
分からない単語が多いが、今はただ耳を傾けているべきだろう。
「……なんで、好きなこと好きに楽しまれへんねやろか……」
「…………」
胸がしめつけられる。
表面上は明るく振る舞っているが、トモミチの心にはいつも〝重し〟があった。
〝ありのままの自分〟を受け入れてもらえないことに、孤独を感じていた――。
「……トモミチ」
「ん?」
「全部書けた」
「ああ、そっか。うん」
後ろからトモミチの手が伸びてきて、僕が書いた「倫理」の紙を持ち上げる。
「うん。上手に書けてる」
「そう、か?」
――褒めてくれたのは嬉しいが、どう見たって下手だ。
横に置いてあるトモミチのお手本と比べると、僕のそれは落書きそのもの。
まるで僕に「倫理」が備わっていないと突きつけられているようだ。
そう考えて、内心いじけていると――。
「ロラン君」
「ん?」
「これ、もらっていい?」
「これって、この……」
――「このイタズラ書きみたいな〝倫理〟をか?」 と言いそうになるのを、すんででこらえた。
そんな風に言ったら、きっと彼にたしなめられる。
「『上手だ』と誉めているのに、それを否定するのは無礼だ」……と。
「……好きにすればいい」
「うん。ほんで……はい、これ」
「え?」
「こっちはロラン君にあげるわ。とりかえっこな」
トモミチが、お手本の紙を持って僕に渡してくる。
(とりかえっこ……)
胸の鼓動が速まる。
彼が書いた、彼自身を示す言葉と、僕が書いた彼の名前。
それがお互いの手に――小さなやりとりなのに、嬉しくてたまらない。
密かに心を躍らせながら、トモミチが書いた「倫理」の字を手に取る。
――その瞬間、彼の腕が身体に回ってきた。
「……!」
後ろから抱きしめられている――あまりのことに手から力が抜け、持っていた紙がはらりと床に落ちた。
「トモ、ミチ……?」
呼びかけるも、彼は無言のまま。
その代わりに僕を抱く手に力が込められ、なお一層身体が密着した。
肩には彼の顔が載っている。伝わってくる彼の心音は速い。
(……トモミチ……)
離れるべきかもしれない。
でも、そうする気が微塵も起きない。
ずっとこうしていてほしい。
この腕の中なら、自由を奪われていたって構わない――そんな風にすら、考えてしまっている。
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