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第31話 私はトキワ
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㉛
数日が過ぎた。
トキワ達は街の内ばかりではなく、街の外も巡り、この国を存分に楽しんだようだ。
そろそろ、頃合いだろう。
護衛達に命じ、トキワ達を私の元へ案内させる。
鎮めの森へ入り、その奥へ奥へと進む一向。その事にトキワもシュアンも、疑問に思う様子は無い。
まあ、アクアリエや護衛達の会話からある程度の予想をつけたのだろう。それ程難しい事ではあるまい。
「我々はここまでだ」
「うん、ありがと! このまま真っ直ぐ行けばいいんだよね?」
トキワが示す先にあるのは、この森で、いや世界で最も巨大な木だ。
「ああ。……良い旅を」
「今度は仕事関係なく遊ぶっすよ!」
「あ、あの、ありがとう、ござい、ました!」
五人に手を振り、二人は歩き続ける。目的地には、五分とかからず着くだろう。
……そろそろだな。では私も私のあるべき場所へ戻ろう。
諸君は、そのまま、この場で見届けてくれたまえ。
ふむ、根元に着いたようだな。
焦らす必要もない。さっさと呼んでしまおう。
二人を、私の下へ。
その意思だけで二人は光に包まれて、姿を消す。
そして、今は世界樹の頂、私の座すべき、神座の前にいた。
「……待っていたぞ、トキワ、シュアン」
これまで見守ってきた愛し子達に、初めて声をかける。
「……あなただったんだね。ずっと、見守ってくれていたのは」
「ト、トキワくん……! 大精霊様、に……!」
「良い、シュアンよ。気負わず話せ」
そう、私は大精霊、或いは精霊王、或いは精霊の神と呼ばれる者。
創造の神に次ぐ立場にあり、遍く世界を見守る賢者。
それが私だ。
しかし、トキワはやはり、気がついていたか。
「お前達の旅、楽しませてもらったぞ」
「それは良かった。……私も、お祖父ちゃんに見られてるみたいで、心強かった」
「ふははっ、お祖父ちゃんか。それは良い。二人とも、これからはそう呼べ」
実際、見た目も人間の老人のようなものだ。
シュアンは恐縮しているようだが、その内に慣れよう。
「さて、ここまで辿り着いた褒美だ。二人にプレゼントをやろう。……お祖父ちゃんから孫への贈り物だ」
「えっ、じゃあ世界中のお姉様やキュートガール達とお近付き」
「却下だ」
うむ、直に見るとハイライトの消えたシュアンの目の恐ろしさがよく分かるな。
「渡すものは、もう決めてある。まずは、トキワよ。……家族が気になるか?」
トキワの息を呑む音が聞こえた。
「会える、の……?」
「残念だが、話をするだけだ。彼らの夢の中でな」
「……そか。でも、嬉しい」
静かな呟きだった。
しかし、これまで聞いた何よりも深い喜びが込められていた。
「……準備は良いか?」
「うん。いつでも大丈夫」
頷いてみせ、分かりやすいように、神座の肘置きを指で叩いてから現象を起こす。
トキワの姿がその場から消え、私とシュアンばかりが残った。
彼、いや、彼女の、家族水入らずでの語らいまで語るのは、野暮というものだろう。
「……トキワの過去については、いずれ彼の口から聞けるだろう。案ずるな」
「は、はい……!」
シュアンの不安げな表情が一転して、上擦った声をあげる。自分がトキワの過去を知らぬ事に、今気がついたようだ。
「さて、シュアンよ、褒美を渡す前に、一つ問いたい」
緊張が強まったな。いや、仕方あるまい。
トキワとは違い、シュアンは純粋なこの世界の住人なのだから。
「お前は、トキワと同じ時を生きたいか?」
つい先ほど、トキワからも聞いた音だ。
随分と似てきたようだな。思わず微笑んでしまう。
「…………出来るん、ですか?」
「ああ。その程度であれば、容易い」
しばらく考え込んで、シュアンは頷く。
トキワに拒絶される事を恐怖して、その上で同じ時を望んだか。
良かろう。
「近く寄れ」
恐る恐る近づいてきた彼女の頭へ、手を乗せる。
そして、その命脈に、この世界を巡る力のほんの一部を注ぐ。
ついでに、孫を愛しむように、頭を撫でてやった。
「あぅっ……」
「ふふふ」
両手で頭を抑え、恥ずかしげに俯きながら口の端をニヨニヨと緩めそうになっている彼女を見ると、本当に祖父となったような気がしてくる。
何とも不思議な気分だ。
ふむ、トキワの方も話を終えたか。あちらの時間でおおよそ一時間だな。
「ん、ただいまっ!」
……良い顔をしている。満足できたらしい。
「色々話してきた。皆、喜んでたよ」
「そうか」
「お祖父ちゃん、ありがとね!」
ふむ、やはり、悪くない響きだ。
「良い。……旅は、続けるのか? 一番の理由は、もう無くなったであろう?」
「んー……」
彼女が旅を続ける、一番の理由。それは、家族に対する後悔だった。
初めの村を旅立った時と同じ理由で、家族を思い出すという理由で、ひと所に止まらなかったのがトキワというエルフだ。
その彼は、少しだけ考える素振りを見せた後、晴々とした表情で頷いた。
「うん、続けるよ。……皆がね、せっかくだから、いろんな世界を見てほしいって言ったんだ。前はできなかった事だから」
「……そうか」
ならば仕方あるまい。是非とも、この世界を、神と共に作り上げた自慢の世界を見てもらおう。
「そういう訳で、そろそろ行くね! お祖父ちゃん、本当に、ありがとう!」
「……ああ」
本当に、良い笑顔だ。
「では、街の外に送ろう」
「うん! じゃあね、お祖父ちゃん」
「さ、さようなら。……お祖父、ちゃん」
これは、驚いた。
「ああ。……そうだ、二人とも」
「うん?」
「いつでも、帰って来なさい」
「……うん!」
現象の具現と共に、トキワたちの姿が消える。
なんとも言えぬ寂しさを感じるな。
孫が帰った後の祖父とは、このような心情であったか。
下界のトキワ達へ意識を向ける。
「そういえば、シュアンちゃんは何もらったの?」
「えっ、と、寿命、伸ばして、もらった……」
「シュアンちゃん、どこか悪かったの!?」
ふっ、相変わらずボケた会話をしておるわ。
「そ、そうじゃなくて、トキワくんと、同じだけ、生きられる、ように……」
「ホントに!? あっ、そか、エルフの寿命! 盲点! お祖父ちゃん、ありがとー!」
往来であまり大声を出すでないわ、駄エルフめ。
「だから、その、トキワ、くん」
「うん?」
「一生、一緒に、いよう、ね?」
シュ、シュアンよ、それは、下手なプロポーズよりも凄いことを言っていないか……?
「えっ、うん、当たり前じゃん?」
お前もか! て、いや、これは分かっていないな?
駄エルフが……。
……まぁ、二人とも嬉しそうだから良かろう。
さて、二人の旅はまだまだ続くが、この物語にはここらで幕を下ろす事としよう。
観客諸君、私の道楽に最後まで付き合ってくれた事、礼を言う。
異なる世界の諸君に、二人へしたような礼をする事は叶わぬが、この気持ちばかりは受け取ってほしい。
ではでは、我らが愛しき駄エルフと、彼と共に歩む子犬の一生に、幸多からん事を。
―完―
数日が過ぎた。
トキワ達は街の内ばかりではなく、街の外も巡り、この国を存分に楽しんだようだ。
そろそろ、頃合いだろう。
護衛達に命じ、トキワ達を私の元へ案内させる。
鎮めの森へ入り、その奥へ奥へと進む一向。その事にトキワもシュアンも、疑問に思う様子は無い。
まあ、アクアリエや護衛達の会話からある程度の予想をつけたのだろう。それ程難しい事ではあるまい。
「我々はここまでだ」
「うん、ありがと! このまま真っ直ぐ行けばいいんだよね?」
トキワが示す先にあるのは、この森で、いや世界で最も巨大な木だ。
「ああ。……良い旅を」
「今度は仕事関係なく遊ぶっすよ!」
「あ、あの、ありがとう、ござい、ました!」
五人に手を振り、二人は歩き続ける。目的地には、五分とかからず着くだろう。
……そろそろだな。では私も私のあるべき場所へ戻ろう。
諸君は、そのまま、この場で見届けてくれたまえ。
ふむ、根元に着いたようだな。
焦らす必要もない。さっさと呼んでしまおう。
二人を、私の下へ。
その意思だけで二人は光に包まれて、姿を消す。
そして、今は世界樹の頂、私の座すべき、神座の前にいた。
「……待っていたぞ、トキワ、シュアン」
これまで見守ってきた愛し子達に、初めて声をかける。
「……あなただったんだね。ずっと、見守ってくれていたのは」
「ト、トキワくん……! 大精霊様、に……!」
「良い、シュアンよ。気負わず話せ」
そう、私は大精霊、或いは精霊王、或いは精霊の神と呼ばれる者。
創造の神に次ぐ立場にあり、遍く世界を見守る賢者。
それが私だ。
しかし、トキワはやはり、気がついていたか。
「お前達の旅、楽しませてもらったぞ」
「それは良かった。……私も、お祖父ちゃんに見られてるみたいで、心強かった」
「ふははっ、お祖父ちゃんか。それは良い。二人とも、これからはそう呼べ」
実際、見た目も人間の老人のようなものだ。
シュアンは恐縮しているようだが、その内に慣れよう。
「さて、ここまで辿り着いた褒美だ。二人にプレゼントをやろう。……お祖父ちゃんから孫への贈り物だ」
「えっ、じゃあ世界中のお姉様やキュートガール達とお近付き」
「却下だ」
うむ、直に見るとハイライトの消えたシュアンの目の恐ろしさがよく分かるな。
「渡すものは、もう決めてある。まずは、トキワよ。……家族が気になるか?」
トキワの息を呑む音が聞こえた。
「会える、の……?」
「残念だが、話をするだけだ。彼らの夢の中でな」
「……そか。でも、嬉しい」
静かな呟きだった。
しかし、これまで聞いた何よりも深い喜びが込められていた。
「……準備は良いか?」
「うん。いつでも大丈夫」
頷いてみせ、分かりやすいように、神座の肘置きを指で叩いてから現象を起こす。
トキワの姿がその場から消え、私とシュアンばかりが残った。
彼、いや、彼女の、家族水入らずでの語らいまで語るのは、野暮というものだろう。
「……トキワの過去については、いずれ彼の口から聞けるだろう。案ずるな」
「は、はい……!」
シュアンの不安げな表情が一転して、上擦った声をあげる。自分がトキワの過去を知らぬ事に、今気がついたようだ。
「さて、シュアンよ、褒美を渡す前に、一つ問いたい」
緊張が強まったな。いや、仕方あるまい。
トキワとは違い、シュアンは純粋なこの世界の住人なのだから。
「お前は、トキワと同じ時を生きたいか?」
つい先ほど、トキワからも聞いた音だ。
随分と似てきたようだな。思わず微笑んでしまう。
「…………出来るん、ですか?」
「ああ。その程度であれば、容易い」
しばらく考え込んで、シュアンは頷く。
トキワに拒絶される事を恐怖して、その上で同じ時を望んだか。
良かろう。
「近く寄れ」
恐る恐る近づいてきた彼女の頭へ、手を乗せる。
そして、その命脈に、この世界を巡る力のほんの一部を注ぐ。
ついでに、孫を愛しむように、頭を撫でてやった。
「あぅっ……」
「ふふふ」
両手で頭を抑え、恥ずかしげに俯きながら口の端をニヨニヨと緩めそうになっている彼女を見ると、本当に祖父となったような気がしてくる。
何とも不思議な気分だ。
ふむ、トキワの方も話を終えたか。あちらの時間でおおよそ一時間だな。
「ん、ただいまっ!」
……良い顔をしている。満足できたらしい。
「色々話してきた。皆、喜んでたよ」
「そうか」
「お祖父ちゃん、ありがとね!」
ふむ、やはり、悪くない響きだ。
「良い。……旅は、続けるのか? 一番の理由は、もう無くなったであろう?」
「んー……」
彼女が旅を続ける、一番の理由。それは、家族に対する後悔だった。
初めの村を旅立った時と同じ理由で、家族を思い出すという理由で、ひと所に止まらなかったのがトキワというエルフだ。
その彼は、少しだけ考える素振りを見せた後、晴々とした表情で頷いた。
「うん、続けるよ。……皆がね、せっかくだから、いろんな世界を見てほしいって言ったんだ。前はできなかった事だから」
「……そうか」
ならば仕方あるまい。是非とも、この世界を、神と共に作り上げた自慢の世界を見てもらおう。
「そういう訳で、そろそろ行くね! お祖父ちゃん、本当に、ありがとう!」
「……ああ」
本当に、良い笑顔だ。
「では、街の外に送ろう」
「うん! じゃあね、お祖父ちゃん」
「さ、さようなら。……お祖父、ちゃん」
これは、驚いた。
「ああ。……そうだ、二人とも」
「うん?」
「いつでも、帰って来なさい」
「……うん!」
現象の具現と共に、トキワたちの姿が消える。
なんとも言えぬ寂しさを感じるな。
孫が帰った後の祖父とは、このような心情であったか。
下界のトキワ達へ意識を向ける。
「そういえば、シュアンちゃんは何もらったの?」
「えっ、と、寿命、伸ばして、もらった……」
「シュアンちゃん、どこか悪かったの!?」
ふっ、相変わらずボケた会話をしておるわ。
「そ、そうじゃなくて、トキワくんと、同じだけ、生きられる、ように……」
「ホントに!? あっ、そか、エルフの寿命! 盲点! お祖父ちゃん、ありがとー!」
往来であまり大声を出すでないわ、駄エルフめ。
「だから、その、トキワ、くん」
「うん?」
「一生、一緒に、いよう、ね?」
シュ、シュアンよ、それは、下手なプロポーズよりも凄いことを言っていないか……?
「えっ、うん、当たり前じゃん?」
お前もか! て、いや、これは分かっていないな?
駄エルフが……。
……まぁ、二人とも嬉しそうだから良かろう。
さて、二人の旅はまだまだ続くが、この物語にはここらで幕を下ろす事としよう。
観客諸君、私の道楽に最後まで付き合ってくれた事、礼を言う。
異なる世界の諸君に、二人へしたような礼をする事は叶わぬが、この気持ちばかりは受け取ってほしい。
ではでは、我らが愛しき駄エルフと、彼と共に歩む子犬の一生に、幸多からん事を。
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