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第8話 神獣親子と友誼を結んじゃったんだがぁ?
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⑧
もう一件のメッセージも、(幼体)って付いてる以外は同じ文面だねぇ?
友誼ってあれだよ、よくあるテイムみたいなやつ。
MLOだとテイムとは区別されてたけど、どちらにせよ神獣とできるなんて聞いたことないよ?
同等の立場の契約でしょ?
神獣が人間相手にすることじゃあない。
それを、生姜焼きでねぇ?
いいのかねぇ、本当に。
「えっと、大丈夫です? 上司的な何かに怒られたりしません?」
思わず敬語になっちゃったじゃあないか。
でもそれくらいのことなんだよねぇ、契約って。
「にゃ!」
あ、追いメッセージ。
本当に生姜焼きで友誼を結ぶつもりなんですねぇ……。
町に行ったら目立ちそうで嫌ですが、まあ、森の中に居る分にはいいでしょう。
「はぁ、分かりました。結びましょうか、その友誼」
赤紫色の魔法陣……。
これが彼らと友誼を結ぶときの魔法陣かぁ。
こうやって見ると綺麗なんだけどねぇ、ちょっと胃が痛いねぇ……。
いや、これからもこのもふもふに癒して貰えるって喜ぼう。
その方が精神的に楽だよ。
魔法陣が二つに別れて、互いに吸い込まれた。
これで契約完了、なのかねぇ?
イマイチ実感湧かないけど、そうなんだろうねぇ。
「それじゃあよろしくお願いしますよ」
「んにゃ!」
「え、名前?」
あれ、僕はなんで猫の言ってることが分かったんだ?
これも契約の効果?
たしか、ゲーム内の説明だと魔力的な繋がりができるってなってたねぇ。
ということは、その繋がりを通して伝えてきたってことかなぁ?
まあ、よく分からないけど、名前が欲しいなら考えてあげよう。
「うーん、何がいいかねぇ……」
そういえば性別は……あ、メニュー画面から見られるようになってるねぇ。
ゲーム時代と同じかは、僕がテイムとかしてなかったから分からないけど。
えっと、ああ、お母さんと息子くんだったのねぇ。
「じゃあ、お母さんがフィアで、君がコペンだね」
「んにゃ!」
「にゃぁ」
うん、気に入ってくれたらしい。
どっちも車の名前からとったんだけどね。
フィアットとコペン。
まあ、彼女らに言っても分からないだろうけど。
さてさて、今夜はもう寝ちゃおうかねぇ。
どうせ大してやることはないし、早く寝て、早く起きて、家づくりを進めよう。
僕にとっては、ここからが本番だからねぇ。
ああそうだ、寝る前にロック鳥も回収してこないとだねぇ。
……ん、誰だい、頭を蹴ってくるのは。
「って、君か、コペン。くぁ……」
そいえば昨日は一緒に寝たんだったか。
フィアは、いないみたいだねぇ?
んー、あっちの方の遠くにいる。
っていうことは、狩りにでもいってるのかな?
魔力的な繋がりっていうのは便利だねぇ。
「コペン、起きなくていいのかい? お母さんはもう狩りに行ってるみたいだよ?」
「んにゃぁ……?」
めちゃくちゃ寝ぼけてるねぇ……。
まあ、猫って本来は夜行性だろうし。
いや、でも玉ねぎも生姜も平気なのに、猫と同じ習性なのかねぇ?
分からん。
「とりあえず、僕ぁロック鳥を解体してくるよ」
「んにゃ……」
どんどん解体しておかないと、溜まっちゃいそうだし。
何よりフィア達の食事が足りない。
……ちょっと行く前にわしゃわしゃして行こうかな。
それくらい許してくれるでしょう、たぶん。
「ふぅ、こんな感じかねぇ」
スキルでちゃちゃっとしてるだけだけど、気分的には仕事してるから不思議だねぇ。
あれかな、MPを使うから精神的に疲労してるとか。
「おや、フィア、帰ったんだねぇ。今日は何を狩ってきたんだい?」
「にゃぁ」
大きな猪……。
ああ、オークジェネラルか。
「また生姜焼きが食べたいのかい?」
「にゃ」
「うーん、他にも色々料理はあるから、生姜焼きはまた今度かねぇ」
連続は僕が飽きちゃうから。
「にゃぁ」
「助かるよ」
さすがに大人だねぇ。
聞き分けがいい。
とりあえず、朝ご飯にしようか。
何がいいかねぇ……。
野菜は、もう残り少ない。
魚類はなし。
となると、お肉類ばっかりだねぇ……。
朝からはちょっと辛い。
ああ、そうだ。
りんご擬きを採ってくればいいんだ。
フィアとコペンにはオークジェネラルの肩ロースかねぇ。
どうせ僕はあれ、胃もたれして食べられないし。
いや、一欠けくらいならいけるか?
まぁ、味見するくらいで。
そのまま焼いただけだとなんか文句言われそうだし、白ワインで香り付けするくらいはしようかねぇ。
ついでに晩ご飯の仕込みをして……。
うん、やっぱりお肉ばかりは辛いし、対策を考えようかねぇ。
おじさんとしては魚が欲しい。
あと野菜。
切実に、
家づくりを進めつつ、ちょっと対策を考えるとしようかねぇ。
もう一件のメッセージも、(幼体)って付いてる以外は同じ文面だねぇ?
友誼ってあれだよ、よくあるテイムみたいなやつ。
MLOだとテイムとは区別されてたけど、どちらにせよ神獣とできるなんて聞いたことないよ?
同等の立場の契約でしょ?
神獣が人間相手にすることじゃあない。
それを、生姜焼きでねぇ?
いいのかねぇ、本当に。
「えっと、大丈夫です? 上司的な何かに怒られたりしません?」
思わず敬語になっちゃったじゃあないか。
でもそれくらいのことなんだよねぇ、契約って。
「にゃ!」
あ、追いメッセージ。
本当に生姜焼きで友誼を結ぶつもりなんですねぇ……。
町に行ったら目立ちそうで嫌ですが、まあ、森の中に居る分にはいいでしょう。
「はぁ、分かりました。結びましょうか、その友誼」
赤紫色の魔法陣……。
これが彼らと友誼を結ぶときの魔法陣かぁ。
こうやって見ると綺麗なんだけどねぇ、ちょっと胃が痛いねぇ……。
いや、これからもこのもふもふに癒して貰えるって喜ぼう。
その方が精神的に楽だよ。
魔法陣が二つに別れて、互いに吸い込まれた。
これで契約完了、なのかねぇ?
イマイチ実感湧かないけど、そうなんだろうねぇ。
「それじゃあよろしくお願いしますよ」
「んにゃ!」
「え、名前?」
あれ、僕はなんで猫の言ってることが分かったんだ?
これも契約の効果?
たしか、ゲーム内の説明だと魔力的な繋がりができるってなってたねぇ。
ということは、その繋がりを通して伝えてきたってことかなぁ?
まあ、よく分からないけど、名前が欲しいなら考えてあげよう。
「うーん、何がいいかねぇ……」
そういえば性別は……あ、メニュー画面から見られるようになってるねぇ。
ゲーム時代と同じかは、僕がテイムとかしてなかったから分からないけど。
えっと、ああ、お母さんと息子くんだったのねぇ。
「じゃあ、お母さんがフィアで、君がコペンだね」
「んにゃ!」
「にゃぁ」
うん、気に入ってくれたらしい。
どっちも車の名前からとったんだけどね。
フィアットとコペン。
まあ、彼女らに言っても分からないだろうけど。
さてさて、今夜はもう寝ちゃおうかねぇ。
どうせ大してやることはないし、早く寝て、早く起きて、家づくりを進めよう。
僕にとっては、ここからが本番だからねぇ。
ああそうだ、寝る前にロック鳥も回収してこないとだねぇ。
……ん、誰だい、頭を蹴ってくるのは。
「って、君か、コペン。くぁ……」
そいえば昨日は一緒に寝たんだったか。
フィアは、いないみたいだねぇ?
んー、あっちの方の遠くにいる。
っていうことは、狩りにでもいってるのかな?
魔力的な繋がりっていうのは便利だねぇ。
「コペン、起きなくていいのかい? お母さんはもう狩りに行ってるみたいだよ?」
「んにゃぁ……?」
めちゃくちゃ寝ぼけてるねぇ……。
まあ、猫って本来は夜行性だろうし。
いや、でも玉ねぎも生姜も平気なのに、猫と同じ習性なのかねぇ?
分からん。
「とりあえず、僕ぁロック鳥を解体してくるよ」
「んにゃ……」
どんどん解体しておかないと、溜まっちゃいそうだし。
何よりフィア達の食事が足りない。
……ちょっと行く前にわしゃわしゃして行こうかな。
それくらい許してくれるでしょう、たぶん。
「ふぅ、こんな感じかねぇ」
スキルでちゃちゃっとしてるだけだけど、気分的には仕事してるから不思議だねぇ。
あれかな、MPを使うから精神的に疲労してるとか。
「おや、フィア、帰ったんだねぇ。今日は何を狩ってきたんだい?」
「にゃぁ」
大きな猪……。
ああ、オークジェネラルか。
「また生姜焼きが食べたいのかい?」
「にゃ」
「うーん、他にも色々料理はあるから、生姜焼きはまた今度かねぇ」
連続は僕が飽きちゃうから。
「にゃぁ」
「助かるよ」
さすがに大人だねぇ。
聞き分けがいい。
とりあえず、朝ご飯にしようか。
何がいいかねぇ……。
野菜は、もう残り少ない。
魚類はなし。
となると、お肉類ばっかりだねぇ……。
朝からはちょっと辛い。
ああ、そうだ。
りんご擬きを採ってくればいいんだ。
フィアとコペンにはオークジェネラルの肩ロースかねぇ。
どうせ僕はあれ、胃もたれして食べられないし。
いや、一欠けくらいならいけるか?
まぁ、味見するくらいで。
そのまま焼いただけだとなんか文句言われそうだし、白ワインで香り付けするくらいはしようかねぇ。
ついでに晩ご飯の仕込みをして……。
うん、やっぱりお肉ばかりは辛いし、対策を考えようかねぇ。
おじさんとしては魚が欲しい。
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切実に、
家づくりを進めつつ、ちょっと対策を考えるとしようかねぇ。
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