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第10話 秘密基地できちゃったんだがぁ?
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⑩
「……ふぅ、ついにできちまったな」
おっと、テンションが上がって変な口調が。
まあ細かい部分はまだ手を入れないとだし、拡張性も十分残してあるんだけど。
細かい部分については、まあ寝る前にちまちまやろうかねぇ。
なんだかんだ、他にすべきことができてるしねぇ。
さて、最終チェックといこうじゃあないか。
まず、上へ上がるために転移装置!
小世界樹の根元に隠した装置を起動すると、あら不思議、一瞬で玄関前のデッキに!
僕らは軽く跳べばいいから要らない?
ちっちっち、ロマンだよ。
転移で移動する方がなんかかっこいいだろ?
おっと、次だよ次。
ハウス部分はずっと住んでたからいいとして、だ。
ここから先がこの家のメインと言っても過言じゃぁない!
倉庫代わりに使う予定の部屋の、左側の棚。
ちょうど世界樹の幹に触れてる部分だねぇ。
この棚の隠しスイッチを押すと、棚が横にスライドして、小部屋が現れる。
その小部屋には、Bと数字の並んだボタンが複数。
ここまで言えばこの部屋が何かは分かるだろう?
そう、エレベーターだ!
滑り台式と迷ったんだけど、上る楽しみも欲しくてねぇ。
ともかくこれに乗って地下へ行くと、仮設住宅よりも狭い小部屋に出る。
ベッドと棚で殆ど埋まっていて、足場は僅か板数枚。
明かりも蛍光灯っぽくして、隠れ家感を演出した一品さ!
これに一日をかけた?
まさか、そんなわけないだろう。
ベッドの裏側にあるスイッチを押すと、ベッドが上に開いて階段が現れる。
下った先にあるのは、学校の体育館二つ分位の広大な地下空間!
今はまだ何もないけど、そのうち色んな機械やら乗り物やらを並べて格納庫みたいにするつもりよ!
ちなみにこの地下空間、核ミサイルが複数個纏めて爆発しても耐えられる耐久度になってたりする。
まあ、そんな素材を使ったから時間がかかったんだけどねぇ。
ともかく、これぞ僕の秘密基地、世界樹擬態型中規模地下格納施設さ!
……ふぅ、自宅紹介風にしながらチェックしてみたけど、だいたい問題無さそうだねぇ。
これで一旦家づくりはひと区切り。
昼食を食べたら、次は村にいかないとねぇ。
正直な話、これが一番億劫なんだけど。
でも美味しいご飯のためだからねぇ、仕方ない。
フィアたちにはここに居てもらおうか。
神獣連れて村に行くのはちょっとねぇ。
どう考えても騒ぎになる。
それこそ面倒なんでねぇ。
「じゃあ僕はあっちの村に行ってくるよ。騒ぎになるから、留守番しててちょーだい」
「にゃぁ」
「んにゃ」
さぁて、行こうか。
えっと、たしかこっちの方だったね。
一応、食べられそうなものがないか見ながら行かないとねぇ。
果物は果物で欲しいしねぇ。
なんちゃってでも栄養バランスは気にしないよりマシでしょう、知らんけど。
……そういえば、やたら関西弁に厳しかった同僚は元気にしてるかねぇ。
滋賀出身の同僚に絡んで移動になってたけど。
おっと、景色が全く変わらないから、変な脱線してしまったじゃないか。
こんなことならコペンを連れてくるんだったかねぇ?
あのサイズならただの猫で押し切れるだろうし。
……ん?
この気配は……。
「一応向かった方がいいかねぇ?」
もうかなり村に近づいてるはずだけど。
ていうかこれ、奥に向かってないかい?
そんな理由は……僕か?
そんな気がするなぁ。
仕方ない。
子供に何かあるのは本意じゃないし、迎えに行きますかぁ……。
--ここら辺にいるはずなんだけど……。
あれ、ちょっと待てよ?
森で中年のおっさんが中学生くらいの女の子に声かけるってこれ、なかなか事案じゃない?
事案だねぇ。
事案だわぁ……。
うーん、かと言って、隠れて見守るのもなんかストーカーというか、変質者みたいで嫌だねぇ。
でもなぁ……。
でもねぇ……。
放置する方がダメだよねぇ。
仕方ない。行きますかぁ……。
どうか悲鳴を上げられませんようにっと。
「……ふぅ、ついにできちまったな」
おっと、テンションが上がって変な口調が。
まあ細かい部分はまだ手を入れないとだし、拡張性も十分残してあるんだけど。
細かい部分については、まあ寝る前にちまちまやろうかねぇ。
なんだかんだ、他にすべきことができてるしねぇ。
さて、最終チェックといこうじゃあないか。
まず、上へ上がるために転移装置!
小世界樹の根元に隠した装置を起動すると、あら不思議、一瞬で玄関前のデッキに!
僕らは軽く跳べばいいから要らない?
ちっちっち、ロマンだよ。
転移で移動する方がなんかかっこいいだろ?
おっと、次だよ次。
ハウス部分はずっと住んでたからいいとして、だ。
ここから先がこの家のメインと言っても過言じゃぁない!
倉庫代わりに使う予定の部屋の、左側の棚。
ちょうど世界樹の幹に触れてる部分だねぇ。
この棚の隠しスイッチを押すと、棚が横にスライドして、小部屋が現れる。
その小部屋には、Bと数字の並んだボタンが複数。
ここまで言えばこの部屋が何かは分かるだろう?
そう、エレベーターだ!
滑り台式と迷ったんだけど、上る楽しみも欲しくてねぇ。
ともかくこれに乗って地下へ行くと、仮設住宅よりも狭い小部屋に出る。
ベッドと棚で殆ど埋まっていて、足場は僅か板数枚。
明かりも蛍光灯っぽくして、隠れ家感を演出した一品さ!
これに一日をかけた?
まさか、そんなわけないだろう。
ベッドの裏側にあるスイッチを押すと、ベッドが上に開いて階段が現れる。
下った先にあるのは、学校の体育館二つ分位の広大な地下空間!
今はまだ何もないけど、そのうち色んな機械やら乗り物やらを並べて格納庫みたいにするつもりよ!
ちなみにこの地下空間、核ミサイルが複数個纏めて爆発しても耐えられる耐久度になってたりする。
まあ、そんな素材を使ったから時間がかかったんだけどねぇ。
ともかく、これぞ僕の秘密基地、世界樹擬態型中規模地下格納施設さ!
……ふぅ、自宅紹介風にしながらチェックしてみたけど、だいたい問題無さそうだねぇ。
これで一旦家づくりはひと区切り。
昼食を食べたら、次は村にいかないとねぇ。
正直な話、これが一番億劫なんだけど。
でも美味しいご飯のためだからねぇ、仕方ない。
フィアたちにはここに居てもらおうか。
神獣連れて村に行くのはちょっとねぇ。
どう考えても騒ぎになる。
それこそ面倒なんでねぇ。
「じゃあ僕はあっちの村に行ってくるよ。騒ぎになるから、留守番しててちょーだい」
「にゃぁ」
「んにゃ」
さぁて、行こうか。
えっと、たしかこっちの方だったね。
一応、食べられそうなものがないか見ながら行かないとねぇ。
果物は果物で欲しいしねぇ。
なんちゃってでも栄養バランスは気にしないよりマシでしょう、知らんけど。
……そういえば、やたら関西弁に厳しかった同僚は元気にしてるかねぇ。
滋賀出身の同僚に絡んで移動になってたけど。
おっと、景色が全く変わらないから、変な脱線してしまったじゃないか。
こんなことならコペンを連れてくるんだったかねぇ?
あのサイズならただの猫で押し切れるだろうし。
……ん?
この気配は……。
「一応向かった方がいいかねぇ?」
もうかなり村に近づいてるはずだけど。
ていうかこれ、奥に向かってないかい?
そんな理由は……僕か?
そんな気がするなぁ。
仕方ない。
子供に何かあるのは本意じゃないし、迎えに行きますかぁ……。
--ここら辺にいるはずなんだけど……。
あれ、ちょっと待てよ?
森で中年のおっさんが中学生くらいの女の子に声かけるってこれ、なかなか事案じゃない?
事案だねぇ。
事案だわぁ……。
うーん、かと言って、隠れて見守るのもなんかストーカーというか、変質者みたいで嫌だねぇ。
でもなぁ……。
でもねぇ……。
放置する方がダメだよねぇ。
仕方ない。行きますかぁ……。
どうか悲鳴を上げられませんようにっと。
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