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最終章 君の為に
第100話 潜入
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⑦
翔は一瞬目を伏せ、逡巡するそぶりを見せる。それからいつもは剣を吊るしている腰の左側に手を添えて、まっすぐに、カイルを見つめ返した。
「それが、必要な事なら」
亡き友との約束を果たすために。必死に生きる友たちの思いを、裏切らないために。言葉には続けられなかった彼の意思は、仲間たちも共有している。カイルの碧色の瞳に、同じ色を宿した四対の光が反射した。
「……いいだろう」
暫しの沈黙を経て、カイルは口を開く。
「ならば、貴殿らに帝国騎士団の団長として、協力を要請したい」
これは信用のおけるギルドマスターを通した上で正式に依頼する、と続けられた言葉に、内心で翔はガッツポーズを作った。
――これでやりやすくなる!
「分かりました。その依頼、受けさせていただきます」
「そうか、助かる。早速だが、一つ頼まれてほしいのだ」
一瞬和らげられた表情はすぐに引き締められ、騎士団長の顔に戻る。翔たちも姿勢を正し、続きを促した。
「あの男、ショウエイに誘われていただろう。その話を受けて欲しい」
「え?」
言葉の意味は翔たちも理解していた。
しかしまさかそのような提案をされるとは思っておらず、素っ頓狂な声を上げてしまった。
「革命軍に潜入するってことですか?」
「ああ。革命軍の本拠地を突き止める為だ」
なるほど、と顔を見合わせる翔たちだが、その表情は明るいと言い難い。彼らの性格を思えば当然だ。それは即ち、毒島を騙すという事なのだから。
――でも、それが手っ取り早いのは確か、か。
「……分かりました」
考えた末、翔は承諾した。そこには、もしかしたら毒島を説得できる道もあるかもしれないという淡い期待もあった。
「翔君、いいの……?」
「うん、大丈夫だよ」
なおも心配げに見つめてくる恋人に、翔は微笑みかけ、視線をカイルに戻す。
「それで、革命軍の拠点を見つけたらどうやって知らせたらいいですか」
カイルは、そうだな、と少し考える素振りを見せた。アーカウラにも通信手段は幾つかあるが、地球の電話ほどには手軽ではないものが多い上に盗聴や探知をされる畏れがある。内容を聞かれなくても、どこかに通信をしている事がバレるだけで危険だ。翔たちの身が、という意味でも、拠点を放棄され鼬ごっこになる可能性がある、という意味でも。
「ある程度以上の大きさの町なら、大抵は騎士団の詰め所がある。どうにかしてそこに伝えてくれないか。信用の出来る者たちには通達しておく」
具体的な方法は殆ど丸投げと言ってよい。だが、他に何か良い方法が思いつくわけではなかった為、少し苦い顔を作りながらも翔は了承した。
「それでは、よろしく頼む」
「分かりまし――」
「待て」
ここではこれ以上話し合う事もないだろう、と代表して話を進めていた二人が解散仕様とした時だった。
「煉二、どうかした?」
「ああ。毒島の提案を受けた振りをして革命軍に潜入するのはいい。だが、俺たち全員でとなると確実に怪しまれるぞ」
「そうですねー。毒島君は私たちの性格を知ってますからー、私と煉二君があちらに着くのは疑われると思いますー」
翔は二人の話を聞いて、確かに、と顎に手を当てた。二人とも規律は守るタイプであるし、寧音は基本的に平和主義だ。煉二は寧音に従うだろう事は同級生どころか同じ学校にいた多くが予測できてしまう上に、煉二自身、固いと言って良い部分がある。そう言われる中では比較的柔軟な方なのだが、世間一般の評価を鑑みれば、毒島に疑われるのは確実だった。
その点では翔たちも疑われる余地は十分にあるのだが、それでも二人よりはマシだ。それなりに仲の良かった毒島相手だから、というのが十分な理由になる。陽菜に関しては言うまでもない。
「それじゃあ、私と翔君だけで潜入する?」
「危険ですけどー、そうするしかないと思いますー」
陽菜を一層の危険にさらす事に気の進まない翔だが、煉二の言う事も理解できた。彼は毒島と特別仲の良かったわけではないが、人を見る目は自分よりあると翔は考えていた。陽菜も以前同じような事を言っていたため、間違ってはいないのだろう。そう考えて、二人での潜入を検討する。翔だけで潜入するのは陽菜が許さない。
「……分かった。俺と陽菜だけで行こう。二人はその間……」
「こちらを手伝ってもらおう」
「カイルさん、分かりました。二人とも、それでいい?」
「ああ、問題ない」
「了解ですー」
陽菜だけは何が何でも守ることを改めて誓い、決断する。これでもしスパイ行為がバレてしまえば、多勢に無勢。革命軍にも実力者はいるだろうし、同じユニークギフトを持った毒島もいる。最悪の事態を想定するには十分すぎたが、それでもやるしかないと考えての事だった。
カイル達とはその後すぐに分かれ、宿に戻った翔たちは、口裏をどう合わせるかだけを相談して床に就いた。
そして翌朝。
翔と陽菜だけが一階の酒場に降りると、昨日と同じ席に着く毒島の姿が見えた。離れた位置から見る限りでは、解散直前のような異様な雰囲気は感じられない。
二人は視線を交わして頷くと、彼のもとへ近づいていく。席の隙間を縫いながら、翔はこっそり、深呼吸をした。
「毒島」
出来るだけ自然を装って、翔が声をかける。徐に振り返った毒島の表情は、彼のよく知ったものだ。少し、頬から強張りが取れる。
「よお、昨日は悪かったな」
「いや、大丈夫」
視界の端で陽菜が頷いたのを確認しながら翔が席に着くと、毒島は周囲を見回した。
「二人だけか?」
煉二と寧音の事だというのは、すぐに分かった。
「うん。その、ちょっと、ね」
誤魔化そうとして、言葉に詰まる。しかしそれが逆に自然に見えたのか、毒島が疑っている様子はない。
「喧嘩しちゃったの」
苦笑いを顔に張り付けて陽菜が言うと、彼は少しばつの悪そうな顔をした。それも良く知る毒島の表情で、また少し、翔の心は軽くなる。
「もしかして、俺のせいか?」
「そういう訳じゃないよ! ただ、ちょっと、意見が分かれちゃっただけで」」
彼女の様子は翔の目から見ても殆ど違和感がない。その演技を毒島が見破れるはずは当然ない。悪い、と謝る彼をフォローしながら、翔は関心する。と同時に、陽菜のあまり見れない一面を見れた気がして、嬉しくなった。
「それで、毒島。昨日の話なんだけど」
「あ、ああ」
陽菜にばかり任せてはいられないと、翔が切り出す。毒島はどこを見たらいいのか分からなくなっている様で、視線をあちこちに向けているが、気にせず続けた。
「俺たちは、受けようと思う」
「……いいのか?」
声を落として告げた翔の言葉に、呆けた面が晒される。自分が受けるとは思っていなかったのだろうと、どこかほっとしたような、残念そうな、そんな様子に変わった毒島を見て、翔は想像した。
「うん」
「そう、か……。そうか、分かった」
気を取り直すためか、〈ストレージ〉から取り出した水筒を煽った彼は、そのまま周囲に視線を走らせる。
「すぐに出発したい。動けるか?」
「うん、宿代はもう払ってあるよ」
「分かった。ならこっちだ」
毒島のあとを着いて街の外れに向うと、そこにはよく冒険者ギルドで屯しているような、特別特徴のない中堅冒険者らしき『龍人族』達がいた。彼ら彼女らはこれまた何の変哲もない幌馬車を囲んでいる。
「そいつらか?」
「ああ」
「四人って聞いてたが」
「喧嘩したんだとよ」
革命軍のメンバーだと思われる彼らは肩をすくめるばかりで疑っている様子はない。
毒島に声をかけたのとは別の男が手招きするのに従って、二人は幌馬車の中に入っていく。
「さて、お前らが本当に同士となるなら、歓迎しよう。だが、いくらショウエイの紹介とは言え、そうほいほいと信用するわけにはいかない。すまないが、これをつけさせてもらうぞ」
「分かりました」
男の差し出したのは黒く細長いひもで、目隠しだろうことが分かった。翔たちもいきなり信用されるとは思っていなかったので、当然のように受け入れる。
話しかけてきた纏め役らしき茶髪茶目の男が後ろに回るのを横目に追うと、陽菜の後ろにも女性が回っていくのが見えた。
「きつくない?」
「はい、大丈夫です」
「お前も大丈夫か?」
「はい」
特に打算のある様子もなく気にかけてくれる革命軍の団員たちに、翔はどうも拍子抜けしてしまう。もっと過激な連中を想像していたのだ。
「(なんか、思ったより普通だね)」
「(陽菜もそう思う?)」
小声でのやり取りは、〈隠蔽〉して使った魔道により互い以外には漏れていない。ローズから教わった技術だ。
「これから俺たちの拠点でリーダーに会ってもらう。同士となれるかは、あの方次第だ。細かいことは気にされない方だが、失礼のないようにな」
了承の返事をしながら、思った以上に上手く進む事態に、翔の鼓動が少し、早くなった。気配を頼りに手を伸ばせば、同じように伸ばされてきた陽菜の手に触れる。その手を軽く握り、動き出した馬車の振動に身を任せた。
翔は一瞬目を伏せ、逡巡するそぶりを見せる。それからいつもは剣を吊るしている腰の左側に手を添えて、まっすぐに、カイルを見つめ返した。
「それが、必要な事なら」
亡き友との約束を果たすために。必死に生きる友たちの思いを、裏切らないために。言葉には続けられなかった彼の意思は、仲間たちも共有している。カイルの碧色の瞳に、同じ色を宿した四対の光が反射した。
「……いいだろう」
暫しの沈黙を経て、カイルは口を開く。
「ならば、貴殿らに帝国騎士団の団長として、協力を要請したい」
これは信用のおけるギルドマスターを通した上で正式に依頼する、と続けられた言葉に、内心で翔はガッツポーズを作った。
――これでやりやすくなる!
「分かりました。その依頼、受けさせていただきます」
「そうか、助かる。早速だが、一つ頼まれてほしいのだ」
一瞬和らげられた表情はすぐに引き締められ、騎士団長の顔に戻る。翔たちも姿勢を正し、続きを促した。
「あの男、ショウエイに誘われていただろう。その話を受けて欲しい」
「え?」
言葉の意味は翔たちも理解していた。
しかしまさかそのような提案をされるとは思っておらず、素っ頓狂な声を上げてしまった。
「革命軍に潜入するってことですか?」
「ああ。革命軍の本拠地を突き止める為だ」
なるほど、と顔を見合わせる翔たちだが、その表情は明るいと言い難い。彼らの性格を思えば当然だ。それは即ち、毒島を騙すという事なのだから。
――でも、それが手っ取り早いのは確か、か。
「……分かりました」
考えた末、翔は承諾した。そこには、もしかしたら毒島を説得できる道もあるかもしれないという淡い期待もあった。
「翔君、いいの……?」
「うん、大丈夫だよ」
なおも心配げに見つめてくる恋人に、翔は微笑みかけ、視線をカイルに戻す。
「それで、革命軍の拠点を見つけたらどうやって知らせたらいいですか」
カイルは、そうだな、と少し考える素振りを見せた。アーカウラにも通信手段は幾つかあるが、地球の電話ほどには手軽ではないものが多い上に盗聴や探知をされる畏れがある。内容を聞かれなくても、どこかに通信をしている事がバレるだけで危険だ。翔たちの身が、という意味でも、拠点を放棄され鼬ごっこになる可能性がある、という意味でも。
「ある程度以上の大きさの町なら、大抵は騎士団の詰め所がある。どうにかしてそこに伝えてくれないか。信用の出来る者たちには通達しておく」
具体的な方法は殆ど丸投げと言ってよい。だが、他に何か良い方法が思いつくわけではなかった為、少し苦い顔を作りながらも翔は了承した。
「それでは、よろしく頼む」
「分かりまし――」
「待て」
ここではこれ以上話し合う事もないだろう、と代表して話を進めていた二人が解散仕様とした時だった。
「煉二、どうかした?」
「ああ。毒島の提案を受けた振りをして革命軍に潜入するのはいい。だが、俺たち全員でとなると確実に怪しまれるぞ」
「そうですねー。毒島君は私たちの性格を知ってますからー、私と煉二君があちらに着くのは疑われると思いますー」
翔は二人の話を聞いて、確かに、と顎に手を当てた。二人とも規律は守るタイプであるし、寧音は基本的に平和主義だ。煉二は寧音に従うだろう事は同級生どころか同じ学校にいた多くが予測できてしまう上に、煉二自身、固いと言って良い部分がある。そう言われる中では比較的柔軟な方なのだが、世間一般の評価を鑑みれば、毒島に疑われるのは確実だった。
その点では翔たちも疑われる余地は十分にあるのだが、それでも二人よりはマシだ。それなりに仲の良かった毒島相手だから、というのが十分な理由になる。陽菜に関しては言うまでもない。
「それじゃあ、私と翔君だけで潜入する?」
「危険ですけどー、そうするしかないと思いますー」
陽菜を一層の危険にさらす事に気の進まない翔だが、煉二の言う事も理解できた。彼は毒島と特別仲の良かったわけではないが、人を見る目は自分よりあると翔は考えていた。陽菜も以前同じような事を言っていたため、間違ってはいないのだろう。そう考えて、二人での潜入を検討する。翔だけで潜入するのは陽菜が許さない。
「……分かった。俺と陽菜だけで行こう。二人はその間……」
「こちらを手伝ってもらおう」
「カイルさん、分かりました。二人とも、それでいい?」
「ああ、問題ない」
「了解ですー」
陽菜だけは何が何でも守ることを改めて誓い、決断する。これでもしスパイ行為がバレてしまえば、多勢に無勢。革命軍にも実力者はいるだろうし、同じユニークギフトを持った毒島もいる。最悪の事態を想定するには十分すぎたが、それでもやるしかないと考えての事だった。
カイル達とはその後すぐに分かれ、宿に戻った翔たちは、口裏をどう合わせるかだけを相談して床に就いた。
そして翌朝。
翔と陽菜だけが一階の酒場に降りると、昨日と同じ席に着く毒島の姿が見えた。離れた位置から見る限りでは、解散直前のような異様な雰囲気は感じられない。
二人は視線を交わして頷くと、彼のもとへ近づいていく。席の隙間を縫いながら、翔はこっそり、深呼吸をした。
「毒島」
出来るだけ自然を装って、翔が声をかける。徐に振り返った毒島の表情は、彼のよく知ったものだ。少し、頬から強張りが取れる。
「よお、昨日は悪かったな」
「いや、大丈夫」
視界の端で陽菜が頷いたのを確認しながら翔が席に着くと、毒島は周囲を見回した。
「二人だけか?」
煉二と寧音の事だというのは、すぐに分かった。
「うん。その、ちょっと、ね」
誤魔化そうとして、言葉に詰まる。しかしそれが逆に自然に見えたのか、毒島が疑っている様子はない。
「喧嘩しちゃったの」
苦笑いを顔に張り付けて陽菜が言うと、彼は少しばつの悪そうな顔をした。それも良く知る毒島の表情で、また少し、翔の心は軽くなる。
「もしかして、俺のせいか?」
「そういう訳じゃないよ! ただ、ちょっと、意見が分かれちゃっただけで」」
彼女の様子は翔の目から見ても殆ど違和感がない。その演技を毒島が見破れるはずは当然ない。悪い、と謝る彼をフォローしながら、翔は関心する。と同時に、陽菜のあまり見れない一面を見れた気がして、嬉しくなった。
「それで、毒島。昨日の話なんだけど」
「あ、ああ」
陽菜にばかり任せてはいられないと、翔が切り出す。毒島はどこを見たらいいのか分からなくなっている様で、視線をあちこちに向けているが、気にせず続けた。
「俺たちは、受けようと思う」
「……いいのか?」
声を落として告げた翔の言葉に、呆けた面が晒される。自分が受けるとは思っていなかったのだろうと、どこかほっとしたような、残念そうな、そんな様子に変わった毒島を見て、翔は想像した。
「うん」
「そう、か……。そうか、分かった」
気を取り直すためか、〈ストレージ〉から取り出した水筒を煽った彼は、そのまま周囲に視線を走らせる。
「すぐに出発したい。動けるか?」
「うん、宿代はもう払ってあるよ」
「分かった。ならこっちだ」
毒島のあとを着いて街の外れに向うと、そこにはよく冒険者ギルドで屯しているような、特別特徴のない中堅冒険者らしき『龍人族』達がいた。彼ら彼女らはこれまた何の変哲もない幌馬車を囲んでいる。
「そいつらか?」
「ああ」
「四人って聞いてたが」
「喧嘩したんだとよ」
革命軍のメンバーだと思われる彼らは肩をすくめるばかりで疑っている様子はない。
毒島に声をかけたのとは別の男が手招きするのに従って、二人は幌馬車の中に入っていく。
「さて、お前らが本当に同士となるなら、歓迎しよう。だが、いくらショウエイの紹介とは言え、そうほいほいと信用するわけにはいかない。すまないが、これをつけさせてもらうぞ」
「分かりました」
男の差し出したのは黒く細長いひもで、目隠しだろうことが分かった。翔たちもいきなり信用されるとは思っていなかったので、当然のように受け入れる。
話しかけてきた纏め役らしき茶髪茶目の男が後ろに回るのを横目に追うと、陽菜の後ろにも女性が回っていくのが見えた。
「きつくない?」
「はい、大丈夫です」
「お前も大丈夫か?」
「はい」
特に打算のある様子もなく気にかけてくれる革命軍の団員たちに、翔はどうも拍子抜けしてしまう。もっと過激な連中を想像していたのだ。
「(なんか、思ったより普通だね)」
「(陽菜もそう思う?)」
小声でのやり取りは、〈隠蔽〉して使った魔道により互い以外には漏れていない。ローズから教わった技術だ。
「これから俺たちの拠点でリーダーに会ってもらう。同士となれるかは、あの方次第だ。細かいことは気にされない方だが、失礼のないようにな」
了承の返事をしながら、思った以上に上手く進む事態に、翔の鼓動が少し、早くなった。気配を頼りに手を伸ばせば、同じように伸ばされてきた陽菜の手に触れる。その手を軽く握り、動き出した馬車の振動に身を任せた。
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※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
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