16 / 126
一章 陽菜の為に
第16話 砕かれたトラウマ
しおりを挟む
⑯
月日は流れ、薄明の中、翔たち『魔王討伐役』の四人は、今日も完全武装で城門の前に集まった。
「さて、みんな、準備はいい?」
「ああ」
「いいですよー」
「ええ」
じゃあ行こうか、と翔は歩き出す。
「それにしても、いい加減あの森も飽きてきたわね」
「ずっと通ってますからねー」
この数か月、何度も通った道を歩きながら四人は笑う。そこに気負った様子はない。
そして街の入口を守る門兵に見送られ、彼らは今日の訓練へ出発した。
一つ目の陽が完全に沈んだ頃、彼らは以前アラニアスエイプと死闘を繰り広げた森を進んでいた。その足取りは滑らかで、かつ警戒も怠っていない。もう何度も来た場所とは言え、彼らは確実に成長していた。
「もうそろそろ日没だ。野営場所を探すか?」
煉二が木の葉の隙間から二つの陽の位置を確認して言った。割れたはずの眼鏡は魔法で元通りに直されている。
「いや、もうすぐ迷宮だし、このまま行ってしまおう」
「そうですねー」
それから翔たちが迷宮の前で待つグラヴィスに姿を見せたのは、僅か一時間後。日没までは一時間半ほど残した頃だった。
「もう着いたか」
「はい。俺たちも成長してますから!」
グラヴィスは余裕のある翔たちの様子を見て、少し考える素振りを見せる。それから一つ頷くと、今夜はその広場で夜を明かすよう言って自分の天幕へ姿を消した。その日は雲一つない星空の夜だった。
翌朝、グラヴィスは迷宮を囲うように立てられた石の東屋の前で待っていた。
「おはようございます、グラヴィスさん」
翔に続き、他の三人も挨拶をする。寧音は少し眠そうだが、昨夜に中々寝付けなかっただけらしく、特に問題はないと言う。
「ああ。おはよう」
短く挨拶を返すと、グラヴィスはついて来いと言うように踵を返して東屋の中へ向かって歩き出した。翔たちは一度顔を見合わせ、その大きな背中に続く。
「今日は、この最奥にいる魔物と戦ってもらう」
歩きながら、グラヴィスは言う。
「君たちとは、因縁のある相手だ」
東屋の中央には、ぽっかりと開いた暗闇へ続く下り階段があった。洞窟のようなゴツゴツとした壁に対し、階段は不自然なほどに滑らかな表面だ。
――これが、迷宮の入口……。
今までは迷宮前の広場に着いてすぐ、転移魔法陣に乗って城へ帰還していた。初めて見る迷宮の入口に、翔はごくりと喉を鳴らす。
彼は煉二と一瞬視線を交わし、一段ずつ段差の高い階段を下りていく。コツコツと反響する足音が四人の鼓膜を揺らし、そこは地上とは異なる世界なのだと知らせる。
五分ほど降りた時、初めて道が二つに分かれた。
「順に迷宮を攻略するなら左の道を降るのだが、今回はこちらへ行く」
グラヴィスが指示したのは、右の道だ。そのまま歩き続ける彼に従い、水平に続くその道を行く。
再び無言の時間が続き、やがて行き止まりに突き当たった。そこは小さな部屋になっており、中央では翔たちにも見覚えのある魔法陣が光を放っている。
「グラヴィスさん、あれってもしかして、転移魔法陣です?」
彼は朱里の質問に、ああ、とだけ返し、魔法陣に乗って翔たちを待った。
何故迷宮内にそれがあるのかを知らない彼らだったが、今更気後れすることもなくその上に乗る。
「迷宮には一定階層ごとに『守護者』がいることは知っているな」
「はい」
迷宮を守護するために存在するという『守護者』。相応の力を持ったその存在の名をグラヴィスは確認し、説明を続ける。。
「これは別の階層にある転移魔法陣まで跳ぶ為のものだ。魔法陣はその階層や迷宮の核を守る『守護者』の部屋にある」
その間にも光はどんどんと強まっていく。
「今回向かうのは、先ほども言ったように最奥。君たちには、最下層にいる『迷宮の守護者』を相手取ってもらう」
そして転移した翔たちの目の前にいたのは、筋肉質な四肢と鋭く長い牙を持った、サーベルタイガーのような魔物。異世界『アーカウラ』に来たその日彼らの心に刻まれた、一つのトラウマだった。
ソレは突然の侵入者に動じる様子もなく、冷徹で鋭利に光る眼光を排除すべき敵に向ける。
「アサルト、タイガー……」
翔の呟きが、薄暗い洞窟のようなその広間に響いて、消える。
じゃり、というのは、誰かが半歩、足を引いた音だった。
「今の君たちなら、問題なく勝てるはずだ。恐れるな。自分を、仲間を、信じろ」
緊張を隠せない翔たちにグラヴィスはそう言い残してごつごつした石の壁に背を預け、気配を消す。
――そうだ。大丈夫。今の俺たちは、アラニアスエイプと戦った時よりずっと強い!
翔たちの目に強い炎が宿る。
「やるよ! みんな!」
「ええ!」
「はいー!」
「ああ!」
翔たちの準備ができるのを待っていたわけではないが、アサルトタイガーが動き出したのはその掛け声と同時だった。
以前同様、一瞬で加速し、ものすごい速度で翔たち目掛けて駆けてくる。
――見える! 前は全然わからなかったけど、これなら……!
まず動いたのは、前衛の翔だ。前へ飛び出し、すれ違いざまに足元を切りつけてその虎の勢いを殺す。
若干足を縺れさせた隙を突くのは朱里の短槍。振り上げられた一撃は、アサルトタイガーの顎へ吸い込まれる。
「グゥアゥ!?」
翔たちの攻めはまだ終わらない。
かち上げられ、虎の姿にあるまじき二足歩行の体勢をとって晒した腹は、煉二の[乱風斬]によって無残に傷られ、その土色の体毛を鮮血に赤く染めた。
傷の痛みに呻きながらも、アサルトタイガーはAランクの名に恥じない剛腕を奮い、その爪を追撃を狙った翔へ突き立てようとする。かつて翔の命に手をかけたそれは、地を割り、風圧で彼を吹き飛ばした。直撃すれば今の翔でも危険だっただろうが、当たらなければ問題ない。宙で身を捻り、着地する。
その間にアサルトタイガーは朱里を狙っていたが、パーティーで一番の俊足を誇る彼女を捉えることは出来ていない。油断して受けた尾の一振りは、短槍を盾に受け流していた。
朱里が攻撃を受け流すために後方へ跳んだ結果、アサルトタイガーとの間に距離が生まれ、四人は同じ所に集まる形になった。これを一網打尽にしようとしたのだろう。
「! 寧音、障壁準備! 大きいの!」
「もうしてますよー!」
翔たちの視線の先でアサルトタイガーがぐっと身をかがめた。そして魔力を込め、大きく咆哮する。アラニアスエイプのそれとは比べ物にならないほど強い衝撃が指向性を持って放たれ、寧音の張った障壁とぶつかる。
人の可聴域を超えた音の兵器は迷宮の壁を揺らし、天井からはパラパラと砕けた石の破片が落ちてくるが、寧音の障壁は割れない。以前は三枚でも簡単に破られたが、今ではたった一枚ですら、ヒビ一つ入る事無くその衝撃に耐えていた。
「へへーん! どうですかー!」
少し余裕が出来、いつもの調子を見せる寧音。それに苦笑いしつつ、翔は力を溜める。
〈心果一如〉によって高められた力はアサルトタイガーの本能を刺激し、優先的に妨害する体勢に導く。
「させると思う!?」
しかし朱里が前脚の関節に槍を突き立て、寧音が[光槍]で目を穿ち、煉二が[炎槍]の雨を降らせてその場に縫い留めた。この隙は、見逃されない。
――アサルトタイガー、これで終わりだ!
彼我の距離は、およそ十メートル。それでも構わず、翔は剣を振り下ろした。
剣の軌跡をなぞるように魔力が放たれ、衝撃となってアサルトタイガーへ迫る。進むほどに拡散し巨大化していく斬撃は地を抉り、土埃を巻き上げながら突き進んで、そして、アサルトタイガーを一刀両断にした。
彼らのトラウマは、こうして、あっさりと打ち砕かれた。
「…………やった」
「……ええ」
「……やった、な」
「こんなあっさりでいいのかってくらい、あっさりでしたねー……」
あまりにも簡単に勝ててしまったことに放心する翔たち。その耳にパチパチと拍手する音が響いた。
「よくやった。これが、今の君たちの力だ」
この結果は、彼らの自信となり、魔王討伐への希望を大きく高める。旅立ちまで、残り一か月を切った日の出来事だった。
月日は流れ、薄明の中、翔たち『魔王討伐役』の四人は、今日も完全武装で城門の前に集まった。
「さて、みんな、準備はいい?」
「ああ」
「いいですよー」
「ええ」
じゃあ行こうか、と翔は歩き出す。
「それにしても、いい加減あの森も飽きてきたわね」
「ずっと通ってますからねー」
この数か月、何度も通った道を歩きながら四人は笑う。そこに気負った様子はない。
そして街の入口を守る門兵に見送られ、彼らは今日の訓練へ出発した。
一つ目の陽が完全に沈んだ頃、彼らは以前アラニアスエイプと死闘を繰り広げた森を進んでいた。その足取りは滑らかで、かつ警戒も怠っていない。もう何度も来た場所とは言え、彼らは確実に成長していた。
「もうそろそろ日没だ。野営場所を探すか?」
煉二が木の葉の隙間から二つの陽の位置を確認して言った。割れたはずの眼鏡は魔法で元通りに直されている。
「いや、もうすぐ迷宮だし、このまま行ってしまおう」
「そうですねー」
それから翔たちが迷宮の前で待つグラヴィスに姿を見せたのは、僅か一時間後。日没までは一時間半ほど残した頃だった。
「もう着いたか」
「はい。俺たちも成長してますから!」
グラヴィスは余裕のある翔たちの様子を見て、少し考える素振りを見せる。それから一つ頷くと、今夜はその広場で夜を明かすよう言って自分の天幕へ姿を消した。その日は雲一つない星空の夜だった。
翌朝、グラヴィスは迷宮を囲うように立てられた石の東屋の前で待っていた。
「おはようございます、グラヴィスさん」
翔に続き、他の三人も挨拶をする。寧音は少し眠そうだが、昨夜に中々寝付けなかっただけらしく、特に問題はないと言う。
「ああ。おはよう」
短く挨拶を返すと、グラヴィスはついて来いと言うように踵を返して東屋の中へ向かって歩き出した。翔たちは一度顔を見合わせ、その大きな背中に続く。
「今日は、この最奥にいる魔物と戦ってもらう」
歩きながら、グラヴィスは言う。
「君たちとは、因縁のある相手だ」
東屋の中央には、ぽっかりと開いた暗闇へ続く下り階段があった。洞窟のようなゴツゴツとした壁に対し、階段は不自然なほどに滑らかな表面だ。
――これが、迷宮の入口……。
今までは迷宮前の広場に着いてすぐ、転移魔法陣に乗って城へ帰還していた。初めて見る迷宮の入口に、翔はごくりと喉を鳴らす。
彼は煉二と一瞬視線を交わし、一段ずつ段差の高い階段を下りていく。コツコツと反響する足音が四人の鼓膜を揺らし、そこは地上とは異なる世界なのだと知らせる。
五分ほど降りた時、初めて道が二つに分かれた。
「順に迷宮を攻略するなら左の道を降るのだが、今回はこちらへ行く」
グラヴィスが指示したのは、右の道だ。そのまま歩き続ける彼に従い、水平に続くその道を行く。
再び無言の時間が続き、やがて行き止まりに突き当たった。そこは小さな部屋になっており、中央では翔たちにも見覚えのある魔法陣が光を放っている。
「グラヴィスさん、あれってもしかして、転移魔法陣です?」
彼は朱里の質問に、ああ、とだけ返し、魔法陣に乗って翔たちを待った。
何故迷宮内にそれがあるのかを知らない彼らだったが、今更気後れすることもなくその上に乗る。
「迷宮には一定階層ごとに『守護者』がいることは知っているな」
「はい」
迷宮を守護するために存在するという『守護者』。相応の力を持ったその存在の名をグラヴィスは確認し、説明を続ける。。
「これは別の階層にある転移魔法陣まで跳ぶ為のものだ。魔法陣はその階層や迷宮の核を守る『守護者』の部屋にある」
その間にも光はどんどんと強まっていく。
「今回向かうのは、先ほども言ったように最奥。君たちには、最下層にいる『迷宮の守護者』を相手取ってもらう」
そして転移した翔たちの目の前にいたのは、筋肉質な四肢と鋭く長い牙を持った、サーベルタイガーのような魔物。異世界『アーカウラ』に来たその日彼らの心に刻まれた、一つのトラウマだった。
ソレは突然の侵入者に動じる様子もなく、冷徹で鋭利に光る眼光を排除すべき敵に向ける。
「アサルト、タイガー……」
翔の呟きが、薄暗い洞窟のようなその広間に響いて、消える。
じゃり、というのは、誰かが半歩、足を引いた音だった。
「今の君たちなら、問題なく勝てるはずだ。恐れるな。自分を、仲間を、信じろ」
緊張を隠せない翔たちにグラヴィスはそう言い残してごつごつした石の壁に背を預け、気配を消す。
――そうだ。大丈夫。今の俺たちは、アラニアスエイプと戦った時よりずっと強い!
翔たちの目に強い炎が宿る。
「やるよ! みんな!」
「ええ!」
「はいー!」
「ああ!」
翔たちの準備ができるのを待っていたわけではないが、アサルトタイガーが動き出したのはその掛け声と同時だった。
以前同様、一瞬で加速し、ものすごい速度で翔たち目掛けて駆けてくる。
――見える! 前は全然わからなかったけど、これなら……!
まず動いたのは、前衛の翔だ。前へ飛び出し、すれ違いざまに足元を切りつけてその虎の勢いを殺す。
若干足を縺れさせた隙を突くのは朱里の短槍。振り上げられた一撃は、アサルトタイガーの顎へ吸い込まれる。
「グゥアゥ!?」
翔たちの攻めはまだ終わらない。
かち上げられ、虎の姿にあるまじき二足歩行の体勢をとって晒した腹は、煉二の[乱風斬]によって無残に傷られ、その土色の体毛を鮮血に赤く染めた。
傷の痛みに呻きながらも、アサルトタイガーはAランクの名に恥じない剛腕を奮い、その爪を追撃を狙った翔へ突き立てようとする。かつて翔の命に手をかけたそれは、地を割り、風圧で彼を吹き飛ばした。直撃すれば今の翔でも危険だっただろうが、当たらなければ問題ない。宙で身を捻り、着地する。
その間にアサルトタイガーは朱里を狙っていたが、パーティーで一番の俊足を誇る彼女を捉えることは出来ていない。油断して受けた尾の一振りは、短槍を盾に受け流していた。
朱里が攻撃を受け流すために後方へ跳んだ結果、アサルトタイガーとの間に距離が生まれ、四人は同じ所に集まる形になった。これを一網打尽にしようとしたのだろう。
「! 寧音、障壁準備! 大きいの!」
「もうしてますよー!」
翔たちの視線の先でアサルトタイガーがぐっと身をかがめた。そして魔力を込め、大きく咆哮する。アラニアスエイプのそれとは比べ物にならないほど強い衝撃が指向性を持って放たれ、寧音の張った障壁とぶつかる。
人の可聴域を超えた音の兵器は迷宮の壁を揺らし、天井からはパラパラと砕けた石の破片が落ちてくるが、寧音の障壁は割れない。以前は三枚でも簡単に破られたが、今ではたった一枚ですら、ヒビ一つ入る事無くその衝撃に耐えていた。
「へへーん! どうですかー!」
少し余裕が出来、いつもの調子を見せる寧音。それに苦笑いしつつ、翔は力を溜める。
〈心果一如〉によって高められた力はアサルトタイガーの本能を刺激し、優先的に妨害する体勢に導く。
「させると思う!?」
しかし朱里が前脚の関節に槍を突き立て、寧音が[光槍]で目を穿ち、煉二が[炎槍]の雨を降らせてその場に縫い留めた。この隙は、見逃されない。
――アサルトタイガー、これで終わりだ!
彼我の距離は、およそ十メートル。それでも構わず、翔は剣を振り下ろした。
剣の軌跡をなぞるように魔力が放たれ、衝撃となってアサルトタイガーへ迫る。進むほどに拡散し巨大化していく斬撃は地を抉り、土埃を巻き上げながら突き進んで、そして、アサルトタイガーを一刀両断にした。
彼らのトラウマは、こうして、あっさりと打ち砕かれた。
「…………やった」
「……ええ」
「……やった、な」
「こんなあっさりでいいのかってくらい、あっさりでしたねー……」
あまりにも簡単に勝ててしまったことに放心する翔たち。その耳にパチパチと拍手する音が響いた。
「よくやった。これが、今の君たちの力だ」
この結果は、彼らの自信となり、魔王討伐への希望を大きく高める。旅立ちまで、残り一か月を切った日の出来事だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
異世界で魔法が使えない少女は怪力でゴリ押しします!
ninjin
ファンタジー
病弱だった少女は14歳の若さで命を失ってしまった・・・かに思えたが、実は異世界に転移していた。異世界に転移した少女は病弱だった頃になりたかった元気な体を手に入れた。しかし、異世界に転移して手いれた体は想像以上に頑丈で怪力だった。魔法が全ての異世界で、魔法が使えない少女は頑丈な体と超絶な怪力で無双する。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる