死霊術師の人生日記

胡嶌要汰

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第2章

第十話「実験」

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 俺はアルバータが集めた骨に残りの骨をその上に置いた。

「主人様、これは何をしているんですか?」
「まぁ、見てなって」

 俺はとりあえず力を込めた。

「【死霊術】〈眷属召喚〉」

 俺がスキルを唱えるとボアの骨が光だし、辺りを明るく照らして、俺は眩しすぎて目を瞑った。

「「キュオッ!」」
「おぉ~成功した。」
「主人様、これは??」
「あ、これはスキルの実験だよ」
「実験?」
「そう実験、いや~、俺、あんまりスキル使ったことなかったからやってみた」
「そうですか」

 俺が10年間で学んだのはほとんどが死霊術師のことについてだ。
 死霊術師は死んだ霊を操るテイマーの中で、最も恐れられている職業だ。
 ただ、死霊術師には従わせた死霊しか見れない決まりがある。
 ただ、例外もある。
スケルトンや迷宮ダンジョンのボスである。
スケルトンには骨と言う物体がある。その物体に霊が取り憑いたのをスケルトンと言う。
 迷宮ボスは魔素量の違いが関係してくる。
魔素とは魔力の源のような存在だ。
 そして、魔素は多ければ多いほど感知精度が高くなり、死霊や目に見えない魔物が見えるようになってくる。
 迷宮ボスが見えるようになっている仕組みはこれだ。
 ただ、俺にも本当に見えるのかはわからない。
なぜなら、これは全て本で調べた内容だからだ。
実際に見たのはアルバータしかない。

 話を戻すが、俺がやったスキルは眷属の召喚だ。
直接会った霊を従わせる〈隷属〉のスキルもあるの        だが、今は召喚しかできる材料がなかった。
ただそれだけだ。

 森の魔物の討伐はただ、スキルの実験材料が欲しかっただけである。

「よし、【鑑定】するか」
「そうですね」

【鑑定】

―――――――――――――――――
種族名:ボア・スケルトン
〈スキル〉
【突進】E
―――――――――――――――――

「んー、弱いな」
「そうですね」
「「キュウ」」

 あ、凹んだ。

「主人様、この者に名を与えてはどうでしょう?」
「名前か……よし、お前の名前は今日からボウだ!」
「「キュオッ!」」

 俺が名前を与えた途端ボウはまた、光出した。

「一体何回光るんだ!」

 俺はまた目を瞑った。
俺は間近で光を浴びたから失明するか怖かった。

「……様。主人様。主人様!!」
「オワッ!」
「大丈夫ですか?朝まで気を失ってましたけど?」

 どうやら俺は朝まで気を失ってたらしい。

「あぁ、アルバータか。俺は大丈夫だ。」
「そうでした。よかった。突然ボウが光ったんですからそれは驚きますよね」
「ボウ…ボウ?…ボウ!!そうだボウだ! ボウはどこに!?」
「主人様! 落ち着いてください! ボウならそこに」
「ウオッ!」

 俺が振り返ると体や顔がツギハギの仁王立ちした猪が立っていた。

「えっと……ボウ?」
「はい!ボウです。」
「お、おう」

 俺は念のため【鑑定】することにした。

【鑑定】

―――――――――――――――――――――
個体名:ボウ   
種族名:ゾンビ・ジェネラルオーク[上位種]
職業:狂戦士バーサーカー
〈才能〉
狂戦士バーサーカー】A
〈スキル〉
【暴虐】A
【鉄壁】B
【突進】E

死霊アンデットの為基本ステータスはなし
―――――――――――――――――――――

「し、進化した…強っ!」

 ボウはボアからオークに進化した。
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