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黒豚令息の領地開拓編
後始末
親善会から数日後、魔法庁から無事リリア・ランドールが魔術犯罪者用の特別監獄に収監されたと知らせが来た。
今回の事件は結果こそお粗末であったが、危険な禁術を行使できる者が悪意を持って他者を陥れようとした事でかなり重く見られたようだ。
王都の外れにある魔法庁が取り仕切る収容施設は、主に魔力持ちの貴族が入れられる監獄で、厳しい監視の下、許可の出た作業のみを繰り返しながら己の罪を償い続けるのだそうだ。
研究施設も兼ねている為、珍しい属性や魔性質の持ち主は、別の意味で歓迎されるらしい。
拷問などは禁止され、囚人の生活もむしろ待遇は良い所だと言うが、中で何が行われているのかは謎に包まれ、多くの犯罪者達から恐れられている。
もちろん両親が抗議しに来たが、会場で起きた事件については確実に現行犯で、目撃者は教師や警備も大勢おり、弁護のしようもなく判決は覆らなかった。
「魔石の精製と、魔道具用の魔力術式基板の作成が主な仕事らしいですよ?」
「犯罪者の作った基板で今の魔道具の基礎が組まれてるのって、なんだか皮肉ね。」
(余談ではあるが、例のデイビッドの偽物、ゲイルもここに収容されているそうだ。
結局家族に見放され、家名を取られて実刑となった。
家の方はデイビッドに「なかった事にして欲しい」と金を積もうとしたが、それは「デイビッド・デュロック」として流された噂を肯定せよという事かとデイビッドが詰め寄るとあっさり手を引き、それ以降何の音沙汰も無いので諦めたのだろう。)
シュトラールの方は犯罪自体とは無関係な事が証明されたが、明らかな悪意を持って周囲を扇動し、ヴィオラやデイビッドを根も葉もない悪評を広めて陥れようとした事から、留学生としての資格を失い、父親の元へ返された。
去り際は、あれだけ大勢に持て囃され、人気を博していたかつての期待の留学生の面影は無く、親善会後二度と学園には顔を出さず、最後の荷物は教員達が片付けたそうだ。
アデラへ戻り、また向こうの貴族学校へ通うのだろうか?
そこは父親と祖国の判断に委ねられる事になり、とうとうラムダの学園からは完全に手が離れてしまった。
「チョコレート王子は最後随分やらかしましたね。」
「Mr.チョコレートなんて呼ばれて人気もあったんだから、地道にやってればかなり成功したはずなのに、勿体ない事したわね。」
一度、父親がデイビッドに謝罪をしに来たが、デイビッド自身が実害を受けていない事からこれと言って罰などは望まず、後は本人と家族で話し合うよう伝えて終わりにした。
パレット社はラムダでのチョコレート産業の方も軌道に乗り、何よりグロッグマン商会との取引の継続が決まった矢先の事だったので、父親は生きた心地がしなかっただろう。
平謝りの末、デイビッド側に有利過ぎる契約を持ち掛けてきたが、丁寧に断って今まで通りの契約と関係を約束すると平身低頭で帰って行った。
「父親は真面目で実直な方だそうね。なんでちゃんと学ばなかったのかしら?」
「下手に成功体験だけで生きて来ちゃったんでしょうね。働くということを甘く見過ぎたんですよ。留学までして最高のお手本に出会ったのに、少々奢り過ぎましたね。」
そして問題のランドール家はと言うと…
「私達は騙されたのよ!!」
「そうだ!元第二王子の口車に乗せられ、大切な娘を失ったのだ!」
「リリアが犯罪者なんて何かの間違いだわ!きっと教会の人間に唆されたに違いないのよ!」
「こうなったらヴィオラだけでも返してもらおう!私達は本当の家族だ!!」
貴族の集まりに出ては、涙ながらに如何に自分達が被害者であるかをアピールし周囲の同情を集めていたが、まさかリリアが学園の中で犯罪に手を染めるとは思わず、追い詰められていた。
既に店は資金繰りに喘ぎ、客層を変えてもみたが思う様な成果は得られず、宝石業界からは見向きもされなくなり、かなり焦っている様だ。
何件も展開していた店舗は、本店のみを残して全て人手に売り渡し、所有していた別宅や別荘なども手離したそうだが、結局贅沢が止められず、大きな借金こそないが体裁を保つだけでギリギリの生活らしい。
それ故だろうか…
まさかデイビッドに直接文句を言いに来るとは思わなかった。
学園の応接間では、デイビッドがソファの上で遠い目をしながら、ギャンギャンとうるさい話し声を聞き流していた。。
「ああ、かわいそうなヴィオラ!家族と引き離されて田舎貴族の家に引き取られたと思ったら、今度は勝手な婚約まで押し付けられて…」
「この際婚約は仕方がない。その代わり、今直ぐ娘を我が家へ返して頂こう!正規の届けは我が家の名で出す事。支度金や結納金の契約もしっかり結ぶ事だな!」
「あの子はどうしているの?!母親が会いに来たのよ!会わせないなんて酷すぎるわ!」
「娘の生活を保障する為にも、今後家業への出資も視野に入れてもらおうか。そちらのジュエリーに関する事業を引き渡してもらっても構わないが、底辺層への対応は貴族がするものではないからな。目の肥えた宝石に理解のある高貴な顧客だけ回してもらおう。」
「早くあの子を連れて来なさい!実の母親に会いたくないなんて事あるわけないわ!どうせアンタが無理矢理従わせているんでしょう!?」
そろそろ頭が痛くなって来た頃、シモンズ女医が乱暴なノックと共にズカズカ入って来た。
「失礼ですが、お宅のお嬢さんはミス・リリアお一人です。お二人にはヴィオラ・ローベル子爵令嬢への接近禁止令が出ておりますので、どうかお引き取り下さい。」
「な!いきなり来てなんてことを言うの?!」
「無礼な!貴様はここの教師か?」
「今はこの学園の保険医ですが…」
「まぁ!教員ですらないの?!」
「たかが保険医が余計な口を挟む気な!クビにするぞ!?」
「所属先は王太子付き王宮医師であり、元は王女付き近衛騎士団の団長を務めておりました。シモンズ公爵家エヴァンジェリーンと申します。」
「こ…公爵…それも、シモンズ家…?!」
王族の血筋であり、王家へ絶対の忠誠を誓うシモンズ公爵家の名に、ランドール伯爵夫妻のやかましい口はピタリと静まった。
「現在ヴィオラ・ローベル子爵令嬢の主治医も兼任させて頂いておりまして、元家族の接近禁止と他親族への養子縁組が必要だと判断を下したのは私ですが、何かご不満があるようですね?」
「そ…それは…」
「わ、私共は騙されたのです!第二王子がヴィオラを不要だと言って…」
「彼女の身体には数え切れない虐待の跡が残されていましたが、それも元第二王子からの指示だったと?」
「それはリリアが…じゃなくて!姉妹の行き違いで喧嘩でもしたのでしょう!大したことではありませんわ!?」
「大した事が無い?背中に、二度と消えないだろう傷もありましたが?貴族令嬢にとって、どれ程の屈辱であり悲しみでしょうね?そもそも暴力以外の虐待は幼少時からあり、郊外の親戚に引き取られねば命も危うかったと言う話でした。これ以上生家に置いては危険と、裁判所と貴族院も交えた公正な判断の上での措置ですので、今更何を仰っても無駄ですよ?」
「そんな…いいえ、娘に合わせて下さい!きっと話し合えばわかってもらえ…」
「既にその段階は過ぎているのですよ。貴方方はヴィオラ・ローベル子爵令嬢とはもう無縁の家系となりました。二度と関わろうとはなさらないで下さい。さぁどうぞ、お帰りはこちらです。」
毅然とした態度と圧倒的強者の気迫に、ランドール夫妻は後はもう何も言わず、逃げる様に帰って行った。
2人を追い返したシモンズは一仕事終えたとでも言うように、デイビッドの肩を叩いた。
「厄介事くらい自分でなんとかしてみんか!」
「アレは無理だろ…俺が何を言っても入らねぇよ…」
「確かにな。まだ貴族である自覚があって良かった。私にまで楯突くようなら相応の対処を考えていたが、この程度で済んだか。ああ、それから…」
「なんです…いぃぃってぇぇっっ!!」
いきなりデイビッドの頭にシモンズの拳骨が振り下ろされた。
「いきなりなにしやがる!!」
「伝説級の妙薬をバカスカ使うんじゃない!!」
「あ゙っ…!!」
「いくら婚約者のためとは言え、少なくとも本人の了承を取れ!何も知らせずに投与するな、この大馬鹿者が!!」
「バレねぇと思ったのに…」
「一生消えないはずの傷が一月で綺麗さっぱり無くなってりゃバレるに決まっとろうが!!」
「くっそぉ…自分で材料集めたもんなんだから良いだろ別に!」
「良い訳あるか!少しは考えろ!あんな物があると世間に知れたら大騒ぎになるんだぞ!?」
それはかつてエリックが目薬と間違えて作った精霊薬に、デイビッドが精製した回復薬を融合させた改良品。
大怪我を負ったシェルリアーナを一瞬で治してみせたとんでもない代物だ。
下手に使うと吹き飛んだ腕すら生えてくる可能性が高く、アンジェリーナとシモンズを通して王族へも献上したが、有事の際には自分達も使おうと幾らか手元に置いてある。
それをヴィオラの使う傷跡用の軟膏に少しずつ混ぜていたのが主治医のシモンズにバレたようだ。
今回の事件は結果こそお粗末であったが、危険な禁術を行使できる者が悪意を持って他者を陥れようとした事でかなり重く見られたようだ。
王都の外れにある魔法庁が取り仕切る収容施設は、主に魔力持ちの貴族が入れられる監獄で、厳しい監視の下、許可の出た作業のみを繰り返しながら己の罪を償い続けるのだそうだ。
研究施設も兼ねている為、珍しい属性や魔性質の持ち主は、別の意味で歓迎されるらしい。
拷問などは禁止され、囚人の生活もむしろ待遇は良い所だと言うが、中で何が行われているのかは謎に包まれ、多くの犯罪者達から恐れられている。
もちろん両親が抗議しに来たが、会場で起きた事件については確実に現行犯で、目撃者は教師や警備も大勢おり、弁護のしようもなく判決は覆らなかった。
「魔石の精製と、魔道具用の魔力術式基板の作成が主な仕事らしいですよ?」
「犯罪者の作った基板で今の魔道具の基礎が組まれてるのって、なんだか皮肉ね。」
(余談ではあるが、例のデイビッドの偽物、ゲイルもここに収容されているそうだ。
結局家族に見放され、家名を取られて実刑となった。
家の方はデイビッドに「なかった事にして欲しい」と金を積もうとしたが、それは「デイビッド・デュロック」として流された噂を肯定せよという事かとデイビッドが詰め寄るとあっさり手を引き、それ以降何の音沙汰も無いので諦めたのだろう。)
シュトラールの方は犯罪自体とは無関係な事が証明されたが、明らかな悪意を持って周囲を扇動し、ヴィオラやデイビッドを根も葉もない悪評を広めて陥れようとした事から、留学生としての資格を失い、父親の元へ返された。
去り際は、あれだけ大勢に持て囃され、人気を博していたかつての期待の留学生の面影は無く、親善会後二度と学園には顔を出さず、最後の荷物は教員達が片付けたそうだ。
アデラへ戻り、また向こうの貴族学校へ通うのだろうか?
そこは父親と祖国の判断に委ねられる事になり、とうとうラムダの学園からは完全に手が離れてしまった。
「チョコレート王子は最後随分やらかしましたね。」
「Mr.チョコレートなんて呼ばれて人気もあったんだから、地道にやってればかなり成功したはずなのに、勿体ない事したわね。」
一度、父親がデイビッドに謝罪をしに来たが、デイビッド自身が実害を受けていない事からこれと言って罰などは望まず、後は本人と家族で話し合うよう伝えて終わりにした。
パレット社はラムダでのチョコレート産業の方も軌道に乗り、何よりグロッグマン商会との取引の継続が決まった矢先の事だったので、父親は生きた心地がしなかっただろう。
平謝りの末、デイビッド側に有利過ぎる契約を持ち掛けてきたが、丁寧に断って今まで通りの契約と関係を約束すると平身低頭で帰って行った。
「父親は真面目で実直な方だそうね。なんでちゃんと学ばなかったのかしら?」
「下手に成功体験だけで生きて来ちゃったんでしょうね。働くということを甘く見過ぎたんですよ。留学までして最高のお手本に出会ったのに、少々奢り過ぎましたね。」
そして問題のランドール家はと言うと…
「私達は騙されたのよ!!」
「そうだ!元第二王子の口車に乗せられ、大切な娘を失ったのだ!」
「リリアが犯罪者なんて何かの間違いだわ!きっと教会の人間に唆されたに違いないのよ!」
「こうなったらヴィオラだけでも返してもらおう!私達は本当の家族だ!!」
貴族の集まりに出ては、涙ながらに如何に自分達が被害者であるかをアピールし周囲の同情を集めていたが、まさかリリアが学園の中で犯罪に手を染めるとは思わず、追い詰められていた。
既に店は資金繰りに喘ぎ、客層を変えてもみたが思う様な成果は得られず、宝石業界からは見向きもされなくなり、かなり焦っている様だ。
何件も展開していた店舗は、本店のみを残して全て人手に売り渡し、所有していた別宅や別荘なども手離したそうだが、結局贅沢が止められず、大きな借金こそないが体裁を保つだけでギリギリの生活らしい。
それ故だろうか…
まさかデイビッドに直接文句を言いに来るとは思わなかった。
学園の応接間では、デイビッドがソファの上で遠い目をしながら、ギャンギャンとうるさい話し声を聞き流していた。。
「ああ、かわいそうなヴィオラ!家族と引き離されて田舎貴族の家に引き取られたと思ったら、今度は勝手な婚約まで押し付けられて…」
「この際婚約は仕方がない。その代わり、今直ぐ娘を我が家へ返して頂こう!正規の届けは我が家の名で出す事。支度金や結納金の契約もしっかり結ぶ事だな!」
「あの子はどうしているの?!母親が会いに来たのよ!会わせないなんて酷すぎるわ!」
「娘の生活を保障する為にも、今後家業への出資も視野に入れてもらおうか。そちらのジュエリーに関する事業を引き渡してもらっても構わないが、底辺層への対応は貴族がするものではないからな。目の肥えた宝石に理解のある高貴な顧客だけ回してもらおう。」
「早くあの子を連れて来なさい!実の母親に会いたくないなんて事あるわけないわ!どうせアンタが無理矢理従わせているんでしょう!?」
そろそろ頭が痛くなって来た頃、シモンズ女医が乱暴なノックと共にズカズカ入って来た。
「失礼ですが、お宅のお嬢さんはミス・リリアお一人です。お二人にはヴィオラ・ローベル子爵令嬢への接近禁止令が出ておりますので、どうかお引き取り下さい。」
「な!いきなり来てなんてことを言うの?!」
「無礼な!貴様はここの教師か?」
「今はこの学園の保険医ですが…」
「まぁ!教員ですらないの?!」
「たかが保険医が余計な口を挟む気な!クビにするぞ!?」
「所属先は王太子付き王宮医師であり、元は王女付き近衛騎士団の団長を務めておりました。シモンズ公爵家エヴァンジェリーンと申します。」
「こ…公爵…それも、シモンズ家…?!」
王族の血筋であり、王家へ絶対の忠誠を誓うシモンズ公爵家の名に、ランドール伯爵夫妻のやかましい口はピタリと静まった。
「現在ヴィオラ・ローベル子爵令嬢の主治医も兼任させて頂いておりまして、元家族の接近禁止と他親族への養子縁組が必要だと判断を下したのは私ですが、何かご不満があるようですね?」
「そ…それは…」
「わ、私共は騙されたのです!第二王子がヴィオラを不要だと言って…」
「彼女の身体には数え切れない虐待の跡が残されていましたが、それも元第二王子からの指示だったと?」
「それはリリアが…じゃなくて!姉妹の行き違いで喧嘩でもしたのでしょう!大したことではありませんわ!?」
「大した事が無い?背中に、二度と消えないだろう傷もありましたが?貴族令嬢にとって、どれ程の屈辱であり悲しみでしょうね?そもそも暴力以外の虐待は幼少時からあり、郊外の親戚に引き取られねば命も危うかったと言う話でした。これ以上生家に置いては危険と、裁判所と貴族院も交えた公正な判断の上での措置ですので、今更何を仰っても無駄ですよ?」
「そんな…いいえ、娘に合わせて下さい!きっと話し合えばわかってもらえ…」
「既にその段階は過ぎているのですよ。貴方方はヴィオラ・ローベル子爵令嬢とはもう無縁の家系となりました。二度と関わろうとはなさらないで下さい。さぁどうぞ、お帰りはこちらです。」
毅然とした態度と圧倒的強者の気迫に、ランドール夫妻は後はもう何も言わず、逃げる様に帰って行った。
2人を追い返したシモンズは一仕事終えたとでも言うように、デイビッドの肩を叩いた。
「厄介事くらい自分でなんとかしてみんか!」
「アレは無理だろ…俺が何を言っても入らねぇよ…」
「確かにな。まだ貴族である自覚があって良かった。私にまで楯突くようなら相応の対処を考えていたが、この程度で済んだか。ああ、それから…」
「なんです…いぃぃってぇぇっっ!!」
いきなりデイビッドの頭にシモンズの拳骨が振り下ろされた。
「いきなりなにしやがる!!」
「伝説級の妙薬をバカスカ使うんじゃない!!」
「あ゙っ…!!」
「いくら婚約者のためとは言え、少なくとも本人の了承を取れ!何も知らせずに投与するな、この大馬鹿者が!!」
「バレねぇと思ったのに…」
「一生消えないはずの傷が一月で綺麗さっぱり無くなってりゃバレるに決まっとろうが!!」
「くっそぉ…自分で材料集めたもんなんだから良いだろ別に!」
「良い訳あるか!少しは考えろ!あんな物があると世間に知れたら大騒ぎになるんだぞ!?」
それはかつてエリックが目薬と間違えて作った精霊薬に、デイビッドが精製した回復薬を融合させた改良品。
大怪我を負ったシェルリアーナを一瞬で治してみせたとんでもない代物だ。
下手に使うと吹き飛んだ腕すら生えてくる可能性が高く、アンジェリーナとシモンズを通して王族へも献上したが、有事の際には自分達も使おうと幾らか手元に置いてある。
それをヴィオラの使う傷跡用の軟膏に少しずつ混ぜていたのが主治医のシモンズにバレたようだ。
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☆第2部完結しました☆