11 / 42
真実の瞳
しおりを挟む
「……は?」
「彼はそう、とても不器用なお方なのです。きっと本当に愛している者を前にすると、どう愛を伝えて良いか分からなくなり、照れ隠しでつい冷たく当たってしまうのでしょう。おそらく婚約破棄も、その一環なのではないかと。可愛らしいですわね、ふふ」
「はあ!?」
フィレンツィオが今日何度目になるか分からない困惑の声をあげる。
彼がそう思うのも無理はない。
誰がどう控えめに見たところで、フィレンツィオがアムネジアに対して言っていることは本心であり、愛情など抱いているはずもないのだから。
そうでなければ三度も婚約破棄騒動を起こさないし、ましてや暴力を振るうはずがない。
そんなことは、誰よりも被害者であるアムネジアが一番良く分かっているはずだった。
「ば、馬鹿か貴様は!? 照れ隠しだと!? そんなはずがあるか! 貴様のことを鬱陶しく思うことすらあれ、愛したことなど生まれてこのかた一度もないわ!」
「フィレンツィオはこう言っておるが……正直余もこの愚息がそなたを愛しているとは到底思えん」
「そうね……貴女がこんな馬鹿な息子の顔を立ててくれる気持ちは嬉しいけれど、愛があるなんてとても……」
フィレンツィオと国王夫妻の言葉にアムネジアはうなずくと――
「では今からフィレンツィオ様がいかに私を愛しているか証明いたしましょう」
糸目と揶揄されるほどにずっと細められていた両目を、大きく見開いた。
「――この真実を暴き出す両の目で」
そこには二つの美しい紫紺の瞳があった。
その中心には猫の目のように縦に尖った瞳孔が開いている。
その瞳は覗き込めば底が見えない程に深く。
見る物の心を惑わす魔石のように暗く美しく輝いていた。
「し、真実の瞳……!? 今、それを使うというのか……!」
アムネジアの目を見た国王が狼狽する。
それを聞いた周囲の者達は、皆一斉にざわめいた。
「おい、今陛下、真実の瞳って言ったよな……?」
「アーケイド教の教典に出てくるあの?」
「え、あれってただのおとぎ話じゃなかったの?」
真実の瞳――それはこの地に古くから根付く国教であるアーケイド教の教典に登場する、神に愛された聖女だけが持つと言われている神秘の魔眼である。
かつて咎人の罪を暴くために使われていた審判の瞳とも言われるその両眼は、伝承では見たものに偽らざる真実を語らせると書かれていた。
だが、そんな物は教典に語られるのみで実際に目にした者は誰もいない。
ゆえに歴史学を学校で学んでいる貴族学校の生徒達は、その存在こそ知っているものの、誰もが眉唾ものだと思っていた。
そう、国王夫妻以外の、この場にいる誰もが知らなかったのだ。
アムネジアがこの真実の瞳の実在を、国王の眼の前で証明し。
幼少の頃から、国家を崩壊させようと企むスパイや裏切り者を暴き出してきたことを。
その功績を国王から認められ、男爵家だった家を伯爵家にまで押し上げたことを。
ツェペル家が国内有数の資産家になれたのも、アムネジアが真実の瞳を持っていることを知った多くの上級貴族が、彼女の力を使って自分達が知りたい真実を暴き出し、その礼として莫大な報酬を与えていたからだということを。
王家がどうしてもアムネジアと婚約を結びたかったのは、彼女の家が金持ちだったからではない。
アムネジアの真実の瞳を、できることであれば独占し、自分達の目の届く範囲で管理したかったからである。
「いや、私は父上に聞いたことがある……ツェペル家の娘には決して近づくなと。いじめをやめろと言われているのかと思って聞き流していたが、あれはまさかアムネジアが真実の瞳を持っているから手を出すなということだったのか……?」
「じ、実は私もお父様に言われたことがあったの……なんでって思ったけど、まさかそんな」
「お、俺も……」
一部の子息や令嬢達が青ざめた顔でささやき出した。
以前から貴族学校ではいじめが横行していて、この年だけで何人かの自殺者が出ている。
青ざめた者の中にはそのいじめの主犯格が何人か混じっていた。
平民が被害者ならいざ知らず、自殺した相手は貴族の子供である。
真実が明るみに出れば、確実に刑に処されるだろう。
つまり、後ろめたい罪科を背負っているすべての者達にとって。
アムネジアの存在は自分達の人生を脅かす脅威となり得るのだ。
これはこの場にいるほとんどの子息や令嬢達にとって、たかが伝説の中の話だからと看過できるものではない。
だから彼らは息を飲んでアムネジアの一挙一動に注視した。
真実の瞳の真偽を確かめるために。
そんな衆人環視の中、国王は顔をしかめてうなりながら言った。
「ううむ。確かにその目であれば、フィレンツィオの本心をさらけ出すことができよう。だがもし、それでそなたが望んでいなかった真実が明るみになれば――」
「大丈夫です。私は信じておりますから。フィレンツィオ様の愛を」
確信を持った声で語るアムネジアに、最早国王もかける言葉を失った。
アムネジアはうなずくと、フィレンツィオに向き直る。
紫紺の目を見開いたまま。
「さあフィレンツィオ様。私の目をご覧下さい。そして教えてくださいませ。貴方の偽らざる真実を」
「はっ! 真実の瞳だと? 上等だ! そんな物が本当にあるのなら使ってみるがいい! そうすれば貴様の馬鹿な頭にも理解できるだろうよ。この俺がいかに貴様のことを――!?」
その瞬間、フィレンツィオは口を開いたまま固まった。
アムネジアの紫紺の瞳を見た途端、フィレンツィオの背筋に凍えるような悪寒が突き抜ける。
「貴方は私、アムネジア・バラド・ツェペルのことを愛しておりますか?」
「ば、バカめ……お、俺は、貴様のことなど……少しも愛してなんか――」
フィレンツィオは魅入られていた。
その美しくも暗い二つの輝きに。
フィレンツィオは今、生まれて初めて。
世界で一番尊いものを見たような、そんな得難い幸福な気持ちに襲われていた。
そして、自分を取り巻くすべてのしがらみを忘れて。
その瞳をもっと見ていたいと、そう思った時。
フィレンツィオの口は自分の意志とは無関係に。
無意識の内にその言葉を紡いでいた。
「――俺はアムネジアのことを愛している。世界中の誰よりも」
「彼はそう、とても不器用なお方なのです。きっと本当に愛している者を前にすると、どう愛を伝えて良いか分からなくなり、照れ隠しでつい冷たく当たってしまうのでしょう。おそらく婚約破棄も、その一環なのではないかと。可愛らしいですわね、ふふ」
「はあ!?」
フィレンツィオが今日何度目になるか分からない困惑の声をあげる。
彼がそう思うのも無理はない。
誰がどう控えめに見たところで、フィレンツィオがアムネジアに対して言っていることは本心であり、愛情など抱いているはずもないのだから。
そうでなければ三度も婚約破棄騒動を起こさないし、ましてや暴力を振るうはずがない。
そんなことは、誰よりも被害者であるアムネジアが一番良く分かっているはずだった。
「ば、馬鹿か貴様は!? 照れ隠しだと!? そんなはずがあるか! 貴様のことを鬱陶しく思うことすらあれ、愛したことなど生まれてこのかた一度もないわ!」
「フィレンツィオはこう言っておるが……正直余もこの愚息がそなたを愛しているとは到底思えん」
「そうね……貴女がこんな馬鹿な息子の顔を立ててくれる気持ちは嬉しいけれど、愛があるなんてとても……」
フィレンツィオと国王夫妻の言葉にアムネジアはうなずくと――
「では今からフィレンツィオ様がいかに私を愛しているか証明いたしましょう」
糸目と揶揄されるほどにずっと細められていた両目を、大きく見開いた。
「――この真実を暴き出す両の目で」
そこには二つの美しい紫紺の瞳があった。
その中心には猫の目のように縦に尖った瞳孔が開いている。
その瞳は覗き込めば底が見えない程に深く。
見る物の心を惑わす魔石のように暗く美しく輝いていた。
「し、真実の瞳……!? 今、それを使うというのか……!」
アムネジアの目を見た国王が狼狽する。
それを聞いた周囲の者達は、皆一斉にざわめいた。
「おい、今陛下、真実の瞳って言ったよな……?」
「アーケイド教の教典に出てくるあの?」
「え、あれってただのおとぎ話じゃなかったの?」
真実の瞳――それはこの地に古くから根付く国教であるアーケイド教の教典に登場する、神に愛された聖女だけが持つと言われている神秘の魔眼である。
かつて咎人の罪を暴くために使われていた審判の瞳とも言われるその両眼は、伝承では見たものに偽らざる真実を語らせると書かれていた。
だが、そんな物は教典に語られるのみで実際に目にした者は誰もいない。
ゆえに歴史学を学校で学んでいる貴族学校の生徒達は、その存在こそ知っているものの、誰もが眉唾ものだと思っていた。
そう、国王夫妻以外の、この場にいる誰もが知らなかったのだ。
アムネジアがこの真実の瞳の実在を、国王の眼の前で証明し。
幼少の頃から、国家を崩壊させようと企むスパイや裏切り者を暴き出してきたことを。
その功績を国王から認められ、男爵家だった家を伯爵家にまで押し上げたことを。
ツェペル家が国内有数の資産家になれたのも、アムネジアが真実の瞳を持っていることを知った多くの上級貴族が、彼女の力を使って自分達が知りたい真実を暴き出し、その礼として莫大な報酬を与えていたからだということを。
王家がどうしてもアムネジアと婚約を結びたかったのは、彼女の家が金持ちだったからではない。
アムネジアの真実の瞳を、できることであれば独占し、自分達の目の届く範囲で管理したかったからである。
「いや、私は父上に聞いたことがある……ツェペル家の娘には決して近づくなと。いじめをやめろと言われているのかと思って聞き流していたが、あれはまさかアムネジアが真実の瞳を持っているから手を出すなということだったのか……?」
「じ、実は私もお父様に言われたことがあったの……なんでって思ったけど、まさかそんな」
「お、俺も……」
一部の子息や令嬢達が青ざめた顔でささやき出した。
以前から貴族学校ではいじめが横行していて、この年だけで何人かの自殺者が出ている。
青ざめた者の中にはそのいじめの主犯格が何人か混じっていた。
平民が被害者ならいざ知らず、自殺した相手は貴族の子供である。
真実が明るみに出れば、確実に刑に処されるだろう。
つまり、後ろめたい罪科を背負っているすべての者達にとって。
アムネジアの存在は自分達の人生を脅かす脅威となり得るのだ。
これはこの場にいるほとんどの子息や令嬢達にとって、たかが伝説の中の話だからと看過できるものではない。
だから彼らは息を飲んでアムネジアの一挙一動に注視した。
真実の瞳の真偽を確かめるために。
そんな衆人環視の中、国王は顔をしかめてうなりながら言った。
「ううむ。確かにその目であれば、フィレンツィオの本心をさらけ出すことができよう。だがもし、それでそなたが望んでいなかった真実が明るみになれば――」
「大丈夫です。私は信じておりますから。フィレンツィオ様の愛を」
確信を持った声で語るアムネジアに、最早国王もかける言葉を失った。
アムネジアはうなずくと、フィレンツィオに向き直る。
紫紺の目を見開いたまま。
「さあフィレンツィオ様。私の目をご覧下さい。そして教えてくださいませ。貴方の偽らざる真実を」
「はっ! 真実の瞳だと? 上等だ! そんな物が本当にあるのなら使ってみるがいい! そうすれば貴様の馬鹿な頭にも理解できるだろうよ。この俺がいかに貴様のことを――!?」
その瞬間、フィレンツィオは口を開いたまま固まった。
アムネジアの紫紺の瞳を見た途端、フィレンツィオの背筋に凍えるような悪寒が突き抜ける。
「貴方は私、アムネジア・バラド・ツェペルのことを愛しておりますか?」
「ば、バカめ……お、俺は、貴様のことなど……少しも愛してなんか――」
フィレンツィオは魅入られていた。
その美しくも暗い二つの輝きに。
フィレンツィオは今、生まれて初めて。
世界で一番尊いものを見たような、そんな得難い幸福な気持ちに襲われていた。
そして、自分を取り巻くすべてのしがらみを忘れて。
その瞳をもっと見ていたいと、そう思った時。
フィレンツィオの口は自分の意志とは無関係に。
無意識の内にその言葉を紡いでいた。
「――俺はアムネジアのことを愛している。世界中の誰よりも」
187
あなたにおすすめの小説
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
『悪役令嬢は、二度目の人生で無言を貫く。~処刑回避のために黙っていただけなのに、なぜか冷徹宰相様から「君こそ運命の人だ」と溺愛さています~』
放浪人
恋愛
「もう、余計なことは喋りません(処刑されたくないので!)」
王太子の婚約者エリスは、無実の罪を着せられた際、必死に弁解しようと叫び散らした結果「見苦しい」と断罪され、処刑されてしまった。 死に戻った彼女は悟る。「口は災いの元。二度目の人生は、何があっても口を閉ざして生き延びよう」と。
しかし、断罪の場で恐怖のあまり沈黙を貫いた結果、その姿は「弁解せず耐え忍ぶ高潔な令嬢」として称賛されてしまう。 さらに、人間嫌いの冷徹宰相クラウスに「私の静寂を理解する唯一の女性」と盛大な勘違いをされ、求婚されてしまい……!?
「君の沈黙は、愛の肯定だね?」(違います、怖くて固まっているだけです!) 「この国の危機を、一目で見抜くとは」(ただ臭かったから鼻を押さえただけです!)
怯えて黙っているだけの元悪役令嬢と、彼女の沈黙を「深遠な知性」と解釈して溺愛する最強宰相。 転生ヒロインの妨害も、隣国の陰謀も、全て「無言」で解決(?)していく、すれ違いロマンティック・コメディ! 最後はちゃんと言葉で愛を伝えて、最高のハッピーエンドを迎えます。
罠にはめられた公爵令嬢~今度は私が報復する番です
結城芙由奈@コミカライズ連載中
ファンタジー
【私と私の家族の命を奪ったのは一体誰?】
私には婚約中の王子がいた。
ある夜のこと、内密で王子から城に呼び出されると、彼は見知らぬ女性と共に私を待ち受けていた。
そして突然告げられた一方的な婚約破棄。しかし二人の婚約は政略的なものであり、とてもでは無いが受け入れられるものではなかった。そこで婚約破棄の件は持ち帰らせてもらうことにしたその帰り道。突然馬車が襲われ、逃げる途中で私は滝に落下してしまう。
次に目覚めた場所は粗末な小屋の中で、私を助けたという青年が側にいた。そして彼の話で私は驚愕の事実を知ることになる。
目覚めた世界は10年後であり、家族は反逆罪で全員処刑されていた。更に驚くべきことに蘇った身体は全く別人の女性であった。
名前も素性も分からないこの身体で、自分と家族の命を奪った相手に必ず報復することに私は決めた――。
※他サイトでも投稿中
【完結】婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?
つくも茄子
恋愛
国王唯一の王子エドワード。
彼は婚約者の公爵令嬢であるキャサリンを公の場所で婚約破棄を宣言した。
次の婚約者は恋人であるアリス。
アリスはキャサリンの義妹。
愛するアリスと結婚するには「妃教育を修了させること」だった。
同じ高位貴族。
少し頑張ればアリスは直ぐに妃教育を終了させると踏んでいたが散々な結果で終わる。
八番目の教育係も辞めていく。
王妃腹でないエドワードは立太子が遠のく事に困ってしまう。
だが、エドワードは知らなかった事がある。
彼が事実を知るのは何時になるのか……それは誰も知らない。
他サイトにも公開中。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
タイムリープ〜悪女の烙印を押された私はもう二度と失敗しない
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<もうあなた方の事は信じません>―私が二度目の人生を生きている事は誰にも内緒―
私の名前はアイリス・イリヤ。王太子の婚約者だった。2年越しにようやく迎えた婚約式の発表の日、何故か<私>は大観衆の中にいた。そして婚約者である王太子の側に立っていたのは彼に付きまとっていたクラスメイト。この国の国王陛下は告げた。
「アイリス・イリヤとの婚約を解消し、ここにいるタバサ・オルフェンを王太子の婚約者とする!」
その場で身に覚えの無い罪で悪女として捕らえられた私は島流しに遭い、寂しい晩年を迎えた・・・はずが、守護神の力で何故か婚約式発表の2年前に逆戻り。タイムリープの力ともう一つの力を手に入れた二度目の人生。目の前には私を騙した人達がいる。もう騙されない。同じ失敗は繰り返さないと私は心に誓った。
※カクヨム・小説家になろうにも掲載しています
母と妹が出来て婚約者が義理の家族になった伯爵令嬢は・・
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
全てを失った伯爵令嬢の再生と逆転劇の物語
母を早くに亡くした19歳の美しく、心優しい伯爵令嬢スカーレットには2歳年上の婚約者がいた。2人は間もなく結婚するはずだったが、ある日突然単身赴任中だった父から再婚の知らせが届いた。やがて屋敷にやって来たのは義理の母と2歳年下の義理の妹。肝心の父は旅の途中で不慮の死を遂げていた。そして始まるスカーレットの受難の日々。持っているものを全て奪われ、ついには婚約者と屋敷まで奪われ、住む場所を失ったスカーレットの行く末は・・・?
※ カクヨム、小説家になろうにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる