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秘恋
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メイドがウーに首根っこを掴まれて連れていかれた後。
客間の中央にあるソファでアムネジアと青年は向かい合っていた。
しばらくの沈黙の後、アムネジアは深々と青年に頭を下げて口を開く。
「我が家のメイドが大変失礼を致しました。誠に申し訳ございません」
頭を下げられた青年は、穏やかな表情で首を横に振って答えた。
「いや、君が謝る必要はない。私が余計なことをしたのが悪いんだ。だからくれぐれも彼女を罰することはしないでほしい」
白を基調としたいかにも貴族然とした服を着て、人の良さそうな笑みを浮かべる金髪碧眼の青年の名はライエル・フォン・ベルスカード。
ベルスカード王国の第一王子である。
中世的な美貌に聡明な頭脳を持ち、幼い頃から剣や乗馬、魔術とあらゆる分野において類まれなる才能を発揮した彼は、将来確実に名君となることを周囲から嘱望されていた。
序列的に見ても能力的に見ても、当然王位継承権は第一位であり、ライエルが死にでもしない限りは絶対にフィレンツィオが王位に就くことをあり得ない。
アムネジアにとってはいずれ絶対に乗り越えなければならない壁の一つであった。
「客間で待っていたらあの子が傍に控えていてくれたのだが、ずっとお腹を鳴らしていてね。ちょうど菓子折りを持ってきていたから、手渡しであげようと思ったら余程飢えていたのかものすごい勢いで噛み付いてきたんだ」
(……この男さえ篭絡できれば)
アムネジアが薄目を開けて紫紺の瞳でライエルを見る。
「最初から何か器に開けてあげれば良かったのだが、つい彼女が小動物のような反応をするものだから、ほほえましくなって餌付けをするような感覚であげてしまってね。今思えば年頃の女性に対して失礼な振る舞いだったと反省しているよ。だから先ほどの一件は私の自業自得さ」
しかしライエルはまったく変わらない様子で先ほどの件の弁解をしていた。
そう、ライエルには魅了の魔眼が通用しない。
これはライエルだけでなく、国王と王妃に関しても同様であった。
それが選ばれた者のみが持つなにかしらの耐性なのか。
それとも魔力による精神干渉を防ぐ装飾品でも持っているのかは分からないが、戦闘能力がさほど高くないアムネジアにとって一番の武器である魔眼が使えないということは、それだけで面倒なことこの上ない相手であった。
そしてただでも能力的に相性が悪い上に、さらにライエルにはアムネジアが苦手としている点がもう一つある。それは――
「……何を見ていらっしゃるのですか?」
唐突に話すのをやめて、真剣な顔で自分を見つめてくるライエルに、アムネジアは普段通りの微笑を浮かべて問いかけた。
まさか魅了の魔眼を使っていたことがバレたのかと、アムネジアは警戒する。
だが、アムネジアの予想とは裏腹にライエルはニコリと天使の微笑みを返して言った。
「――うん。やっぱりいつ見ても綺麗だね、君の瞳は。思わず見入ってしまったよ」
「……っ」
その言葉にアムネジアは思わず表情を固くする。。
ライエルはアムネジアのことをいたく気に入っていた。
彼は特にアムネジアの目がお気に入りで、会うたびに綺麗だと褒めている。
純粋な気持ちで誰かから褒められたことなど一度もなかったアムネジアは、ライエルの見返りを求めない真っすぐな気持ちと自分を誉める言葉に、いつも何とも言えない居心地の悪さを感じていた。
「お戯れを」
「私は嘘など言わないよ? 六年前、弟の婚約者として初めて君を紹介されたその時から。私はずっと君と、君が持つその美しい紫紺の瞳に魅せられているのだから」
真面目な顔でそう告げるライエルから、アムネジアは目を反らした。
六年前、まだ11歳だったライエルは、初めて顔を合わせるなりアムネジアに言った。
『こんなに美しい人は生まれて初めて見た。弟の婚約者でなければ、私が絶対に放っておかないのに』と。
最初はそれを社交辞令だと受け取っていたアムネジアだったが、会うたびに言われればさすがにそれが本気だということに気が付く。
一族の悲願のために、利用できるものはすべて利用しようと思っていたアムネジアは、ライエルの好意をも利用しようと考えるが、いざ顔を合わせるとなぜか気持ちが鈍ってしまう自分がいた。
いっそ魔眼で操ってしまえばとも思ったが、それすらも効かないとなるとアムネジアにはもう手出しができない。
そのため、アムネジアはわざとライエルを遠ざけてきた。
いつか蹴落とすべき相手に対してこれ以上おかしな気持ちを抱かないように。
「ああ、すまない。こんなことを言ってしまって。君を困らせるつもりはないんだ。本当に」
うつ向いて黙り込むアムネジアに、ライエルは優しい声音でそう言った。
ライエルもアムネジアがあえて自分を遠ざけていることに気がつくと、それ以上会おうとはしなかった。
第一王子であり将来自分が国王になることを自覚しているライエルは、いくら好意を持っていようとも、弟の婚約者と結ばれることなどありえないと分かっている。
だから行動で思いは伝えども、実際に決定的な言葉を言ったり、アムネジアと関係を持とうとはまったく思っていなかった。
だが通算で三度目ともなる婚約破棄を弟が宣言をしたなどと聞かされれば、さすがのライエルも我慢の限界である。
ライエルは自らが持つ鋭い直感で気づいていた。
いつも微笑を崩さずに優雅で令嬢の鑑のようなアムネジアが、実は常になにか葛藤のような強迫観念に突き動かされていることを。
「ただ私は……世界で最も尊い物である君の瞳が、悲しみで曇る姿を見たくない。ただそれだけなんだ」
それが具体的に何かはわからないが、弟によってもしアムネジアの負担が増えてしまったなら。
幸せにしてやることはできなくとも、少しでもその重みを自分が背負ってあげようとライエルは考えた。
ライエルが突然アムネジアの下に訪れたのは、そういった背景があったからである。
「……謝罪したいとのことでしたが、一体なんのことでしょう。ライエル様と最後にお会いしたのはもう一年以上前のこと。謝られるようなことをされた覚えはありませんが」
その場の空気を誤魔化すようにアムネジアが話を変えた。
ライエルは特にそのことには言及せずに、神妙な面持ちで口を開く。
「三日前の夜会でフィレンツィオがまた婚約破棄を宣言したと聞いたんだ。謝って済むような問題ではないとは分かっているけれど……弟に代わって私が謝罪しよう。本当にすまなかった」
客間の中央にあるソファでアムネジアと青年は向かい合っていた。
しばらくの沈黙の後、アムネジアは深々と青年に頭を下げて口を開く。
「我が家のメイドが大変失礼を致しました。誠に申し訳ございません」
頭を下げられた青年は、穏やかな表情で首を横に振って答えた。
「いや、君が謝る必要はない。私が余計なことをしたのが悪いんだ。だからくれぐれも彼女を罰することはしないでほしい」
白を基調としたいかにも貴族然とした服を着て、人の良さそうな笑みを浮かべる金髪碧眼の青年の名はライエル・フォン・ベルスカード。
ベルスカード王国の第一王子である。
中世的な美貌に聡明な頭脳を持ち、幼い頃から剣や乗馬、魔術とあらゆる分野において類まれなる才能を発揮した彼は、将来確実に名君となることを周囲から嘱望されていた。
序列的に見ても能力的に見ても、当然王位継承権は第一位であり、ライエルが死にでもしない限りは絶対にフィレンツィオが王位に就くことをあり得ない。
アムネジアにとってはいずれ絶対に乗り越えなければならない壁の一つであった。
「客間で待っていたらあの子が傍に控えていてくれたのだが、ずっとお腹を鳴らしていてね。ちょうど菓子折りを持ってきていたから、手渡しであげようと思ったら余程飢えていたのかものすごい勢いで噛み付いてきたんだ」
(……この男さえ篭絡できれば)
アムネジアが薄目を開けて紫紺の瞳でライエルを見る。
「最初から何か器に開けてあげれば良かったのだが、つい彼女が小動物のような反応をするものだから、ほほえましくなって餌付けをするような感覚であげてしまってね。今思えば年頃の女性に対して失礼な振る舞いだったと反省しているよ。だから先ほどの一件は私の自業自得さ」
しかしライエルはまったく変わらない様子で先ほどの件の弁解をしていた。
そう、ライエルには魅了の魔眼が通用しない。
これはライエルだけでなく、国王と王妃に関しても同様であった。
それが選ばれた者のみが持つなにかしらの耐性なのか。
それとも魔力による精神干渉を防ぐ装飾品でも持っているのかは分からないが、戦闘能力がさほど高くないアムネジアにとって一番の武器である魔眼が使えないということは、それだけで面倒なことこの上ない相手であった。
そしてただでも能力的に相性が悪い上に、さらにライエルにはアムネジアが苦手としている点がもう一つある。それは――
「……何を見ていらっしゃるのですか?」
唐突に話すのをやめて、真剣な顔で自分を見つめてくるライエルに、アムネジアは普段通りの微笑を浮かべて問いかけた。
まさか魅了の魔眼を使っていたことがバレたのかと、アムネジアは警戒する。
だが、アムネジアの予想とは裏腹にライエルはニコリと天使の微笑みを返して言った。
「――うん。やっぱりいつ見ても綺麗だね、君の瞳は。思わず見入ってしまったよ」
「……っ」
その言葉にアムネジアは思わず表情を固くする。。
ライエルはアムネジアのことをいたく気に入っていた。
彼は特にアムネジアの目がお気に入りで、会うたびに綺麗だと褒めている。
純粋な気持ちで誰かから褒められたことなど一度もなかったアムネジアは、ライエルの見返りを求めない真っすぐな気持ちと自分を誉める言葉に、いつも何とも言えない居心地の悪さを感じていた。
「お戯れを」
「私は嘘など言わないよ? 六年前、弟の婚約者として初めて君を紹介されたその時から。私はずっと君と、君が持つその美しい紫紺の瞳に魅せられているのだから」
真面目な顔でそう告げるライエルから、アムネジアは目を反らした。
六年前、まだ11歳だったライエルは、初めて顔を合わせるなりアムネジアに言った。
『こんなに美しい人は生まれて初めて見た。弟の婚約者でなければ、私が絶対に放っておかないのに』と。
最初はそれを社交辞令だと受け取っていたアムネジアだったが、会うたびに言われればさすがにそれが本気だということに気が付く。
一族の悲願のために、利用できるものはすべて利用しようと思っていたアムネジアは、ライエルの好意をも利用しようと考えるが、いざ顔を合わせるとなぜか気持ちが鈍ってしまう自分がいた。
いっそ魔眼で操ってしまえばとも思ったが、それすらも効かないとなるとアムネジアにはもう手出しができない。
そのため、アムネジアはわざとライエルを遠ざけてきた。
いつか蹴落とすべき相手に対してこれ以上おかしな気持ちを抱かないように。
「ああ、すまない。こんなことを言ってしまって。君を困らせるつもりはないんだ。本当に」
うつ向いて黙り込むアムネジアに、ライエルは優しい声音でそう言った。
ライエルもアムネジアがあえて自分を遠ざけていることに気がつくと、それ以上会おうとはしなかった。
第一王子であり将来自分が国王になることを自覚しているライエルは、いくら好意を持っていようとも、弟の婚約者と結ばれることなどありえないと分かっている。
だから行動で思いは伝えども、実際に決定的な言葉を言ったり、アムネジアと関係を持とうとはまったく思っていなかった。
だが通算で三度目ともなる婚約破棄を弟が宣言をしたなどと聞かされれば、さすがのライエルも我慢の限界である。
ライエルは自らが持つ鋭い直感で気づいていた。
いつも微笑を崩さずに優雅で令嬢の鑑のようなアムネジアが、実は常になにか葛藤のような強迫観念に突き動かされていることを。
「ただ私は……世界で最も尊い物である君の瞳が、悲しみで曇る姿を見たくない。ただそれだけなんだ」
それが具体的に何かはわからないが、弟によってもしアムネジアの負担が増えてしまったなら。
幸せにしてやることはできなくとも、少しでもその重みを自分が背負ってあげようとライエルは考えた。
ライエルが突然アムネジアの下に訪れたのは、そういった背景があったからである。
「……謝罪したいとのことでしたが、一体なんのことでしょう。ライエル様と最後にお会いしたのはもう一年以上前のこと。謝られるようなことをされた覚えはありませんが」
その場の空気を誤魔化すようにアムネジアが話を変えた。
ライエルは特にそのことには言及せずに、神妙な面持ちで口を開く。
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