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オルファの勘違い
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その頃、神界にいるオルファは、ステータス確認中の白川さんの動向を確認していた。
「あれれ~、能力値がおかしなことになってる・・・」
神界で、白川さんの結果を見ていたオルファがそう呟いた。
本来は、一般人レベルになるように体のつくりを変え、耐性を高めに設定する予定だったのだが。
「オルファ様」
そう声をかけてきたのは、オルファの秘書と呼ばれる天使ルミナスだ。
「オルファ様が体のつくりを替えて設定したのは、この神界での設定値でしたよ。神界で一般的でも、現世では神の領域で過ごせる能力値にされたのではないですか?」
「あ、勘違いしていた・・・
まぁいいか、一人だけだし、僕のミスのせいだからおまけってことで!」
オルファは、現世での一般的な能力ではなく、神界での一般的な能力値で調整していた。ルミナスは、調整内容に気づいていたがオルファ様のすることに間違いはないと思い、その経緯を見守っていたようだ。
その結果、白川翔の能力値は現世では最大値となっており、いわゆるチートな存在になってしまった。
「オルファ様・・・」
勘違いだったことに気づいたが、あくまでもミスのお詫びとして、処理しているオルファに呆れてしまったルミナス。
「では、このままでいいのですね?」
確認の意味を込めてオルファ様に問いかけた。
「いいよ、魔法適正もアイテムボックスを使えるようにしたから空間魔法だけは適正があるけど、それ以外はつけてなかったし、生活魔法レベルは使えると思うし、行商とか温和な考えのようだしね。
すでに僕に感謝の意を表していて、いまさら変更できないしね。
あ、なんならルミナスが100年程度だけど、白川さんのサポートでもする?」
「いいえ、それはお断りします。
私は、オルファ様の秘書ですし、それにほこりをもって取組ませていただいておりますので。
オルファ様のご意思のままに」
どうやら、ステータスはそのままで白川さんを神界から見守ることになったようだ。
そんな二人のやり取りを物陰から見ている人物がいた。
「まったく、あの二人は・・・
しかし、コントラ国やアトランス国などあの世界の国々もかなり不穏な雰囲気になっているのには気が付いていないようだし・・・」
不穏な様相を呈し始めていることようだが、物陰にいる人物がその不穏な雰囲気を裏から操作していることに気付くものは、まだいなかった。
「あれれ~、能力値がおかしなことになってる・・・」
神界で、白川さんの結果を見ていたオルファがそう呟いた。
本来は、一般人レベルになるように体のつくりを変え、耐性を高めに設定する予定だったのだが。
「オルファ様」
そう声をかけてきたのは、オルファの秘書と呼ばれる天使ルミナスだ。
「オルファ様が体のつくりを替えて設定したのは、この神界での設定値でしたよ。神界で一般的でも、現世では神の領域で過ごせる能力値にされたのではないですか?」
「あ、勘違いしていた・・・
まぁいいか、一人だけだし、僕のミスのせいだからおまけってことで!」
オルファは、現世での一般的な能力ではなく、神界での一般的な能力値で調整していた。ルミナスは、調整内容に気づいていたがオルファ様のすることに間違いはないと思い、その経緯を見守っていたようだ。
その結果、白川翔の能力値は現世では最大値となっており、いわゆるチートな存在になってしまった。
「オルファ様・・・」
勘違いだったことに気づいたが、あくまでもミスのお詫びとして、処理しているオルファに呆れてしまったルミナス。
「では、このままでいいのですね?」
確認の意味を込めてオルファ様に問いかけた。
「いいよ、魔法適正もアイテムボックスを使えるようにしたから空間魔法だけは適正があるけど、それ以外はつけてなかったし、生活魔法レベルは使えると思うし、行商とか温和な考えのようだしね。
すでに僕に感謝の意を表していて、いまさら変更できないしね。
あ、なんならルミナスが100年程度だけど、白川さんのサポートでもする?」
「いいえ、それはお断りします。
私は、オルファ様の秘書ですし、それにほこりをもって取組ませていただいておりますので。
オルファ様のご意思のままに」
どうやら、ステータスはそのままで白川さんを神界から見守ることになったようだ。
そんな二人のやり取りを物陰から見ている人物がいた。
「まったく、あの二人は・・・
しかし、コントラ国やアトランス国などあの世界の国々もかなり不穏な雰囲気になっているのには気が付いていないようだし・・・」
不穏な様相を呈し始めていることようだが、物陰にいる人物がその不穏な雰囲気を裏から操作していることに気付くものは、まだいなかった。
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