【R18】復讐の魔王は転生を重ね、女勇者に挑む。第1章~女騎士の誇りは濡れて~

異常那鬼

文字の大きさ
7 / 46

第5話~魔王の嘘~

しおりを挟む
「もっと、もっと激しくぅ!」

 アンジェは膝を立てると、カリアの胸に両手をついて、自らも腰を前後に動かし始めた。自分の指では届かない部分を擦られるのは、新たな快感だった。

「奥、奥を突き上げて!」

 もっと奥まで、身体を串刺しにされるような刺激を、アンジェは求めていた。しかし、カリアの神棒では最奥を突き上げることはできなかった。そして、アンジェの激しい動きに、カリアは先ほどまでの余裕は既に消え、限界を迎えようとしていた。

「ダメだ、い、いってしまう」
「まだ、もう少し我慢してぇ」
「そんな事言われても、そんなに動かれたら……あっ、ああ!」

 カリア身体が硬直する。その直後、アンジュの中に再び白濁の魔力が注がれる。

「ぁあ、中に、きてるぅ」

 放たれた力を一滴も残さないよう、アンジェが締め付ける。カリアの身体に残されていた魔力が、吸い取られていく。

「ち、ちからが!」
「あぁ、き、気持ちいい!」

 カリアとは逆に、アンジェは自らの胎内に魔力に満ちてくるのを感じていた。それは、自らの魔力とは違うものだった。

 魔王によって胎内に埋められた《眷属の萌芽》により、受胎することなく、交配セックスによって他者の魔力を奪う事ができるようになっていたのだ。
 アンジェは逆に、体内の魔力を搾り取られ、カリアは意識を失った。普通は性を二度放ったほどで、ここまで魔力の消耗を強いられることはない。魔王の眷属となった者と交わった結果だった。

「魔力が満ちてる。これ、カリア様の力?」


 神官カリアはメリダ法国の身分では《神の意思》と呼ばれる第7階位に属している。日頃から禁欲によって魔力を蓄積することで、神の御技たる魔法を使用することができた。《神の意思》は、最も低い第9階位《守護する者》と呼ばれる民を導くのが役目だ。その間の第8階位は《大いなる者》と呼ばれ、第9階位の市民を守る役目を負う。ピエタの村で言うと、村人達は第9階位であり。村長や駐留している兵士達が第8階位にあたる。メリダ法国の身分制度に沿えば、ピエタの村で現在、一番偉いのがカリアだった。

「私、まだイッてないのにぃ」

 気を失っているカリアの股間に指を絡ませながら、アンジェは物欲しそうな表情をした。

「その男が目を覚ましたところで、無駄だ」
「だ、だれ?」

 声がしたわけではない。何か心に直接語りかけてくるような感じがして、アンジェは振り返った。しかし、そこには誰もいなかった。

「気のせい? それにしては……」
「どこを見ている、ここだ、ここ」
「えっ?」

 アンジェが顔を向けると、そこには一匹の蝸牛がいた。

「さっきの蝸牛? まさか、ね」
「そのまさかだ」
「どうして、蝸牛が……」
「本来の我は蝸牛ではない、我こそは……」

 魔王だと名乗ろうとしたが、もしそれでアンジェに攻撃されては一たまりもないと気づいた。次の言葉を考えていた魔王の視界に、バレンシア神の像が見えた。

「我は、神の使いだ」
「えぇ! 神様の! わ、私ったら、何て事を……申し訳ありません」

 アンジェは顔を真っ赤にして懺悔した。

「良い。男女の交わりは神の御教え、何を謝ることがある」
「で、でも、その前の……」
「わしを使って、オナニーしたことなら、気にするな」
「い、言わないでください! やっぱり天罰ですか、できるだけ痛くないのにしてくださぃ」
「よいと言っているのだ」
「でも私、毎日。そのぉ……」
「オナニーしてた事は、別に責めはせん」
「あぁ、やっぱり見られていたんですね」

 アンジェは自らが何も身に纏ってないことに気づくと、慌てて法衣を着た。

「で、でも、どうして神様の使いがそんなお姿で?」
「これには深い理由があるのだ」
「理由?」

 完全に思いつきで魔王は答えた。

「そ、そう。我が神が復活する為には、膨大な魔力が必要なのだ。わかるな」
「えぇ! バレンシア神が復活されるのですか!」

 アンジェは瞳を輝かせ、うっとりとした表情で神像を見上げた。その視線が、神像の股間に注がれているのを見逃す魔王ではなかった。

 思春期になった時、アンジェは、その内包する魔力の高さを認められ、第2階位「純粋な愛」の候補となった。そして、メリダ法王に謁見する栄誉を賜った。その際に宮殿で見たバレンシア神の雄々しき姿、特に盛り上がった股間に目を奪われた。アンジェは神像に恋をしたのだ。そして、それはいつしかバレンシア神の逞しいモノにこの身を貫かれたいという欲望に変わっていった。

 魔力とは生命の強さであり、それは欲望の強さでもある。人一倍強い性欲こそが、アンジェの魔力の源であった。そして、それは今の魔王にとって都合が良かった。アンジェの神に対しての信仰、というよりも欲望を利用してやることにした。







しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

処理中です...