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プロローグ 勇者召喚
第二十七話 才能とダンジョンと⑤
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「…っ、くしゅん!」
身震いと盛大なくしゃみが出て、颯太は目を覚ました。
ダンジョンの床に布も敷かずに雑魚寝だった為、身体が冷えてしまったのだ。
目覚めは悪いが、颯太は一度起きるとなかなか寝付けないのだ。
仕方なく大きな欠伸をしながら身体を起こす。
「ふっ…くあ……ん~……」
(今何時だ?)
辺りを見渡すが、ダンジョンの厚い壁に阻まれて外の光は入って来ない。
今彼の周りを照らしているのは、壁際に点々と置かれた松明の火だ。
(…そうだ…ここはダンジョンの中だったな…)
颯太はゆっくりと立ち上がって、寝ている間に付いた砂などを叩き落とした。
大きく伸びをして、凝り固まった身体を解す。
とりあえず颯太は、今に至るまでの事を頭で整理して身体の状態を確かめる。
ここに来てかなりの戦闘を繰り返した筈だが、身体に倦怠感は残っていない。
寝ている間、予め彼が多数のスキルを駆使して張った特別性の【結界】に引っ掛かる魔物も居たが、その分の疲れもすっかり消えている。
(やけにすっきりしてるな…これもステータスの恩恵ってか?【ステータスオープン】)
颯太は肩を回しながらステータスを開く。
彼の目の前に透明なパネルが出現する。
この一ヶ月で大分見慣れたものだな、と颯太は苦笑しながらそれを覗き込む。
**********************************
【ソウタ・タチバナ】 Lv.39
種族:人族
職業:剣聖Lv.68 大賢者Lv.51 武神Lv.73 神子Lv.18
魔力量:68500
魔力強度:16000
スキル
剣術 体術 槍術 棒術 弓術 隠密 投擲 生命術 鑑定 全属性魔法 超絶技巧結界術 手加減 物理攻撃耐性 魔法攻撃耐性 気配感知 魔力感知 見切 並列思考 体力回復時間短縮 魔力回復時間短縮 隠蔽 裁縫 薬草調合 神託 世界辞書 世界地図
ユニークスキル
神の剣 退魔の光
加護
七大神の加護
称号
異世界人 大賢者 創造神の友 神々に愛されし者 人類最強 規格外 剣神 武神 神々を味方につけた者 鈍感鬼畜野郎 殲滅主義者?
***********************************
いくつかスキルと称号が増えている。
(……とことんイジってくるな、俺のステータスボードよ…)
ちょっと悲しくなる称号に目を瞑り、他の部分、主にスキルの方へ目を走らせる。
(スキルで増えたのは…【超絶技巧結界術】【並列思考】【体力回復時間短縮】【魔力回復時間短縮】の四つ。鑑定しとくか)
颯太がそう思った次の瞬間には、ステータスボードの上にさらなるパネルが出現した。
***********************************
【超絶技巧結界術】
無属性初級魔法である【結界】を進化させたもの。通常の結界に様々な性能を付け加える事が出来る。
【並列思考】
頭の中で多数の物事を一度に並行して処理する事が出来る。
【体力回復時間短縮】
体力の回復にかかる時間を大幅に短縮出来る。(自動発動)
【魔力回復時間短縮】
魔力の回復にかかる時間を大幅に短縮出来る。(自動発動)
**********************************
(この【超絶技巧結界術】ってスキルは、多分さっき寝る前に【結界】を改良した時に習得したんだろうな…他にも色々と…ヤバいな…)
颯太は語彙が崩壊した。
スキルの鑑定を終えた颯太は、次に加護の欄に目を向けた。
(そう言えば、ここ鑑定してなかったな)
この世界に来てから一ヶ月、彼は情報を集めたり魔法を一から学んだりと忙しかった為、特別急いで鑑定する必要のなかった加護については調べる事が出来ていなかった。
折角だからついでに見ておこうと、颯太はそちらに意識を集中する。
***********************************
【七大神の加護】
この世界を見守る神々の中で、最も最上位に君臨する七人の神の加護の総称。
『七大神』
・創造神ゼノス
・魔法神マーリン
・武神ガイラス
・刀神ノーイ
・龍神エドワルド
・運命神イヴ
・生命神セラフィーナ
また、彼ら全ての加護を受けている者は現在ソウタ・タチバナ唯一人である。
***********************************
(色んな神様に加護を貰ってたんだな俺。お礼を言う為にも、生きてここから出てお祈りしないとな)
颯太はこの世界の七大神に感謝をしながら、生きてこの場所から脱出する決意を固め、再びダンジョン攻略へと出発した。
…称号は見なかったことにした。
攻略に出発して幾分かもしない内に魔物に囲まれた。
オークだ。
数は五、六匹程度。
颯太は使い慣れた腰の剣を抜剣はしたが、ダラリと下げたままだ。
隙だらけと見たオーク達が一斉に襲いかかる。
同時に、颯太もオークに向かって飛び込んだ。
虚をつかれたオークが一瞬怯んだのを見逃さず、颯太はそのまま一呼吸の間に全員を仕留めた。
元の世界ではこうして型を崩して戦う事などなかったが、ここでは型にはめた綺麗なものではなく、自分の戦いやすい型で殺りやすいようにやらなければ危険。
昨日颯太はそれに気付いたのだ。
最初は安全第一で慣れ親しんだ剣道の型を使って戦っていたが、徐々に自分流に改良していった結果が今のこれだった。
隙があるようでない、颯太の速度と威力を最大限に活かした戦い方。
地面に崩れるように倒れるオーク。
顔にかかった返り血を手の甲で拭い、颯太は何事もなかったかのように歩き出した。
もう生臭い魔物の血の匂いにも大分慣れた。
「…この世界には、慣れなければいけない事が多いな…」
至極小さく呟かれた言葉は、誰に聞かれるでもなく、ただ虚しくダンジョンに響く。
遠くの方で魔物の鳴き声が聞こえてきた。
颯太はそれ以上は何も言わずそちらに向かって走り出した。
______________
レイドナルク城 勇者アヤノ・イチミヤの部屋
あの後綾乃は、暫くの間泣き叫び続け遂には気絶した。
朱莉達三人と案内役の騎士団員によって自室に運び込まれているが、一向に目を覚ます気配はない。
重い沈黙が部屋中を包む。
「……」
「……」
「……」
案内役の騎士団員は、部屋の外で他の人が来ないか見張ってくれていた。
騎士団員の人も女性だったので、希美が事情を説明すると二つ返事で見張りを引き受けてくれたのだ。
それでも、流石にもう一時間は経っている。
様子を見に部屋に入ってきた。
「勇者様の様子はどう?」
「…まだ目を覚ましません…」
「そう…」
「あの…ありがとうございました。見張りを引き受けて下さって…」
「良いのよ。私も勇者様の気持ちは分かるもの。あ、自己紹介が遅れたけど、私の名前はリリア。よろしくね」
リリアと名乗った騎士団員は、柔らかな笑みで会釈した。
朱莉達も慌てて立ち上がり頭を下げる。
「ご、ごめんなさい!名乗りもせんで!ウチはアカリ・タイラって言います!」
「の、ノゾミ・ツカハラです!見張りを引き受けて下さってありがとうございます!」
「イズミ・フカガワ、です!」
「そんな改まらなくても良いのよ?気楽にいきましょう」
「は、はい…」
三人の表情が若干和らいだその時、背後のベッドの上で綾乃が目を覚ました。
身震いと盛大なくしゃみが出て、颯太は目を覚ました。
ダンジョンの床に布も敷かずに雑魚寝だった為、身体が冷えてしまったのだ。
目覚めは悪いが、颯太は一度起きるとなかなか寝付けないのだ。
仕方なく大きな欠伸をしながら身体を起こす。
「ふっ…くあ……ん~……」
(今何時だ?)
辺りを見渡すが、ダンジョンの厚い壁に阻まれて外の光は入って来ない。
今彼の周りを照らしているのは、壁際に点々と置かれた松明の火だ。
(…そうだ…ここはダンジョンの中だったな…)
颯太はゆっくりと立ち上がって、寝ている間に付いた砂などを叩き落とした。
大きく伸びをして、凝り固まった身体を解す。
とりあえず颯太は、今に至るまでの事を頭で整理して身体の状態を確かめる。
ここに来てかなりの戦闘を繰り返した筈だが、身体に倦怠感は残っていない。
寝ている間、予め彼が多数のスキルを駆使して張った特別性の【結界】に引っ掛かる魔物も居たが、その分の疲れもすっかり消えている。
(やけにすっきりしてるな…これもステータスの恩恵ってか?【ステータスオープン】)
颯太は肩を回しながらステータスを開く。
彼の目の前に透明なパネルが出現する。
この一ヶ月で大分見慣れたものだな、と颯太は苦笑しながらそれを覗き込む。
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【ソウタ・タチバナ】 Lv.39
種族:人族
職業:剣聖Lv.68 大賢者Lv.51 武神Lv.73 神子Lv.18
魔力量:68500
魔力強度:16000
スキル
剣術 体術 槍術 棒術 弓術 隠密 投擲 生命術 鑑定 全属性魔法 超絶技巧結界術 手加減 物理攻撃耐性 魔法攻撃耐性 気配感知 魔力感知 見切 並列思考 体力回復時間短縮 魔力回復時間短縮 隠蔽 裁縫 薬草調合 神託 世界辞書 世界地図
ユニークスキル
神の剣 退魔の光
加護
七大神の加護
称号
異世界人 大賢者 創造神の友 神々に愛されし者 人類最強 規格外 剣神 武神 神々を味方につけた者 鈍感鬼畜野郎 殲滅主義者?
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いくつかスキルと称号が増えている。
(……とことんイジってくるな、俺のステータスボードよ…)
ちょっと悲しくなる称号に目を瞑り、他の部分、主にスキルの方へ目を走らせる。
(スキルで増えたのは…【超絶技巧結界術】【並列思考】【体力回復時間短縮】【魔力回復時間短縮】の四つ。鑑定しとくか)
颯太がそう思った次の瞬間には、ステータスボードの上にさらなるパネルが出現した。
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【超絶技巧結界術】
無属性初級魔法である【結界】を進化させたもの。通常の結界に様々な性能を付け加える事が出来る。
【並列思考】
頭の中で多数の物事を一度に並行して処理する事が出来る。
【体力回復時間短縮】
体力の回復にかかる時間を大幅に短縮出来る。(自動発動)
【魔力回復時間短縮】
魔力の回復にかかる時間を大幅に短縮出来る。(自動発動)
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(この【超絶技巧結界術】ってスキルは、多分さっき寝る前に【結界】を改良した時に習得したんだろうな…他にも色々と…ヤバいな…)
颯太は語彙が崩壊した。
スキルの鑑定を終えた颯太は、次に加護の欄に目を向けた。
(そう言えば、ここ鑑定してなかったな)
この世界に来てから一ヶ月、彼は情報を集めたり魔法を一から学んだりと忙しかった為、特別急いで鑑定する必要のなかった加護については調べる事が出来ていなかった。
折角だからついでに見ておこうと、颯太はそちらに意識を集中する。
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【七大神の加護】
この世界を見守る神々の中で、最も最上位に君臨する七人の神の加護の総称。
『七大神』
・創造神ゼノス
・魔法神マーリン
・武神ガイラス
・刀神ノーイ
・龍神エドワルド
・運命神イヴ
・生命神セラフィーナ
また、彼ら全ての加護を受けている者は現在ソウタ・タチバナ唯一人である。
***********************************
(色んな神様に加護を貰ってたんだな俺。お礼を言う為にも、生きてここから出てお祈りしないとな)
颯太はこの世界の七大神に感謝をしながら、生きてこの場所から脱出する決意を固め、再びダンジョン攻略へと出発した。
…称号は見なかったことにした。
攻略に出発して幾分かもしない内に魔物に囲まれた。
オークだ。
数は五、六匹程度。
颯太は使い慣れた腰の剣を抜剣はしたが、ダラリと下げたままだ。
隙だらけと見たオーク達が一斉に襲いかかる。
同時に、颯太もオークに向かって飛び込んだ。
虚をつかれたオークが一瞬怯んだのを見逃さず、颯太はそのまま一呼吸の間に全員を仕留めた。
元の世界ではこうして型を崩して戦う事などなかったが、ここでは型にはめた綺麗なものではなく、自分の戦いやすい型で殺りやすいようにやらなければ危険。
昨日颯太はそれに気付いたのだ。
最初は安全第一で慣れ親しんだ剣道の型を使って戦っていたが、徐々に自分流に改良していった結果が今のこれだった。
隙があるようでない、颯太の速度と威力を最大限に活かした戦い方。
地面に崩れるように倒れるオーク。
顔にかかった返り血を手の甲で拭い、颯太は何事もなかったかのように歩き出した。
もう生臭い魔物の血の匂いにも大分慣れた。
「…この世界には、慣れなければいけない事が多いな…」
至極小さく呟かれた言葉は、誰に聞かれるでもなく、ただ虚しくダンジョンに響く。
遠くの方で魔物の鳴き声が聞こえてきた。
颯太はそれ以上は何も言わずそちらに向かって走り出した。
______________
レイドナルク城 勇者アヤノ・イチミヤの部屋
あの後綾乃は、暫くの間泣き叫び続け遂には気絶した。
朱莉達三人と案内役の騎士団員によって自室に運び込まれているが、一向に目を覚ます気配はない。
重い沈黙が部屋中を包む。
「……」
「……」
「……」
案内役の騎士団員は、部屋の外で他の人が来ないか見張ってくれていた。
騎士団員の人も女性だったので、希美が事情を説明すると二つ返事で見張りを引き受けてくれたのだ。
それでも、流石にもう一時間は経っている。
様子を見に部屋に入ってきた。
「勇者様の様子はどう?」
「…まだ目を覚ましません…」
「そう…」
「あの…ありがとうございました。見張りを引き受けて下さって…」
「良いのよ。私も勇者様の気持ちは分かるもの。あ、自己紹介が遅れたけど、私の名前はリリア。よろしくね」
リリアと名乗った騎士団員は、柔らかな笑みで会釈した。
朱莉達も慌てて立ち上がり頭を下げる。
「ご、ごめんなさい!名乗りもせんで!ウチはアカリ・タイラって言います!」
「の、ノゾミ・ツカハラです!見張りを引き受けて下さってありがとうございます!」
「イズミ・フカガワ、です!」
「そんな改まらなくても良いのよ?気楽にいきましょう」
「は、はい…」
三人の表情が若干和らいだその時、背後のベッドの上で綾乃が目を覚ました。
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