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3話:魔族のたくらみ
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ギルド最強と名高いエルメスとの決闘に見事完勝した拓真はバレットウルフのいるであろう森へと向かい、歩き始めていた。
「バレットウルフは確かこの先のランドルレインの森にいるはずだ。さっさと倒して大金ゲットだな。ランドルレインの森か・・・。ゲームでも行ったことあるけど、最奥には確か冥王:アレスが居たっけな。」
この世界には四つの「格」が存在する。下から「獣格」「人格」「王格」「神格」この四つだ。無論「格」が高いほど世界における地位も高くなる。その中でも「王格」や「神格」は別格の地位を誇っている。冥王:アレスとは、冥界を支配する「王格」の一人であり、死者や死んだ魔物を一時的に蘇生する能力を持つ。そんな冥王がいる危険な森へ向かうのはいわば自殺行為である。
「そろそろ着くはずだ。警戒していかないと冥王に向こうの世界に連れていかれるかもしれないからな。」
拓真が恐る恐るランドルレインの森に入ると、そこには深い闇が広がっていた。
「ゲームの世界じゃ基本明かりを持っていたからな・・・。やけに暗い感じがするぞ・・・。」(小さな気配でも読み取れ・・・!じゃないとこの体はすぐに死ぬ。・・・?あの茂み、違和感がある・・。)
その刹那、正面の茂みから”何か”が電光石火の勢いで飛び出してくる。
「ぐおぉぉぉ!?バレットウルフか!?」(あぶねぇ。『天使の空靴』のおかげて助かったぜ。)
「グルルルル・・・。」
飛び出してきたのはまさしくバレットウルフであった。バレットウルフは喉を鳴らしながら拓真を睨みつける。そして拓真はとある魔剣を召喚する。
「来い、獣殺剣『ビースレイ』。」(・・・?なんで瞬時にこの魔剣を召喚できたんだ・・・?思えば増強剣の時もそうだった・・。今はそんなこと考えてる場合じゃないか・・・!)
拓真が召喚した魔剣の名は獣殺剣『ビースレイ』。「獣格」に対するダメージが2倍となる魔剣だ。
そんなことは関係ないといわんばかりにバレットウルフは次なる一手に出る。なんと正面から突っ込んできたのだ。だがただ突っ込むだけではない、その速度は弾丸に匹敵する。いくらスピードの値えを499に設定し、『天使の空靴』を装備しているとはいえ避けることは難しい。
「ちぃ!危ねぇ。これじゃあ獣殺剣は使えないか・・・。」
そう言って拓真は『ビースレイ』をしまう。そして取り出したのは・・・
「本日2度目の登場、秘匿剣『ハイド』・・・!」
そう、秘匿剣ならばどんな風に振るったのかも読めないためダメージを与えられるはずだ、と踏んだのだ。拓真は秘匿剣の短い刀身を抜き、真横に一閃したように見えた。その瞬間・・・・なんとバレットウルフの身体から無数の血しぶきが舞ったのだ。
「ギャオォォォォン・・・・。」
そしてバレットウルフは動かなくなったのだった・・・。
その頃、魔都:ソルキューレにて・・・
「アルゼイン様。そろそろあの計画を動かしますかな・・・?」
「そうだな、デルゾ。我ら魔族が世界を支配する時が来たようだ。」
「そうでございますね。今の我らには神殺剣『アルテカ』もございます。神でさえも止めることはできますまい。」
「そうだ。神殺剣の他にも滅龍剣に穢土剣もこちらの手中にある。あとは残りの9本の魔剣が誰の手にあるのか調べを進めよ。」
「承知いたしました。最優先はどの剣にいたしますか?」
「無論極滅剣だろう。あの剣はこの世の理さえも滅する力を持つからな。次に優先すべきは下克剣だな。あの剣は王格や神格にも通用する魔剣だ。12本の魔剣の中でも最強に近いだろう。」
「承知いたしました。それでは下の者にもそのように伝えてまいります。」
「あぁ、頼んだぞ。」
拓真の知らぬところで新たな脅威が動き始めるのだった・・・
「バレットウルフは確かこの先のランドルレインの森にいるはずだ。さっさと倒して大金ゲットだな。ランドルレインの森か・・・。ゲームでも行ったことあるけど、最奥には確か冥王:アレスが居たっけな。」
この世界には四つの「格」が存在する。下から「獣格」「人格」「王格」「神格」この四つだ。無論「格」が高いほど世界における地位も高くなる。その中でも「王格」や「神格」は別格の地位を誇っている。冥王:アレスとは、冥界を支配する「王格」の一人であり、死者や死んだ魔物を一時的に蘇生する能力を持つ。そんな冥王がいる危険な森へ向かうのはいわば自殺行為である。
「そろそろ着くはずだ。警戒していかないと冥王に向こうの世界に連れていかれるかもしれないからな。」
拓真が恐る恐るランドルレインの森に入ると、そこには深い闇が広がっていた。
「ゲームの世界じゃ基本明かりを持っていたからな・・・。やけに暗い感じがするぞ・・・。」(小さな気配でも読み取れ・・・!じゃないとこの体はすぐに死ぬ。・・・?あの茂み、違和感がある・・。)
その刹那、正面の茂みから”何か”が電光石火の勢いで飛び出してくる。
「ぐおぉぉぉ!?バレットウルフか!?」(あぶねぇ。『天使の空靴』のおかげて助かったぜ。)
「グルルルル・・・。」
飛び出してきたのはまさしくバレットウルフであった。バレットウルフは喉を鳴らしながら拓真を睨みつける。そして拓真はとある魔剣を召喚する。
「来い、獣殺剣『ビースレイ』。」(・・・?なんで瞬時にこの魔剣を召喚できたんだ・・・?思えば増強剣の時もそうだった・・。今はそんなこと考えてる場合じゃないか・・・!)
拓真が召喚した魔剣の名は獣殺剣『ビースレイ』。「獣格」に対するダメージが2倍となる魔剣だ。
そんなことは関係ないといわんばかりにバレットウルフは次なる一手に出る。なんと正面から突っ込んできたのだ。だがただ突っ込むだけではない、その速度は弾丸に匹敵する。いくらスピードの値えを499に設定し、『天使の空靴』を装備しているとはいえ避けることは難しい。
「ちぃ!危ねぇ。これじゃあ獣殺剣は使えないか・・・。」
そう言って拓真は『ビースレイ』をしまう。そして取り出したのは・・・
「本日2度目の登場、秘匿剣『ハイド』・・・!」
そう、秘匿剣ならばどんな風に振るったのかも読めないためダメージを与えられるはずだ、と踏んだのだ。拓真は秘匿剣の短い刀身を抜き、真横に一閃したように見えた。その瞬間・・・・なんとバレットウルフの身体から無数の血しぶきが舞ったのだ。
「ギャオォォォォン・・・・。」
そしてバレットウルフは動かなくなったのだった・・・。
その頃、魔都:ソルキューレにて・・・
「アルゼイン様。そろそろあの計画を動かしますかな・・・?」
「そうだな、デルゾ。我ら魔族が世界を支配する時が来たようだ。」
「そうでございますね。今の我らには神殺剣『アルテカ』もございます。神でさえも止めることはできますまい。」
「そうだ。神殺剣の他にも滅龍剣に穢土剣もこちらの手中にある。あとは残りの9本の魔剣が誰の手にあるのか調べを進めよ。」
「承知いたしました。最優先はどの剣にいたしますか?」
「無論極滅剣だろう。あの剣はこの世の理さえも滅する力を持つからな。次に優先すべきは下克剣だな。あの剣は王格や神格にも通用する魔剣だ。12本の魔剣の中でも最強に近いだろう。」
「承知いたしました。それでは下の者にもそのように伝えてまいります。」
「あぁ、頼んだぞ。」
拓真の知らぬところで新たな脅威が動き始めるのだった・・・
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