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第二章 藍と学校
98. 坊っちゃん Botchan
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「――任せて!下さい!」
「……でもボクはたった一人、“マンソンジュ最強”の――」
ナウチチェルカが諦めたように、何かを諦観の言葉を零そうとした。しかしナウチチェルカ諦めをそのちいさな両の手で掬い上げるように、アイが毅然として叫ぶ。
「――確かにせんせいは、“マンソンジュ最強のチェル先生”かもしれません!
……ですが、決して孤独な……“たった独りのナウチチェルカ”ではないはずです!!わたくしが!」
◇◆◇
「――チェルせんせいにはわたくし達がいます!!」
ナウチチェルカはアイの瞳の中に、天の川をみた。しかしそれは彼女が忌み嫌うミルヒシュトラーセではなく、うつくしく澄んだ……鉄道の走る、大地と調和した天の川だった。
「そうだね……確かにボクには君がいたね、ずっと……ずっとずっと君だけはこんなボクといてくれた……。」
アイは“わたくし達”と伝えたが、ナウチチェルカは決して“君たち”とは言わなかった。
――そこにははるかなる断絶があったからだ。
◇◆◇
ナウチチェルカが心の短くて細いペンのような杖を顕現させながら言う。
「よし……生徒諸君……。
君たちは士官学生だ……!
学園に入学したときから、戦う覚悟はできているだろう!!」
ナウチチェルカは自分の喉に杖を突きつけ、声に戦意を高揚させる心を含んで叫んだ。
《……今から君たちは士官学生ではなく……一人の兵士だ!!!》
皆は驚いた、ナウチチェルカのこんなに大きな声も、こんなに士気を揚げる言葉も聞いたことがなかったからだ。
◇◆◇
「前方の手練れはボクが全員が相手をする……可能な限りさっさと“処理”する、だからキミたちは後方から迫りくる敵の足止めを頼む……。
すでに不知火陽炎連合で、連携した戦い方を確立している陽炎くんと春日くんを中心に戦い、同じクラスで一緒に演習をしているカタルシスくんとデイリーライフくん、そしてイダくんは固まって動くように。
そして、敵の狙いであろうアイたんとファンタジア王女殿下は後方支援だ。
アイたんはこころをもつものだからこころを配ったり、愛するものの力で皆を癒すんだ。
王女殿下の心が遠距離戦に向いていないことは私も知っているが、とにかく毒を撒き散らして下さい。」
◇◆◇
そこまで言うと、ナウチチェルカは地面に杖を向けながら、クルリとその場で回った。
するとアイたちと彼女の間地面に、夜の暗闇を切り裂くように緑色に光る真っ直ぐな線が現れる。何処からきて、何処まで続いているのか分からないくらい長い。
「僕の生徒たちの背中は絶対に守ると約束しよう。
――この僕、ナウチチェルカは……
《この線は誰にも越えさせはしない》
とここに誓う……。
そろそろ奴さん達も心を練り終わったみたいだ。タイムリミットだ。じゃあ君たちは前だけ見てろ……後ろにはこの“マンソンジュ最強のナウチチェルカ先生”に任せて。
――生徒を危険に晒すダメな先生を、決して許さないでくれ――」
アイがナウチチェルカの罪悪を打ち砕く光の声で叫ぶ。
「――チェルせんせーはダメな先生じゃありません!!チェルせんせーの背中はわたくし達が絶対に守ります!」
「……ふふっ……!アイたん――」
「――ええ。チェルせんせー。」
お互い相手の顔は見なかったが、彼女達には分かっていた。
……相手もきっと自分と同じように微笑んでいるのだろうと。
「夜が明けたら会おう――」
「――はい、夜が明けたらまた逢いましょう。」
◇◆◇
ナウチチェルカが生徒に指示を出していた間、彼女と自身たちの間にこころを十分に配りきった教官たちが言う。
「どうしたぁ!?……かかってこないのか?」
「ほらほら急げ急げ!!
後ろからどんどん軍靴の音が聞こえてくるぜぇ!!」
「『生徒を護る』なんて宣ってたのにねぇ!!」
「ビビって立ち尽くしてるなんて、流石私たちと違って“理想の教官”ねぇ……?
おんなじ先生なのにね。」
女の教官の一人が人差し指と中指を指をクイクイと折り曲げて、“理想の教官”を厭味で強調する。
それを羽虫を見るような目で見ていたナウチチェルカが口を開く。
「……仮にも“先生”を名乗るなら、もっと順序立てて分かりやすく話せよ……。
第一に……そうやってわざと煽っても、ボクはキサマらが心を配りきった空間になんて無策で突撃したりしない。
第二に……キサマたちは“教官”ではないし、ましてや決して“先生”でもない、ありえない。
自分の教え子たちにこころを向けずに、心を向けるような屑をボクは“先生”とは認めない。」
◇◆◇
教官たちが馬鹿にしたように嗤う。
「あははっ!たしかにそうねぇ……私たちは今日この日のために……この国の差別主義者の糞どものガキを殺す為に、潜り込んでただけだしね。」
「……気分良かったぜぇ……?自分たちを殺す為に潜入してるとも知らずに……くくっ……!あいつらさ……ぎゃはは!!」
「『教官!教官!』って馬鹿みたいに慕ってくるもんだから、見下した大笑いを隠すのに必死だったのよ?こっちは……あははっ!!」
ナウチチェルカはいつもの様に無表情だった。
いつもの様に、無表情だった。
その顔にはなんの表情の色もなかった。
――ただ、その瞳は憤怒の心で赤く燃えていた。
◇◆◇
「……キサマら……知っているか?
……ボクはが一番の赦せないのは、“他人を許せない自分”。
ボクが一番嫌いなのは“差別主義者”。
……そして一番反吐が出るのは――」
爆発音がした。
「――自分のためだけに、“護るべき生徒を利用する輩”だ。」
いや、正確には爆発音ではなく何かが弾け飛んだ音だ。それはパンッ……と夜の静寂に響き渡る。聴く者こころに恐怖をもたらしてたちどころに去っていった。
先程まで女教官の一人が立っていた場所。いや、もっと正確に言うと先程まで人間の頭があった場所に、太い樹の根のようなものがあった。
それは前方の地面から斜めに伸びて、教官の頭があった空間を支配していた。
――先刻の音は人間の頭が弾ける音だったのだ。
頭を失った首はその裂け目から赤々とした血を噴き出して夜を彩った。胴体は膝から崩れ落ち、地面斃れた。今度は複数の細い木の根が地面から生えて、その亡骸を次々に突き刺した。そして血を吸われて、みるみるその身体は干からびていった。
◇◆◇
「「「はっ!!??」」」
「……。」
ナウチチェルカは無言で、先程教官の頭を貫いた、斜めに地面から伸びた根の上に立っている。弾けた頭の返り血が彼女の顔を染めていた。
「はっ!?なんで――心を配っていたのに!?」
呆れたようにナウチチェルカが言う。
「はぁ……キミたちさぁ……キミらとボクの間には心を配ってたみたいだけど、地面の下には配ってなかっただろ?
だから先刻かわいい生徒としゃべりながら地面に心の根をはらせていたのさ。
『心者と対峙した時に、相手が無用な時間稼ぎをしていたら、こう疑え。
相手は“心を練っている”か、
“心を配っている”
……若しくは“援軍を待っている”。』
ってね。教書の一ページ目に書いてることだけど?……あぁ、キミたちはみたいな教官の擬きの馬鹿には分かんないか。
……まぁ、ボクはいつまでも他人を許せないぐらいこころが狭いから、元々心を配って心同士の押し合いなんてできないんだけどね……。」
◇◆◇
一人の老齢な教官が叫ぶ。
「お前ら!!広く配っていた心を此奴との間に凝縮しろ!!
そうすりゃあ此奴は入ってこれてねぇ!!」
残りの二人が言われたとおりにすぐに心を配り直したが、根をたわませた反動で飛び、ナウチチェルカはお構い無しに敵の心の間合いに入る。
そして、心を纏った膝を一人の顔面にお見舞いする。
「げぎぁ!!」
残った2人のうちの一人が疑問を口にする。
「!!……なんで、心を配ったら――」
「――『その空間に突撃したりしない。』
……確かにボクはそう言ったねぇ。」
今度はとことん呆れ果てたように、ナウチチェルカが呟く。
「『敵の言葉を信じるな。それが真実でもブラフでも、確かめようとしてたらその間に殺されるからだ。』
……自分たちが教えてたことも実践できないの?というか……自分ができないことを人に教えるな……仮にも“先生”を名乗るならな。」
「……でもボクはたった一人、“マンソンジュ最強”の――」
ナウチチェルカが諦めたように、何かを諦観の言葉を零そうとした。しかしナウチチェルカ諦めをそのちいさな両の手で掬い上げるように、アイが毅然として叫ぶ。
「――確かにせんせいは、“マンソンジュ最強のチェル先生”かもしれません!
……ですが、決して孤独な……“たった独りのナウチチェルカ”ではないはずです!!わたくしが!」
◇◆◇
「――チェルせんせいにはわたくし達がいます!!」
ナウチチェルカはアイの瞳の中に、天の川をみた。しかしそれは彼女が忌み嫌うミルヒシュトラーセではなく、うつくしく澄んだ……鉄道の走る、大地と調和した天の川だった。
「そうだね……確かにボクには君がいたね、ずっと……ずっとずっと君だけはこんなボクといてくれた……。」
アイは“わたくし達”と伝えたが、ナウチチェルカは決して“君たち”とは言わなかった。
――そこにははるかなる断絶があったからだ。
◇◆◇
ナウチチェルカが心の短くて細いペンのような杖を顕現させながら言う。
「よし……生徒諸君……。
君たちは士官学生だ……!
学園に入学したときから、戦う覚悟はできているだろう!!」
ナウチチェルカは自分の喉に杖を突きつけ、声に戦意を高揚させる心を含んで叫んだ。
《……今から君たちは士官学生ではなく……一人の兵士だ!!!》
皆は驚いた、ナウチチェルカのこんなに大きな声も、こんなに士気を揚げる言葉も聞いたことがなかったからだ。
◇◆◇
「前方の手練れはボクが全員が相手をする……可能な限りさっさと“処理”する、だからキミたちは後方から迫りくる敵の足止めを頼む……。
すでに不知火陽炎連合で、連携した戦い方を確立している陽炎くんと春日くんを中心に戦い、同じクラスで一緒に演習をしているカタルシスくんとデイリーライフくん、そしてイダくんは固まって動くように。
そして、敵の狙いであろうアイたんとファンタジア王女殿下は後方支援だ。
アイたんはこころをもつものだからこころを配ったり、愛するものの力で皆を癒すんだ。
王女殿下の心が遠距離戦に向いていないことは私も知っているが、とにかく毒を撒き散らして下さい。」
◇◆◇
そこまで言うと、ナウチチェルカは地面に杖を向けながら、クルリとその場で回った。
するとアイたちと彼女の間地面に、夜の暗闇を切り裂くように緑色に光る真っ直ぐな線が現れる。何処からきて、何処まで続いているのか分からないくらい長い。
「僕の生徒たちの背中は絶対に守ると約束しよう。
――この僕、ナウチチェルカは……
《この線は誰にも越えさせはしない》
とここに誓う……。
そろそろ奴さん達も心を練り終わったみたいだ。タイムリミットだ。じゃあ君たちは前だけ見てろ……後ろにはこの“マンソンジュ最強のナウチチェルカ先生”に任せて。
――生徒を危険に晒すダメな先生を、決して許さないでくれ――」
アイがナウチチェルカの罪悪を打ち砕く光の声で叫ぶ。
「――チェルせんせーはダメな先生じゃありません!!チェルせんせーの背中はわたくし達が絶対に守ります!」
「……ふふっ……!アイたん――」
「――ええ。チェルせんせー。」
お互い相手の顔は見なかったが、彼女達には分かっていた。
……相手もきっと自分と同じように微笑んでいるのだろうと。
「夜が明けたら会おう――」
「――はい、夜が明けたらまた逢いましょう。」
◇◆◇
ナウチチェルカが生徒に指示を出していた間、彼女と自身たちの間にこころを十分に配りきった教官たちが言う。
「どうしたぁ!?……かかってこないのか?」
「ほらほら急げ急げ!!
後ろからどんどん軍靴の音が聞こえてくるぜぇ!!」
「『生徒を護る』なんて宣ってたのにねぇ!!」
「ビビって立ち尽くしてるなんて、流石私たちと違って“理想の教官”ねぇ……?
おんなじ先生なのにね。」
女の教官の一人が人差し指と中指を指をクイクイと折り曲げて、“理想の教官”を厭味で強調する。
それを羽虫を見るような目で見ていたナウチチェルカが口を開く。
「……仮にも“先生”を名乗るなら、もっと順序立てて分かりやすく話せよ……。
第一に……そうやってわざと煽っても、ボクはキサマらが心を配りきった空間になんて無策で突撃したりしない。
第二に……キサマたちは“教官”ではないし、ましてや決して“先生”でもない、ありえない。
自分の教え子たちにこころを向けずに、心を向けるような屑をボクは“先生”とは認めない。」
◇◆◇
教官たちが馬鹿にしたように嗤う。
「あははっ!たしかにそうねぇ……私たちは今日この日のために……この国の差別主義者の糞どものガキを殺す為に、潜り込んでただけだしね。」
「……気分良かったぜぇ……?自分たちを殺す為に潜入してるとも知らずに……くくっ……!あいつらさ……ぎゃはは!!」
「『教官!教官!』って馬鹿みたいに慕ってくるもんだから、見下した大笑いを隠すのに必死だったのよ?こっちは……あははっ!!」
ナウチチェルカはいつもの様に無表情だった。
いつもの様に、無表情だった。
その顔にはなんの表情の色もなかった。
――ただ、その瞳は憤怒の心で赤く燃えていた。
◇◆◇
「……キサマら……知っているか?
……ボクはが一番の赦せないのは、“他人を許せない自分”。
ボクが一番嫌いなのは“差別主義者”。
……そして一番反吐が出るのは――」
爆発音がした。
「――自分のためだけに、“護るべき生徒を利用する輩”だ。」
いや、正確には爆発音ではなく何かが弾け飛んだ音だ。それはパンッ……と夜の静寂に響き渡る。聴く者こころに恐怖をもたらしてたちどころに去っていった。
先程まで女教官の一人が立っていた場所。いや、もっと正確に言うと先程まで人間の頭があった場所に、太い樹の根のようなものがあった。
それは前方の地面から斜めに伸びて、教官の頭があった空間を支配していた。
――先刻の音は人間の頭が弾ける音だったのだ。
頭を失った首はその裂け目から赤々とした血を噴き出して夜を彩った。胴体は膝から崩れ落ち、地面斃れた。今度は複数の細い木の根が地面から生えて、その亡骸を次々に突き刺した。そして血を吸われて、みるみるその身体は干からびていった。
◇◆◇
「「「はっ!!??」」」
「……。」
ナウチチェルカは無言で、先程教官の頭を貫いた、斜めに地面から伸びた根の上に立っている。弾けた頭の返り血が彼女の顔を染めていた。
「はっ!?なんで――心を配っていたのに!?」
呆れたようにナウチチェルカが言う。
「はぁ……キミたちさぁ……キミらとボクの間には心を配ってたみたいだけど、地面の下には配ってなかっただろ?
だから先刻かわいい生徒としゃべりながら地面に心の根をはらせていたのさ。
『心者と対峙した時に、相手が無用な時間稼ぎをしていたら、こう疑え。
相手は“心を練っている”か、
“心を配っている”
……若しくは“援軍を待っている”。』
ってね。教書の一ページ目に書いてることだけど?……あぁ、キミたちはみたいな教官の擬きの馬鹿には分かんないか。
……まぁ、ボクはいつまでも他人を許せないぐらいこころが狭いから、元々心を配って心同士の押し合いなんてできないんだけどね……。」
◇◆◇
一人の老齢な教官が叫ぶ。
「お前ら!!広く配っていた心を此奴との間に凝縮しろ!!
そうすりゃあ此奴は入ってこれてねぇ!!」
残りの二人が言われたとおりにすぐに心を配り直したが、根をたわませた反動で飛び、ナウチチェルカはお構い無しに敵の心の間合いに入る。
そして、心を纏った膝を一人の顔面にお見舞いする。
「げぎぁ!!」
残った2人のうちの一人が疑問を口にする。
「!!……なんで、心を配ったら――」
「――『その空間に突撃したりしない。』
……確かにボクはそう言ったねぇ。」
今度はとことん呆れ果てたように、ナウチチェルカが呟く。
「『敵の言葉を信じるな。それが真実でもブラフでも、確かめようとしてたらその間に殺されるからだ。』
……自分たちが教えてたことも実践できないの?というか……自分ができないことを人に教えるな……仮にも“先生”を名乗るならな。」
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