126 / 190
第二章 藍と学校
122. おれを呼んだかぁ……? Calling me? Baby.
しおりを挟む
「ザミール……。」
アイは早く友を助けに行かないといけないのに、ザミールを胸に抱いて泣きじゃくっていた。こんなに泣いたのは、彼のくるしい人生で初めてだった。
親に何をされたときでも、親に捨てられたときでさえ……親のためにはこんなに泣いたことはなかった。
「嗚呼……わたくしの強敵よ……。ザミール・カマラード……。」
アイの胸の内で声がした。聞こえるはずのない声が。
《おれを呼んだかぁ……?》
◇◆◇
アイの目は見開かれ、そのちいさな揺れでまた泪が一筋落ちる。それは、アイの胸のなかにいた一人の女性の頬を濡らす。
アデライーダにそっくりな女性の頬を……!
「……ザ、ミール……?」
その女性は、アイの知るザミールのように、ニカッと微笑んだ。
「あぁ、呼んだかよ?」
アイの身体が震える、それは決して自ら殺した敵が生きていたからという恐怖ではなかった。
……それは寧ろ亡き友が生きていたような高揚感。
「ザミール……なのか?……なんで……?」
その女性は愉快そうに笑う。
「俺だって言ってるだろ?……アイ。ダチの顔見間違えんなよ?……くくくっ……冗談だ。」
アイは敵が自らの胸の中にいるというのに、臨戦態勢も取らず、まんじりともしない。
「……ザミール……お前は……いや、お前も、両性具有者だったのか……?」
ザミールは悪戯がバレた子供のように、無邪気に笑った。
「あぁ……獣神体で身体が丈夫だったってのもあるが、コレが俺があの人間体収容所の地獄を生き残れた理由だ……。
……既に散華してたお母様を除けば……家族で俺だけが生き残ってしまった理由だ……。」
アイはザミールの頭をそのちいさな胸に抱きしめる……力いっぱい抱きしめる。
――母のように抱きしめる。
「おわっ……!?急にどうしたんだよ」
「あぁ……ザミール、
生きていてくれて、ありがとう。」
ザミールは子供に還った気分だった。ちいさな頃、アデライーダに抱きしめられた温もりを思い出す。そっとザミールがアイの背中に手を回し抱きしめ返す。
《生きていてくれて、ありがとう。》
とは、未だ眠り続けるお母様に、一番に言ってほしかった言葉だ。
実のところ……アイとアデライーダはそんなには似ていない。ただ同じ黒髪、同じように優しい眼尻……同じようにやさしいこころ。
――そして何より……同じようにかなしい横顔。
ただ抱きしめ返すと、ザミールはある事に気がついた。
アイの背中が……母の面影を見る少年の、その背中が……アデライーダとは違ってとても華奢でちいさく……弱々しいということに。
◇◆◇
暫く経ってアイは言葉をザミールの頭にこぼす。
「……お前の女性体……お前のこころの中に見た、アデライーダさんに似ているな……。」
「……そうかぁ……?黒髪のお母様と違って、俺は髪も白いし、いや黒いところもあるが……。
……俺はそれよりお前のほうが俺のお母様に似ていると思ったな。」
アイが小首を傾げる。
「……どこがだよ?髪の色が黒いってことぐれぇじゃねぇか?……あと……タレ目……?とか?」
「いや、見た目の話じゃあなくてな……。」
――ザミールはアイを……多くの人が畏敬の念を感じて、それより先をみようともしないアイの“外見の美しさ”ではなく……その奥にあるアイの“こころのうつくしさ”をみていた――。
「……こころの話さ。」
「こころぉ……?おれがあんなに立派な戦士と似てるかぁ……?月とスッポン……月と六ペンスぐらい違ぇだろ。あんなお方と比べられちゃあ……おれなぞ、風の前の塵と同じだ。」
……ウジウジとした自虐ばかりのアイの言葉を聞いて、ザミールはアイを責める気にはなれなかった。
アイの自虐的な、自罰的な性格は……父と母の両方に幼少期から虐待されて育ったからだと知っていたし、他人にその罪悪以上の罰を与えられてきたからだと理解していたからだ。
他人に……親にそうだ言われてきたなら、そうなる。自分でもそうだと思う。
アデライーダの
『獣神体なら人間体を守ってね。』
という言葉に縛られて生きてきたザミールには痛いほどその気持ちがわかった。
――“親”は小さな子供にとっては“世界のすべて”だからだ。
いくら大人になってから他人に慰められても、自分を慰めても、常にその言葉は人生に暗い影を落とす。他人の言葉なんか意味はない。
……だが、それでもザミールは伝えたかった。
“友の言葉”で“親の呪縛”から解放されることができるのだと、友達にはその力があるのだと信じたかった。
ザミールは、自分自身親の言葉に縛らているくせに俺は何を……と思ったが、自分が呪われているからこそ、友の呪いを切実に解いてあげたいと願うのかも知れなかった。
「……アイ、お前……死ぬ気だったのか?
なぜ自分の死を戦闘の作戦に組み込める……?
……ソンジュも言ってたが、教会で鉄の女とソンジュが戦り合ったとき、お前はシュベスターの心配はしていたが、自分の命のことは一顧だにしていなかったらしいじゃないか。」
「……ん?なんだ、急に……?」
「お前も両性具有者なら知ってるだろう?……両性具有者の死に方は様々だ。
片方の性別で死んだら二度とその性別には戻れない例が圧倒的に多い、散華したらその性別は皆と同じように鬱状態や植物人間状態から元に戻すのはとても困難だ。
……そして、片方の性別で死んだら……もう片方の性別が無事でもそのまま死ぬことはままある……マジで死ぬまで自分がどのタイプの両性具有者か分からねぇ……自分の命を賭けて博打をするようなもんだ。
……先刻お前はそのまま死んでたかも知れねぇんだぞ。
なんでそんな事ができる?死ぬのが恐ろしくはねぇのか?死んで周りの人を悲しませるのが、死んでこころが無に帰すのが。
……死んで永遠の無に包まれるのが……?」
「んなことかぁ?答えは単純――」
アイはニカッと悪戯っぽく笑った。
「――おれが死んでもだれも悲しまないからさ。」
ザミールはアイをのサファイアの瞳に凍りついた《お前みたいなゴミ、産むんじゃなかった。》という言葉をみていた。
「……だが――」
「――それに、親は両手を挙げて喜んでくれるぜ、一回おれが森に……3日だったかな?親に心配してもらいたくて逃げ込んだときにゃあ、オイディプスさまもエレクトラさまも酒呑んで喜んでくれたぜ。
……多分……“役に立ってさっさと死ぬ”のが……おれにできる唯一の“親孝行”なんだろう……な……。ははっ……。マジで……わら、えるぜ……。」
アイは笑っていたが、笑ってはいなかった。
「……なぁ、アイ……友は?きょうだいたちは?お前のこころと混ざり合ったとき、お前がちゃんと……しっかりと、好かれてるのをみたぜ……。
お前は唯一愛してくれると確信させてくれる、シュベスターのために死なないことを決意したんだろう?」
「ゲッ……そこまでみえたのかよ……。」
ザミールは意趣返しのように笑う。
「お前も俺とアデライーダのことを勝手にみただろ?」
「はぁ、そうだな……これで……おあいこか。」
「……一つ“忠告”をしておいてやる、いや、ダチからの“お願い”かもな……。
――親の愛を求めて……自分を愛してくれていない人に縋って、今お前を愛してくれている人達を蔑ろにするなよ。」
「……どういう意味だ?」
ザミールはアイの頬の泪の跡を撫でながら伝える。
「……こころが“遠くにある人”に、愛してくれもしねぇ親に愛してもらうために、今お前を愛してくれている……“身近な人”を軽んじるなと言っているんだ。」
アイは頬を撫でていたザミールの手を……自分よりずっとずっと大きい手を掴む。そして、それをそっと握り込む。
「……親の望みをかなえるのが子供だろう?
――お前はアデライーダさんの
『幸せに生きて。』
って言う願いを叶えようとしている。
……そして、おれはエレクトラさまの
『役に立って死ね。』
という願いを叶えようとしている。
そこに何の違いがある?
どっちも身勝手な親に押し付けられた願いをかなえようとしているガキだろう……?」
アイのサファイアの瞳には、狂信者のような狂気がこびり付いていた。
……それを暴き立てられるのは、剥がせるのは、果たして差別主義者の家族か、秘密を共有できない友か……それとも命を賭けて戦った――
アイは早く友を助けに行かないといけないのに、ザミールを胸に抱いて泣きじゃくっていた。こんなに泣いたのは、彼のくるしい人生で初めてだった。
親に何をされたときでも、親に捨てられたときでさえ……親のためにはこんなに泣いたことはなかった。
「嗚呼……わたくしの強敵よ……。ザミール・カマラード……。」
アイの胸の内で声がした。聞こえるはずのない声が。
《おれを呼んだかぁ……?》
◇◆◇
アイの目は見開かれ、そのちいさな揺れでまた泪が一筋落ちる。それは、アイの胸のなかにいた一人の女性の頬を濡らす。
アデライーダにそっくりな女性の頬を……!
「……ザ、ミール……?」
その女性は、アイの知るザミールのように、ニカッと微笑んだ。
「あぁ、呼んだかよ?」
アイの身体が震える、それは決して自ら殺した敵が生きていたからという恐怖ではなかった。
……それは寧ろ亡き友が生きていたような高揚感。
「ザミール……なのか?……なんで……?」
その女性は愉快そうに笑う。
「俺だって言ってるだろ?……アイ。ダチの顔見間違えんなよ?……くくくっ……冗談だ。」
アイは敵が自らの胸の中にいるというのに、臨戦態勢も取らず、まんじりともしない。
「……ザミール……お前は……いや、お前も、両性具有者だったのか……?」
ザミールは悪戯がバレた子供のように、無邪気に笑った。
「あぁ……獣神体で身体が丈夫だったってのもあるが、コレが俺があの人間体収容所の地獄を生き残れた理由だ……。
……既に散華してたお母様を除けば……家族で俺だけが生き残ってしまった理由だ……。」
アイはザミールの頭をそのちいさな胸に抱きしめる……力いっぱい抱きしめる。
――母のように抱きしめる。
「おわっ……!?急にどうしたんだよ」
「あぁ……ザミール、
生きていてくれて、ありがとう。」
ザミールは子供に還った気分だった。ちいさな頃、アデライーダに抱きしめられた温もりを思い出す。そっとザミールがアイの背中に手を回し抱きしめ返す。
《生きていてくれて、ありがとう。》
とは、未だ眠り続けるお母様に、一番に言ってほしかった言葉だ。
実のところ……アイとアデライーダはそんなには似ていない。ただ同じ黒髪、同じように優しい眼尻……同じようにやさしいこころ。
――そして何より……同じようにかなしい横顔。
ただ抱きしめ返すと、ザミールはある事に気がついた。
アイの背中が……母の面影を見る少年の、その背中が……アデライーダとは違ってとても華奢でちいさく……弱々しいということに。
◇◆◇
暫く経ってアイは言葉をザミールの頭にこぼす。
「……お前の女性体……お前のこころの中に見た、アデライーダさんに似ているな……。」
「……そうかぁ……?黒髪のお母様と違って、俺は髪も白いし、いや黒いところもあるが……。
……俺はそれよりお前のほうが俺のお母様に似ていると思ったな。」
アイが小首を傾げる。
「……どこがだよ?髪の色が黒いってことぐれぇじゃねぇか?……あと……タレ目……?とか?」
「いや、見た目の話じゃあなくてな……。」
――ザミールはアイを……多くの人が畏敬の念を感じて、それより先をみようともしないアイの“外見の美しさ”ではなく……その奥にあるアイの“こころのうつくしさ”をみていた――。
「……こころの話さ。」
「こころぉ……?おれがあんなに立派な戦士と似てるかぁ……?月とスッポン……月と六ペンスぐらい違ぇだろ。あんなお方と比べられちゃあ……おれなぞ、風の前の塵と同じだ。」
……ウジウジとした自虐ばかりのアイの言葉を聞いて、ザミールはアイを責める気にはなれなかった。
アイの自虐的な、自罰的な性格は……父と母の両方に幼少期から虐待されて育ったからだと知っていたし、他人にその罪悪以上の罰を与えられてきたからだと理解していたからだ。
他人に……親にそうだ言われてきたなら、そうなる。自分でもそうだと思う。
アデライーダの
『獣神体なら人間体を守ってね。』
という言葉に縛られて生きてきたザミールには痛いほどその気持ちがわかった。
――“親”は小さな子供にとっては“世界のすべて”だからだ。
いくら大人になってから他人に慰められても、自分を慰めても、常にその言葉は人生に暗い影を落とす。他人の言葉なんか意味はない。
……だが、それでもザミールは伝えたかった。
“友の言葉”で“親の呪縛”から解放されることができるのだと、友達にはその力があるのだと信じたかった。
ザミールは、自分自身親の言葉に縛らているくせに俺は何を……と思ったが、自分が呪われているからこそ、友の呪いを切実に解いてあげたいと願うのかも知れなかった。
「……アイ、お前……死ぬ気だったのか?
なぜ自分の死を戦闘の作戦に組み込める……?
……ソンジュも言ってたが、教会で鉄の女とソンジュが戦り合ったとき、お前はシュベスターの心配はしていたが、自分の命のことは一顧だにしていなかったらしいじゃないか。」
「……ん?なんだ、急に……?」
「お前も両性具有者なら知ってるだろう?……両性具有者の死に方は様々だ。
片方の性別で死んだら二度とその性別には戻れない例が圧倒的に多い、散華したらその性別は皆と同じように鬱状態や植物人間状態から元に戻すのはとても困難だ。
……そして、片方の性別で死んだら……もう片方の性別が無事でもそのまま死ぬことはままある……マジで死ぬまで自分がどのタイプの両性具有者か分からねぇ……自分の命を賭けて博打をするようなもんだ。
……先刻お前はそのまま死んでたかも知れねぇんだぞ。
なんでそんな事ができる?死ぬのが恐ろしくはねぇのか?死んで周りの人を悲しませるのが、死んでこころが無に帰すのが。
……死んで永遠の無に包まれるのが……?」
「んなことかぁ?答えは単純――」
アイはニカッと悪戯っぽく笑った。
「――おれが死んでもだれも悲しまないからさ。」
ザミールはアイをのサファイアの瞳に凍りついた《お前みたいなゴミ、産むんじゃなかった。》という言葉をみていた。
「……だが――」
「――それに、親は両手を挙げて喜んでくれるぜ、一回おれが森に……3日だったかな?親に心配してもらいたくて逃げ込んだときにゃあ、オイディプスさまもエレクトラさまも酒呑んで喜んでくれたぜ。
……多分……“役に立ってさっさと死ぬ”のが……おれにできる唯一の“親孝行”なんだろう……な……。ははっ……。マジで……わら、えるぜ……。」
アイは笑っていたが、笑ってはいなかった。
「……なぁ、アイ……友は?きょうだいたちは?お前のこころと混ざり合ったとき、お前がちゃんと……しっかりと、好かれてるのをみたぜ……。
お前は唯一愛してくれると確信させてくれる、シュベスターのために死なないことを決意したんだろう?」
「ゲッ……そこまでみえたのかよ……。」
ザミールは意趣返しのように笑う。
「お前も俺とアデライーダのことを勝手にみただろ?」
「はぁ、そうだな……これで……おあいこか。」
「……一つ“忠告”をしておいてやる、いや、ダチからの“お願い”かもな……。
――親の愛を求めて……自分を愛してくれていない人に縋って、今お前を愛してくれている人達を蔑ろにするなよ。」
「……どういう意味だ?」
ザミールはアイの頬の泪の跡を撫でながら伝える。
「……こころが“遠くにある人”に、愛してくれもしねぇ親に愛してもらうために、今お前を愛してくれている……“身近な人”を軽んじるなと言っているんだ。」
アイは頬を撫でていたザミールの手を……自分よりずっとずっと大きい手を掴む。そして、それをそっと握り込む。
「……親の望みをかなえるのが子供だろう?
――お前はアデライーダさんの
『幸せに生きて。』
って言う願いを叶えようとしている。
……そして、おれはエレクトラさまの
『役に立って死ね。』
という願いを叶えようとしている。
そこに何の違いがある?
どっちも身勝手な親に押し付けられた願いをかなえようとしているガキだろう……?」
アイのサファイアの瞳には、狂信者のような狂気がこびり付いていた。
……それを暴き立てられるのは、剥がせるのは、果たして差別主義者の家族か、秘密を共有できない友か……それとも命を賭けて戦った――
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる