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第43話 裏切者
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「貴様、この状況でよくそんな口を――」
「お父様っ」
脅しかけて主導権を取り戻そうとしたフェリドだったが、娘のあげた声に思わず口をつぐむ。
「先ほどのはどういうことですかっ。ダンテさまのお父様を……」
アンジェリカは道具だった。
ただ家のために使い捨てられる、結婚するだけの駒。
アンジェリカはそれをずっと甘んじて受け入れ、父親には歯向かわずにいた。
だが、今、初めてこうして非難の声をあげたのだ。
フェリドの驚きはいかばかりであっただろうか。
「殺した、なんて……」
アンジェリカは顔を押さえ、泣き崩れる。
ダンテの事をおもんばかって。
「アンジェ……」
ただ、その涙に矛盾があることには気づいていなかった。
彼女の中にあった歪みは、はけ口を求めてさまよった結果、周りの人間へと向けられてしまい、一番の被害者はベアトリーチェになってしまったのだ。
アンジェリカはそのことをすっかり忘れてしまっている。
だからダンテは、少しばかり冷めた目でしかアンジェリカを見ることが出来なかった。
「ありがとう。私のことをそんなに思ってくれていたんだね」
もっとも、唯一の味方になる様ダンテが丹精込めて誘導してきた結果なのだから、それを壊すような真似はしない。
恋人の仮面をかぶり、柔らかい声音でアンジェリカへと語り掛ける。
「ダンテ、さま……」
「だから私は君を悲しませるような選択を――」
「黙れ」
フェリドの声が、ダンテとアンジェリカの会話を断ち切った。
「現時点で貴様は邪魔者でしかない」
声には自信と威圧感が戻っており、アンジェリカが逆らったことにショックを受け、逆に落ち着かせてしまったのかもしれなかった。
フェリドは視線を横にずらし、顎をしゃくる。
「どこへなりと適当な部屋に放り込んでおけ。処理は会が終わってからだ」
「証文はいいのか? 舞踏会を終わっても私が帰らなければ、ルドルフ殿下の下に届くことになっているが?」
いやがらせとばかりに殿下も付け加えておく。
「構うものか、偽物で通せばいい。さらに言えば、このことは陛下もご存じだ。だから私は罪に問われないのだ」
そこまで絡んでいたのかと、呆れのあまりダンテは頭にズキズキと痛みを感じる。
こんな人間ばかりが周りに居るのなら、そこから連れ出してくれたサッチは、ある意味救世主だったかもしれない、なんて馬鹿な考えすらダンテの脳裏をよぎってしまった。
「……なら、そこの人相書きはアンジェへの贈り物だ。私が殺されたら、私を思い出すのに使ってくれないかな」
「ダンテさまっ」
あまりにもブラックすぎるジョークに、たまらずアンジェリカが悲鳴を上げる。
だが、それをするのはアンジェリカの父親なのだから、彼女はそれ以上なにも言えず、押し黙るほかなかった。
「……アンジェリカ、それを渡せ」
フェリドが苛立たしげにアンジェリカへと手を突き出し、もってこいと催促をする。
始めは拒んでいたアンジェリカも、フェリドの瞳の温度が下がっていくにつれ、表情をこわばらせていき、
「わかり、ました……」
しぶしぶながら、父親の下へと運んでいったのだった。
フェリドはあからさまなため息をつきつつ、受け取った人相書きを折りたたむと、机の後ろに設置されていた金庫へと歩いていく。
そして首元から取り出した鍵を使って金庫を開け、その中へとしまい込んだのだった。
「伯爵、ほかに忘れ物はないか確認したらどうだ?」
フェリドがしっかりと鍵を首にかけたのを確認してからダンテは口を開く。
「貴様には黙れと言ったはずだ」
「残念、それは不可能だ。……ああ、アンジェは心配しなくともいいよ。君が裏切っただなんて思ってはいないから」
「そいつの口をふさげ」
もはやダンテの相手すらする気は無いとばかりに衛兵へ命じる。
これでダンテは抵抗するすべての手段を失ってしまった――かに思えた。
ダンテは詐欺師だ。
しかしそれ以前にスラムで育ったチンピラである。
スラムでは喧嘩、強盗、ひったくなど日常茶飯事で、そもそも暴力と生活が一体化している世界なのだ。
当然、ダンテもそういったことには慣れっこで、拘束から抜け出す方法など、子どもの時から教わる初歩の初歩であった。
「だから――」
ダンテは持ち前の身体能力を生かしてするりと衛兵の手から逃れると、一足飛びにフェリドへと近づき――。
「油断し過ぎですよ、お義父さま」
「な……っ!」
いつの間にか取り戻していたナイフを、フェリドの首元へと突きつけた。
よく研ぎ澄まされたナイフの刃が、早く血を吸いたいとでも言うかのようにぬらりと光る。
あとほんの少しダンテが手を捻るだけで、フェリドの首は真っ赤な噴水と化すだろう。
だが、ダンテはそんな事は望んでいない。
「2度目だ。その気になれば、お前なんかいくらでも殺せる」
フェリドが出来ることは、ただ屈辱に震え、息を止め、体をこわばらせてダンテを睨みつけるだけ。
生殺与奪どころか、この空間全てをダンテが支配していた。
「だが、それはアンジェが悲しむ」
ダンテはそう言うと、ふっと笑い、フェリドから離れたのだった。
「は、早くこいつを捕まえろっ! 何をしている愚図どもがっ!!」
「は、はいっ!!」
両手を上にあげ、ナイフの刃の部分をつまんでひらひらと振っているダンテに衛兵たちが組み付いていく。
今度はそれだけでは済まず、ダンテを床に引きずり倒し、体の上に計4人もの男たちが伸し掛かったのだった。
「ふぅ……」
フェリドが安心したのか、あからさまなため息をつく。
だがすぐに気を引き締めなおしたのか、鋭い目つきを取り戻す。
「早く連れていけっ。私は主催者としてやることがあるのだ!」
「も、申し訳ございませんっ」
衛兵は急いでダンテの体を起こすと、全員で扉の方へと引きずっていく。
フェリドはそんなダンテを忌々しそうに睨みつけていた。
「待って! ――ダンテさまっ!!」
アンジェリカがドレスの裾を持ってダンテの下へと走り寄っていく。
その足取りにはまったく恐怖が感じられず、自分がダンテに傷つけられるはずがないと確信しているようであった。
「ダンテさまっ」
制止する衛兵の声も聞かず、アンジェリカはダンテに抱き着く。
「申し訳ございません」
涙のたまった真っ赤な瞳でアンジェリカはそう呟くと、すぐにダンテから身を離す。
「アンジェが謝ることではないよ。君には何も罪はない」
「ごめんなさい……」
「私は早く連れて行けといったのだ。分からなかったか?」
ダンテとアンジェリカのやり取りなど、何があっても触れてやるかとばかりにフェリドは命じる。
もはや威圧を超えて殺気になったフェリドの剣幕に押され、衛兵たちは慌ててダンテを部屋から引きずり出したのだった。
そのまま4人はダンテを連れて屋敷内を移動していく。
始めのうちは廊下にちらほらと使用人の姿が見えていたものの、だんだんとそれが減っていき、それに比例するかのように雰囲気もさびれたものになっていった。
「私はどこへ行けばいいのかな?」
「黙っていろ」
ダンテは両脇を衛兵に掴まれたまま、肩を竦める。
「母のところに連れて行ってもらえると手間が省けるのだが……」
「黙ってろって言ったはずだ!」
衛兵たちは全員気が立っているらしく、まなじりを吊り上げダンテを怒鳴りつける。
それも当然のことで、この4人は不注意から主を命の危険にさらしたのだ。
相当に重い罰があたえられてしまうことだろう。
その元凶たるダンテに優しく出来るはずもなかった。
「ふむ、なら最後にひとついいかね?」
「ダメだ」
「そう言われてもお礼がしたいのだよ」
ダメと言われてもダンテの口は止まらない。
詐欺師特有の油でも差したのかと思うほどよく回る舌でしゃべり続ける。
「お前っ」
正面で先導していた衛兵がたまりかねて拳を振り上げたのだが――。
「私にナイフを渡してくれたのは誰だったかな?」
「お父様っ」
脅しかけて主導権を取り戻そうとしたフェリドだったが、娘のあげた声に思わず口をつぐむ。
「先ほどのはどういうことですかっ。ダンテさまのお父様を……」
アンジェリカは道具だった。
ただ家のために使い捨てられる、結婚するだけの駒。
アンジェリカはそれをずっと甘んじて受け入れ、父親には歯向かわずにいた。
だが、今、初めてこうして非難の声をあげたのだ。
フェリドの驚きはいかばかりであっただろうか。
「殺した、なんて……」
アンジェリカは顔を押さえ、泣き崩れる。
ダンテの事をおもんばかって。
「アンジェ……」
ただ、その涙に矛盾があることには気づいていなかった。
彼女の中にあった歪みは、はけ口を求めてさまよった結果、周りの人間へと向けられてしまい、一番の被害者はベアトリーチェになってしまったのだ。
アンジェリカはそのことをすっかり忘れてしまっている。
だからダンテは、少しばかり冷めた目でしかアンジェリカを見ることが出来なかった。
「ありがとう。私のことをそんなに思ってくれていたんだね」
もっとも、唯一の味方になる様ダンテが丹精込めて誘導してきた結果なのだから、それを壊すような真似はしない。
恋人の仮面をかぶり、柔らかい声音でアンジェリカへと語り掛ける。
「ダンテ、さま……」
「だから私は君を悲しませるような選択を――」
「黙れ」
フェリドの声が、ダンテとアンジェリカの会話を断ち切った。
「現時点で貴様は邪魔者でしかない」
声には自信と威圧感が戻っており、アンジェリカが逆らったことにショックを受け、逆に落ち着かせてしまったのかもしれなかった。
フェリドは視線を横にずらし、顎をしゃくる。
「どこへなりと適当な部屋に放り込んでおけ。処理は会が終わってからだ」
「証文はいいのか? 舞踏会を終わっても私が帰らなければ、ルドルフ殿下の下に届くことになっているが?」
いやがらせとばかりに殿下も付け加えておく。
「構うものか、偽物で通せばいい。さらに言えば、このことは陛下もご存じだ。だから私は罪に問われないのだ」
そこまで絡んでいたのかと、呆れのあまりダンテは頭にズキズキと痛みを感じる。
こんな人間ばかりが周りに居るのなら、そこから連れ出してくれたサッチは、ある意味救世主だったかもしれない、なんて馬鹿な考えすらダンテの脳裏をよぎってしまった。
「……なら、そこの人相書きはアンジェへの贈り物だ。私が殺されたら、私を思い出すのに使ってくれないかな」
「ダンテさまっ」
あまりにもブラックすぎるジョークに、たまらずアンジェリカが悲鳴を上げる。
だが、それをするのはアンジェリカの父親なのだから、彼女はそれ以上なにも言えず、押し黙るほかなかった。
「……アンジェリカ、それを渡せ」
フェリドが苛立たしげにアンジェリカへと手を突き出し、もってこいと催促をする。
始めは拒んでいたアンジェリカも、フェリドの瞳の温度が下がっていくにつれ、表情をこわばらせていき、
「わかり、ました……」
しぶしぶながら、父親の下へと運んでいったのだった。
フェリドはあからさまなため息をつきつつ、受け取った人相書きを折りたたむと、机の後ろに設置されていた金庫へと歩いていく。
そして首元から取り出した鍵を使って金庫を開け、その中へとしまい込んだのだった。
「伯爵、ほかに忘れ物はないか確認したらどうだ?」
フェリドがしっかりと鍵を首にかけたのを確認してからダンテは口を開く。
「貴様には黙れと言ったはずだ」
「残念、それは不可能だ。……ああ、アンジェは心配しなくともいいよ。君が裏切っただなんて思ってはいないから」
「そいつの口をふさげ」
もはやダンテの相手すらする気は無いとばかりに衛兵へ命じる。
これでダンテは抵抗するすべての手段を失ってしまった――かに思えた。
ダンテは詐欺師だ。
しかしそれ以前にスラムで育ったチンピラである。
スラムでは喧嘩、強盗、ひったくなど日常茶飯事で、そもそも暴力と生活が一体化している世界なのだ。
当然、ダンテもそういったことには慣れっこで、拘束から抜け出す方法など、子どもの時から教わる初歩の初歩であった。
「だから――」
ダンテは持ち前の身体能力を生かしてするりと衛兵の手から逃れると、一足飛びにフェリドへと近づき――。
「油断し過ぎですよ、お義父さま」
「な……っ!」
いつの間にか取り戻していたナイフを、フェリドの首元へと突きつけた。
よく研ぎ澄まされたナイフの刃が、早く血を吸いたいとでも言うかのようにぬらりと光る。
あとほんの少しダンテが手を捻るだけで、フェリドの首は真っ赤な噴水と化すだろう。
だが、ダンテはそんな事は望んでいない。
「2度目だ。その気になれば、お前なんかいくらでも殺せる」
フェリドが出来ることは、ただ屈辱に震え、息を止め、体をこわばらせてダンテを睨みつけるだけ。
生殺与奪どころか、この空間全てをダンテが支配していた。
「だが、それはアンジェが悲しむ」
ダンテはそう言うと、ふっと笑い、フェリドから離れたのだった。
「は、早くこいつを捕まえろっ! 何をしている愚図どもがっ!!」
「は、はいっ!!」
両手を上にあげ、ナイフの刃の部分をつまんでひらひらと振っているダンテに衛兵たちが組み付いていく。
今度はそれだけでは済まず、ダンテを床に引きずり倒し、体の上に計4人もの男たちが伸し掛かったのだった。
「ふぅ……」
フェリドが安心したのか、あからさまなため息をつく。
だがすぐに気を引き締めなおしたのか、鋭い目つきを取り戻す。
「早く連れていけっ。私は主催者としてやることがあるのだ!」
「も、申し訳ございませんっ」
衛兵は急いでダンテの体を起こすと、全員で扉の方へと引きずっていく。
フェリドはそんなダンテを忌々しそうに睨みつけていた。
「待って! ――ダンテさまっ!!」
アンジェリカがドレスの裾を持ってダンテの下へと走り寄っていく。
その足取りにはまったく恐怖が感じられず、自分がダンテに傷つけられるはずがないと確信しているようであった。
「ダンテさまっ」
制止する衛兵の声も聞かず、アンジェリカはダンテに抱き着く。
「申し訳ございません」
涙のたまった真っ赤な瞳でアンジェリカはそう呟くと、すぐにダンテから身を離す。
「アンジェが謝ることではないよ。君には何も罪はない」
「ごめんなさい……」
「私は早く連れて行けといったのだ。分からなかったか?」
ダンテとアンジェリカのやり取りなど、何があっても触れてやるかとばかりにフェリドは命じる。
もはや威圧を超えて殺気になったフェリドの剣幕に押され、衛兵たちは慌ててダンテを部屋から引きずり出したのだった。
そのまま4人はダンテを連れて屋敷内を移動していく。
始めのうちは廊下にちらほらと使用人の姿が見えていたものの、だんだんとそれが減っていき、それに比例するかのように雰囲気もさびれたものになっていった。
「私はどこへ行けばいいのかな?」
「黙っていろ」
ダンテは両脇を衛兵に掴まれたまま、肩を竦める。
「母のところに連れて行ってもらえると手間が省けるのだが……」
「黙ってろって言ったはずだ!」
衛兵たちは全員気が立っているらしく、まなじりを吊り上げダンテを怒鳴りつける。
それも当然のことで、この4人は不注意から主を命の危険にさらしたのだ。
相当に重い罰があたえられてしまうことだろう。
その元凶たるダンテに優しく出来るはずもなかった。
「ふむ、なら最後にひとついいかね?」
「ダメだ」
「そう言われてもお礼がしたいのだよ」
ダメと言われてもダンテの口は止まらない。
詐欺師特有の油でも差したのかと思うほどよく回る舌でしゃべり続ける。
「お前っ」
正面で先導していた衛兵がたまりかねて拳を振り上げたのだが――。
「私にナイフを渡してくれたのは誰だったかな?」
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2024年12月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
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