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異世界リアルのチュートリアル
ミネルちゃん チュートリアル 剣
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すごいよ、ちゃんとチュートリアルになってる。ベッドで目覚める、何の防御力もない服を着ただけのキャラ。設定した顔や姿になってるし、妙に表情がリアルだ。顔とかも、微妙に左右にずれがあって、リアルすぎ。いや、リアルじゃないと、アパターってバレるのは無しにしないとか。
「ああ、気が付きましたか。村の東の森のとこで、倒れていたんですよ。名前聞いてもいいですか」
「ミネルです」
「どちらから、ここへは何をしに」
「わ、わかりません」
「ああ、やっぱり。でも、じきに記憶戻りますよ。まあ、戻んなくても、隣街ならそれなりに仕事あるでしょうから、生活できますよ」
なんか、このおやじ、妙に慣れてる。なんでだ。
「よくあることなんですか」
「ええ、あの森は、意外とモンスターや魔物のレベルが高くて、まあ、森からは出てこないんですが、それを知らずに森に入ると、さあびっくり、記憶も飛んじゃうって感じかな。年に2人や3人はいるかな」
「よくある、危険なら、対策とか」
「あははは、ここは辺境の村って、そのまんまの名前の村でさ。そんなとこに、来ること自体、忘れたい過去を持ってるってことなんじゃないかな。俺らも誰も詮索なんてしないさ」
辻褄あってるでいいのかな。
「そうだ、護身用もかねて剣でもやってみるかい。丁度、流しの先生来てるぜ。西の丘にいるんじゃないかな」
どうしよう、って迷うとこでもないのか。まんま乗っかって、なんか貰えるかも知れないしさ。
先生なんだとは思う、偉そうな態度、肩を怒らして、声が大きくて、動きが大袈裟。弱そうなんですが。ステータスが見れないのが困るよ。女神DMにちゃんと対応してくれるのかな、女神。
「次はお前か、その棒を持って、とりあえず打ち込んでこい。実力を見てやる」
木刀代わりの木の棒ってことね。キャラ作成したばかりってことは、ステータス見られなくっても分かる、レベルは1ってことだよね。でもね、それでもね、だからってね、ネット廃人ミネルは伊達じゃあないよ。最上だよって、どこのジョークだ、トウヘンボクだ、もっと意味不明なるよ。レベル1で実力はともかく、目だけは肥えているから、型は決まっているはず。1の型で、ちょいっと。なんちゃって。
簡単にあしらわれる。そりゃそうか。
「ふむ、なかなか見どころあるな。どれ、この剣貸してやるから、ほら、あそこにごろごろしてるクローラー倒してみろや」
クローラー、あの見た目イルカのもぞもぞ動いてる芋虫のモンスターのことかな。走り寄る。
「こいつ弱いんだ」
「いや、殴ると狂暴化するから気をつけろや」
「先に言ってよね」
殴っていた。剣で殴ったのに、傷すらついていないって、どういうことかな。意外と堅いのか。そして狂暴化、起き上がりジャンプしてくる。これ、初心者で倒せるのかな。なんとか、外皮のつなぎ目っぽいとこ狙って、斬る。殴る。斬る。つなぎ目は、柔くて斬れるんだ。3匹程倒すと、体がずいぶんと軽く感じられるようになった。これって、レベルが5とか10とかになった感じかも。
「ほう、お嬢ちゃんなかなかやるな。どうだい、剣のコツみたいなもんは掴めたか。そうさな、その剣は初めてモンスター倒したお祝いに、あげよう。これからも、練習に励みなさいよ」
にっこにこしてる。怪しい。きっと、クローラー3匹の値段の方が、この剣より高いんじゃないかな。でも、争うのもなんだし、ここは剣を貰って我慢しとくか。とんだ食わせ物だよこの先生。
「魔法に興味はないのかい。魔法の流しの先生も来てるぞ、ほら、隣の丘のとこで。見て行ったらどうだい」
へいへい、チュートリアルね、今度は魔法と、杖でもくれるのかな。
「ああ、気が付きましたか。村の東の森のとこで、倒れていたんですよ。名前聞いてもいいですか」
「ミネルです」
「どちらから、ここへは何をしに」
「わ、わかりません」
「ああ、やっぱり。でも、じきに記憶戻りますよ。まあ、戻んなくても、隣街ならそれなりに仕事あるでしょうから、生活できますよ」
なんか、このおやじ、妙に慣れてる。なんでだ。
「よくあることなんですか」
「ええ、あの森は、意外とモンスターや魔物のレベルが高くて、まあ、森からは出てこないんですが、それを知らずに森に入ると、さあびっくり、記憶も飛んじゃうって感じかな。年に2人や3人はいるかな」
「よくある、危険なら、対策とか」
「あははは、ここは辺境の村って、そのまんまの名前の村でさ。そんなとこに、来ること自体、忘れたい過去を持ってるってことなんじゃないかな。俺らも誰も詮索なんてしないさ」
辻褄あってるでいいのかな。
「そうだ、護身用もかねて剣でもやってみるかい。丁度、流しの先生来てるぜ。西の丘にいるんじゃないかな」
どうしよう、って迷うとこでもないのか。まんま乗っかって、なんか貰えるかも知れないしさ。
先生なんだとは思う、偉そうな態度、肩を怒らして、声が大きくて、動きが大袈裟。弱そうなんですが。ステータスが見れないのが困るよ。女神DMにちゃんと対応してくれるのかな、女神。
「次はお前か、その棒を持って、とりあえず打ち込んでこい。実力を見てやる」
木刀代わりの木の棒ってことね。キャラ作成したばかりってことは、ステータス見られなくっても分かる、レベルは1ってことだよね。でもね、それでもね、だからってね、ネット廃人ミネルは伊達じゃあないよ。最上だよって、どこのジョークだ、トウヘンボクだ、もっと意味不明なるよ。レベル1で実力はともかく、目だけは肥えているから、型は決まっているはず。1の型で、ちょいっと。なんちゃって。
簡単にあしらわれる。そりゃそうか。
「ふむ、なかなか見どころあるな。どれ、この剣貸してやるから、ほら、あそこにごろごろしてるクローラー倒してみろや」
クローラー、あの見た目イルカのもぞもぞ動いてる芋虫のモンスターのことかな。走り寄る。
「こいつ弱いんだ」
「いや、殴ると狂暴化するから気をつけろや」
「先に言ってよね」
殴っていた。剣で殴ったのに、傷すらついていないって、どういうことかな。意外と堅いのか。そして狂暴化、起き上がりジャンプしてくる。これ、初心者で倒せるのかな。なんとか、外皮のつなぎ目っぽいとこ狙って、斬る。殴る。斬る。つなぎ目は、柔くて斬れるんだ。3匹程倒すと、体がずいぶんと軽く感じられるようになった。これって、レベルが5とか10とかになった感じかも。
「ほう、お嬢ちゃんなかなかやるな。どうだい、剣のコツみたいなもんは掴めたか。そうさな、その剣は初めてモンスター倒したお祝いに、あげよう。これからも、練習に励みなさいよ」
にっこにこしてる。怪しい。きっと、クローラー3匹の値段の方が、この剣より高いんじゃないかな。でも、争うのもなんだし、ここは剣を貰って我慢しとくか。とんだ食わせ物だよこの先生。
「魔法に興味はないのかい。魔法の流しの先生も来てるぞ、ほら、隣の丘のとこで。見て行ったらどうだい」
へいへい、チュートリアルね、今度は魔法と、杖でもくれるのかな。
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