詩集 始まりの時

創造

魂よ　僕のこの魂よ
苦難に耐え、詩を生む苦しみに
耐えている僕のこの魂よ

飛翔したまえ、高揚したまえ
そうしてこれからも苦痛に耐え
大いなる詩を生んでくれ

どうしてって美しい詩は
大きな苦痛に耐えきれた者のみが
手に入れることができる

「創造する者は死んでいなければならぬ」
とドイツの作家は言った
創造するためには精力を乱費し
無限の苦痛に耐え魂を永遠なるものに
憧れさせ大いなる野心を持たねばならぬ

君達も狭いこの道を通るのか？
創造する者にそんなにも
焦がれていると言うのか？
その道ははっきり言って厳しい
誰もが通れる道ではない
その道にはは一輪の花も咲いていない
種があるだけだ
花は自分で育てなければならない

それでもその道を通るのだね
それなら僕は先輩として
大いなるエールを君達に贈ろう
君達のうち何人かがこの道を渡り切れるように・・・・・・