さんにんの子どもたち

小池竜太

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さんにんのゆうしゃたち

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王はふあんそうにポンにいいました。


「こどものきみに何ができる?大人たちにまかせて、あそびなさい」
「いいえ、あんな情けない大人たちにまかせることはできません。かならず、ぼくたちさんにんで、魔王をたおします!」

ももは言いました。

「おうよ、おまかせあれ。ポンの剣とももの魔法とりくのいやしで、かならずくにをとりもどします!」

りくもいいました。
「ぼくもみんなと同じ気持ちです。ぼくたちさんにんが力を合わせて、くににへいわをとりもどします!」

おうはなっとくできないながらも、しぶしぶ子どもたちを向かわせました。

おうはおうじょはと話をしました。
「あの子たちはむぼうにも、魔王を倒そうといきまいている。心配だ。パスーダ、あなたも向かいなさい。そうしてこのペンダントを、何かのやくにたつはずだ」
「はい。父上」
パスーダは、赤いペンダントをもってさんにんをおいました。
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