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第5話 補給と至急(シュトゥルムピストーレ)
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「大隊長、目的地点を確認。」
「了解。各中隊に告ぐ。速度を落とし全機着陸体勢を整えよ」
クローフォードが無線内で各中隊に伝達すると飛行大隊は速度が徐々に落ちてくる。目標地点には事前にドイッテストが着陸できるように地面を均してくれていたので各中隊がどんどん着陸してくる
「クローフォード少佐。先程空を飛んでいる時に遠くで空中で明かりが見えたような気がします…」
「了解した。少し念頭に置いておくが、まあここまでは来ないであろう。ドイッテストの部隊も多く駐留している訳だしな」
「了解。」(少佐…それフラグ)
そう言うとエヴァは短機関銃を片手に戦闘機から降りる。即座にドイッテスト整備士が近づいてきてメンテナンスを始める。補給含めておそらく30分程度と言ったところだろうか。早く行かなければ機甲師団の命が潰える。
「少佐、仮眠してきます」
「あぁ。次の飛行ではかなりの長距離を飛ぶことになる。増槽もつけることになるだろうし今のうちに体を休めておけ」
「では…おやすみなさい」
「あぁ。」
エヴァは仮説のベッドに横になる。
その間、色々思いに耽ける。クローフォードに無理言って軍に入隊させてもらったこと。初めての戦闘で敵機を撃墜したこと。僚機を失い必死に戦い大量の敵機を撃墜したこと。そして今、コミンテルンという極寒の地で戦っていること。
「母は元気だろうか…」
不意に言葉を漏らす
ここで死んだら親不孝なんてものじゃ済まなくなる…せっかく果てるなら祖国で果てたい。
決意を胸に抱きつつ深い眠りの奥底へ沈んでいく
_____________
「………え!!」
「奴……るぞ!!」
「戦……を守れ!機……を延……んだ!」
「対空砲!対空砲!」
「敵…………ぞ!!」
「……銃!…関銃!!」
外が何か騒がしい…
「ふあぁ…なんだ?」
「エヴァ!!」
「はっはい!少佐!どうかなされましたか!?」
「急げ!銃を持て!奴らが強襲しにきたぞ!!」
「奴らと言うと!?」
「コミンテルンだ!早く!」
クローフォードがエヴァに話しかける。そして、エヴァが眠い体を持ち上げるやいなやクローフォードは短機関銃をエヴァに投げ渡す
「戦え!塹壕に急いで入れ!あいつら…戦車まで持ってきやがった!」
「どうやって!!ここは前線から数十kmは離れてるんですよ!?」
クローフォードが有り得ることの無い話をする。無論、エヴァも反論する。少しの口論になった時に、ドイッテスト兵が間に入る
「奴らはグライダーで運んできやがった!」
「グライダーで運べる程のエンジン馬力は無いだろ!?」
「2機以上で運んでるんだ!事実、先程偵察機を出せばそこら辺に上空から叩きつけられたであろう戦車の残骸がそこら中に転がってた!」
ドイッテスト兵がそこまで言うと、エヴァは直ぐに立ち上がり短機関銃の安全装置を解除し、前線に向かう。
「おい飛行士!これも持っていけ!」
塹壕に行く途中にドイッテスト兵からショットガンとショットシェルを貰う。塹壕戦でもまあ…何とか戦えるだろう
「Урааааааааааааа!」
前線からコミーの突撃を敢行する声が聞こえる。
「f○uk commie!」
ドイッテスト兵が機関銃でコミンテルン兵を蹂躙する
「ふぇ…まるで電動ノコギリのようですね」
エヴァがそう言葉を漏らす。クローフォードが自身の大隊名を叫び部隊員を集める
「第224航空機大隊!頭を出さずに、銃を水平に向けて撃て!反動制御をしようとするな!」
「大隊長!何故ですか?命中精度が下がると思うのですが…」
エヴァの中隊の1人が質問する
「いい質問だ。反動は常に上向きに働くものでは無い。分かりやすく言うと水平に撃てば横向きに反動がかかるのだ。後は自分で理解しろ」
「了解致しました大隊長!」
「それでは各員!持ち場に着け!」
暗闇の中、急遽戦闘は行われた。
ドイッテスト第64歩兵師団と二重帝国第224航空大隊の連合軍とコミンテルン第209空挺師団がフェルスク近郊トルピノで激突する
コミンテルンは連合軍塹壕に向けて突撃を仕掛けるが、こちらの機関銃、及び水平射撃によりそれら全てを阻まれる。さらに、物資集積拠点であることも加味し、弾薬が尽きることも無い。さらに、ここを取られたとしてもどうせ味方の主力が叩き潰しに来るだけなので連合軍の士気は高く、コミンテルンの士気は低かった。
「こんなの一方的な虐殺じゃねぇかw」
ドイッテスト兵が笑みを零す。
無闇矢鱈に突撃するコミンテルン兵。捕虜にしたら強制収容所に送り本国の経済成長の糧になる。
(いずれドイッテストにも侵攻するんだ…頭を撃ち抜いて捕虜にさせないようにしよう)
二重帝国軍は無情にも負傷兵を次々に殺害する。
そしてとうとう…
「な…ありゃ戦車!?」
「ま、まずい!退却!退却!!」
丘の向こうから4台のT-34戦車が姿を表す
そしてその主砲は塹壕に放たれる。機銃は機関銃陣地を攻撃し、一瞬にして塹壕は地獄絵図と化す
「二重帝国!退却だ!1度引くぞ!」
クローフォードの指示により退却する。
「ア…8.8cmを持ってこい!早くしろ!」
「固定はしなくていいから早くしろ!!」
「撃て!撃ち崩せ!」
8.8cm Flakが吠え、T-34戦車を擱座させる。
「繰り返し!!」
3つの高射砲を用意し、敵戦車に猛撃を加える。
そして初めに設置した高射砲を失ったものの敵戦車の完全なる破壊を確認した。これにより何とか拠点防衛に成功し、即座に二重帝国大隊長224大隊は空へ飛び立つ。
「了解。各中隊に告ぐ。速度を落とし全機着陸体勢を整えよ」
クローフォードが無線内で各中隊に伝達すると飛行大隊は速度が徐々に落ちてくる。目標地点には事前にドイッテストが着陸できるように地面を均してくれていたので各中隊がどんどん着陸してくる
「クローフォード少佐。先程空を飛んでいる時に遠くで空中で明かりが見えたような気がします…」
「了解した。少し念頭に置いておくが、まあここまでは来ないであろう。ドイッテストの部隊も多く駐留している訳だしな」
「了解。」(少佐…それフラグ)
そう言うとエヴァは短機関銃を片手に戦闘機から降りる。即座にドイッテスト整備士が近づいてきてメンテナンスを始める。補給含めておそらく30分程度と言ったところだろうか。早く行かなければ機甲師団の命が潰える。
「少佐、仮眠してきます」
「あぁ。次の飛行ではかなりの長距離を飛ぶことになる。増槽もつけることになるだろうし今のうちに体を休めておけ」
「では…おやすみなさい」
「あぁ。」
エヴァは仮説のベッドに横になる。
その間、色々思いに耽ける。クローフォードに無理言って軍に入隊させてもらったこと。初めての戦闘で敵機を撃墜したこと。僚機を失い必死に戦い大量の敵機を撃墜したこと。そして今、コミンテルンという極寒の地で戦っていること。
「母は元気だろうか…」
不意に言葉を漏らす
ここで死んだら親不孝なんてものじゃ済まなくなる…せっかく果てるなら祖国で果てたい。
決意を胸に抱きつつ深い眠りの奥底へ沈んでいく
_____________
「………え!!」
「奴……るぞ!!」
「戦……を守れ!機……を延……んだ!」
「対空砲!対空砲!」
「敵…………ぞ!!」
「……銃!…関銃!!」
外が何か騒がしい…
「ふあぁ…なんだ?」
「エヴァ!!」
「はっはい!少佐!どうかなされましたか!?」
「急げ!銃を持て!奴らが強襲しにきたぞ!!」
「奴らと言うと!?」
「コミンテルンだ!早く!」
クローフォードがエヴァに話しかける。そして、エヴァが眠い体を持ち上げるやいなやクローフォードは短機関銃をエヴァに投げ渡す
「戦え!塹壕に急いで入れ!あいつら…戦車まで持ってきやがった!」
「どうやって!!ここは前線から数十kmは離れてるんですよ!?」
クローフォードが有り得ることの無い話をする。無論、エヴァも反論する。少しの口論になった時に、ドイッテスト兵が間に入る
「奴らはグライダーで運んできやがった!」
「グライダーで運べる程のエンジン馬力は無いだろ!?」
「2機以上で運んでるんだ!事実、先程偵察機を出せばそこら辺に上空から叩きつけられたであろう戦車の残骸がそこら中に転がってた!」
ドイッテスト兵がそこまで言うと、エヴァは直ぐに立ち上がり短機関銃の安全装置を解除し、前線に向かう。
「おい飛行士!これも持っていけ!」
塹壕に行く途中にドイッテスト兵からショットガンとショットシェルを貰う。塹壕戦でもまあ…何とか戦えるだろう
「Урааааааааааааа!」
前線からコミーの突撃を敢行する声が聞こえる。
「f○uk commie!」
ドイッテスト兵が機関銃でコミンテルン兵を蹂躙する
「ふぇ…まるで電動ノコギリのようですね」
エヴァがそう言葉を漏らす。クローフォードが自身の大隊名を叫び部隊員を集める
「第224航空機大隊!頭を出さずに、銃を水平に向けて撃て!反動制御をしようとするな!」
「大隊長!何故ですか?命中精度が下がると思うのですが…」
エヴァの中隊の1人が質問する
「いい質問だ。反動は常に上向きに働くものでは無い。分かりやすく言うと水平に撃てば横向きに反動がかかるのだ。後は自分で理解しろ」
「了解致しました大隊長!」
「それでは各員!持ち場に着け!」
暗闇の中、急遽戦闘は行われた。
ドイッテスト第64歩兵師団と二重帝国第224航空大隊の連合軍とコミンテルン第209空挺師団がフェルスク近郊トルピノで激突する
コミンテルンは連合軍塹壕に向けて突撃を仕掛けるが、こちらの機関銃、及び水平射撃によりそれら全てを阻まれる。さらに、物資集積拠点であることも加味し、弾薬が尽きることも無い。さらに、ここを取られたとしてもどうせ味方の主力が叩き潰しに来るだけなので連合軍の士気は高く、コミンテルンの士気は低かった。
「こんなの一方的な虐殺じゃねぇかw」
ドイッテスト兵が笑みを零す。
無闇矢鱈に突撃するコミンテルン兵。捕虜にしたら強制収容所に送り本国の経済成長の糧になる。
(いずれドイッテストにも侵攻するんだ…頭を撃ち抜いて捕虜にさせないようにしよう)
二重帝国軍は無情にも負傷兵を次々に殺害する。
そしてとうとう…
「な…ありゃ戦車!?」
「ま、まずい!退却!退却!!」
丘の向こうから4台のT-34戦車が姿を表す
そしてその主砲は塹壕に放たれる。機銃は機関銃陣地を攻撃し、一瞬にして塹壕は地獄絵図と化す
「二重帝国!退却だ!1度引くぞ!」
クローフォードの指示により退却する。
「ア…8.8cmを持ってこい!早くしろ!」
「固定はしなくていいから早くしろ!!」
「撃て!撃ち崩せ!」
8.8cm Flakが吠え、T-34戦車を擱座させる。
「繰り返し!!」
3つの高射砲を用意し、敵戦車に猛撃を加える。
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