イエズラ

たけし

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イエズラ誕生

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イエズラの誕生

雷がり鳴り響いた。

家路を急ぐ人たちは慌てて走り回っていた。

その中に、黒いローブを着た男が、杖をつきながらゆっくりと歩いていた。

彼は空を見上げてニヤリと笑った。

道行く人は、彼を見て誰しもが異様なその雰囲気に不気味な感じを覚えた。

この大雨の中、人たちが慌てているのに、1人ゆっくりと歩いていたからだ。

ある人が、男の頭巾の上を見て恐怖した。

頭巾には、ある教団の紋章が刻まれていた。

魔を崇拝するメザイア教の紋章だった。

一人の若者が彼とぶつかった。

若者は(すみません)と言って、彼の顔を見た。

若者の血の気がひいた。

背筋が凍った。

若者が見た顔は、常軌を逸した笑い顔であったからだ。

男は言う。

(どけ)

そういって、若者を投げ跳ばした。

そして、またゆくりと歩き出す。

歩き出すと、様々な声を彼は聴いた。



(苦しいよ、寒い、憎い、なんでこんな目に)

といった様々な声が彼の耳元に聞こえてくる

彼は、笑って、辺りを見回した。

それは、特殊能力を持った者にしかけっして見えないものだった。

彼は、足を止めてある一人の霊体を見ていた。

少女の霊だった。

汚いボロ服を着て、狂った目で男を見る。

彼はこの少女を見て言う。

(お前は何故、そんな顔をしながらくるしんでいる)

少女は言う。

(貴方、私が見えるの)



(ああ)

少女は、常軌を逸した笑いを浮かべて言った。

(私ね、この世界が憎い)



(そうか)

少女

(お前も死んで、地獄に落ちろ)

と、少女はいい、男に襲いかかった。

だが、少女は何も知らなかった、男の正体を

男は手をあげ少女に振りかざす。

少女は吹っ飛ばされた。

少女に恐怖が走る。

男は怒りの顔をしながら、少女に言う。

(身の程しらずが)

少女逃げようとしたが、もう、遅かった。

男は、ビンをとりだし蓋を開けた。

ビンから黒い物体が、少女に襲いかかった。

少女恐怖の叫び声をあげた。

少女の体がビンに吸い込まれる。

男は言う。

(ちょうどいい、この少女を使うか)

少女は完全にビンに吸い込まれてしまった。
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