武士が異世界に転生する

希望

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第一部魔王軍との初の戦闘

覚醒

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我は今の状態は血が堪え切るといった感じだ。魔力が前進を循環しているのがわかる。簡単にいえば我は一時的に怒りと、守りたいものを失うかもしれないという危機感で、覚醒状態になっているといった感じだろう。

「我はお前だけは討ち果たす。それが我に与えられた使命だ。絶体にお前だけは許さんぞ」

我はふぅーと深呼吸をした後、雷の魔法を唱えて、足に魔法が発動するようにイメージした。

するとビリッという音がなると魔法が足に纏っているのを感じた。どうやらうまくいったようだ。今の覚醒状態だからできたことだろう。今後できるかは分からない。でも今だけできれば十分だ。スカーレットは守れるのだからな。

「我の大切なスカーレットを傷つけた落とし前はつけてもらうぞ」

我はそのまんま足に力をいれて駆け出した。すると加速魔法の何倍にもなった早さで幹部の懐に入った。幹部は驚いていて、防御の体制を取ろうとしていた。

だが襲い。我は今雷のこどき早さだからな。まぁ体と刀に同時に魔法を纏うことはできないみたいだが。だが我の剣術なら、当たれば十分だろう。我は電光石火の一撃を幹部にいれた。すると幹部の腹を大きく抉った。

「まだだ、スカーレットの痛みはこんなもんではない!まだまだ切りふせてやるぞ」

我は再び踏み込んで、スピードを上げて、連続技で空中で回転したりして、切りふせた。首まではさすがに取れなかったが、大ダメージを与えられたのは確かだろう。

「くそっ見えねぇー」

そう幹部ははぁはぁーと息を荒げながら言った。我の今の動きは電光石火と言っても過言じゃないだろう。それだけ早い動きをしている。まぁでも疲労はたまっているから、早く決着をつけたいが、ボロボロになりながらと幹部が踏ん張っているので、決定打を打てない。

ここは一気に首を狙うか。打がそこは警戒もしてるはずだから、何とか一瞬だけ気をそらせなければならないが、魔法を体に纏っている状態じゃ魔法を放つことも、魔法を刀に纏うこともできない。どうするべきか。そんなことを考えていると、スカーレットの方から、氷で幹部の腕を封じていた。

「今だ!」

我は思いっきり踏み込み、切り込むときに体重を乗せて、腕に力が乗るようにして、斜めから首にかけて素早く切り上げた。すると幹部は驚いた表情で剣を首もとに持ってきたが、それごときって首まで到達して、首を胴体と切り離した。

そしてとうとう幹部の首を取ったのだった。

「はぁはぁようやく倒した」

我は今までの疲れからか、地面に横になった。他の魔族に襲われる前に、ハーパー殿がそれに気づき、駆けつけてくれた。他数名の騎士団も来て、スカーレットも救出して、我らは一時的に戦場から離れた。

我は何よりもスカーレットの状態が気になった。いくら氷の魔法で、辺り覆ったとはいえ、炎の渦の中に入れられていたのだ。どこか焼け焦がれていてもおかしくない。女子にとって肌は貴重だ。それにあの炎の中にいると、酸素が少なく呼吸困難になっていてもおかしくない。

「ハーパー殿、スカーレットは無事ですか?」

「大丈夫だぞ。怪我も治療魔法で、なおる程度だから、後に残ることもない。女子だから肌に傷が残ることを心配したんだろ?」

どうやら考えは筒抜けだったらしい。でも後に残らないでよかった。

「それより自分の心配をしたらどうだ?シマヅの焼けど後は腹だけは残るぞ?それと血を流しすぎだ」

「我は男ですから、後が残るのは気にしないです。むしろこれは戦った勲章とも言える。だから問題はないですよ」

「そうか、それならいいが。それじゃ俺はまた戦場に戻るからな。と言っても最大の敵はシマヅが打ち取ってくれたから、魔王軍は動揺が広がっているから、後は士気の上がった俺らの騎士団の軍が攻めて追い詰めているがな。今多くの敵兵は城に籠って、籠城戦を仕掛けている」

「それなら十二神将で城を囲い魔法を放つのはどうでしょうか?」

「ふむ外壁を破壊して、四方から、攻め込むのか。それをやってみるとするか。ありがとな」

そう言うと、ハーパー殿は戦場に戻った。とりあえずこの戦は勝てそうだから、我はゆっくりと休むとするか。さすがに無茶をして動いたから、体が悲鳴を上げているのが分かる。

それからしばらくして魔法が城に放たれる音がして、城壁を破壊していた。これで城に攻め込めるだろう。我の日本での戦の知識が活きたようだ。

それから城は攻め込んで、多くの魔族を打ち破り、敵の大将を打ち取ったとハーパー殿から、魔法具経由で伝えられた。この戦はどうやら我らの勝利で終わったらしい。何とか領土は取り返した。だがこれからが重要だ。ここの領土を防衛しなきゃいけないからな。それなりの軍をここに置かなければならない。そうすると、レイピア王国の本体の軍が手薄になるということもある。それに一からこの地域を発展させなきゃいけない。やることはたくさんあるだろう。

「まぁでも今はこの戦の勝利を喜ぶか」

多くのものが、喜びを分かち合いながら、帰ってきた。我も少し回復したので、布団からでて、スカーレットの元へ向かった。




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