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しおりを挟むホシノフォトスタジオはいつも、珈琲の匂いで満ちている。
煙草と珈琲中毒だけれど、特別どちらも拘りがない。毎日昼前に出勤する時に『あー今日も香ばしいわー』と思うくらいのものだ。
どうやら拘りの良い豆をわざわざ取り寄せているらしい、という話をカヤさんにきかされたことはあるが、基本ファーストフード店の薄いブレンドでも構わないタイプの安舌若造に、金額以外の善し悪しなんぞわかるわけもなかった。
まあ、煙草の匂いで満ちているよりは、幾分マシだしインテリっぽい。
事務所内は禁煙の為、おれはしょっちゅうカヤさんと連れだって、キッチンスペースで換気扇回して喫煙タイムに勤しんだ。この僅かな時間の交流がなければ、おれはカヤさんのアシスタントに回ることも無く、ひたすら雑用をこなして屑みたいなインテリ所長にキレて殴って仕事やめて人生を棒に振るところだったかもしれない。
喫煙は百害あって一利もないとか言うけれど、とりあえず、おれにとっては十利くらいにはなった訳だ。
いつもより数分早く出勤したおれを見て、とりあえず事務の女の子は軽く挨拶してくれる。最近入ったバイトの子だけれど、どれだけ持つかは未知だ。前の事務バイトの大学生は十日で仕事に来なくなった。案外イマドキとはそういうもんかもしれない。
「……あれ、シナ今日早くない? 撮影入ってたっけ?」
すでに自分のデスクで加工作業をしていたらしいカヤさんが、視線もよこさず声をかけてくる。女にしては声が低いし抑揚もない。さっぱりとした見た目も手伝って非常に怖いが、いい加減慣れたし、なんだったらピンク頭のお前の方が怖いと言われる。ごもっともだと思う。
短い髪の毛があほみたいに似合わない上に黒髪も似合わない。適当に髪色を弄りまくって結局落ちついたのはピンクで、襟足を適当に伸ばしているのは括りやすいという理由だけだ。髪ゴムはすぐ無くす。撮影現場に転がっていた女子用のシュシュを拝借してから、あの派手な布とゴムの中間みたいな髪留めの扱い安さに惚れこみ愛用していた。
ピンク髪だけでも目立つのに、より一層目立つらしい。おれが良いと思ってるんだからどうでもいいだろう精神で、今日も気にせずシュシュで括っている。
ホワイトボードの今日の予定の事務作業ゾーンに、『倉科亮悟』のネームプレートを移動させ、撮影は無いっすけど、と切りかえした。
「ちょっとカヤさんに野暮用っす。あのー、ほら、結構最初に見せてもらった、未発表作品集の束、アレもっかい見せてもらいたいんですけど、どこにしまってありますかね」
「未発表、あー……あったね、そんなの。見せた見せた。アンタがあんまりにも色に煩いデジタル加工小僧だったから打ちのめしてやろうと思って見せたね、そしたら見事に打ちのめされててすごく面白かった、うはは。ええと……白いやつだったっけ? 青?」
「いやそれも確かに衝撃でしたけどおれが今見たいの赤いやつ。カルナバル」
「シナって見た目よりオタク気質だよね。タイトルまで覚えてるんだ、すごい。嬉しいけど気持ち悪いな」
「なんだそれ失礼っすねファンに向かって」
ファンだってきもいきもいと笑いながら、カヤさんは資料スペースを漁ってくれる。
きちんとした写真は自宅に保存してあるらしいけれど、資料として複製も事務所に保存してあるという話だ。
色が好きで、写真が好きで、おれは大学にも行かずに高卒でホシノフォトスタジオにアルバイトで入った。それから一年後、カヤさんの撮影アシスタントに抜擢され、今ではほとんどコンビのような扱いを受けている。
カヤさんは同性愛者ということを隠してはいないし、個人の作品集もそれにちなんだものが多い。
だからというわけではないだろうけれど、まあ、個性的な性格も手伝ってか、数人のカメラマンとアシスタントが一挙に様々な仕事を受けるうちの事務所でも、カヤさんは中々に浮いた存在だった。
いや、そら、おれも浮いていますけど。
カヤさんなんで独立しないのと訊いたとき、金があればしてますよと言われた事を覚えている。世の中、案外そんなものなのかと、納得したのは十代の頃だった。あれから数年、カヤさんの仕事を傍で見てきて、あー確かに、好きな事をするには金がいるんだなぁと実感した。
好きな事をするための金がないおれは、スタジオ以外にも深夜のレンタルDVDショップのバイトを掛け持っている。好きな事をするためには金がいるが、食っていくにも金が要る。至極当然のことだ。別に、しんどいとか殊更不幸だとか頑張っているとか、思わない。そういうもんだ。
「あー。あった。これだ。シナ、ちょっとこっち持って、いらないの仕舞う。……しかし急にどうしたの」
「急にも何もいつだっておれはカヤさんの写真好きだし白赤青のあの衝撃は忘れませんし、できればこれ複製くださいって常にお願いして断られまくってますし。まあ理由を素直に告白するとこのモデルの人に昨日会いました」
「え。うっそ。どこで」
「最寄り駅前地下鉄入口の階段で何があったか知らんけど階段に向かって転げ落ちそうになってたのをとっさに助けちまってまさかの人命救助」
「うははは何だそりゃ! っはー、それがトキだったって、だめ、お腹痛い……!」
声をひそめることなくカヤさんは笑う。事務所に居た他のメンバーが何事かと、少し視線をよこしてきた気配はしたが、基本おれとカヤさんには触れぬ知らぬ存ぜぬという決まりがあるらしく、注意する者も、声をかけてきて会話に混じる者もいない。
そしてあのカルナバルの人は、トキという名前らしい。
何年か前に見て、その色に圧倒され、時々せがんで見せてもらっている写真は、今日も目に痛く赤く鮮烈な色のまま、おれの手に渡された。
カヤさんが息をすると、甘いミントの匂いが漂う。
おれは煙草と珈琲中毒だけれど、カヤさんはミントタブレット中毒だ。
「シナ、とんだ王子様じゃないの」
「王子様っていうか、なんつーか、あー……まあ、ガラスの靴ならぬお家の鍵は拾いましたけどね」
じゃらり。尻ポケットに入れっぱなしだった他人の家の鍵がついたキーホルダーを掲げて見せると、またカヤさんが腹を抱えて笑う。甘いミントが珈琲の匂いを打ち消す。
鍵以外は良くわからない女子高生が好きそうな原色のケーキのストラップだとか、アイスクリームのストラップだとか、毛玉みたいなよくわらかないストラップだとか、アニメキャラっぽいストラップだとか、とにかく訳のわからないものがじゃらじゃらとついていた。
ホントにあのお兄さんの落し物かと疑ったが階段を上がって来た時はこんなもの無かったし、多分、彼のものだ。
そういえば不思議な色のTシャツに派手なドットのパーカーを羽織っていた。色彩感覚がちょっと面白い人なのかもしれない。
カヤさんの知り合いとなれば、変じゃない人を見つける方が大変だろう。
とっさに追いかけてみたものの、やたら逃げ足の速いお兄さんに追いつくことはできず、まあ、良い大人だし家の鍵くらいなんとかするだろうと結論付けてそのまま引き返した。
財布ならまだしも、鍵を警察に預けたところで警官のおっさんも困るだろう。見間違い人間違いでないのなら、カヤさんに預けた方が確実に本人に届くと思った。のは言い訳で、おれはあの人にもう一回会うことを諦めていなかった。
手の中の、引きのばされた写真を見る。
カヤさんの言った通り、色彩加工マニアだったおれは、この写真を見て世界が一回崩れた。アートなんて小手先で作るものだと思っていたおれはアホだ。色は乗せて引き出してなんぼだと思っていた。アホだ。
カヤさんの写真は、未加工だった。きちんと作品にするものはそれなりに手を入れるが、これは未発表だ。そんな必要はない。
赤い液体に濡れた半裸の男性の写真だった。
それが血なのか、何なのかの説明はない。ただ赤い。それも、目に痛い程に。
こちらを見ていない、写真の男性の瞳の色まで赤く錯覚しそうな程だった。
そこには原色があった。
おれの知らない色があった。
それは最初に見た時程の鮮烈さはないが、やはり、今でも目に痛い。
脳みそが直接色を認識しているような錯覚。眩暈。ああ、これ、やばい、やっぱりすごい、とんでもない。カヤさんはとんでもない。そしてこの赤い写真の男性も、きっと、たぶん、とんでもない。
写真の下の空白には、カヤさんの読み辛い字で、カルバナル(謝肉祭)とサインがある。
その下には小さく、『08.11/toki』の字があった。とっさに名前を思い出せなかったが、確かにこの字を見た記憶がある。
「……鍵、お返ししたいんスけど。このトキさんとらやに、連絡ってつきます?」
じゃらじゃらと鍵をもてあそびつつ、視線は写真の赤に魅入られたまま、カヤさんに声を掛ける。
いつも通りのだらりとした『常に眠そうで覇気がない』声を心がけた筈なのに、カヤさんにはおれの興奮がばれていた。伊達に三年、上司をしていない。
「興味あるなら構わないけど、私はあんまりおススメしないなぁ。トキ、しぬほど面倒くさいよ。特に出会いが運命系だしちょっとよくないかなーって思うし、鍵返すだけなら私が代行してもいいんだけど、アンタがそういう風に自分から動こうと思うなんて珍しいからやっぱ、会いたいんだ?」
「まあ、そうっすね、憧れの写真のモデルの人だし。そら、じっくりいろいろ観察してみたいし」
「撮りたい?」
「あー……どうだろう。そうかもしれない」
「へぇ。珍しい。シナ、人物あんまり撮らないもんね。奇麗じゃないって言って。そうだね、トキの友人としては、あんまりおススメしがたいけど、シナの上司としては刺激になるなら会って口説いて撮っておいでと言いたいね。トキは、多分同じカテゴリの人間以外にはしぬほど面倒だろうけど、刺激っていう意味なら適役だから」
仕事の話になると少しだけ耳が痛い。その手の話は最近おれの周りに渦巻いていて、今日も午後から所長に呼び出しをくらっている。多分、いい加減何かしら形に残るものを作れだとか、いつまでもアシスタントでいいのかとか、せめて応募して実力を試せとか、そういう道徳的なお説教とお導きの話だろう。
アシスタントは楽しいが写真も撮りたい。何か、作りたい。でもその何かが分からずに、ぼんやりと迷走している。
赤色の男に会えば何か沸き上がるものがあったりするんだろうか、という他人任せな期待は多少なりともあった。
「ああ、そういえばトキ、ゲイだけど平気?」
思い出したようにさらりと告げるカヤさんに、思わず顔を上げる。
「カヤさんのモデルさんならそうでしょ。それはもう、察してますし。え、節操無いタイプ?」
「いやなんだかんだ言って運命の王子様を待ってるタイプだから、早々簡単になびかないし、多分シナはトキのタイプじゃない。でもあの子、ちょっと、うーん。人生屑すぎて優しい人間に弱い傾向あるから、シナはなぁ……なんだかんだいって、アンタ他人に優しいからなぁ」
「……優しいっすかね。興味無さそうとか、どうでもよさそうとか言われますけどね」
「優しいよ。世界人類に暴言吐きまくって自分を維持してる人間だっている世の中で、シナは少なくともそういう事をしない。まあ、そうじゃなくても普通に優しいとは思うけど。階段から落ちそうな人間いきなり引っ張り上げるって、なかなかできないよ王子様」
「はぁ。そうっすかね。おれ王子様っつーか、従者Aみたいな顔っすけどね」
トキという男は、黒猫の様な奇麗な顔をしていたけれど。
男くさいわけでもなく、一瞬で可愛らしいと女子が群がるタイプのイケメンでもなかったが、良くみれば鼻筋もしっかりと通り、アーモンド形の目も奇麗な二重で印象深かった。
茶髪にしてしまえばそこらへんに溢れてそうな軽薄な男になり下がりそうなのに、重い黒髪がそれを許していない。インドアな印象が強くなる。
何より顎の形が奇麗だ、と、手元の写真を眺めて思い出す。
「……一応ダメもとで聞きますけど、この写真貰えません?」
「だめ。勝手に配布しないこと、ってトキとお約束しているので、トキに頼んでちょうだい。もしくは、自分でトキを撮んなさい。撮影許可でるかどうか、わっかんないけどね。まあ、金でも無けりゃ、身売りしてくれるんじゃないの?」
わぁ、いやらしー響き、と茶化しながら。
やっぱり奇麗で頭が痛くなるような赤に打ちのめされて、珈琲の匂いとミントタブレットの匂いにくらくらして、煙草が吸いたくなった。
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