転 神 ~ 人類の系譜・日本神話 編 ~

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第 拾弐 話 鬼神の末裔たち

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 天津神の知らない所で今もいき続ける鬼の末裔、彼等もまた今のこの世を憂い、小さく行動を起していた。しかし、それらの者達は人に禍をもたらすのではなく、今を生きる人々を護ろうとする存在だった。それらの者達は天津神等に受けた仕打ちを恨む事も無く・・・。

~ 京都府京都市伏見区桃山にあるどこかの神社の境内 ~

「アンちゃん、遊びに来てやったぜぇ」
「おにいちゃぁ~~~ん、今日も遊びに来たよ」
「あそぼぉ~~~」
 冬の午後の昼下がり、今日は珍しくとても暖かく穏やかな気候だった。境内を掃除している二十代前半くらいの青年の周りに小学生男女数名が駆け寄ってきてその様な言葉を掛けていた。
「みなさま・・・、今は昼間でも危ないですからお外ではお遊びしてはいけませんと申したではないですか。あったタタタあたったたぁ、やめてください、髪をお引っ張りにならないで」
 優顔を見せる青年は箒を動かしながら子供達にその様な言葉を返していた。一人の少年に腰より下まで伸び、束ねてある長髪を引っ張られた、その彼の名は卜部賢治(うらべ・けんじ)、ここ宇羅靖うらやす神社と呼ばれる一体何が祀られているかも記録にない神社で神主をしていた。彼以外には同棲している巫女職の神奈愛美(かんな・あいみ)だけで、彼女は買い物で現在、留守にしている。
「おにいちゃぁ~~~ン、そんなこと言わないで今日もお話聞かせてよぉ~~~」
「そうだ、そううだぁ~~~、今日も面白い昔話聞かせろぉーーーッ!」
「ケン兄さん、御話ししてよぉ~~~」
 子供たちは彼が着ている上着の袖や袴のひだの部分を引っ張ってお願いをしていた。
「もォ~~~、しょうがないですね、皆さんは。ここのお掃除が終わりましたらお聞かせしてあげますよ。それまで自由にしていてください。・・・、そういえば名取さんは」
「ナッちゃん?まだ来てないの?私達見てないけどォ~~~」
「そぉだーーーッ、だったら僕たちもお掃除手伝うよ。みんないいだろう?」
「アッタリまえぇ~~~、さっさと、ケンケンの手伝いして終わらせちゃおう」
 その子供達が賢治の手伝いをしようと動き出そうとしたとき、彼は常人には察知できない只ならぬ気配を感じ取った。
「皆さん、私の後ろに集まってください、直ぐですよ」
 賢治がそう言葉にするとみんな一斉に駄々を捏ねる事もなく従っていた。彼は子供たちに本当に好かれているようだった。青年の表情が優しい顔から、何が起こるのか、予期してか真剣なものへと移って行く。
「気配を消して来た積りなのですがね・・・、流石は」
「どちら様です?そのような怪しき物を引き連れて、子供達が怯えてしまいます」
「フッ、ハッハッハ、普通なら子供でなくても怯えると思うがね、しかしキミはそうでないようだ。・・・・・・、オンニン、おに、鬼神といった方が宜しいのでしょうか?」
「なっ、何故それをあなた様が・・・、それより早く、神聖なこの場から立ち去っていただきたい」
 気の弱そうな子供だけを何人か抱き寄せ、優しい顔のまま賢治は魍魎を引き連れた男に声を投げかけていた。
「それはキミ次第だよ。我々の仲間になるならすぐにこの者達を退かせよう。どうするかね、卜部賢治殿?」
「お仲間とは一体・・・、貴方、名を名乗りなさいっ!」
「これは失礼、手順がおかしくなってしまいましたようで・・・、我の名は朱雀院―陰陽師の脇永聡と言うものです。師、安倍の陽久様の命により、キミを迎え入れにきたわけです」
 脇永聡(わきなが・さとし)と言う男は被っていた帽子を脱ぎ言葉の最後に頭を下げていた。
「アベ・・・、アキヒサ・・・、陰陽師、安倍陽久。それでは貴方様は蜘蛛の一族の・・・」
「そうです。今この国に再び、天津と国津の者が降り立ってきた。奴等を倒し、我々の封印されたとらえられた仲間たちを助け出そうではないか?」
「スミマセン、私には戦う気などありません。今こうして小さな平和の中に人の子でもこの様に楽しく一緒に暮らせるなら」
 左右にいた男女の子らの頭を優しく撫でながら、柔和の笑みのまま賢治は聡に言葉を返す。彼の笑みを見ている所為なのか子供たちは脅えを取り払っていた。
「キミは捕らえられた仲間たちを蔑ろにするという積りか?」
「その様なことはありません。ですが奈落に堕とされた者達は神霊の戦いに敗れた者達。その場所に閉じ込められ、その中で生きる事を強いられたとしても彼等は消して天津に対して恨む事はないでしょう。それが鬼族の理・・・、それに国津様たちは問題外です。あの方たちは私達にとてもお優しかった」
「そうか・・・、キミは我々には力を貸してくれないというのか」
「申し訳御座いません、私がそうすることはありません」
「それではこの子供の命を奪われてもか?」
 陰陽師、聡は左頬口元を軽く吊り上げる。含み笑いを浮かべながら腕を上げると彼の意を理解する魍魎の一体が何かを口に銜え、彼と賢治の中間あたりに姿を見せた。
「なっ、名取さん・・・、どうして・・・・・・、卑怯ですよ。その様な事をして恥ずかしくないのですか」
 賢治と聡の間に割って入るよう飛び出してきた物の怪のが口に銜えていたのはいつも、イの一番にこの神社に遊びに来る女の子だった。その彼女が今、気絶した状態で捉えられていたのだ。
「卑怯ですか・・・、交渉と言うものはですね、己に有利になる様な材料をそろえて初めて成功を収めるものなのですよ。さあ、キミなら直ぐに答えを出す事が出来るでしょう。・・・、それとも聞かずして解かる様なものですかな」
 悪意に満ちない澄ました表情で聡は賢治にそう口を動かしていた。
 賢治が何かの答えを声に出そうとした時、別の所から声が聞えてくる。
「おい、それ以上何も口にするな賢治!こんな奴等、俺が秒殺してやるさ。いや、瞬殺だっ」
 一人の男が持っていた幾つかの買い物袋と酒一升瓶を上空高くに放り投げると目にも止まらない速さで動き、少女を捕らえている物の怪の首元に肘鉄を食らわし、銜えていた者を放させ、落としそうになった瞬間、彼女をさらい、脇に抱えるとその場を蹴って天に浮かんでいる酒瓶だけを取って賢治の前に降り立つ。
「酷いですよ、こぉーーーじさぁ~~~ん。私のお買いものぶくろぉーーーッ」
 不満たっぷりの顔を作った女の子が地面に落ちる寸前にそれら全部を見事に受け止め、男二人の前に到着する。矢張り彼女の動きも尋常ではなかった。
「アッ、サカドのおじちゃんだぁ~~~、助けに来てくれたのぉ」
「愛美お姉様、今日はです」
「誰がおじちゃんだ!俺はまだ二十四だぞ!」
「愛美さん、それに紘治さんも」
「我を無視して、勝手にお話を進めないで戴きたいですね。交渉材料は一つ取られてしまいましたが・・・、今、我はこのお社の周りをこれらで埋め尽くしているのですよ。その者達が一斉に掛かれば以下に君達が強かろうと一人くらいの子供なら仕留める事が出来るでしょう」
 その陰陽師が右手で顎をさすりながら言葉を言い切ると周りの木々がざわめき始める。
「チッ、まだ居るのかよ。あらかた片付けたつもりだったんだが。言っとけど、俺はこいつと違って甘くもないし容赦しないぜ。ガキの一匹や二匹怪我しようが死のうが知ったこっちゃねぇよ」
 酒門紘治(さかど・こうじ)、この近辺で一人酒屋を経営する若者は悪戯に業とらしくにやけた顔を作りながら聡にそう言い放っていた。
「だっ、駄目です。およし、してください、紘治さん。若し、子供たちに何かありましたら私がお許し、しませんからね」
「ったくぅ。賢治、甘っちょろいこと言ってんじゃないぜ!少しはチカラ見せ付けて、下手な小細工なんかさせないようにすればいいだろうがッ」
「もう、紘治さんったら少し手荒ですよ。賢治さんのお気持ちを考えてあげてください!」
「うっせえよ、三十路前処女。俺の意見に口出しスンナ!」
「どぅわぁれがぁ~~~、みそじまえのあれですっとぅえぇぇーーーッ、私はまだ二十一よっ!あんた殺すわよ」
 紘治の振った言葉で愛美の口調が突然、怖いくらいに変化していた。
「鯖読んだ年齢口にしてんじゃねよ、年増。俺より多く歳食ってるくせに」
「紘治、アンタとたった一歳しか変わらないでしょ!」
「バッかじゃねえぇ~~~の?何自分で歳ばらしてんだよ」
 紘治の言葉に愛美は子供たちに見えないように鬼の様な表情を作り、拳を震わせていた。
「アッ、愛美さん、紘治さんも私達がお争いして何になるのですか?相手が違いますよ」
「・・・、鬼の漫才など面白くありません。その辺でお開きにしていただきたいですね。早くお答えをお聞かせしていただかないと我も色々と都合がありまして」
「答えだ?決まってんだろ、そんなこったァーーーッ」
 紘治は鬼の様な速さで聡に攻撃を仕掛けていた。陰陽師はそこを動かずして、彼のそれから身を護るために指を鳴らし魍魎たちを呼び寄せ、壁を作った。それと同時に数十体の物の怪が賢治やその周りに居る子供たちに襲い掛かろうとしていた。
「賢治さんはそのままにしていてください。子供たちも貴方も私が護ってあげますから・・・、ウン・マリ・カラ・サラ・ウバァークン・デレン・ガァロソ」
 彼女は印を組み、何かを声にする。その口から出る言葉はどこの国々のそれ等とも似ていなかった。まったく聞いた事もないような言葉だった。そして、彼女は言葉が終わると地面に片方の掌を打ちつけた。すると周り一帯から青光りの様なものが天に向かっていく筋も伸びてゆく。
 光の流れは絶え間なく続き、途絶える事がなかった。その光を受けた瘴気に取り憑かれしモノは刹那にして浄化されて逝く。
 愛美が放った光の間を縫ってくる物はすべて彼女の手によって取り祓われていた。
「お姉ちゃんすごぉ~~~いっ!綺麗で料理上手なだけじゃないんだね」
「アハハハッ、ケンケンそんなんだとアイアイ尻に敷かれちゃうぜ」
 子供たちの言葉に賢治は笑顔のままで何も口にはしなかった。だが心の中では苦笑している。
 その頃、聡に挑んでいた紘治はと言うと、陰陽師に群がる魑魅を総て焼き祓い、その者と差しの勝負になっていた。しかし、その決着も今つこうとしていた。
「地獄に落ちて俺達の同胞に詫び入れえきやがれっ!」
「クッ、鬼神たちの力は侮りがたし・・・、この様なところで我の命を落とす訳にはいきません。退かせて頂く」
「逃がすかぁーーーッ!」
「紘治さん、それ以上はお止めください。無益な殺生はしてはなりません」
「ナニ言ってやがんだ、賢治ッ!コイツをここでしとめておけば、人様のためになんだろう。全然無益なんかじゃねえよッ!」
「それでもだめです。これは私、卜部賢治としてのお願いではなく、温羅王うらとしての命令です」
「チッ、俺達の王の言葉なら聞かなきゃしゃァ~~~ないな。後が怖いし・・・」
「脇永聡さんとお言いになりましたね。安倍陽久様にお伝えください。私達一族はどちら様とも力をあわせる気はありません、と。それでも私達の力を利用しますと申すならば私自ら貴方達を狩ります、と。さあ、お早く戻ってその事をお伝えください」
 陽久の弟子は紘治によって折られた腕を支えながら憎らしげな表情を浮かべ渋々と退散して行くのだった。
「紘治さん、愛美さん、お助けいただき有難う御座います」
「賢治、お前が力遣えばもっと楽に片付いたんだぜ、まったくよぉ~~~」
「紘治さん、そんな事を言っては駄目です。賢治さんはとてもお優しい方なのですからそうそう一族の力を使うはずがないでしょう」
「皆さん無事でよかったです。ですがせっかくお掃除をいたしましたのに・・・・・・・・・、ハァ~~~~~~~~~~~~ッ」
 周囲の風景を見て賢治は途轍もなく重い溜息を吐いていた。
「ケンにいちゃんそんな顔しないで。僕達頑張ってお掃除手伝うから、ねっ?」
「ガキに慰めてもらってんじゃねぇよ、このアホたれ」
「痛いですよォ~~~、殴る事ないじゃないですか?紘治さん」
 そんな事を言う鬼神の王に酒屋の主は鼻で溜息を吐いて、彼から箒を分捕り、掃除を始めたのだった。
「私はお部屋の中に戻らせていただきます。買ってきたものを仕舞わないといけませんので」
「愛美お姉ちゃん、また何か作ってよォ~~~」
「アァア、僕も何か食べたいなぁ」
「ウフフフッ、それじゃ皆さんがお掃除を終えた頃にお出しできるように準備しておきますね」
 そう言って彼女は異常なくらい多い荷物を軽々と笑みを作ったまま持ち去ってゆく。
 紘治は盛大に散らかってしまった境内を掃除しながら賢治に話しかけていた。
「なあ、温羅王?俺達本当にどことも連るむ気ないのか・・・、俺色々調べたんだけど国津の連中今回も多種族間共存を望んでいるみたいだぜ。天津の方はまだ少しばかり思想が不鮮明だ。若し、国津側に付き従って天津の連中を遣っ付けてやれば同胞を結界内に閉じ込め生活させるんじゃなくて陽の下に出せるかもしれない。・・・、それにもしかすると奈落に堕とされちまった連中の子孫だって救ってもらえるかも・・・」
「酒顛の話も考え方も理解できます。でも・・・、やっぱり私達一族は争いに加わってはいけないです。私達一族は国津様や、天津様たちと違いまして破壊の力しか持ち合わせていませんから、戦えば余計な禍と、多くの瘴気を生んでしまうだけです。ですが、このたびはどちらが勝利を収めましても奈落の底へ封印されてしまった者達の解放の事は交渉してみる積りです」
「そうか・・・、わかったぜ、王がそう言葉にするなら、俺は従うまでだ。それとここら辺一帯の守護は俺様とその配下の者に任せろ。目の届く範囲の人たちは可能な限り護ってやるから」
「『可能な限り』ではなく絶対そうしてください」
「バカ言ってんじゃない、無理な注文するナッ!そうさせたいんだったら少しはお前も動けよ」
「もう、紘治さんは私がここの敷地ないから一歩も出てはいけませんと言う掟を知っていてその様な事を言うのですから」
「だったら、オマエも少しは俺に掛かる負担の事を考えやがれ!」
「ウラベッち、お掃除終わったですよぉ~~~、道具のお片づけも終わりました。御伽噺をみんなに聞かせてくださいませ」
「ハイ、皆様有難う御座いました。外ではなんですのでお社の中へ入ってお話しをいたしましょうか。・・・、それでは参りましょう」
「オイッガキ共!コイツは今から俺様と酒を飲み交わすんだ。さっさと帰ってカカンの乳吸って寝ちまいな」
「コウコウはアイアイの胸でも触ってぶっ飛ばされちまいなっ!ニヒヒヒヒヒッ」
「おっ、おっかねぇこと言ってんじゃねぞ。ぶっ殺すぞ、ガキぃーーーッ!」
「紘治さん、子供の挑発になどにいきりを立てないでください。それにお酒を飲み交わすのなら皆様にお話しをしながらでも出来ます」
「はい、はい、そうですか」
 紘治は気の抜けたような言葉を返すと酒瓶を担いで賢治の住いがある方へと足を向けていた。
 今まで京都近辺におけるあやかしの事件は総て、卜部賢治と呼ばれる青年の不可思議な力とその友、酒門紘治とその仲間達、それと賢治の所の居候で巫女をやっている神奈愛美によって護られてきたのだった。
 これからも鬼神と呼ばれる一族は天津にも国津にも蜘蛛族にも他の種族とも共闘せずにただ傍観する積りなのだろうか?
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