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突然ね

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「はぁ、暇だわ」

皆さん、お初にお目にかかります。
この国の第二皇女、シエリル・アルカ・フェイール 19歳です。
今は、読書をしていました。なんていう事はなく、部屋の中でゴロゴロしています。
 
コン コン コン 

「はい、どうぞ?」

「失礼いたします、シエリル様に陛下より伝言がざいます。」
「お父様から?何かしら?」
「『一週間後にお前会わせたい者がいるから、忘れないように』との事です。」
「今じゃ無いのね」


お父様が会わせたい人って誰だろ?



「分かったわ。他になにか聞いているかしら?」
「後で、部屋にくるようにと伺いました。」
「ありがとう、下がっていいわ」
「はい、失礼します」




この口調疲れるんだよね~。あ、こっちが素ですよ!
今の侍女は、古くから王家に仕えるスターリア家の次女で私の専属侍女のミリアーノ
ちなみに、長女のメリアは、私の姉で第一皇女のアイネット姉様に仕えていて、
彼女らの母  イリミールは王宮侍女の頭である。
 



おっと、話がずれたわ。
お父様は、いったい何の話なのかしら?

……まさか、縁談の話!?
そのは、やばい!  とっても、やばい!なのです。

……だって、私には好きな人がいるんだ
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