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海王の秘宝編
2話 海王祭への準備
しおりを挟むゴリ「ふぁ~ おはよう~、ってまだ寝てるのか...起こすか!」
ヤマト「ん~?むにゃむにゃ」
ダニー「ガー!ガー!ガー!...」
ゴリ「(耳元で)起きろーーー!!!」
ヤマト「ギャーー!!!耳ガーー!!!」
ダニー「うるさいよヤマト...」
ゴリ「全員起きたな?」
ヤマト,ダニー「うん...」
ゴリ「よし!じゃあドルドルで色々買って行こうか!」
ヤマト「何買うの?」
ダニー「俺たちそんなに金ないよ?」
ゴリ「俺が出すから問題ない!海王祭の準備のために行くからな!それじゃあ行こう!」
そしてドルドルの商店街にて
ゴリ「おっちゃん呼吸玉1時間のやつ九個くれ!」
売店のおっちゃん「あいよ!27,000Gだ!」
ヤマト「に..27,000Gって俺たちの全財産の9倍じゃねぇか!」
ダニー「高すぎー!!」
ゴリ「ほいよ27,000Gだ」
売店のおっちゃん「あんがとよ!また来てな!」
ヤマト「(やっぱ金いっぱいあるんだな...すげぇな)」
ダニー「次は何買うの?」
ゴリ「いやもう準備は終わったぞ?」
ヤマト「そうなの!?」
ゴリ「とりあえず会場のドルドルビーチに行くぞ!」
ヤマト,ダニー「はーい!」
ドルドルビーチにて
ゴリ「まだ開始時刻の13時まで1時間あるのか...」
ヤマト「暇だなぁ」
ダニー「そうだなぁ」
ヤマト「ていうか、海王祭ってなんのお宝を取り合うの?」
ゴリ「あぁ説明するのを忘れていたな、そこの海の家で休憩しながら説明しよう。」
ヤマト,ダニー「オッケー!」
海の家にて
ゴリ「それで、海王祭についてなんだけど、そもそもトレジャーハンター達の祭りっていうのはお宝をみんなで奪い合うことなんだよ。だから、実力が高い人も低い人も来るんだ。(まあランキング上位にビビってほとんどのルーキーとかは来ないんだけどね...)そして、祭りの景品であるお宝は基本的には宝具であることが多いんだ。この海王祭の景品は、海王の秘宝ってみんなから呼ばれているお宝が景品だよ。僕でもどんな効果は持っているかはわからないんだけどね。」
ヤマト「宝具か~そういえば俺が持ってるこのウルフナイフも宝具だな。」
ダニー「確か、どんなに切っても刃こぼれしないんだっけ?」
ゴリ「それは手入れが要らなくて便利だね」
ヤマト「あぁだから金欠の俺たちにはうってつけの宝具なんだよ」
ダニー「そういえば、ゴリも宝具持ってるの?」
ゴリ「持ってるよ、この乱逆天の指輪さ」
ヤマト「乱逆天の指輪?」
ゴリ「この指輪はね、ちょっと異質な宝具なんだ。効果がね、自分に害があるスキルを全て無効化してくれるんだよ。例えば、ヤマトのスキルの雷は僕にとっては害に当たるから君の雷は効かないんだ」
ダニー「それめちゃくちゃ強くないですか?」
ゴリ「まぁね。さてそろそろ時間だから行くぞー!」
ヤマト,ダニー「はーい!」
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